黒沢咲 才色兼備の美人雀士「強気のヴィーナス」
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黒沢咲 才色兼備の美人雀士「強気のヴィーナス」

黒沢咲プロは美人女流雀士として人気の日本プロ麻雀連盟の麻雀プロです。強気のヴィーナスという通り名を持つ、攻撃的な打ち筋と、女流雀士の中でもトップクラスであるルックス、才色兼備な麻雀プロ、黒沢咲についてご紹介します。

目次


1.黒沢咲について

黒沢咲(くろさわ さき)プロは、日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士です。女流雀士では二階堂姉妹がトップクラスの人気、知名度を持っていますが、黒沢咲プロも同じぐらいの実績もキャリアも持っている、人気女流雀士なのです。

プロフィール

  • 生年月日:10月6日(生まれた年は非公開)
  • 出身地:北海道生まれ東京都育ち
  • 血液型:A型
  • 趣味:ゴルフ、料理、旅行
  • 好きなもの:お酒(ワイン、シャンパン)
  • 配偶者:独身

年齢、本名は非公表です。ネット上では色々な噂が流れていますが、本当のところはわからないです・・・。黒沢咲という名前は本名ではなく、言い方を変えれば芸名です。名付け親は同じ日本プロ麻雀連盟所属の麻雀プロ、宮内こずえプロで、名前を考えてくれと相談され、携帯の電話帳を見て目に付いた苗字が黒沢だった、というのがきっかけだそうです。ちょっと雑に決められた感じもありますが、「黒沢咲」綺麗な名前ですね。

北海道で生まれて、生後10ヶ月で東京に引っ越してきたので、北海道生まれ、東京育ちです。なので、出身地は北海道や東京と紹介されることがあります。

本当かどうかはわかりませんが、ネット上では本名は「犬丸千恵子」といった噂が流れています。しかし、出処がわからない、単なる噂なので、ちょっと本当だとは信じられないところです。

人物・性格

日本プロ麻雀連盟内の段位は五段(一番高い段位は九段で、2015年現在六段が女性の中では最高位)です。六段の女流プロは二階堂亜樹プロ、五段の女流だと清水香織プロといったぐらいで、女流プロの中ではトップクラスの実力を持っているのが、黒沢咲プロなのです。そして、攻撃的な雀風からキャッチフレーズは「強気のヴィーナス」と呼ばれています。

麻雀プロとしては、2005年頃にデビューした、日本プロ麻雀連盟の21期生です。同じ連盟の人気女流雀士、宮内こずえプロが18期生、和泉由希子プロは19期生なので、その二人よりも少し後輩、といった形でしょうか。同期の女流プロに田村りんかプロがいます。

黒沢咲プロは女流雀士の中でも長いキャリアを持っているので、黒沢咲プロに憧れて麻雀プロになった、という女流雀士も少なくないです。日本プロ麻雀協会所属の水城恵利プロも、憧れの雀士として黒沢咲プロの名前を挙げています。

2006年のインタビューでは将来的には結婚したいと話していますが、2015年現在、独身です。「あのん」という名前の犬を飼ってたりします。ブログでもたびたび登場します。話している動画を見ていただくとわかるように、他の女流雀士と比べてもどこか上品というか、品のある感じがするのが魅力的な、黒沢咲さんです。

強気のヴィーナス・黒沢咲、こんな感じの方です↓

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麻雀との出会い

麻雀を本格的に覚えたのは大学生になった時で、それ以前の小、中、高校生時代には、麻雀はやらなかったけれど、ドンジャラにはまっていたそうです。家族相手に勝つまでやっていたと、インタビューで話していたことがありました。

そして、大学は上智大学に進学し、大学時代に麻雀を覚え、そして麻雀に熱中するようになりました。

上智大学理工学部卒業

黒沢咲は上智大学理工学部卒業という、高学歴なインテリ雀士なのです。上智大学は女性が多いですが、文系と違い理系は周りが男性ばかりで、休講があるとみんな雀荘に行っていたそうです。サークルや学科の男友達といった周りの影響を受け、黒沢咲プロも雀荘に行くようになり、麻雀を覚えていったと話しています。もし文系だったら麻雀をやってなかったかもしれないとも言っています。

麻雀以外には、テニスサークルに所属していたり、スキューバダイビングをしていたりしたそうです。

しかし、麻雀で生活を破綻させることなく、授業の合間に雀荘に通い、仲間と4人で卓を借りて打っていたようです。きちんと大学を卒業し、就職することになります。

ですが、学生時代に雀荘に通いを続けているうちに、麻雀プロの存在を知ることになり、勧められたこともあったようです。そのプロのなることを勧めた人物というのが、当時新宿で雀荘のメンバーをやっていた、二階堂姉妹の父でした。「麻雀プロにはならないの?瑠美ちゃんと亜樹ちゃんが『プロになればいいのに~!』って言ってたよ。」と声をかけられ、心がときめいたけれど、勇気がでなくて、就職することにしたと話しています。

会社員と麻雀プロの二足のわらじ生活

スチュワーデスを目指して就職活動を行っていましたが、上手くいかず、コンサル系の会社に就職することになります。

就職してからは趣味として麻雀を続け、仕事帰りに雀荘に通っていたそうです。不満はないが、刺激がないと感じる毎日、アフター5の麻雀が唯一の楽しみだったと回想しています。ちょっと変わったOLですね。そんなある日、雀荘の待ち席で近代麻雀を読んでいたら、日本プロ麻雀連盟のプロテストの募集要項が目にとまり、勇気を出して応募して、プロテストを受け、見事合格し、麻雀プロになりました。

日本プロ麻雀連盟に入会して最初の5年間は会社員を続けながら、麻雀プロとしての活動を続け、OLと麻雀プロの二足のわらじを履いて生活するスーパーウーマンといった感じでした。平日は会社員、週末は麻雀プロ、といった活動をしている人は少なくなく、黒沢咲プロは女流の中でもその代表格でした。

会社員としての一面もあったため、麻雀プロとしての活動では本名ではなく、黒沢咲プロという芸名を使って活動を続けていたのです。

多忙により麻雀プロに専念

しかし、OLと麻雀プロの二足のわらじの生活は楽ではなく、休みも月に一度ほどしかなかったので、楽しかったけれど体力的にきつかったようです。会社員を続けながら麻雀プロとして活動する人は多いですが、黒沢咲プロは女流ということもあり売れっ子でもあったので、週末は地方に雀荘ゲストで行くことも多々あり、リーグ戦、テレビ対局にも積極的に参加していたので、決して楽ではなかったと思います。

ファンからしたら、平日働きながら、週末麻雀プロとして活動する、スーパーウーマン・黒沢咲プロの姿は、それはそれでカッコイイと思いますが、やはり決して楽な道ではなかったでしょう。現在では麻雀プロ一筋で、精力的に活動し、対局でも他の女流雀士に引けを取らない輝かしい結果を残しています。

ブログ・ツイッター

公式ブログ→黒沢咲のONとOFF

公式ツイッター→https://twitter.com/kurosawasaki

ブログ、ツイッター共に更新率はかなり高く、頻繁にゲストで地方に行った時の話や、大会の結果、月間の予定が把握出来ます。少しでも黒沢咲プロに興味を持ったら要チェックです。

ブログを読んでいると、同じ日本プロ麻雀連盟の手塚紗掬プロと仲が良いようです。サキク様と呼んでいてたびたびブログに登場しています。

そして、黒沢咲プロは妹と一緒にポーセラーツ(皿やコップに絵を書いたりすること)教室を行っていて、開催日の情報などもブログで公開しています。ブログに妹さんとの2ショットが登場することがありますが、そっくりです。黒沢咲プロのポーセラーツ教室には、他の女流雀士もよく参加するようで、その様子もブログで書かれていたりします。


2.麻雀プロとしての実力

日本プロ麻雀連盟の女流雀士といえば、真っ先に二階堂姉妹が思い当たると思いますが、黒沢咲プロはその二人と比べても遜色のない、影の実力者とも言える活躍をしている人なのです。

ちなみに、対局流は黒酢ジュースとオロナミンCを飲んでいるそうです。(2009年のインタビューでの情報)

獲得タイトル

  • 第六回、第七回プロクイーン決定戦(2008年、2009年、日本プロ麻雀連盟主催の他団体の雀士も参加する女流限定大会)
  • 第六回、第九回さんクイーンカップ(2008年、2011年、雀荘グループ主催のテレビ対局)
  • 第三回雲蒸龍変~夏の陣~(2008年、アーケードゲーム「麻雀格闘倶楽部」のプロアマ参加の大会)
  • 四神の舞・朱雀編 優勝(2015年、日本プロ麻雀連盟主催のニコニコ動画で生放送された女流大会)

プロクイーン決定戦は日本プロ麻雀連盟ながら、日本プロ麻雀協会最高位戦日本プロ麻雀協会といった他団体のプロ麻雀団体所属の雀士も参加する、女流王者決定戦といった趣の大会です。その大会で、08年、09年と二連覇を果たした実績を持っているのです。麻雀ライターの馬場裕一プロは「巧さなら二階堂亜樹、しかし強さなら黒沢咲」と称しています。やはり、メジャータイトルである、プロクイーンの二連覇というのを高く評価しているそうです。

テレビ対局でも、さんクイーンカップを二度獲得しており、団体の外の大会でも高い実績を残しています。

また、2015年に開催され、ニコニコ動画で生放送されている「四神の舞」という企画。これは速攻型の「朱雀」、防御型の「玄武」、攻撃型の「白虎」、運型の「青龍」といった四つのジャンルに分かれた女流雀士が競い、それぞれの優勝者が3月31日に開催される決勝性で一位を争う、といった趣旨の大会です。

その結果は・・・・・・・、

白虎代表の古谷知美プロが優勝しました。黒沢咲もギリギリまで首位に立っていたのですが、最後の半荘で古谷知美にまくられてしまいました。黒沢咲プロはトータル2位という結果に終わりました。

数少ない女流でのAリーグ経験者

男女混合の日本プロ麻雀連盟のリーグ戦はA1、A2、B1、B2、C1、C2、C3、D1、D2、D3とサッカーのJリーグのように分かれていて、黒沢咲プロはA2リーグに所属していましたが、残念ながら2014年度のシーズンは下位4位以内に入ってしまい、B1リーグに降格してしまいました・・・。降格してしまった年の黒沢咲プロの「第31期A2リーグ第9節レポート」という日本プロ麻雀連盟のホームページの記事の冒頭に、

「やはり調子にもモチベーションにも波がある。
そして、不調の波とモチベーションの波がともに下がったとき、とてもきつい状況に陥る。
今期の私は、まさにその状態だった。」
出典:「第31期A2リーグ第9節レポート 黒沢 咲」

といった話をしています。やはり調子の波を戻すことができず、降格になってしまいました。

現在、Aリーグに所属している女流は二階堂亜樹プロのみですが、二階堂亜樹プロ以外にAリーグで戦っていたのは黒沢咲プロぐらいでした。二階堂亜樹プロといえば、やはり女流雀士、そして日本プロ麻雀連盟の看板雀士といえる存在です。多くの連盟所属の雀士が目標に掲げている、リーグ戦の覇者の称号「鳳凰位」、黒沢咲プロも目標と公言していますが、その鳳凰位に一番近い女流なのが、二階堂亜樹プロと黒沢咲プロだと言えるでしょう。

一時はA1リーグ昇格を狙えるいい位置に付いていた年もありました。残念ながら降格して2015年はB1リーグ所属になってしまいましたが、再び、Aリーグへ昇格し、女流ではまだ成し遂げた人がいない、鳳凰位のタイトルを取って欲しいと思います。

「強気のヴィーナス」の雀風

「強気のヴィーナス」といぐらいなので、攻撃的な雀風と言われています。攻撃的と言っても、もう少し細かく説明すると、

「メンゼンで高打点」

本人が語るには、そこにこだわりを持っているそうです。

攻撃型といっても、例えば「攻めダルマ」というキャッチフレーズを持つ攻撃型の雀士・佐々木寿人プロのように場合によっては鳴いて仕掛ける、といった戦略はあまり取らないで、黒沢咲プロはポン、チーといった鳴きの仕掛けは控え、あくまでもメンゼンで手を進めることが多いです。

なので同名の漫画の主人公のように、カンを乱用してアガったりはしません。

高打点を目指すのが黒沢咲プロの戦略で、「手数」で勝負せず「手役を妥協しない」とインタビューで答えているのを見たことがあります。あまり自分から手を下げてアガりを広いに行くことはしないで、スピード負けしても、その分打点の高さでカバーできればいいかな、と思っているそうです。

攻撃的な戦略を取っている反面、大物手に振り込んだりすることもあります。しかし、致命的なミスをしても復活するメンタルの強さも兼ね備えています。そんな黒沢咲プロが心がけていること。

1、常に緊張感を持って打つ
2、必ず振り返りをする

この二つに心がけているそうです。この二つ目の「振り返ること」、対局が全て終わってから、ということが大事だと話しています。

対局途中に前の局のことを考えたり悔やんだりしてもしょうがない、対局中は目の前のことに集中して、余計なことは考えない。終わったあとに反省するそうです。

麻雀だけでなく、日常でも大切な心がけのような気がしました。


3.黒沢咲動画特集

youtubeにアップされている、黒沢咲プロの動画を紹介します。

役満・四暗刻をアガります。粘りに粘って役満を出す姿に惚れてしまいそうです。

役満・大三元をアガります。何だか大三元が簡単に見えます・・・。

黒沢咲らしい、高い打点でのアガりです。強い。

女流雀士の二階堂瑠美プロ、黒沢咲プロ、茅森­早香プロの三人と、アニソン歌手・Sister MAYOと対談しています。やっぱり・・・、品の良さを感じます、黒沢咲プロ。

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4.まとめ

女流雀士の中でも、トップクラスの実績と実力を持っているのが、黒沢咲プロです。男女混合の大会で優勝したことはありませんが、連盟の中のAリーグに所属した経験がある、というのも大きな称号の一つです。まさに才色兼備な活躍をしている黒沢咲プロです。これからも、より一層の活躍、そして目標としている鳳凰位の称号を女流初という形で獲得して頂きたいと思っています。

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皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!

  1. 黒沢咲プロは、見ていて、とても気持ちが、いいマージャンをしています。これからも、前、前、前と気持ちを切らさず、頑張て進んでいって欲しいです。イチファンより

    • 書き込みありがとうございます!
      黒沢咲プロは自信に満ちた思い切りの良い麻雀を魅せてくれますね^^
      今後も麻雀界を代表する女流雀士としてより一層の活躍を期待したいと思います!!