チャンカン(搶槓/槍槓) 絶対に見逃してはいけない!【1翻役】
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チャンカン(搶槓/槍槓) 絶対に見逃してはいけない!【1翻役】

槍槓(チャンカン)という役をご存知ですか?名前から察するに、カンに関係がありそうです。槍槓とは、他家(ターチャ = 他のプレーヤー)が加槓(カカン)をして晒した牌がアガり牌だった場合、その牌でロンが出来るという役です。暗槓(アンカン)や大明槓(ダイミンカン)ではダメです。恐ろしくレアでマイナーな役です。しかも、たった1翻です。それに完全な偶然役なので、狙いようもありません。と、言ってしまうと話が終わってしまいますが、チャンカンを見逃すとちょっと困った事が起こります。実はとってもシンプルで分かり易い役なので、しっかりとチャンカンを理解し、見逃さないようにしましょう!

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槍槓(チャンカン)とは?

槍槓(チャンカン)
テンパイの形
加槓の牌
1翻 鳴きOK 出現率:0.05%

他のプレーヤーが加槓(カカン)した際、その牌(カカンで晒された牌)でロンが可能で、この役が成立。

チャンカンの説明を続ける前に、さらっと槓(カン)のおさらいをしましょう。

槓(カン)とは、 槓子(カンツ)を作る行為で、ポンやチーと同じ 鳴き と呼ばれる行為の一つです。
カンは大きく 暗槓(アンカン) と 明槓(ミンカン) の2つに分けられます。
更に、明槓(ミンカン)の中で 大明槓(ダイミンカン) と 加槓(カカン)の2種類に分けられるので、計3種類の槓が存在します。

槓子(カンツ) = 同じ牌の4枚一組

槓の種類はこの3つ!

  • 暗槓(アンカン)
  • 大明槓(ダイミンカン)
  • 加槓(カカン)

暗槓(アンカン)

手牌に槓子(カンツ)がある状態の時に宣言出来る槓。暗槓の場合は、自力で全ての牌を揃えているので、門前は崩れません。
槍槓(チャンカン)の対象にはなりません!

大明槓(ダイミンカン)

手牌に暗刻がある状態で、他家がその暗刻と同じ牌を捨てた時に宣言出来る槓。
槍槓(チャンカン)の対象にはなりません!

加槓(カカン)

手牌にある明刻と、自分がツモをした牌で完成させるカンです。
このように手牌に明刻(ポンで揃えた刻子)と、残りの同種牌がある場合、自分の順番が来た時にカンを宣言することが出来ます。
槍槓(チャンカン)の対象になります!

加槓をする前

の明刻があり、手牌にもう一枚がありますね。こんな時、加槓(カカン)を宣言して手牌のを明刻に加える事ができます。これが加槓です。

加槓をした後

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槍槓(チャンカン)成立の流れ

さて、加槓(カカン)の説明が終わったところで、槍槓(チャンカン)の説明にはいりましょう。
槍槓(チャンカン)でアガるにはまずテンパイの形になっていなければなりません。

例えば下記のテンパイ、待ちはですね。

手牌

待ち牌

なかなかアガれなくてイライラしてるところで、他家が加槓をしました。

おっと、加槓をされたのはです。待ち牌のが4枚出てしまいました。
待ちが減って残念と思いきや、この加槓されたでロンが出来るんです。それが槍槓(チャンカン)です。

手牌

ロン

回りくどく説明しましたが、冒頭で説明した通り
他家(ターチャ = 他のプレーヤー)が加槓をした牌がアガり牌だった場合、その牌でロンが出来る。
ということです。

チャンカンの表記について

チャンカンの漢字、実は正式な表記は手偏に倉の「搶」で「搶槓」となります。しかし、現在は木偏に倉の「槍」で「槍槓」と書くのが一般的になっています。

「搶」という漢字は「つく・奪い取る」という意味合いがあり、字義的にも本来は手偏の「搶槓」が正しいことが分かります。

因みに、大正時代の書籍ではこの役を「金鶏奪食」と表記しているものもあるそうです。やはり、「相手の物を奪う」という意味合いが強い役なんですね。

チャンカンと複合しない役

チャンカンは他家が加槓した時のみ成立する役なので、トイトイ、チートイツ、混老頭などトイツ系の役とは複合しません。また、天和や地和、海底摸月、河底撈魚などカンとは複合しえない役とチャンカンは複合しません。

見逃し厳禁!チャンカンの注意点

2-1. チャンカンで一発はつく

一発(イッパツ)初心者必修!
テンパイの形
待ち
1翻 門前役 出現率:10%

立直(リーチ)を宣言した後、一巡目までにツモまたはロンでアガった場合に成立する役。ただし、一巡以内に鳴き(ポン、チー、カン)が入ると成立しません。

ご存知の通り、一発という役はリーチから1巡の間に鳴かれると成立しません。なので、加槓が前提の槍槓(チャンカン)では一発がつかないと思われがちですが、槍槓(チャンカン)でロンをすると、その加槓自体が不成立となり、逆に一発は成立します。

槓が成立するには下記の4ステップを踏む必要があります。

  1. step1. カンを宣言
  2. step2. 牌を晒す
  3. step3. 嶺上牌をツモる
  4. step4. 打牌する(牌を捨てる)

step4の打牌でカンの成立となるのですが、槍槓(チャンカン)の場合はstep2の段階でロンが宣言されるので、カンは不成立というわけです。

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2-2. 槍槓の場合、カンドラは追加されない

カンドラとは、槓が成立したさいに、新たに追加されるドラのことですが、2-1で説明した通り、槍槓(チャンカン)でロンをした場合は、加槓は成立しないので、カンドラも追加されません。

カンドラ

槓が成立した際に、王牌(ワンパイ)の中の一枚をめくり、それをドラ表示牌とします。通常のドラと同じように、全てのプレーヤーに有効です。

2-3. チャンカンの見逃しはフリテン

チャンカンをしっかり理解し、そして意識していないと、ついうっかりと見逃してしまいます。その場合、他のロンやツモを見逃した時と同じで、フリテンとなります。

フリテンとは

  1. テンパイの時にアガり牌が自分の捨て牌(ステハイ)の中にある状態
  2. テンパイの時に他家が打牌(ダハイ)したアガり牌を見逃してしまう行為をする

チャンカン見逃しの場合は、この2に該当します。
フリテン状態になってしまうとロンをすることが出来なくなります。2のフリテンの場合は、同巡内フリテンと言い、一巡すればフリテン状態は解消されます。同巡内でもツモならアガれるます。ですが、槍槓(チャンカン)を見逃したという事は、待ち牌が4枚出てしまったという事です。リャンメン待ちなど複数の待ち牌があれば良いですが、待ち牌が1種類の場合はアガれる可能性が0になってしまいます。

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チャンカンに関連したローカルルール

3-1. ローカル役

ここに記載するのは、あくまでローカルルールで、一般的には採用されないことが多いルールなのでご注意を!

深槍槓(シェンチャンカン)
2翻
鳴きOK
出現率:不明
オーラス(最後の一局)でのチャンカンをシェンチャンカンとし、2翻つけます。
オーラス以外の条件は、チャンカンと同じ
両索槍槓(リャンソウチャンカン)
満貫
鳴きOK
出現率:不明
チャンカンでアガった際、アガり牌が二索だった場合両索槍槓(リャンソウチャンカン)とする。
アガり牌以外の条件は、チャンカンと同じ。

3-2. 国士無双の1面待ちは暗槓でも槍槓可能!?

これまで説明した通り、チャンカンは加槓の対してのみ成立します。ただし、例外として国士無双の1面待ちの場合は、暗槓でもチャンカンでのロンを認めるローカルルールがあります。あくまでローカルルールです、一般的なルールでは認められないので、ご注意を!

国士無双(コクシムソウ)
一九字牌を1枚ずつ揃える
雀頭
役満 門前役 出現率:0.04%

一九字牌を1枚ずつ全て揃えて、更にその中のどれでも良いので1種類だけ2枚揃える。

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まとめ

冒頭でも書いた通り、槍槓(チャンカン)は完全に偶然役で狙う事は出来ません。アガったらラッキー!というだけです。なので、チャンカンでアガる事を意識しても仕方ありません。大事なのは、チャンカンを見逃さない事です。ポンやチーでは起こりえないので、ついうっかりしてしまいがちですが、誰かが槓をした場合は必ず手牌を確認する癖をつけましょう。もしその槓が加槓でなくとも、もしあなたがテンパイしていなくても、槓によってその牌が全て出てしまうので、しっかり確認して気がついたら待ち牌が1枚も残ってなかったなんて事がないようにしましょう!

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