【翻(ファン、ハン)】とは(麻雀用語辞典)
最終更新:
【翻(ファン、ハン)】『点数系の用語』
翻とは手役の種類やドラの枚数によって点数を数える場合の単位の事です。点数計算には、主に翻(ハン)と符(フ)という2つの要素が必要になってきます。点数計算において2大要素の翻は、役とドラに応じて与えられます。
点数計算の基本的な要素
- 麻雀の基本的な点数は、下記の要素によって決まります。
- 翻(ハン)の数
- 符(フ)の数
- 親か子か
- そして点数計算をマスターするには、下記の3つを覚えなければなりません。
- 役の翻数
- 符計算
- 符と翻の合計から点数を計算
それぞれ暗記しなければならないというのが、点数計算が難しいと言われる所以です。
点数を決める要素の3つ目にある「親か子か」に関しては、親でアガった場合は子でアガった場合の1.5倍の点数になるだけなので、これは簡単ですね。
翻の数え方
翻(ハン)とは、アガった際の役に応じて与えれれるもので、1翻、2翻と、数字で表します。
- 翻は役に応じて与えられる
役ごとに決まった翻数が設定されていて、アガった時に成立した役の翻を合計します。例えば、立直(リーチ)+タンヤオでアガった場合
立直(リーチ) = 1翻
タンヤオ = 1翻
なので、計2翻となります。単独の役では、清一色(チンイツ)の6翻が最大となります。清一色(チンイツ)よりも高難度で高得点になる単独役もありますが、それらの役は役満と呼ばれ、翻は無く一律32,000点(親の場合は48,000点)と決まっています。
- 食い下がり
役ごとに翻が決まっているのですが、同じ役でも2翻になる場合と1翻になる場合があります。この違いは、門前(メンゼン)でアガるか、鳴いてアガるかによって生じます。
鳴いてアガると1翻下がる、このルールを喰い下がりと言います。
鳴く事を「喰う」とも言うので、喰って翻数が下がると言う意味ですね。
ただし、全ての役に喰い下がりが適用されるわけではありません。
役の翻数を覚える際は、翻数と喰い下がりの有無を一緒に覚えましょう。
- 翻は、ドラに対して与えられる
ドラ1枚につき1翻が加算されます。裏ドラであれ、赤ドラであれ、関係なく一律で1枚につき1翻です。ただし、ドラは役にはならないので、ドラのみでアガることは出来ません。
翻数のみで決まる満貫以上の点数
1翻~4翻の点数は、符計算が必要ですが5翻~は翻数のみで点数が決まっています。
5翻 → 満貫 (子8000点/親12000点)
6~7翻 → 跳満 (子12000点/親18000点)
8~10翻 → 倍満 (子16000点/親24000点)
11~12翻 → 三倍満 (子24000点/親36000点)
13翻以上 → 数え役満(子32000点/親48000点)
このように、5翻以上は符計算が不要ですので、翻数の数え方を覚えると満貫以上の点数はすぐに分かるようになります。
翻につきましては下の記事で詳しく説明していますのでご覧ください!
詳しい翻の説明はこちら:
麻雀用語一覧はこちら:
皆さまのご感想、コメントなどお寄せください