ツモとロン、アガりの宣言
4面子1雀頭の形と役が揃ったら、いよいよアガりです。でも、「はい、アガり!」などと宣言してはいけません。アガる際の宣言は「ツモ」または「ロン」と決まっています!
自模(ツモ)と打牌(ダハイ)
大まかな麻雀ゲームの流れで自模(ツモ)と打牌(ダハイ)に触れましたが、もう一度確認しましょう。
自模(ツモ)
壁牌の所定の位置から牌を1枚取る行為を自模(ツモ)と言います。各プレーヤーが反時計回りに自模を行います。一般的には、自模をする事を「ツモる」と言います。
打牌(ダハイ)
手牌の中から不要な牌を1枚捨てる行為を打牌(ダハイ)と言います。自模をしたら、必ず打牌をします。打牌で捨てた牌は、河(ホー)と呼ばれる所定の場所に並べます。一般的には、「牌を捨てる」たは「捨て牌をする」と言います。
自模和(ツモホー)
自分で自模(ツモ)した牌でアガるのが自模和(ツモホー)
自模(ツモ)をした牌で和了(ホーラ=アガり)するので、自模和(ツモホー)です。聴牌(テンパイ=後1枚揃えばアガりの状態)の時に自模した牌がアガり牌であれば「ツモ」と発声して、アガったことを宣言出来ます。
「ツモ」と宣言したら、自分の手牌を倒して、他のプレーヤーに見えるようにします。この時、自模したアガり牌は手牌に混ぜずに、少し離した場所に置きます。どの牌でアガったのかは、フリテンという反則の判定や、点数の計算に関わるからです。
また、自模和(ツモホー)の事を略してツモと呼ぶのが一般的です。壁牌から牌と取得するツモと紛らわしい気もしますが、状況を見れば区別はつきます。
栄和(ロンホー)
他のプレーヤーが打牌(ダハイ)した牌でアガるのが栄和(ロンホー)
栄和(ロンホー)の栄はどこから来ているのか分かりませんが、聴牌(テンパイ=後1枚揃えばアガりの状態)の時に、他のプレーヤーが打牌した牌がアガり牌であれば「ロン」と発声して、アガったことを宣言出来ます。
ロンを宣言出来るのは、そのアガり牌が捨てられた直後だけです。次のプレーヤーが自模をしてしまったら、もうロンを宣言する事は出来ません。
ロンをしたら、ツモと同様に自分の手牌を倒して、他のプレーヤーに見えるようにします。ただし、アガり牌には触らずに、捨てられた状態のままにしておきます。
栄和(ロンホー)も、単にロンと呼ぶのが一般的です。ロンホーと言う事はまず無いです。
アガり牌の扱いに注意
上記でも述べましたが、フリテンという反則の判定や点数の計算に関わる為、アガり牌がどの牌であるかしっかり確認する必要があります。手牌に混ぜるとアガり牌がどの牌か分からなくなるので、注意してください。
ツモの方が高得点?
ツモは自分だけなのに対し、ロンは他の3人のプレーヤーからアガれる可能性があります。単純計算すると、ロンの方が3倍の確率があるわけです。そのせいか、ロンよりもツモの方が高得点になるルールがあります。
ツモは符が付く
麻雀で点数を計算するのに、符という概念があります。符が多くあると、点数が高くなります。符はアガり方に応じて与えられるのですが、ツモでアガった場合は2符与えられます。ロンでは符は与えられません。
ツモで成立する役がある
門前清自模和(メンゼンチンツモホー)という、ツモでのみ成立する役があります。役によって与えられる翻(ハン)も点数に繋がります。
このように、ツモの方が難易度が高い分、高得点に繋がるチャンスがあります。最後の勝負で、高得点を出さないと逆転出来ない場合など、ロンをあえて見逃して、ツモのチャンスに賭けるなんて事もあり得ます。
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
ダブロンがあるルールで やっているのですが
ダブロンの時 リーチ棒などは 上家どりとルールなのですが
上家って どういう決まりなのでしょうか?
また ここで質問するのはちょっとずれているのですが
最後 同点のときのウマは 2着3着をきめるのは どういうルール
これも上家? その時の上家ってどういうきまり?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
上家とは、自分の左側に座っている人のことです。
同点の時の着順の決めは店によって異なりますのではっきりとお伝えすることはできません。
お役に立てますと幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。