【役満(ヤクマン)】とは(麻雀用語辞典)

【役満(ヤクマン)】『点数系の用語』
役満とは和了(ホーラ=上がり)の際に獲得できる点数のことです。役満は子の場合は32000点で親の場合は48000点と最高得点となっています。役満は全12種類あり(ローカル役除く)、その役を成立させると満貫の4倍となる最高得点が与えられます。
役満(ヤクマン)とは、役満の意味
- 役満は点数のこと
- 役満:子は32,000点、親は48,000点
- 役満は全12種類(ローカル役除く)のうち1つ成立させると与えられる点数
役満とは、アガりの手役に応じて獲得できる点数のことです。役満の点数は子の場合32,000点で、親の場合48,000点と役満と同等の最高得点です。
役満・数え役満(四倍満) | |
---|---|
子の場合 | 親の場合 |
32,000点 (親:16,000点 子:8,000点) | 48,000点 (子:16,000点オール) |
※( )内はツモでアガった場合の親/子の支払点数 |
役満とは満貫の4倍の点数
麻雀には満貫(マンガン)という点数の基準となる点数があります。満貫は子が8,000点、親が12,000点です。満貫までは、符計算を行い合計符と翻数で点数を算出しますが、満貫以上になると翻数だけで満貫を基準にして点数が決められます。満貫以上の点数は、跳満(ハネマン)、倍満(バイマン)、三倍満(サンバイマン)、役満(ヤクマン)[ 数え役満(カゾエヤクマン)、四倍満 ]、となります。これらの点数は満貫が基準となって、満貫点数の1.5倍、2倍、3倍、4倍の点数となっています。役満は12種の中で決められた役を成立させると満貫の4倍となる最高得点が与えられます。数え役満は和了時に役の複合で翻数が13翻以上になった場合、役満と同じ点数が与えられるルールです。
満貫についての詳しい説明は『満貫は高得点!その意味と満貫手を作るための有効な手法』をお読み下さい。
『 符(フ) 』
待ちの種類や刻子(コーツ)の種類などによって点数を計算する場合の単位。
『 翻(ハン、ファン) 』
役やドラなどの点数を数える場合の単位。リーチ1翻、ドラ2枚で2翻など。
役満の種類
以下全12種類(ローカル役除く)が役満として認められる役です。
成立する確率は一般役と比べるとはるかに難しい為、最高得点となっています。
国士無双(コクシムソウ) [ 役満 ]
四暗刻(スーアンコウ) [ 役満 ]
大三元(ダイサンゲン) [ 役満 ]
緑一色(リュウイーソー) [ 役満 ]
字一色(ツーイーソー) [ 役満 ]
大四喜(ダイスーシー) [ 役満 ]
小四喜(ショウスーシー) [ 役満 ]
清老頭(チンロウトウ) [ 役満 ]
四槓子(スーカンツ) [ 役満 ]
九蓮宝燈(チューレンポウトウ) [ 役満 ]
天和(テンホウ/テンホー) [ 役満 ]
地和(チーホウ/チーホー) [ 役満 ]
役をクリックするとそれぞれの役の詳細をご覧いただけます!
役満の複合
出現率はかなり低いですが、役満が2、3つと複合した際、ダブル役満や、トリプル役満が認められるルールもあります。
ダブル役満の詳細は『ダブル役満 全役紹介!』をお読み下さい。
トリプル役満の詳細は『トリプル役満、華麗なる役満の三重奏!』をお読み下さい。
役満のローカル役
役満と認められる役は全部で12種類ありますが、それ以外にもローカル役と呼ばれる一般的に採用されることは少ない非公式なローカル役が存在します。
ローカル役満の詳細は『幻の麻雀アガリ役・ローカル役満大特集』をお読み下さい。
満貫以上の点数
役満とされる役が成立しなくても一般役の複合で、役満と同等の点数がもらえる数え役満(4倍満)というルールがあります。
数え役満は翻数が13翻以上になった場合に成立し、子32000点・親48000点が与えられます。
親 アガり の場合 | ||||
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5ハン 満貫 | 6,7ハン 跳満 | 8,9,10ハン 倍満 | 11,12ハン 3倍満 | 13ハン 4倍満 数え役満 |
12,000 子(4,000) | 18,000 子(6,000) | 24,000 子(8,000) | 36,000 子(12,000) | 48,000 子(16,000) |
満貫 (基準) | 跳満貫 (満貫の1.5倍) | 倍満貫 (満貫の2倍) | 3倍満貫 (満貫の3倍) | 4倍満貫 (満貫の4倍) |
※( )内はツモの場合の各自負担点数
子 アガり の場合 | ||||
---|---|---|---|---|
5ハン 満貫 | 6,7ハン 跳満 | 8,9,10ハン 倍満 | 11,12ハン 3倍満 | 13ハン 4倍満 数え役満 |
8,000 子(2,000) 親(4,000) | 12,000 子(3,000) 親(6,000) | 16,000 子(4,000) 親(8,000) | 24,000 子(6,000) 親(12,000) | 32,000 子(8,000) 親(16,000) |
満貫 (基準) | 跳満貫 (満貫の1.5倍) | 倍満貫 (満貫の2倍) | 3倍満貫 (満貫の3倍) | 4倍満貫 (満貫の4倍) |
※( )内はツモの場合の各自負担点数
4倍満貫や数え役満を認めない場合は13翻以上でも三倍満として点数計算されます。
麻雀の点数についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい
点数表の覚え方の詳細『麻雀点数表(得点表)の覚え方 ~5つの流れで暗記する!~』
点数計算の詳細『麻雀の点数で抑えるべき3つの要素とそのすべて』
符計算の詳細『麻雀の符計算を知り尽くせ!覚えるコツから早見表まで網羅』
なぜ満貫の点数が用意されたのか
通常点数は基本点となる符と翻数によって算出されます。この符と翻数による点数計算を正確に行うとアガり手によっては数十万点という大きな点数にまでなることがあります。このような点数ではゲームがやりにくくなるので、上限点数を設けてコントロールするために満貫や跳満などの点数が用意されました。
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