満貫は高得点!意味と満貫手を作る有効な手法
- 満貫(マンガン)とは、満貫の意味を知る
- 満貫手を作ってハイスコア獲得する!
- リーチやドラを絡めて満貫確定を狙う
- 比較的作り易い役+サンショク
- 役牌の字牌とドラを絡めて満貫確定を狙う
- ホンイツを絡めて満貫確定を狙う
- 1つの役で満貫を狙う!
- 役と翻数
- 3翻70符 4翻40符 で満貫達成を目指せ
- インスタント満貫で高得点&高速アガり!
- 流し満貫とは?
- まとめ
満貫(マンガン)とは、麻雀でアガった場合に獲得できる点数のことを示しています。満貫は子の場合は8,000点で親の場合は12,000点と高得点となっています。
満貫は初心者では頻繁に出せる点数ではないので、狙わずしてはさらに出現しなくなるでしょう。満貫を獲得できる手役の作り方を意識することで、しっかり満貫を獲得できるチャンスをものにしましょう!
満貫(マンガン)とは、満貫の意味を知る
- 満貫(マンガン)は点数のこと
- 満貫:子=8,000点、親=12,000点
- 満貫は5翻以上の点数基準
満貫(マンガン)とは
満貫(マンガン)とは、和了(ホーラ=アガり)時に手役(和了形、アガり形)に応じて獲得できる点数のことです。満貫は子の場合に8,000点となり、親の場合は12,000点になります。
決められたルールに従って揃えた 手牌 を ツモ か ロン を宣言して全員に見せること=和り(アガり)
満貫(マンガン) | |
---|---|
子の場合 | 親の場合 |
8,000点 (親:4,000点 子:2,000点) | 12,000点 (子:4,000点オール) |
※( )内はツモでアガった場合の親/子の支払点数 |
現在は役満(ヤクマン:役満貫)が麻雀の最高得点ですが、以前は満貫が最高得点であり、点数の上限を決めるために用意された点数でした。ところが、古典麻雀からリーチ麻雀へ変遷する流れで、満貫が最高得点ではなくなり現在の点数となりました。
5翻以上で満貫確定
5翻以上は 満貫確定なので符計算が必要なくなります。以降は翻数に応じた点数が用意されています。満貫以上の点数として、跳満(ハネマン)、倍満(バイマン)、3倍満(サンバイマン)、役満(ヤクマン)[ 数え役満(カゾエヤクマン)、4倍満 ]、があります。これらの点数は満貫が基準となって、満貫点数の1.5倍、2倍、3倍、4倍の点数となっています。
待ちの種類や刻子(コーツ)の種類などによって点数を計算する場合の単位。
『 翻(ハン、ファン) 』
役やドラなどの点数を数える場合の単位。リーチ1翻、ドラ2枚で2翻など。
親 アガり の場合 | ||||
---|---|---|---|---|
5ハン 満貫 | 6,7ハン 跳満 | 8,9,10ハン 倍満 | 11,12ハン 3倍満 | 13ハン 数え役満 |
12,000 子(4,000) | 18,000 子(6,000) | 24,000 子(8,000) | 36,000 子(12,000) | 48,000 子(16,000) |
満貫 (基準) | 跳満貫 (満貫の1.5倍) | 倍満貫 (満貫の2倍) | 3倍満貫 (満貫の3倍) | 4倍満貫 (満貫の4倍) |
※( )内はツモの場合の各自負担点数
子 アガり の場合 | ||||
---|---|---|---|---|
5ハン 満貫 | 6,7ハン 跳満 | 8,9,10ハン 倍満 | 11,12ハン 3倍満 | 13ハン 数え役満 |
8,000 子(2,000) 親(4,000) | 12,000 子(3,000) 親(6,000) | 16,000 子(4,000) 親(8,000) | 24,000 子(6,000) 親(12,000) | 32,000 子(8,000) 親(16,000) |
満貫 (基準) | 跳満貫 (満貫の1.5倍) | 倍満貫 (満貫の2倍) | 3倍満貫 (満貫の3倍) | 4倍満貫 (満貫の4倍) |
※( )内はツモの場合の各自負担点数
満貫以下の点数
満貫以下の点数は符(フ)という基本点と翻数(ハンスウ)によって点数計算されます。満貫確定に達すると、以降は符による計算が必要なくなり、翻数に応じて、跳満、倍満、3倍満、数え役満となります。役満は決められたルールで手牌を揃えることで成立しますが、数え役満は翻数に応じて役満と同じ点数が付与されます。
なぜ満貫のような点数が用意されたのか
麻雀の点数は符と翻数によって点数計算されるのですが、アガり手に応じて正確に点数計算を行うと非常に大きな点数になってしまうので、満貫という点数の基準を設け、コントロールされた上限点数を意図的に設定しているのです。
満貫手を作ってハイスコア獲得する!
麻雀には平均打点といってアガったときの点数の平均点を算出する指標があります。この平均打点は低くて 3、4000点 ~ 高くて 6、7000点程度でしょう。高くても平均打点は子の満貫点数以下程度ということです。つまり満貫は和了点(ホーラ点=アガり時の点数)において高い部類の点数だと言えます。点数が高くなれば手役の条件も難しくなる傾向があり、出にくい手となります。
満貫手は自然に出る手というよりは意図的に狙って出す手だと言えるでしょう。満貫を確定させるには5翻必要になります。満貫を狙えそうな場合は、翻数を確認し、5翻以上で満貫確定を意識することが大切です!
次にどのような満貫手があるのかご紹介していきます!
リーチやドラを絡めて満貫確定を狙う
最も出現率の高い役であるリーチを絡め、さらに出現率の比較的高いタンヤオやピンフ、役牌を含め、最後にドラを活用して満貫の手を作ります。
リーチ、タンヤオ、ピンフ、ドラ2
リーチ、タンヤオ、ピンフは各1翻でドラ2枚で2翻となり合計5翻で満貫確定です。
ドラはとします。
リーチ、東、發、ドラ2
リーチ、東、發は各1翻でドラ2枚で2翻となり合計5翻で満貫確定です。
ドラは 、は自風牌とします。
リーチ、ツモ、タンヤオ、ドラ2
リーチ、ツモ、タンヤオは各1翻でドラ2枚で2翻となり合計5翻で満貫確定です。
ドラはとします。
これらの場合、比較的出やすいリーチ、タンヤオ、ピンフを活用して役を複合させていますが、一方でこれらの役は翻数が低い役でもあるので、ツモなどの偶然性の高い役やドラや裏ドラを含める必要があるでしょう。
各役について詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
- リーチ(立直) について一から学ぶ。即リーに勝機あり!【1翻役】
- 平和(ピンフ)初心者必修の基本役を徹底解説 !!【1翻役】
- タンヤオを活用して初心者脱出 上級者も使ってます!【1翻役】
- 麻雀におけるドラの役割とドラを活用した麻雀攻略法
- 役牌(ヤクハイ)|奥深い役牌の使い方と狙いドコロ【1翻役】
比較的作り易い役+サンショク
今度はドラの代わりに三色同順(サンショクドウジュン)を含めて満貫手を作ってみます。リーチ、タンヤオ、ピンフなどの比較的作り易い役とサンショクを絡めて作ります。サンショクは2翻あるので、ドラの替わりになります。
リーチ、タンヤオ、ピンフ、サンショク
リーチ、タンヤオ、ピンフは各1翻でサンショクドウジュンは2翻なので合計5翻で満貫確定です
リーチ、タンヤオ、イーペーコー、サンショク
リーチ、タンヤオ、イーペーコーは各1翻でサンショクドウジュンは2翻なので合計5翻で満貫確定です。(筒子5のカンチャン待ちなのでピンフは付きません。)
手として非常に綺麗で理想的な手ですが、サンショクはなかなか作ることが出来ない役なのであまり無理をして狙う類のものではないと思います。サンショクは出ればラッキーという程度で考えると良いでしょう。
各役について詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
役牌の字牌とドラを絡めて満貫確定を狙う
次は字牌とドラを絡めた手です。結構頻繁に字牌がドラの場合があると思います。そのような場合はその字牌で刻子(コーツ)を作成すれば同時にドラ3になります。字牌が役牌であれば鳴いてもアガれるのでスピードもあります。初心者の方でも狙いやすい満貫手となるでしょう。
東、發、ドラ3
東、發は各1翻でドラが3枚なので合計5翻となり満貫確定です。
ドラは 、は役牌とします。
東、發、ドラ3(鳴きでもOK)
東、發は各1翻でドラが3枚なので合計5翻となり満貫確定です。
ドラは 、は役牌とします。
ドラと役牌が絡む場合は鳴くことも多くあると思いますが、ドラの役牌で鳴くとドラ3が場に晒されることになるので、他家(ターチャ)に警戒されます。強い警戒感を与えることでロンの可能性が一気に低くなるので、1回鳴いたらテンパイ(=後1枚でアガりが成立する状態)となる状態であるのが望ましいでしょう。また、ツモアガりを狙えるような複数のアガり牌がある多面待ちのテンパイを作ることを意識しましょう。
ホンイツを絡めて満貫確定を狙う
初心者の方にとって混一色(ホンイツ=字牌とマンズ、ピンズ、ソーズの何れか1種類の数牌で作る)はあまり馴染みのない役かもしれませんが、実は非常に大切で利用すべき、利用しなければならない役なのです。ホンイツはメンゼンで3翻あり、鳴いても2翻なので、高い点数を狙える役です。字牌を使用するので役牌と複合しやすく、また、鳴いても成立するので、役牌やドラなどを絡めれば残りの3翻を作って5翻作ることが出来ます。
リーチ、ホンイツ、中
リーチと中は1翻でホンイツがメンゼンで3翻なので合計5翻となり満貫確定です。
一気通貫、ホンイツ
一気通貫は2翻でホンイツがメンゼンで3翻なので合計5翻となり満貫確定です。
ホンイツ、中、東、ドラ1(鳴き)
中、東は各1翻でホンイツは鳴きがあると食い下がりで2翻、ドラが1枚なので1翻なので合計5翻となり満貫確定です。
ドラは 、は役牌とします。
小三元、ホンイツ
小三元は4翻、ホンイツが鳴きで2翻なので合計6翻となり満貫以上の跳満になります。
1つの役で満貫を狙う!
役満以外の一般役で一番点数の高い翻数の役が清一色(チンイツ)です。メンゼン(=鳴きなし自力)で6翻あり、鳴いても5翻あるので満貫は確定されます。非常に難易度の高い役ですが、一気通貫やホンイツ狙いからチンイツへレベルアップさせることができるかもしれませんので、覚えておきましょう。
清一色
清一色(チンイツ)は門前で6翻あり、鳴いても食い下がりで5翻なので1つの役で満貫確定です。
役と翻数
翻数がカウントされる役は1翻~6翻までの役あります。
1翻役 11種 | 【立直(リーチ)】 | [メンゼン役]-[1翻] |
【一発(イッパツ)】 | [メンゼン役]-[1翻] | |
【門前清自模和(メンゼンツモ)】 | [メンゼン役]-[1翻] | |
【断幺九(タンヤオ)】 | [食い制限なし]-[1翻] | |
【平和(ピンフ)】 | [メンゼン役]-[1翻] | |
【一盃口(イーペーコー)】 | [メンゼン役]-[1翻] | |
【役牌(ヤクハイ)】 | [食い制限なし]-[1翻] | |
【海底模月(ハイテイ)】 | [食い制限なし]-[1翻] | |
【河底撈魚(ホウテイ)】 | [食い制限なし]-[1翻] | |
【嶺上開花(リンシャンカイホウ)】 | [食い制限なし]-[1翻] | |
【槍槓(チャンカン)】 | [食い制限なし]-[1翻] | |
2翻役 9種 | 【ダブルリーチ】 | [メンゼン役]-[2翻] |
【七対子(チートイツ)】 | [メンゼン役]-[2翻] | |
【三色同順(サンショクドウジュン)】 | [食い下がり]-[1翻] [メンゼン役]-[2翻] | |
【三色同刻(サンショクドーコー)】 | [食い制限なし]-[2翻] | |
【三暗刻(サンアンコー)】 | [食い制限なし]-[2翻] | |
【一気通貫(イッキツウカン)】 | [食い下がり]-[1翻] [メンゼン役]-[2翻] | |
【混全帯幺九(チャンタ)】 | [食い下がり]-[1翻] [メンゼン役]-[2翻] | |
【対々和(トイトイホー)】 | [食い制限なし]-[2翻] | |
【三槓子(サンカンツ)】 | [食い制限なし]-[2翻] | |
3翻役 3種 | 【純全帯公九(ジュンチャン)】 | [食い下がり]-[2翻] [メンゼン役]-[3翻] |
【混一色(ホンイーソー)】 (ホンイツとも言う) | [食い下がり]-[2翻] [メンゼン役]-[3翻] | |
【二盃口(リャンペーコー)】 | [メンゼン役]-[3翻] | |
4翻役 2種 | 【小三元(ショウサンゲン)】 | [食い制限なし]-[4翻] |
【混老頭(ホンロートー)】 | [食い制限なし]-[4翻] (実質4翻: トイトイの分で2翻+) | |
6翻役 1種 | 【清一色(チンイーソー)】 (チンイツとも言う) | [食い下がり]-[5翻] [メンゼン役]-[6翻] |
補足
『メンゼン とは、他家(ターチャ)の捨牌でポン、チー、明カン などによる 鳴き をせず、ツモ によって自力で手牌を揃えること。
『食い制限なし とは、他家(ターチャ) の 捨牌 で ポン、チー、明カン などして 鳴き をしても 役 が成立すること。』
『食い下がり1翻 とは、他家(ターチャ) の 捨牌 で ポン、チー、明カン などして 鳴く と1翻(イーファン)下がること。』
3翻70符 4翻40符 で満貫達成を目指せ
5翻以下でも満貫手を作れる
これまで満貫以上は符計算が必要なく5翻で満貫確定と説明してきましたが、実は5翻以下でも満貫が確定する場合があります。それが、3翻70符 と 4翻40符 です。3翻の場合は符が70以上あれば満貫確定です。4翻の場合は符が40符以上あれば満貫確定になります。
『点数表PDF』
3翻70符の例
メンゼンでロンアガりの場合とします。
發1翻とチャンタの2翻で合計3翻になります。
合計符は副底(フーテイ)20符+メンゼンロン10符+西暗刻(アンコ)8符+發暗刻(アンコ)8符+筒子9槓子(カンツ)32符で合計78符で繰り上がり80符になります。3翻の場合70符以上で満貫が確定します。
4翻40符の例
メンゼンでロンアガりの場合とします。
白1翻と發1翻とチャンタの2翻で合計4翻になります。
合計符は副底(フーテイ)20符+メンゼンロン10符+白暗刻(アンコ)8符+發暗刻(アンコ)8符で合計46符で繰り上がり50符になります。4翻の場合40符以上で満貫が確定します。
4翻以下の点数
※ ( )内の点数は ツモ で アガった 場合の子1人の支払い点数。
親 アガり の場合 | ||||
符\ハン | 1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン |
22-30符 | 1,500 子(500) | 2,900 子(1,000) | 5,800 子(2,000) | 11,600 子(3,900) |
32-40符 | 2,000 子(700) | 3,900 子(1,300) | 7,700 子(2,600) | 満貫 12,000 子(4,000) |
42-50符 | 2,400 子(800) | 4,800 子(1,600) | 9,600 子(3,200) | |
52-60符 | 2,900 子(1,000) | 5,800 子(2,000) | 11,600 子(3,900) | |
62-70符 | 3,400 子(1,200) | 6,800 子(2,300) | 満貫 12,000 子(4,000) | |
72-80符 | 3,900 子(1,300) | 7,700 子(2,600) | ||
82-90符 | 4,400 子(1,500) | 8,700 子(2,900) | ||
92-100符 | 4,800 子(1,600) | 9,600 子(3,200) | ||
102-110符 | 5,300 子(1,800) | 10,600 子(3,600) |
子 アガり の場合 | ||||
符\ハン | 1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン |
22-30符 | 1,000 子(300) 親(500) | 2,000 子(500) 親(1,000) | 3,900 子(1,000) 親(2,000) | 7,700 子(2,000) 親(3,900) |
32-40符 | 1,300 子(400) 親(700) | 2,600 子(700) 親(1,300) | 5,200 子(1,300) 親(2,600) | 満貫 8,000 子(2,000) 親(4,000) |
42-50符 | 1,600 子(400) 親(800) | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) | |
52-60符 | 2,000 子(500) 親(1,000) | 3,900 子(1,000) 親(2,000) | 7,700 子(2,000) 親(3,900) | |
62-70符 | 2,300 子(600) 親(1,200) | 4,500 子(1,200) 親(2,300) | 満貫 8,000 子(2,000) 親(4,000) | |
72-80符 | 2,600 子(700) 親(1,300) | 5,200 子(1,300) 親(2,600) | ||
82-90符 | 2,900 子(800) 親(1,500) | 5,800 子(1,500) 親(2,900) | ||
92-100符 | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) | ||
102-110符 | 3,600 子(900) 親(1,800) | 7,100 子(1,800) 親(3,600) |
3、4翻以下では符を付ける
3翻の場合でも符が30符であれば点数は満貫の半分程度になってしまいます。同じように4翻の場合でも符が20符であれば点数は半分になります。つまり、3翻や4翻の場合は符を付けることで満貫手を作り、大幅に点数をアップさせることが出来るのです!
符はどうやって加算する?
符は5つの要素の符を加算していくことで合計符を算出します。ここでは符を稼ぐためのコツをざっくり説明します。1番加符点が多いのはメンツの種類によるものです。刻子系でメンツを作れば符を稼ぐことが出来ます。
各メンツ の種類によって 加符点 が変わります。順子(シュンツ)は0符ですが、刻子(コーツ)や槓子(カンツ)は牌の種類や鳴きの有無によって2符から32符まで付与されます。
各面子の種類 | ||
---|---|---|
1 ~ 9 の数牌(シュウパイ) | ||
順子 (シュンツ) | 例 例 | 0符 |
2 ~ 8 の中張牌(チュンチャンパイ) | ||
明刻 (ミンコ) | 例 例 | 2符 |
暗刻 (アンコ) | 例 例 | 4符 |
明槓 (ミンカン) | 例 例 | 8符 |
暗槓 (アンカン) | 例 例 | 16符 |
1・9・字牌の幺九牌(ヤオチュウハイ) | ||
明刻 (ミンコ) | 例 例 | 4符 |
暗刻 (アンコ) | 例 例 | 8符 |
明槓 (ミンカン) | 例 例 | 16符 |
暗槓 (アンカン) | 例 例 | 32符 |
符の繰り上がり
符は1の位を繰り上げる計算をするので、22符の場合は30符として扱います。なので、メンゼンロンで30符の場合、アタマを役牌で作ったり、タンキ待ちにすれば2符加算され40符となります。
インスタント満貫で高得点&高速アガり!
インスタント満貫とは、簡単に素早く満貫を作る手という意味ですね。満貫手でも難しいものから簡単なものまであります。例えば、リーチ、タンヤオ、ピンフ、サンショクの5翻の満貫手はなかなか作るのが難しい手でしょう。インスタント満貫は、役牌、ホンイツ、ドラなどを絡めて作ります。ではインタント満貫を見てみましょう。
東、ドラ3 のインスタント満貫
字牌の東がドラで自分の風牌、鳴きなしのメンゼンでロンアガりの場合に成立します。役牌の東で1翻+ドラが3枚で3翻、合計4翻ですが、符が40符あるので満貫手になります。合計符は副底(フーテイ)20符+メンゼンロン10符+東の刻子(コーツ)8符で38符となり繰り上がりで40符です。
ホンイツを利用する
鳴きなしのメンゼンでロンアガりの場合に成立します。メンゼンのホンイツは3翻で、役牌の中は1翻で合計4翻となり、符は50符になるので満貫確定です。合計符は副底(フーテイ)20符+メンゼンロン10符+中の刻子(コーツ)8符+萬子9の明刻(ミンコ)4符で50符です。
流し満貫とは?
流し満貫とは
流し満貫は満貫役の1つです。流局時に自分の捨て牌がすべて么九牌(ヤオチューハイ=1・9・字牌)のみであり、他家(ターチャ=他のプレイヤー)に1度も自分の捨て牌を鳴かれていない場合に成立します。流局は荒牌流局(ホワンパイピンチュー、こうはいへいきょく)と言い、途中流局ではないものである必要があります。
流し満貫の点数
流し満貫の点数は満貫と同じです。和了時の扱いはツモ和了とします。
流し満貫(マンガン) | |
---|---|
子の場合 | 親の場合 |
8,000点 (親:4,000点 子:2,000点) | 12,000点 (子:4,000点) |
※( )内はツモでアガった場合の親/子の支払点数
和了形がない役
通常麻雀の和了形(ホーラ形=アガり形)は、4メンツ1ジャントウが基本であり、例外の形に七対子(チートイツ)と国士無双(コクシムソウ)の2種類があります。流し満貫はこのようなアガりの形がない特殊な役です。
流し満貫についての詳しい説明は『流し満貫、捨て牌で拾う起死回生の技!』をお読み下さい。
条件としては難しい
幺九牌(ヤオチューハイ)の数は13種類52枚であり、その中から17枚集める必要があるので条件としては難しいとされています。流し満貫の出現率を0.03%、国士無双(コクシムソウ)の出現率を0.043%とするデータがあり、役満と同じ難易度と考えられます。また、17枚から18枚の幺九牌を捨てるような配牌であれば、国士無双や混老頭(ホンロウトウ)、対々和(トイトイホー)などのチャンスをミスミス逃すようなことにも成りかねないので、最初から狙うような手ではありません!
(ちょっと面白いアスキーアート(文字絵)があったので描いてみました。)
大四喜+字一色のダブル役満なのでは??
「フー
この配牌ならダブル役満、、
で決まりだな」
天和 or 地和、大四喜(ダブル)、字一色、四暗刻単騎(ダブル)の6倍役満なのでは??
麻雀ゲームでの採用状況
流し満貫はローカル役なので、その場の取り決めで有効かそうでないか決めます。オンライン麻雀ゲームでも採用しているケースとそうでないケースがあります。
天鳳 | ○ 採用 | 流局扱い |
---|---|---|
新雀龍門 | ○ 採用 | 流局扱い |
MJ5 | ○ 採用 | アガり扱い |
Maru-Jan | ○ 採用 | アガり扱い |
ロン2 | × 不採用 | |
東風荘 | ○ 採用 | 流局扱い |
闘牌王 | ○ 採用 | アガり扱い |
麻雀格闘倶楽部 | ○ 採用 | 流局扱い |
日本プロ麻雀連盟 | 言及なし | |
日本プロ麻雀協会 | 言及なし |
まとめ
満貫は平均打点(全局中のアガり形点数の平均点)から考えると高い点数に入ります。満貫手は意識して狙う必要のある手で、自然と簡単に作れる手ではないでしょう。リーチやタンヤオなどの狙いやすい役とドラを絡めたり、ホンイツと役牌を複合させることで効率よく満貫手を作ってみましょう。4翻以下では、3翻70符と4牌40符以上で満貫が確定するので、符(フ)を高くすることで満貫を狙えます。符はヤオチューハイ(1・9・字牌)の刻子で面子を作ると大きく加算されることがあるので、覚えておいてください。また、符は1の位が繰り上がる計算をするので、30符に2符プラスされ32符であっても40符計算になるので、2符を獲得することで点数に大きな差が生じることがあり、2符を獲得するポイントも覚えると良いでしょう(ツモアガりやアガり牌が1枚のテンパイ、アタマが役牌の場合、それぞれ2符加算されます)。
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
満貫以上の時に放銃場合は、どの位払えばいいんでしょうか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>満貫以上の時に放銃場合は、どの位払えばいいんでしょうか?
親と子で違いがあります。
満貫以上は跳満、倍満、三倍満、役満の4種類でそれぞれ以下の支払いになります。
跳満:親に放縦18,000点 / 子に放縦12,000点
倍満:親に放縦24,000点 / 子に放縦16,000点
三倍満:親に放縦36,000点 / 子に放縦24,000点
役満:親に放縦48,000点 / 子に放縦32,000点
お役に立てますと幸いです。
今後とも麻雀豆腐をよろしくお願いいたします。
インスタント満貫の項目の9萬は出上がりで明刻で2符と書いてありますが、4符ではないのですか?
4飜なら40符も50符も満貫には変わりありませんが
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>インスタント満貫の項目の9萬は出上がりで明刻で2符と書いてありますが、4符ではないのですか?
4飜なら40符も50符も満貫には変わりありませんが
ユーザー様の仰る通り、九萬の明刻は4符となり合計の符は50符でした。
説明文に誤りがあり、大変申し訳ございません。
該当箇所を修正させていただきました。
ご指摘いただき誠にありがとうございます!
コンテンツに間違いないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
誤字報告です。
>今度はドラの変わりに三色同順(サンショクドウジュン)
→【代】わりに
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>誤字報告です。
申し訳ありません、該当箇所を修正致しました。
いつも誠にありがとうございます!m(__)m
コンテンツに間違いないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
ダブル役満ではないのでは?
配牌時点であれば、
天和or地和、大四喜、字一色、四暗刻単騎だと思います。
大四喜がダブルと考えると6役満だと思います。
(なんて言うかはわかりませんが笑)
仮に親なら96,000オール…
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
●該当箇所:(ちょっと面白いアスキーアート(文字絵)がったので描いてみました。。)
>配牌時点であれば、
>天和or地和、大四喜、字一色、四暗刻単騎だと思います。
>大四喜がダブルと考えると6役満だと思います。
正にその通りですね。。
失礼いたしました。
修正致しました^^;
>配牌時点であれば、
>天和or地和、大四喜、字一色、四暗刻単騎だと思います。
「フー
この配牌ならダブル役満、、
で決まりだな」
天和 or 地和、大四喜(ダブル)、字一色、四暗刻単騎(ダブル)の6倍役満なのでは??
今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。