平和(ピンフ) [ 1翻 門前 ]
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ピンフは、麻雀の役の中でもタンヤオと並ぶ最も基本的な役の一つで、出現率が非常に高いです。一番アガりやすい役だと言われていますので、一体どんな役なのかは分からないけど、ピンフがついてたらラッキー、といった初心者の方も、レベルアップには絶対に欠かせませんので、しっかりと覚えましょう!
1. 役の作り方
出現率:19%-22%
初心者必須!















1翻 | 門前のみ | 両面待ち |
4つの面子を順子(シュンツ)で作る。雀頭(ジャントウ=頭)は役牌以外、待ちの形は両面待ち(リャンメン待ち)でなければならない。 |
押さえるべき4カ条
ピンフ四カ条
1) 門前であること
2) 全ての面子が順子(シュンツ)で構成されていること
3) 雀頭(ジャントウ = アタマ)が役牌でないこと
4) テンパイした時の待ちが両面待ちであること
詳しく解説すると、
『門前(メンゼン)』とは鳴いていない(ポン、チー、カンをしていない)状態。鳴いていたらピンフは成立しません!
『順子』とは、123、567といったような連続した数字の面子。刻子(コーツ=111や555といった同じ数字で出来た面子)が入っていたらピンフにはなりません!
三元牌(白、發、中)、自風牌(東家なら東、西家なら西、といった自分の場所と同じ字牌)、場風牌(東場なら東、南場なら南といった場と同じ字牌)、といった役が付く字牌は雀頭にできません!
『リャンメン待ち』 とは数牌でシュンツをつくりたいときに、両端の牌を待つ形のこと。つまりはこういうこと↓
この4つのポイントを覚えてりゃー、ピンフはバッチリ!
2. アガるポイント
基本に忠実に
ピンフは役の中でも基本中の基本、最初に覚えるべき役、と言われます。それにはしっかりとした理由があって、順子、メンゼン、両面待ち、というピンフの要素が、麻雀においてアガるための基本と言われている要素なのです!
まさに、教科書のような存在、それがピンフなのです。
全体に四枚しか存在しない牌を三枚集める刻子と、連続の数字を集める順子では、確率的に、順子の方が集まりやすいのは確かです。
そして、両面待ちというのは、当たり牌が二種類あるので、他の待ち(カンチャン待ちやペンチャン待ち)と比べたら格段に当たり牌を手にする確率は上がります。
ポン、チー、カンの鳴きというのは、鳴いてしまうと手牌の一部を周りに見せるため情報を公開してしまいますよね、そして、自由に動かせる牌が少なくなってしまいます。むやみやたらに鳴いてしまうのは、素人当然の行為です。
つまり、ピンフのアガるコツ、それは、基本に忠実な打ち方、同じ初心者入門的役、タンヤオも同じようなことですが、セオリー通りに手を進めていくと、ピンフやタンヤオという役は見えてくるはずです。
3. 役の複合を狙う
メンタンピン
メンゼン(リーチ)+タンヤオ+ピンフの三つの役の複合、それをメンタンピンと呼び、麻雀の忘れていけない基本として語り継がれているのです。
(例)















メンゼンでリーチをかけ、タンヤオとピンフが複合すればそれだけで3翻です。ツモでアガれば4翻、裏ドラが乗れば5翻、基本といえど、メンタンピンはかなり大きな一手になりうるのです。
4. ローカルルール
ピンヅモのありなし
ピンフという役の名前の由来として、符の付かない平らな和了、ということから平和という名がついています。
なので、
ツモによるアガりは2符付くので、ピンフのツモアガりを認めないというルールがあります。それをピンヅモのありなし、といった呼び方をします。傾向としては、東日本ではピンヅモはありで、西日本の方ではピンヅモのなしといったルールを採用することもある、と言われています。関西なんかで、ピンヅモのなし、ということはあるらしいですよ。
近年ではピンヅモのありというのが一般的なので、ピンヅモなしというルールはローカルルールである、と言っても過言ではありません。
5. まとめ
平和(ピンフ)は、難易度が低く、アガりやすい役であるということで、単独だと点数が低いです。無理してまで狙うより、4つの成立条件に縛られることなく、柔軟に手を変える発想を持つようにしましょう。
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
平和のみでロンあがりできますか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>平和のみでロンあがりできますか?
ご質問ありがとうございます。
はい、平和のみのロンアガりは可能です!
30符1翻で1000点(子)/1500点(親)の和了となります。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。