自摸(ツモ) 基本知識とマナー

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自摸(ツモ) 基本知識とマナー

目次
  1. 自摸(ツモ)って何?
  2. 自摸(ツモ)の順番
  3. 自摸和(ツモホー) とは?
    • 3-1. 自摸和(ツモホー)と栄和(ロンホー)
    • 3-2. 自摸和(ツモホー)でもアガれない時がある
  4. 自摸和(ツモホー)のメリット
    • 4-1. フリテンの場合でも自摸和ならアガれる
    • 4-2. 自摸和でしか完成しない役がある
    • 4-3. 戦略的に自摸和を狙う
  5. 欲しい牌を自摸出来る確率は?

自摸(ツモ)でネット検索をしてこの記事をご覧になっている方は、麻雀初心者の方が多いのではないでしょうか?自摸(ツモ)とは麻雀をプレーする上で基本となる行為で、麻雀のあらゆる状況に絡んできます。正しく麻雀をプレーする為に、基本中の基本である自摸(ツモ)をしっかり理解してください!

「今更、ツモの基本なんて・・・」と思ってる方、本当にツモについてしっかり説明出来ますか?ツモ和の場合のみ成立する役を全部言えますか?ツモの確率について考えた事はありますか?はい、即答できなかったあなた!もう一度ツモについてしっかりおさらいしましょう!

自摸(ツモ)って何?

自摸(ツモ)とは、壁牌(山)から牌を1枚取る行為で、自摸をした牌の事を自摸牌(ツモハイ)と呼びます。一般的に、自摸をする事を「ツモる」と言います。

また、自摸と逆の行為、つまり手牌から牌を1枚捨てる事を打牌(ダハイ)、捨てられた牌を捨て牌(ステハイ)と呼びます。ちなみに、打牌することを「ダハる」とは言いません!これは普通に「捨てる」と言います。

自分の番になったら、山から牌を「ツモり」不要な牌を「捨てる」というのが、麻雀で最も基本的な行為で、この一連の流れを摸打(モウダ / モウター)と言います。

自摸(ツモ)の順番

上家(カミチャ = 左側のプレイヤー)が打牌した後に自摸を行います。簡単に言うと、反時計回りで順番に摸打をするという事です。ただし、上家の打牌に対して鳴き(ポン、チー、カン)が行われると、その鳴きを行ったプレーヤーの下家(シモチャ = 右側のプレーヤー)に自摸の順番が移動します。なお、自分の番に自摸を「パス」する事は出来ません。

自模の順番は反時計回りですが、壁牌(山)からは時計回りに牌を取っていきます。ちょっとややこしいですね。下の図を見て確認してください!

自模の順番

鳴き / 副露(フーロ)

他のプレーヤーが捨てた牌により牌の組み合わせを完成させることを鳴くと言います。正式名は副露(フーロ)ですが、その他に、晒す、喰う、叩く、などとも言います。鳴きにはポン、チー、カンの3種類の鳴きがあります。

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自摸和(ツモホー) とは?

3-1. 自摸和(ツモホー)と栄和(ロンホー)

自摸和(ツモホー)とは麻雀のアガり方の一つです。
麻雀でのアガり方には大きく2通りあります。

自摸和(ツモホー)

自摸和とはアガり牌を 自摸 で引き当てることです。「ツモ」と発声して、アガりを宣言します。自摸和(ツモホー)が正式名称ですが、一般的には単に「ツモ」と言います。

栄和(ロンホー)

栄和とはアガり牌を他家(ターチャ = 他のプレーヤー)の捨て牌から拾うことです。「ロン」と発声して、アガりを宣言します。栄和(ロンホー)が正式名称ですが、一般的には「ロン」と言います。

アガりの一つ手前の状態を聴牌(テンパイ)と言います、下の牌姿はテンパイしている状態です。がくればアガりですね。

一萬一萬一萬一索二索三索七筒八筒九筒東東東中

自分がをツモる ⇒ 自摸和(ツモホー)
他家がを捨てる ⇒ 栄和(ロンホー)

どちらでも、アガる事が出来ます。

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3-2. 自摸和(ツモホー)でもアガれない時がある

自摸和(ツモホー)や栄和(ロンホー)は「役」ではありません。麻雀でアガるには役が必要なので、役が無い場合は、自摸和(ツモホー)でも栄和(ロンホー)でもアガることは出来ません!ちょっと具体例を見てみましょう。

一萬一萬一萬一索二索六筒七筒八筒西西二筒二筒二筒

一見するとが来ればアガれるように見えます。ですが、この手牌には麻雀でアガる為に必ず必要になる役がありません。

門前(メンゼン=鳴いていない状態)であれば、リーチで役を作る事が出来ますし、自摸和によって門前清自摸和(メンゼンチンツモホー、略称ツモ)という役が付くのでアガる事ができます。ですが、鳴いている場合は、これらの役も成立しないので、役が出来るように手牌を作り直すしかありません。

このように役が無い状態でアガりを宣言すると、チョンボとなりますので注意しましょう!

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自摸和(ツモホー)のメリット

自摸和(ツモホー)でも栄和(ロンホー)でも、アガれれば一緒・・・ではありません!他家全員の捨て牌が対象のロンと異なり、自摸和は自分でアガり牌をツモらなくてはならないので、単純に考えると確率は1/3です。ですがその分、自摸和だけのメリットが存在します。

4-1. フリテンの場合でも自摸和ならアガれる

意気揚々と「リーチ!」と言った後に、フリテンを発見してガッカリ・・・初心者にありがちな失敗です。こんな時の唯一の希望が自摸和です。フリテンの状態でロンは出来ませんが、自摸和ならアガれるのです。

フリテン

下記の場合をフリテンと言い、ロンではアガる事ができません。

  • 1 アガり牌が自分の捨て牌の中にある場合
  • 2 他家がアガり牌を捨てたのを見逃してしまった場合
  • 3 リーチ後にアガり牌を見逃した場合
  • ※ただし、2の場合は一巡するとフリテンが解消されます。

    例として、下記のリーチの場合を見てみましょう。

    二萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬五索六索七索中中中

    ちょっと難しいかもしれませんが、このケースでは、なんとのどれかがくればアガりです。これだけの待ち牌があれば、アガったも同然ですね!ですが、待ち牌が多ければ多いほど、注意しなければならないのがフリテンなのです。なんと、5つの待ち牌のうちのどれか一つでもフリテンの状態になった場合、その他全ての待ち牌でのロンが出来なくなってしまいます。例えば、上記のケースでがフリテンになったら、その他のアガり牌であるも全てフリテンの扱いになるのです。

    リーチをかけて、よしアガるぞと意気込んでる時にフリテンを発見してガッカリ・・・、初心者にありがちなミスです。
    フリテンを見逃さないように気を付けるのが第一ですが、もしうっかりフリテンになってしまった場合は、落ち着いて自摸和を待ちましょう!

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    4-2. 自摸和でしか完成しない役がある

    狙って出来るものではありませんが、自摸和でしか出来ない役があるので、しっかりと覚えましょう!

    4-3. 戦略的に自摸和を狙う

    あえてロンを見逃して、自摸和を狙う。実は、戦略的にそのような事を行う場合があります。
    初心者にはちょっと難しい戦略ですが、これが理解できると麻雀がちょっとだけ上手くなったような気になります!

    例えば、下記の手牌でリーチをしている場合を見てみましょう。アガり牌はです。

    二萬三萬二筒三筒四筒二萬三萬四索六索六索六索八索八索

    突然ですが、質問です。
    他家がアガり牌のを捨ててくれました。あなたならどうしますか?

    アガり牌のが捨てられたので、当然ロン!

    二萬三萬二筒三筒四筒二萬三萬四索六索六索六索八索八索一萬ロン

    おめでとうございます、見事にロンでアガる事が出来ました!
    役はリーチのみで1翻(ハン)でのアガりです。 ※翻(ハン)とは得点計算をする際の基準となる単位です。

    もちろんこれで間違いはありません。
    では、もしアガり牌だったら、役はどうなったでしょうか?で自模和のケースを見てみましょう。

    二萬三萬二筒三筒四筒二萬三萬四索六索六索六索八索八索四萬ツモ

    リーチでの1翻は変わりませんが、自摸和なので、門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)という役で更に1翻がつきます。

    そして良く見ると、このアガりには么九牌(ヤオチューハイ = 一九字牌)が含まれていません。
    この場合、断么九(タンヤオ)という役でまたまた1翻が追加されます。

    更に見ると、萬子、筒子、索子の順子(シュンツ = 連番になる3つの牌)が全て、「2」「3」「4」で構成されています。
    実はこれ、三色同順(サンショクドウジュン)という役で、なんと2翻が追加されます。

    つまり、で自模和をした場合は、リーチ(1翻)、ツモ(1翻)、タンヤオ(1翻)、三色同色(2翻)で、計5翻となるのです!同じようなアガりに見えますが、1翻と5翻では点数が7,000点以上変わります。
    麻雀で対局の最初に振り分けられる点数は25,000点ですので、7,000点の差はかなり大きいです。

    以上を踏まえた上で、もう一度質問です。
    他家がアガり牌の「一萬」を捨ててくれました。あなたならどうしますか?

    ロン・・・するか迷いますね。
    このような状況の場合、あえてロンをせずに、より得点の高くなるアガり牌を待つという戦略が考えられるのです。

    もちろん「一萬」でのロンを見逃すとフリテンとなり、「一萬」でも「四萬」でも、もうロンではアガれなくなるというリスクがあります。
    このケースでは、リーチ後のフリテンですので、一巡してもフリテンは解消されません。

    なので、この戦略を実行するには、アガった場合の役がどうなるか、欲しいアガり牌の残り枚数、他家の手の進み具合、他家との得点差、
    などを考えて、フリテンのリスクに見合うかどうかの判断が必要になります。今回のケースの場合は、そもそもリーチをかけずに、フリテンを解消できるようにしておくという判断もありだと思います。

    難しい決断ですが、狙い通りに自摸和が決まった時は快感です!
    初心者からのステップアップを目指して、チャンスがあったら是非トライしてみてください!

    欲しい牌を自摸出来る確率は?

    リーチの選択肢が2通りある場合、得点が同じなら誰でも待ち牌の残り枚数が多そうな方を選択しますよね。
    それは勿論、残り枚数が多い方がツモれる可能性が高いからです。では、その確率っていったいどれくらいあるんでしょうか?
    少し難しいですが、その確率計算を研究しているサイトをご紹介します。

    麻雀でツモれる確率

    分かり易い計算式で説明されています。計算が出来なくても、考え方は参考になります。
    http://hamujiblog.blog29.fc2.com/blog-entry-166.html

    両面待ちでツモあがりする確率

    両面待ちに注目した確率計算です。確率を覚えておけば、実戦で使えるかも!?
    http://narisanblog.com/archives/1025

    麻雀の山とツモに関する確率シミュレート

    ホームページ上で、計算が出来るシミュレーターがあります。実戦で使えるかも!?
    http://cygx.mydns.jp/blog/?arti=479

    これらを理解して、実戦に生かすのはかなり難しいとは思いますが、麻雀と確率は切っても切り離せないものです。
    計算は出来なくても、確率というものを意識して打つだけで、上達度が変わるかもしれませんね。

    忘れたくないツモのマナー

    麻雀に慣れてくるとツモから打牌までスムーズに行えるようになりますが、その反面、基本的なマナーがおろそかになりがちです。麻雀は強いけどマナーがなってない、なんて言われないように気を付けましょう。

    ツモは前のプレーヤーの打牌が完全に終わってから!

    前のプレーヤーがまだ打牌を完了していない内に、次のツモ牌を手に取ってしまう人がいますが、これは先ヅモというマナー違反です。他のプレーヤーがその捨て牌を鳴く可能性があるうちに牌に触ってはいけません。牌を見なければ、鳴いた時に戻せば良いと思うかもしれませんが、盲牌が出来る人なら牌を見なくても次の牌が分かってしまいます。また、卓上に手を出すと他の人から前の捨て牌が見えにくくもあります。ツモは前のプレーヤーの打牌が完了し、手を引っ込めてからにしましょう。

    袖口に気を付けて!

    長袖を着ていると、ツモの際に袖が牌山に引っかかり、牌山を崩してしまう事があります。そのせいで牌がめくれてしまったら、マナー違反どころか罰符の対象になってしまいます。ゲームそのものも壊しかねないので、十分注意しましょう。

    無駄な動作、出来ない盲牌はしない!

    漫画の主人公のように大袈裟なアクションでツモをする人や、ツモった牌で盲牌をする人がいますが、はっきり言って時間の無駄です。他のプレーヤーをイライラさせるだけなので、無駄なアクションや溜めは入れないでスッとツモしましょう。

    まとめ

    何事も基本は大事です。麻雀の基本動作であるツモもおそろかにせず、一回一回集中して行うことが雀力アップに繋がる、かもしれません!

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        >正しい記載だと思います

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        ご指摘の箇所は「4-2. 自摸和でしか完成しない役がある」でよろしかったでしょうか。
        四暗刻の場合は「四暗刻単騎」での「ロン」アガりがありますので、
        「自摸和でしか完成しない役」とはならないので外してあります。
        不明な点などございましたらご返信頂ければ幸いです!
        今後とも麻雀豆腐を何卒よろしくお願い致します^^

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