【裏筋(ウラスジ)】とは(麻雀用語辞典)
【裏筋(ウラスジ)】『スジ系用語』
裏筋とはある捨て牌の隣の牌から成るスジのことで危険な牌のことです。裏筋は嵌張待ち(カンチャンマチ)から両面待ち(リャンメンマチ)に切り替わる際などに起こり得るメカニズムで、他家への危険牌を予測する筋です。
例えば、[4・6]の嵌張待ちで[7]をツモ し、[4]が切り出された場合、待ちは[5-8]となります。つまり、[5-8]は[4]の隣の牌である[5]から成る筋です。この考えのもと裏筋は全部で9種あります。
裏スジ(ウラスジ)
- 裏スジ(ウラスジ)危険牌読み
- 裏スジ とは、ある捨牌の隣の牌から成る スジ のことで危険牌とされる
- 裏スジ/リャンメン待ち/同色牌 で危険牌を考える
裏スジとは
裏スジ は、危険牌を読むための防御の戦術で活用するスジです。裏スジ とは、ある捨牌の隣の牌から成る スジ のことです。同色の牌で考えて下さい。
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※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える
隣の牌から成る スジ というのは、最初に説明した基本6スジに当てはめてみて下さい。
[ 1・4 ][ 2・5 ][ 3・6 ][ 4・7 ][ 5・8 ][ 6・9 ]の6スジです。
例えば、他家の捨牌に索子の があったとします。
その隣の牌である から成る スジ - が 裏スジ になります。
或いは、索子 が捨て牌にあった場合、 裏スジ は、- となります。
では、なぜ、この 裏スジ が危険な牌となるのでしょうか。
裏スジ のメカニズム
「不用な牌が切り出されることで 裏スジ が危険牌となる」これが 裏スジ のメカニズムの1つです。
例えば、配牌時に、自分の手牌に索子の があるとします。序盤から中盤にかけて手牌の他の部分の面子が揃ってくると(=伸びる)、不用な牌である が押し出されることになります。
この が切り出されると、 の 両面塔子(リャンメンターツ)が出来上がり、待ち牌は索子 - のリャンメン待ちになります。
手牌の両面塔子 の リャンメン待ち となる - は切り出された の隣の牌である からなる スジ になります。
これを 裏スジ として危険な牌と予測するのです。
一般的に序盤から中盤にかけて切り出されて整理された牌の 裏スジ は危険な牌と考えられます。
カンチャン から リャンメン への切り替わりで 裏スジ が出来る
もう一つ裏スジが危険牌となるメカニズムがあります。これは、「嵌張待ち(カンチャンマチ)から リャンメン待ち への切り替わり」で発生します。
例えば、 の嵌張待ち(カンチャンマチ)の状態が手牌にあるとします。巡目が進み を ツモ します。そうすると手牌は、 となります。
ここで、カンチャン待ち からより待ちの多い リャンメン待ち にするため、 を切り出し、両面塔子 にして - のリャンメン待ち にします。このリャンメン待ちの - は切り出された の隣の牌である から成る スジ となります。つまり 裏スジ です。
このように、カンチャン待ち から リャンメン待ち に切り替わる際に、押し出された牌の隣の牌から成る スジ=裏スジ は、リャンメン待ち そのものとなるので、危険牌と考えることが出来ます。
序盤や中盤にかけての牌の整理や カンチャン待ち から リャンメン待ち への切り替わり、これらによって切り出された牌の隣の牌から成るスジは危険と考える、これが 裏スジ のメカニズムです。この考えを元に 裏スジ は全部で9種あります。
裏スジ9種
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※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える
スジの種類、スジ読みの戦術は下記の記事をご覧ください!
スジの詳しい説明はこちら↓
『麻雀のスジ『振り込まないための7つの読みと実践防御方法』』
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