【黒沢咲】見るもの全てを魅了するセレブ雀士
黒沢咲プロは、日本麻雀連盟所属でMリーグではTEAM RAIDEN/雷電に所属する、人気女流雀士の一人で、ほとんど鳴かずに面前で手を進め高打点を目指すその戦術は、セレブ打法とも呼ばれており、多くの麻雀ファンを魅了しています。強気のヴィーナスという二つ名を持つ、強くて美しい、黒沢咲プロについてご紹介します。
“強気のヴィーナス”黒沢咲プロについて
プロフィール
- 名前:黒沢 咲(くろさわ さき)
- 生年月日:10月6日(年齢非公表)
- 出身:北海道札幌市
- 学歴:上智大学理工学部化学科卒業
- 血液型:A型
- 好きな物:料理、食べる事、お酒(シャンパン、スパークリングワインなど)
- 所属団体:日本プロ麻雀連盟(21期生)
- Mリーグチーム:TEAM RAIDEN/雷電
- X(旧Twitter):@kurosawasaki
- Instagram:kurosawa_saki
- YouTube:Kurosawa ch
- ブログ:黒沢咲オフィシャルブログ Powered by Ameba
黒沢咲プロは、滅多に鳴かず、高打点を常に目指す雀風と美貌から強気のヴィーナスという二つ名を持っています。またその戦法と、父親が実業家で実家は9LDKの一軒家に住み、本物のセレブという事から、セレブ麻雀やセレブ打法というあだ名がついています。Mリーグ参戦後からは、チームメイトたちから"お嬢"と呼ばれるようになり、その愛称が定着しています。
ポーセラーツ(皿やコップに絵を書いたりすること)のインストラクターの資格を持ち、時々ポーセラーツの教室を行っていて、妹さんと共に教室を行っています。
料理が得意で自身のYouTubeチャンネルでも、大きな魚をさばいたり、「熱闘!Mリーグ」の密着取材でも、その素晴らしい腕前を披露しています。麻雀プロにならなかったらどんな職業につきたいか、という質問にも寿司屋と答えるほどの料理好きです。もちろん食べる方も好きで、自他ともに認める大食いです。そしてセレブらしく、好きなお酒はシャンパン。
生まれた場所は北海道ですが、生後10か月で東京都世田谷区に引っ越してきたため、実質東京都生まれなので、東京都生まれと表記されることがあります。厳密に言うと、北海道生まれ東京育ちとなります。
黒沢咲プロは2005年入りにプロ入りした日本プロ麻雀連盟の21期生で、同期には、仲田加南プロ、吾妻さおりプロ、古橋崇志プロ、井出康平プロといったタイトル戦の常連で人気のあるプロたちがいます。
2021年は日本プロ麻雀連盟のA1リーグを2位通過し、連盟最高峰タイトル"鳳凰位決定戦"に女流として初めて出場した経験のあるプロです。
年齢と本名は非公表
誕生日は発表していますが、生まれた年は非公表にしており、麻雀界でも屈指の麻雀界の美魔女として知られています。大学卒業後、就職した後に麻雀プロになり、プロ歴も長く、二階堂姉妹や、和泉由希子プロや宮内こずえプロといった女流四天王と呼ばれるプロたちと同時代から活躍しているため、なんとなくの年齢はわかる気がしますが、そこは深く追求してはいけません。
2018年に「熱闘!Mリーグ」の密着取材を受けた時には、24歳からは覚えていないと話しています。
また、名前も非公表で、黒沢咲という名前は本名ではありません。本名・犬丸千恵子説がネット上に流れた事がありましたが、何も根拠がなく、ガセである可能性が高いです。
名付け親は同じ日本プロ麻雀連盟所属の麻雀プロ、宮内こずえプロで、名前を考えてくれと相談され、携帯の電話帳を見て目に付いた苗字が黒沢だった、というのがきっかけだそうです。麻雀漫画「咲-Saki」は、黒沢プロがデビューした後に始まった漫画なので関係ありません。
旦那さんと娘・西子
2019年9月30日、Mリーグ2019-20シーズン開幕戦の第二試合、見事シーズン初勝利を決めたその日のインタビューで、結婚をサプライズ発表。旦那さんとのなれそめは、現在は麻雀プロを辞められた田村りんか元プロに誘われて行った、ジンギスカンの食べ放題の食事会がきっかけで出会い、そこで旦那さんと意気投合し良い印象を持ったものの、あまり恋愛対象にならないんじゃないかと思い、もういいやと思って、ジンギスカンを好きなだけ食べて飲んでいたところ、その食べっぷりとかを見て、旦那さんも良い印象を持ったそうです。
プロポーズは交際から半年ぐらい経った頃、海外旅行に行った時に告げられ、予期せぬタイミングだったのでびっくりしたそうです。旦那さんは当時、月に一度ぐらいしか東京に滞在せず、遠距離恋愛でしたが、結婚後は東京へ居住することになりました。(黒沢咲は“ジンギスカン婚”だった!夫との馴れ初め「食べて飲みまくっていたのを見て、いいと思ってくれたみたい」より)
結婚願望は昔からあったが、今世は結婚は無理だと諦めていたところに、良い縁に恵まれて結婚することになりました。
そして、2020年2月7日、Mリーグ2019-20シーズンの第二試合に勝利し、その日の勝利者インタビューで懐妊を報告、そして、7月2日に自身のブログにて無事女の子を出産したことを発表しました。(【新ブログでご報告】7月2日、快晴の日に!)
黒沢プロの娘さんは、ご自身の名前と同じく非公表で、"西子(しゃーこ)"という偽名で、自身のSNSやYouTubeなどで度々登場しています。顔もスタンプで隠しており、非公表になっています。
2017年に子宮筋腫(良性腫瘍)の摘出手術を受けているため、出産は帝王切開で行われ、採血するだけで倒れるくらい医療行為が苦手なので恐怖も大きかったそうですが、終わってみたら、案ずるより産むが易しの言葉通りだったことを自身のブログで明かしています。(カイザーより)
旦那さんと西子についての詳細はあまり明かしていませんが、幸せそうな日常は端々に感じます。旦那さんは麻雀を全くやらないようですが、それがかえって良い関係を築けている秘訣かもしれません。また、黒沢プロが試合に臨むときは、旦那さんが西子の面倒を見たり、旦那さんも家事と子育てなどをサポートしているおかげで、麻雀プロとして活躍できているそうです。
内川幸太郎プロと西
Mリーグ2019-20シーズンの2月25日の第2試合のオーラス、内川幸太郎プロが黒沢咲プロへ四暗刻単騎を放銃し、このシーンは後にCMなどでも使われることになり、Mリーグの歴史に残る有名な1シーンとなりました。
この事件が起きたのは、内川プロとサクラナイツにとっても1年目のシーズンとなった、Mリーグ2019-20シーズンの2月25日の第2試合のオーラス。レギュラーシーズン終盤、この時ボーダーラインの7位に位置する赤坂ドリブンズは3位サクラナイツを射程圏内にとらえており、内川プロにとっては自分の順位・素点が大きく変わらないのであれば、7位ドリブンズ・村上プロよりも8位風林火山・勝又プロにトップを取ってもらいたい立場でした。内川プロは、下家である親の勝又プロを鳴かせ、連荘してもらえるようにアシストし、狙い通り二本場を迎えます。
内川プロは、村上プロにトップを取らせず、あわよくば自分も着順アップを狙います。そういった条件のもと、内川プロはテンパイをしますが、勝又プロから出た当り牌を見逃します。これをアガると素点は回復しますが、勝又プロは2位になり、自身も4位のまま、賛否両論ありますが、内川プロは苦渋の選択でこの当り牌を見逃しました。
この時、黒沢プロは四暗刻単騎をテンパイしていました。途中待ちを西に変え、試合も終盤に差し掛かり流局かと思いましたが、内川プロはハイテイで西を掴んでしまいます。思わず内川プロは苦悶の表情を浮かべ、約1分間の長考に入ります。黒沢プロが四暗刻を張っている可能性も西を待ちにしている可能性も内川プロは頭にあったそうですが、テンパイを崩してオリれば、次局での着順アップ条件が厳しくなるという判断から、西を切り四暗刻放銃という結果になりました。
しかし、放銃に至るまでのプロセス、内川プロの表情、あらゆる面で話題となり、Mリーグの名場面となっていきます。Mリーグ公式YouTubeチャンネルで公開された動画は470万回以上の再生され、大和証券「CONNECTまいにち投信」やソニー損保の自動車保険のCMに使われ何度もMリーグ中継の合間に流され、打った"西"は2022年4月9日から25日の間秋葉原で開催されたMリーグポップストアにおいて、回転する台座の上で展示されたるなど、長きにわたり伝説として語り継がれていきます。
Mリーグ歴代2位の11万2,700点
Mリーグ2022-23シーズン、11月7日に行われた第一試合、この試合、黒沢咲プロはこの当時Mリーグ史上最高となる11万2,700点を出しました。
また、この試合は、Mリーグ史上最長時間となる3時間28分、1試合最多局数となる26局となる長丁場となりました。南四局は10本場まで続き、これはMリーグタイ記録となっています。そして、この試合一度もアガることが出来なかった、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波プロは、Mリーグレギュラーシーズンワースト記録となる-4万7,600点を記録するなど、記録尽くしの試合となりました。
黒沢咲プロの持ち味である高打点が見事炸裂した試合ですが、このシーズン、ここまで4戦、4着、3着、3着、3着と苦しい試合が続いている中での嬉しい勝利でした。また、黒沢プロが第一ツモを取り忘れ、あわや少牌となる場面がありましたが、U-NEXT Pirates・鈴木優プロが指摘したため、黒沢プロが少牌になることは防がれました。鈴木優プロの、このフェアプレイがなければこの記録も生まれなかったかもしれません。
奇しくも、この試合二着だった赤坂ドリブンズ・鈴木たろうプロが、翌年の2023-24シーズン2月26日に11万2,800点を記録し、この記録は更新されました。
著書
- 渚のリーチ!(2022年2月28日、河出書房新社)
- 黒沢咲の鳴かずに勝つ!セレブ麻雀(2022年5月26日、KADOKAWA)
「渚のリーチ」は、黒沢咲プロ自身の手で書かれた半自伝的小説で、登場人物は皆仮名ですが、日本麻雀プロ連盟やMリーグといった団体は実名で登場し、黒沢プロがプロ入りし、会社員と両立しながらプロ活動を続け活動、そして、Mリーグが発足しドラフト指名を受け、Mリーグの舞台での活躍ていく姿が描かれています。
主人公の名前は大地渚、Mリーグのチーム名はチーム雷電ではなくチーム雷神といったように、名前こそ違いますが、実際のエピソードが元になっており、麻雀プロと会社員の両立の大変さと葛藤や、どのように強気のヴィーナスになったのか、セレブ麻雀が確立するまでどういう苦労があったのか、Mリーグにかける思いなど、小説にしていることによりその時に黒沢プロがどのような感情だったかということが良く伝わってきます。
作中には、二階堂姉妹や、前原雄大プロ、萩原聖人プロ、瀬戸熊直樹プロといった人物がモデルになっているであろう人物が登場し、仮名ですが、わかる人にはわかるようになっており、登場人物のモデルが誰かを考えるのも面白いです。
現役麻雀プロが小説家デビューということで、TBSの人気情報番組「王様のブランチ」で「渚のリーチ!」が取り上げられ、黒沢プロのインタビューも放送され、大きな話題となりました。
そして、黒沢プロは麻雀戦術本も出版しており、「黒沢咲の鳴かずに勝つ!セレブ麻雀」は、タイトル通り、黒沢プロの持ち味である面前で高打点を目指す打ち筋や、滅多に鳴かない黒沢プロがどういう場面に鳴くかということを解説した一冊です。戦術本ではありますが、黒沢プロ独自のセレブ麻雀は真似しようにもなかなか真似できない戦法でもあり、黒沢プロの麻雀の魅力をより楽しむための本という側面も持っています。
プライベートな質問にも答える「黒沢咲、100の質問」やTEAM雷電のチームメイト、多井隆晴プロ、小林剛プロ、堀慎吾プロによる「黒沢咲についての証言」といったコラムも充実しています。
セレブ麻雀を確立した黒沢咲プロの経歴
大学で麻雀と出会い人生が変わる
黒沢咲プロは麻雀に出会うまでは、音楽に打ち込んでおり、6歳から高校生まではエレクトーンを習っており、小学校の時には吹奏楽部に入りフルートを担当、高校生の時にはオーケストラでビオラを担当するなど、後に麻雀プロになるとは思えないような、セレブらしい少女時代を過ごしていました、
麻雀に出会うのは大学に通うようになってからですが、小学校の時に、家族でドンジャラをやるようになり、自分が勝つまでやり続けるほど、はまります。四暗刻をアガったり、リャンメン系よりもシャンポン系のリーチを好む、黒沢咲プロらしいルーツです。
大学は上智大学理工学部に入学しました。料理が好きなので、実験をしたりするのも好きだったそうです。理系の学部に進学した黒沢プロの周りには、男性が多く、多くの男子大学生が雀荘に行くので興味を持ち、自身も雀荘に行ってみると、すっかり麻雀にはまり、毎日のように雀荘に通うようになります。
最初は仲の良い友人とセットを打っていましたが、次第に一人でフリーの雀荘にも通うほど麻雀にのめり込みます。麻雀好きの友人たちは留年していきましたが、黒沢プロは、きちんと大学に通いながら、雀荘にも通い、無事に4年間で大学を卒業します。
大学を卒業した黒沢プロはコンサルティング会社に就職します。仕事をきちんと定時までに終わらせると、雀荘に行くといった生活を送っていたため、会社内では変わり者と言われていたそうです。
二階堂姉妹のお父さんがきっかけで麻雀プロに
大学時代から黒沢プロは新宿のフリー雀荘に通っていました。その店で働いていた二階堂亜樹プロと二階堂瑠美プロのお父さんが働いており、それで麻雀プロという存在を知ります。お父さんが働いていることもあり、二階堂姉妹がゲストに来ることも度々あり、麻雀プロについてはよく知らない黒沢プロにとって、数少ない知っている麻雀プロが二階堂姉妹の二人でした。
ある時、二階堂姉妹のお父さんが「瑠美ちゃんと亜樹ちゃんが、プロになればいいのにって言ってたよ。」と、黒沢プロに伝え、この言葉に感激するのと同時に、プロになることを意識するようになります。
大学や会社に通いながらも毎日のように雀荘に通うほど麻雀を愛している黒沢プロですが、雀荘で働いた経験もなく、麻雀業界に詳しいわけではないので、自分がプロになれるのだろうかと、締め切り日ギリギリまで悩んだそうですが、意を決して履歴書を日本プロ麻雀連盟に送り、プロテストを受け、合格し、2005年に日本プロ麻雀連盟所属の麻雀プロとなります。
プロになった黒沢プロですが、平日は会社勤めをして、土日は麻雀プロとしてリーグ戦や大会に出場する、二足の草鞋の生活を送ります。平日の仕事終わりに、麻雀店のゲストに入ることもあり、休みがあっても月に一日あるかないかといった多忙な日々だったそうです。
2008年に日本プロ麻雀連盟が主催し、他団体の選手も参加することが出来る女流の大会"第6期プロクイーン"で優勝、初のタイトルを獲得します。
そして翌2009年の"第7期プロクイーン"も優勝、大会初の連覇を果たします。この時期には、麻雀プロとしての仕事が増え、会社員と麻雀プロの両立があまりに忙しすぎるため、勤めていた会社を辞め、麻雀プロ一本で生活するようになります。
Mリーグに初年度から参加、セレブ麻雀で世間を魅了
プロクイーン連覇を果たすと、女流モンド杯などの放送対局に多数出演し、二階堂亜樹プロ、二階堂瑠美プロ、宮内こずえプロ、和泉由希子プロといった女流四天王と引けを取らない人気女流プロになります。
デビュー当時から、強気のヴィーナスの二つ名の通り、攻撃型の麻雀が持ち味でしたが、2015年頃に連盟を代表するベテランプロである前原雄大プロが、「黒沢が鳴きを止めたら、大変な打ち手になる」と言っていう話を耳にします。黒沢プロも鳴きを取り入れようと研究した時期もあったそうですが、なかなかうまくいかず、鳴いてしまうと不運が続く傾向になるため自分には向いていない思っていたところに、前原プロの言葉を耳にし迷いが吹っ切れ、極端に副露率が低い、黒沢プロのスタイルが確立されていきます。
2017年8月には子宮筋腫の手術を受けます。起きられないほどの痛みがあったそうですが、手術でその痛みもなくなると、やろうと思えばなんでもできると、むしろ前向きな気持ちになり、完全復活。
2018年8月7日に行われた第1回Mリーグドラフト会議でTEAM RAIDEN/雷電にドラフト3巡目指名を受け、初代Mリーガーの一員となります。黒沢プロは指名されるとは思っていなかったそうなので、びっくりしたし自分が選ばれるのは意外だったと語ります。リーグ戦も好調で順調に昇級している時期だったので、タイミングが良かったのでは、と黒沢プロは分析しています。
2019年9月30日には結婚を発表、そしてその年の連盟のリーグ戦で2位となりA1リーグに昇級、2020年2月7日には懐妊を発表します。妊娠してから運気が上がり絶好調だったと黒沢プロは語っています。
2020年の連盟A1リーグは産休を取り、初参加となった翌2021年のリーグ戦では2位となり第38期鳳凰位戦に進出、惜しくも4位となりましたが、麻雀プロになったときから目標として口にしていた鳳凰位にあと一歩と迫りました。
その後、A2リーグに降格してしまいましたが、目指すは女性初となる鳳凰位の獲得と、チーム雷電のMリーグ優勝が大きな目標となっています。これからも、黒沢プロにしかできないセレブ打法で、多くのファンを魅了しながら、勝利を掴んでいくことを期待しています。
シーズン | 個人 スコア | 平均 打点 | 4着 回避率 | 最高 スコア | 半荘数 |
---|---|---|---|---|---|
2023 | -215pt | 7,586 | 0.7273 | 49400 | 22 |
2022 | -9.2pt | 6,951 | 0.7826 | 112700 | 23 |
2021 | -148.8pt | 6,702 | 0.6087 | 53500 | 23 |
2020 | 193.3pt | 6,844 | 0.8065 | 81300 | 31 |
2019 | 150.5pt | 8,234 | 0.7143 | 80600 | 28 |
2018 | 116.9pt | 6,750 | 0.7727 | 59200 | 22 |
獲得タイトル
- 第6期、7期 プロクイーン優勝
麻雀最強戦での大逆転
麻雀最強戦2019女流プレミアトーナメント「一発逆転」、Mリーガーである二階堂瑠美プロ、茅森早香プロ、そして佐々木寿人プロの妻である手塚紗掬プロといった、長年麻雀界を支えてきた人気女流プロたちの一戦、黒沢プロのラス目で迎えた南3局、黒沢プロのセレブ打法が炸裂し、大会テーマにふさわしい大逆転、これが決め手となりこの試合勝利を掴みます。
鳴く時は鳴く黒沢プロ
2018年から2019年にかけて放送された第16回女流モンド杯の一戦、オーラス、滅多に鳴かない黒沢プロが、カンで増えたドラを活かすために二鳴き、この作戦が功を奏して大逆転、鳴いても高打点を目指す黒沢プロらしい一局
Mリーグ、伝説の四暗刻
Mリーグ2019-20シーズンの2月25日の第2試合のオーラス、後に伝説となる内川幸太郎プロの西放銃による、黒沢プロの四暗刻。まさにMリーグの歴史に残る名シーンです。
縁起のいい西で大逆転
Mリーグ2019-20シーズンの3月24日、二着で迎えたオーラス、最後のツモで当り牌である西をツモり大逆転。伝説の四暗刻西単騎の一か月後にこの勝利、雷電の麻雀は面白いんです、というスローガンに恥じない勝利です。
アガ続ける黒沢プロ
Mリーグ2022-23シーズン、11月7日に行われた第一試合、この当時Mリーグ史上最高となる11万2,700点を出した黒沢プロの全アガりです。もう手が付けられないという状態になった黒沢プロ、運も味方につけてしまうのが黒沢プロの恐ろしいところです。
箱下からの大逆転
Mリーグ2023-24、12月15日に行われた第一試合、一時は箱下となりラス目となりますが、南三局、オーラスと大きなアガりを決め、最終的には二着となる素晴らしい大逆転劇。
まとめ
滅多に鳴かずに面前で高打点を狙う黒沢プロのセレブ打法は唯一無二のもので、多くの麻雀ファンを魅了してきました。Mリーグ前からもタイトルを獲得し放送対局でも活躍してきた人気女流プロでしたが、Mリーグ初年度から活躍し、チーム雷電らしい魅せる麻雀でさらに多くの人気を獲得し、Mリーグや麻雀の普及に大きく貢献した麻雀プロの一人と言えるでしょう。誰にもまねできない黒沢プロらしい魅力的な麻雀で、女性初となる日本プロ麻雀連盟最高峰タイトル"鳳凰位"やチーム雷電の初優勝を手にすることを期待しています。
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
黒沢咲プロは、見ていて、とても気持ちが、いいマージャンをしています。これからも、前、前、前と気持ちを切らさず、頑張て進んでいって欲しいです。イチファンより
書き込みありがとうございます!
黒沢咲プロは自信に満ちた思い切りの良い麻雀を魅せてくれますね^^
今後も麻雀界を代表する女流雀士としてより一層の活躍を期待したいと思います!!