字一色(ツーイーソー) 序盤と終盤でチャンスを掴め!【役満】

字一色(ツーイーソー)は名前の通り、字牌だけで揃える役です。28枚ある字牌の内、半分の14枚を集めなければなりません。比較的字牌を多く使うホンイツや混老頭などにシフトができるよう慎重に狙いたいですね。字牌ならではの終盤でのチャンスなど、字一色を狙うポイントを解説します!
字一色(ツーイーソー)の基本情報
- 字一色(ツウイーソウ)
- 字牌のみを揃える鳴きOK役満 鳴きOK 出現率:0.005%
字牌のみで全ての面子とアタマを揃える。
字牌
字牌のみで作る役なので、基本的に全ての面子が対子、刻子、槓子となります。順子(シュンツ)は3種類の牌の組み合わせで作りますが、刻子は1種類の牌で作らなけらばならないので、刻子のみを使用する役は必然的に難易度が上がります。加えて、字一色は字牌しか使用できないので、出現率はかなり低いです。
刻子で作るケースが多いと思いますが、対子(トイツ)のみでの字一色も成立します。対子のみということは、七対子の形ということですね。字牌は全7種類なので、七対子の形で字一色を作る場合は、字牌の全種類を対子で集める事になります。
七対子の形の字一色
字一色を狙うポイント
次に字一色を揃えていく上での大切なポイントをみていきましょう。
- 配牌から可能性を探る
- 後半でも諦めない
- 鳴きは出来れば2回まで
配牌から可能性を探る
役に繋がらない字牌は序盤から捨てられるケースが多いですし、役牌は他のプレーヤーが抱えていることがあります。ですので、中盤や終盤から字一色を狙うのは無理があるでしょう。やはり、配牌と序盤のツモの状況で字一色の可能性を探る必要があります。
配牌その1
対子が3組あります。そのうち字牌の対子は2組。この時点で字一色を目指すのは難しそうです。字牌がある程度揃っているような時は、チャンタ系、混老頭(ホンロウトウ)、ホンイツなどが見えると思いますが、上記の配牌の場合は一九牌もあるので、混老頭が狙えそうです。混老頭とは、一九字牌のみで作る役です。
配牌その2
その1よりも字牌が2枚増えました。しかも対子になっています。これくらいの配牌であれば、字一色を少し意識してみたいですね。役牌が暗刻となっているので、字一色が無理な場合でも手変りが容易でしょう。役牌とホンイツを狙いつつ、字一色を見るのが良さそうです。
配牌その3
字牌がさらに増えて、9枚あります。配牌でここまで揃っていたら、かなり字一色を意識しますね。序盤でとを対子にできれば、迷わず字一色を狙いに行きましょう。
やはり配牌で字一色を強く意識するためには、配牌の時点で字牌が9枚は欲しいですね。さらに、その字牌で暗刻が1つ、対子が2つか3つ欲はしいところです。しかし、字一色は役満なので簡単には揃いません。字牌が絡む他の役もしっかりと視野にいれて柔軟に対応しましょう。
後半もあきらめない
字一色は配牌から序盤の鳴きによってとても大きく左右されます。しかし、序盤で上手い具合に鳴く(晒す、叩く)ことも出来ない場合でも、こちらの準備が整っていれば、終盤へ行くにしたがってまたチャンスは増えていきます。
字牌は序盤に捨てられる傾向がありますが、実は終盤も序盤ほどではありませんが、ぽろぽろと字牌が捨てられていきます。それは、他家(ターチャ=他のプレーヤー)の手が進むことにより(テンパイやイーシャンテン)、不要な字牌や安牌として抱えていた字牌を捨てるからです。それまでの捨て牌をしっかり確認し、終盤で捨てられそうな字牌をチェックしておきましょう。
鳴きは出来れば2回まで
これは字一色に限った話ではありませんが、鳴くことにより他家(ターチャ)に狙いがバレるリスクが高まります。特に役満などは特徴がはっきり出ますし、振り込んだ時のダメージが大きいので、より一層警戒されやすいです。
上記は2回鳴いたところです。の刻子で役になるので、これだけ見ると役牌のみか、ホンイツが疑われそうですね。捨て牌の情報と絡めていくつかの可能性を警戒されるとは思いますが、出現率の低い字一色への警戒は比較的軽微なもので済みそうです。
3回鳴いて今うと、様相がかなり変わってきますね。字一色感が俄然高まってきます。この状態で字一色を警戒しないなんて人はいないでしょう。テンパイしていればツモでのアガりが期待できますが、この段階でもイーシャンテン以下だと、手を進めるのは難しそうです。
字一色との複合とローカル役
正式なルールではありませんが、役満同士の複合でのダブル役満を認める場合があります。いわゆるローカルルールですので、認めるかどうかはその場次第ですが、字一色と複合する役満を紹介します。
字一色+大三元
三元牌の刻子を揃える鳴いても良い大三元とは三元牌を刻子で揃えると成立する役満です。上記のように字一色と複合します。三元牌を鳴いても構いません。
字一色+大四喜
東・南・西・北を刻子で揃える鳴いても良い風牌()を全て刻子で揃えると大四喜(ダイスーシー)の完成です。雀頭を三元牌のいずれかにすれば字一色との複合が完成です!
字一色+小四喜
東・南・西・北いずれか3種類を刻子、1種類をアタマで揃える鳴いても良い風牌()のいずれか3種類を刻子で揃え、残り1種類をアタマにすると小四喜(ショウスーシー)の完成です。大四喜よりかはアガりやすいのでダブル役満が期待できます。
字一色+四暗刻
字牌のいずれかを4つ暗刻で揃えると四暗刻の完成です。ポンや大明槓をすると四暗刻が消えてしまいますので、意外と難易度の高い組み合わせです。
字一色+四槓子
字牌のいずれかを4つ槓子で揃えると四槓子の完成です。字一色はともかく四槓子は出現度が低い役なのでなかなかお目にかかれない超超超レアな組み合わせです。
ローカル役・七福星(シチフクセイ)
七対子の形(全てトイツ)で揃える七対子の形(全てトイツ)で揃える字一色の複合には、こんなローカル役も存在しています。それは、字一色と七対子が複合した、その名も「七福星(シチフクセイ=別名:大七星)」です。通常の字一色よりもさらに難易度が高いせいか、採用されればダブル役満となります!
字一色炸裂!奇跡の瞬間
浅香唯さんの字一色・小四喜
浅香唯さんがMリーガーの多井隆晴プロ・小林剛プロらと対局。配牌は南と北が対子、西と白が1枚ずつの所から、終盤見事にテンパイし小林プロが放銃。滅多に見れないダブル役満が炸裂しました!
茅森早香プロの字一色
こちらはMリーガーの茅森早香プロが第13期プロクイーンの放送対局で和了した字一色。南暗刻、西と白が対子で東と發が1枚ずつという配牌は、かなり字一色が期待できます。茅森プロはなんと白を1副露しただけで最後はツモで和了しています。
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基本ルールと役を覚えたら次は点数計算です!東場・北家/子ツモ待ち順子順子アタマ順子符 解答を見る!ざんねん。不正解です…
3翻20符ツモ-700点/1,300点平和(ピンフ)+ツモ(門前清自摸和)+タンヤオ 3翻 ピンフ+ツモ 20符 プロから一言!
鈴木たろうプロから!
ダブル役満がありなら、大三元や四喜和(小四喜、大四喜の総称)と複合する。
チートイツでもOK。関連タグ