足木優 次世代ファンタジスタの異名を持つ清純派女流雀士
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足木優 次世代ファンタジスタの異名を持つ清純派女流雀士

足木優(あしき ゆう)プロは、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する人気女流雀士です。アイドルのような可愛らしいルックスで、歴史のあるプロ団体である最高位戦日本プロ麻雀協会の中でも、トップクラスの人気を誇る、今話題の女流雀士です。

目次

 


1.足木優について

足木優プロは最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する女流雀士です。麻雀プロとしてのキャリアはまだ長くないですが、かわいいルックスで最近大人気の女流雀士です。

プロフィール

  • 生年月日:8月26日(生まれた年は非公開)
  • 出身地:新潟県
  • 血液型:A型
  • 趣味:料理
  • 所属:最高位戦日本プロ麻雀協会

足木優プロは最高位戦日本プロ麻雀協会第38期前期に入会、2013年より麻雀プロとして活動しています。最高位戦日本プロ麻雀協会というと、渡辺洋香(わたなべ ようこ)プロを筆頭に、石井あやプロや茅森早香(かやもり さやか)プロといった、人気、実力を兼ね揃えた大物女流雀士が在籍している団体です。また、同期の植村里菜(うえむら さとな)プロは「最高の友達であり、同期であり、ライバルなのだ!」とツイッターでつぶやいています。足木優プロにとって大きな存在のようです。

また、他団体の日本プロ麻雀協会所属の、水瀬千尋(みなせ ちひろ)プロ、水口美香(みずぐち みか)プロとは大の仲良しです。雀荘のゲストでよく一緒になることも多いです。

キャッチフレーズは「次世代ファンタジスタ」と呼ばれていています。可愛くて、大人気の若手女流プロであり、次世代の若手女流雀士のホープとも呼べる、足木優プロらしいキャッチフレーズになっています。

ちなみに「足木優」という名前は本名ではなく雀ネームで、師匠である足木建 氏から取った名前です。同じ苗字であることから「お子さんとかお孫さんなんですよね?」と言われることがあるようですが、足木優プロと足木建氏には、血縁関係はありません。

足木優プロの所属する最高位戦日本プロ麻雀協会の先輩、渡辺洋香プロも足木建氏を師匠として名前を挙げています。渡辺洋香プロは新宿で「禁煙雀荘 fairy(フェアリー)」を経営していますが、足木優プロもよくゲストで来店することが多く、足木優プロと縁の深いプロの一人です。

最高位戦日本プロ麻雀協会とは?
足木優プロが所属する最高位戦日本プロ麻雀協会は、麻雀プロ団体の中でも最も歴史が古く、1976年から麻雀専門誌「近代麻雀」(竹書房)主催で開催されていた『最高位戦』という誌上対局が母体になっており、1985年より「近代麻雀」が撤退し、参加選手による自主運営という形になったのが、現在の最高位戦日本プロ麻雀協会になったきっかけです。
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人物・性格

「長所はよく笑って明るいところ、短所は人見知りで緊張しいなところ」(pick up 姫ロン vol.1 足木優より)

女流雀士のエンターテイメントサイト「姫ロン」が制作した足木優プロの紹介動画です。冒頭、足木優プロは自分の長所として明るいところ、短所として人見知りというところを挙げています。たしかに、明るいイメージが強い足木優プロですが、テレビ対局に出ている時の表情を見ると、どこか緊張している雰囲気を持っているように見えます・・・。

この動画を見ていただけたらわかると思いますが、従来の麻雀のイメージとは全くかけ離れた、爽やかで明るい雰囲気を足木優プロは持っています。まさに「次世代ファンタジスタ」のキャッチフレーズ通り、新たな時代の麻雀プロ、といった人物だと思います。

麻雀を覚えたのは学生のときで、サークルの先輩から教わったそうです。そして、プロになる一年前ぐらいから本格的に麻雀を学び始めたそうです。麻雀が大好きで、麻雀をもっと学びたい、もっと強くなりたい、という想いからプロになりました。

ネット麻雀はあまり得意ではなく、リアル麻雀のほうが得意のようです。師匠である足木建氏の経営する雀荘で麻雀に慣れ、麻雀を学んでいったことが背景にあるのかもしれません。

好きな牌は七筒で、といった絵柄の、首をかしげている感じがなんとも言えず好き、という理由だそうです。捨牌の条件がまったく同じだったら七筒を残す、とコメントを残すぐらい七筒が好きです。七筒好きはよく知られているようで、お客さんに好きな七筒切っていいの?と突っ込まれることもあるそうです。七筒ファンは他にもいて、日本プロ麻雀連盟所属の中山奈々美プロも好きな牌に七筒を挙げています。

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師匠・足木健

「足木優」という名前は、師匠である足木健氏から取った雀ネームということからわかるように、足木優プロの麻雀人生で多大なる影響を与えたのが、師匠である足木健氏です。

足木健氏は「武蔵野の鬼」というあだ名を持ち、吉祥寺で「弾飛瑠(ダンヒル)」という雀荘を34年経営し、麻雀界では名の知れた人物です。

2015年3月に残念ながら「弾飛瑠」は閉店してしまいました。しかし、「弾飛瑠」を潰すのはもったいないというお客さんが何人か出資者になって、2015年6月22日に「まーじゃんDice」という、「弾飛瑠」の兄弟店となる雀荘がオープンしました。「まーじゃんDice」は、「弾飛瑠」と同じスタッフが働いていて、「弾飛瑠」で最後まで足木健氏の下で働いていた人物が店長となり、「弾飛瑠」の歴史を今も受け継いでいます。

足木健氏は1945年8月18日生まれで、2015年には70歳になります。『近代麻雀』の取材では、まーじゃんDiceについて、「これからは顔は出すけど、ちょっと手伝わせてもらうって感じです。」と話しています。

足木健氏が「弾飛瑠」にかかわるきっかけになったのは、現在は富山県にいる101競技連盟に所属していた西田秀樹氏がオーナーにレンタル料金を払って、雀荘をやっていました。そのお店に遊びに行っていた足木建氏は、西田秀樹氏に誘われ、店の権利を西田秀樹氏と共にお金を出して購入し、共同経営という形で雀荘の経営に関わるようになりました。西田秀樹氏は、後に結婚し、富山県に帰ったため、それ以降は足木健氏が一人で「弾飛瑠」を経営していました。

雀荘経営を始める前までは、足木健氏は大学を卒業したあと、14年間サラリーマンをしていて、脱サラして、雀荘「弾飛瑠」の経営に関わるようになりました。

「弾飛瑠」で働いていたメンバー、常連客には多くの有名麻雀プロ、麻雀関係者がいたことで知られ、足木健氏は34年という長い年月のあいだ、「弾飛瑠」の経営を続けられたことについてこう話しています。

それは人間が好きだから。滝沢(和典)とか(佐々木)寿人とか(渡辺)洋香とか、関わった人間が一生懸命やって成長していくのを見るのが僕の唯一の楽しみ。
出典:『近代麻雀 9/1号』足木健インタビューより

滝沢和典プロ、佐々木寿人プロ、渡辺洋香プロといった有名人気プロのように、足木優プロも足木の名前を継ぐ者として、これからの大活躍を期待しています。

まーじゃんDice 公式ブログ

※足木健氏の名前の漢字が誤って「建」となっていましたので、2015年10月8日に訂正させていただきました。大変失礼致しました。

ブログ・ツイッター

ブログ、ツイッターともに頻繁に更新されています。足木優プロのファンは要チェックです!

ブログ→足木優の「あっ!それロンです」
ツイッター→足木優 幸せ実感中( ´͈ ω `͈ ) (@ashikiyuu) | Twitter


2.麻雀プロとしての実績

足木優プロは2013年に麻雀プロとしてデビューしたばかりで、大きな実績はまだ残しておらず、大会での優勝やタイトルの獲得はまだありません。目標として、最高位戦日本プロ麻雀協会所属の女流雀士にとって最高峰のタイトルである、「女流最高位」の獲得を挙げています。

好きな役は「リーチ」で、高い確立でリーチをかけるようです。出アガりよりもツモが好きなので、その意思表示でもあるそうです。「他家の2人が先にリーチをかけていて、自分の待ち牌に2人の共通の現物がある状況で、追いかけリーチをかけたりしちゃうんです。」「女流プロのMaru-Janレポート」より)と話すように、リーチ合戦を好んで挑むタイプのようです。「打っていて応援したくなるプロ、魅せる麻雀を打てるプロになりたい。」という考えが根底にあるようなので、リーチ合戦を制して魅了する麻雀を打ちたいという思いがあるのだと思います。

多くの女流プロが参加する、夕刊フジ杯麻雀女王決定戦の団体戦には、デビューした年から毎年出場しています。

デビューして一年目の年に出場した第8期夕刊フジ杯は「ハートランド」チームに所属し、他団体の先輩雀士、日本プロ麻雀連盟所属の黒沢咲(くろさわ さき)プロと手塚紗掬(てづか さきく)プロと共に出場。第9期夕刊フジ杯は「禁煙雀荘ハッピージャン」チームに所属し、足木優プロはキャプテンに就任し、親友・水瀬千尋プロと最高位戦日本プロ麻雀協会の後輩・樋口清香プロと出場しました。しかし、残念ながら二年連続敗退となってしまいました。三度目の出場となる第10期夕刊フジ杯では、再びキャプテンとして「札幌ハートランドミニチーム」から出場し、前年度に引き続き樋口清香プロ、そして親友・水口美香プロと共に出場します。

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足木優プロ主催の大会

足木優プロは、友人の麻雀プロとともに麻雀大会を企画し運営しています。麻雀プロとして、麻雀界の発展、麻雀のイメージ向上といった活動に力を入れています。

Mahalo CUP

Mahalo(マハロ)はハワイの言葉で「ありがとう」という意味の言葉です。足木優プロと仲の良い水瀬千尋プロと共に企画、運営され「日頃から皆様への感謝の気持ちを大事にしようという思い」で『Mahalo Cup』と名付けられた大会です。

2014年5月に第1回大会が開催されて以来、2015年6月までに4度開催されています。「競技麻雀の楽しさを知ってほしい。麻雀を通じて交流の場として、みんなで楽しみたい!」という思いでこの大会は企画されたそうです。

また、2014年9月20日には、足木優プロの地元・新潟で、足木優プロを応援する麻雀大会として、足木優プロと盟友・水瀬千尋プロをゲストに「ちむむちカップ新潟」という大会が開催されたことがありました。水瀬千尋プロと足木優プロの二人を自ら「ちむむちコンビ」と称していて、麻雀ファンからも仲良し女流コンビ「ちむむちコンビ」として知られています。

水瀬千尋プロと足木優プロ、それぞれ別の団体に所属する麻雀プロですが、ファンへの感謝から『Mahalo Cup』を企画し、大会を通して麻雀界の発展、麻雀文化の普及、といった活動に力を入れています。

HAT★CUP

HAT★CUPは、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する人気女流雀士、樋口清香(ひぐち きよか)プロ、塚田美紀(つかだ みき)プロ、足木優プロ、三人で企画、運営されている大会で、

H=樋口清香プロ
A=足木優プロ
T=塚田美紀プロ

といった、三人の名前の頭文字をとって、「HAT」と名付けられた大会です。「競技麻雀の普及、交流の場として、また最高位戦を盛り上げるため」といった理念のもと企画されました。

2015年5月3日に第一回大会、8月29日に第二回大会が開催されました。そして、11月にも第三回大会が予定されています。

樋口清香プロは「ひぐみん」、塚田美紀は「みっきー」の愛称で呼ばれている、最高位戦日本プロ麻雀協会を代表する人気若手女流雀士です。この三人は、タレント的人気雀士があまり多くはない最高位戦日本プロ麻雀協会の中で、団体を今後背負っていく存在である、若手女流雀士たちなのです。

『Mahalo Cup』や『HAT★CUP』は、女性や初心者でも参加しやすい大会です。足木優プロは麻雀プロとして、新たな麻雀ファン層の開拓、麻雀の普及、といった活動を女流雀士ならではといった観点で精力的に行っています。


3.足木優動画特集

youtubeで見ることが出来る足木優プロの動画を紹介します。

第2回 姫ロン杯 麻雀カボ オーロラカップ

東の自称清純派・西城凛、西の自称清純派・逢川恵夢、そして真の清純派として足木優プロが、清純派の名をかけて立ち向かいます。

麻雀エスポワール 1局動画

大森にある雀荘「麻雀エスポワール」が配信している一局動画です。見事、高め三色をアガります。

麻雀エスポワール 1局動画

大森にある雀荘「麻雀エスポワール」が配信している一局動画です。素人なら簡単に鳴いてしまいそうな手を門前で進めます。振り込んだお客さんが悔しそうな声を上げていますが、それも納得、といった一局。

水口美香プロとダブルゲスト

仲の良いみずぐちむこと水口美香プロとダブルゲストで来店した日の動画です。

水瀬千尋プロとダブルゲスト

仲の良いみなせちむこと水瀬千尋プロとダブルゲストで来店した日の動画です。


4.まとめ

「次世代ファンタジア」の名前が示すとおり、次の時代を背負って立つ、若手女流雀士、それが足木優プロです。若手女流プロというと、日本プロ麻雀連盟や日本プロ麻雀協会にはたくさんいますが、最高位戦日本プロ麻雀協会の中では数少ない逸材です。まだ、タイトルの獲得やテレビ対局の経験といった実績は少ないですが、最高位戦の先輩である、渡辺洋香プロや石井あやプロ、茅森早香プロのような美しく強い麻雀プロにこれからきっと成長していくでしょう。麻雀界のイメージをより華やかに変えてくれるような魅力を持っている足木優プロをこれからも応援していきたいと思います。

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皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!

  1. 10年以上前、足木さんに大変お世話になりました。一度挨拶に伺う予定です。レクサスを購入しました。7月に出来上がる予定なので楽しみです。