麻雀団体一挙紹介!奥深き麻雀界の実態。
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麻雀団体一挙紹介!奥深き麻雀界の実態。

麻雀団体というのは、実をいうと星の数ほど存在します。プロ雀士が所属する団体だけでも6種あるのですが、それ以外にも特殊なルールを普及する団体だったり、海外に麻雀を広める組織だったり、健康のための麻雀を広める組織だったり、多種多様な団体が存在します。そんな幅広い麻雀界を今まで以上に知るための麻雀団体大特集ページです!

プロ団体

麻雀のプロ、つまりプロ雀士という人たちというのは、日本に6つ存在するプロ競技麻雀団体に存在している人たちのことです。各団体の設けるプロテストに合格すれば、プロという肩書を名乗ることが出来ます。

  • 日本プロ麻雀連盟
  • 日本プロ麻雀協会
  • 最高位戦日本プロ麻雀協会
  • 麻将連合-μ-
  • 101競技連盟
  • RMU

この6つの麻雀団体に所属、つまり、いずれかの団体でプロテストを受けたり、プロとして認められれば、あなたはプロ雀士という肩書をなのって活動することができるのです。
が、しかし、団体からの給料というのは発生しないため、あくまでもそれはいばらの道なのです・・・。

これらのプロ団体は、所属プロ参加の大会や一般参加、他所属プロ参加ありの大会の主催や、ゲームの監修、公認、麻雀の普及の支援といった活動を主に行っています。

プロ雀士になるには、プロ麻雀とは、というのは、こちらの記事で紹介しているのでご覧ください→プロ麻雀って一体何のこと?プロ麻雀団体を一挙紹介!

日本プロ麻雀協会


【画像は日本プロ麻雀協会公式HP

2001年に設立と新しい団体ながらも、大きな勢力を持っているのが日本プロ麻雀協会です。通称・協会連盟とは仲が良く、交流機会は多いです。連盟と協会で何だかややこしいですが、全く別の団体です。2014年現在、五十嵐毅が代表です。
当サイトの監修にもかかわっている、鈴木たろう氏や小倉孝氏は協会の所属です。鈴木たろう氏は2014年に団体内のリーグ戦「雀王戦」を見事3連覇しました。
セガの麻雀オンラインゲーム「MJシリーズ」を公認しているのが協会です。

公式ホームページ→http://npm2001.com/

団体の特徴
業界ナンバー2
連盟が一番大きな団体なのは間違いないのですが、その次に大きな団体なのが、協会です。しかし、両団体は敵対関係にはなく、良好な関係を保っています。例えば、連盟に批判的な記事を書いたライターが連盟と敵対関係になったときには、協会も連名でそのライターを批難したりし、関係性の深さが垣間見れます。連盟の大会に協会の選手が出たり、その逆があったり、ということもあります。
他には、競技麻雀ではめずらしく、役満同士の複合を認めています。また、中国麻雀のルールでの大会を開催してるのも協会の大きな特徴です。

日本プロ麻雀協会のお問い合わせ先はこちら↓
住所 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-9-4 サンパークマンション千代田606
TEL 03-6661-4777 受付:平日11時~20時
FAX 03-6661-4778
Mail info@npm2001.com

日本プロ麻雀連盟


【画像は日本プロ麻雀連盟公式HP

一番大手ともいえる老舗の団体であるのがプロ麻雀連盟です。1981年設立で歴史も古いです。一般的に連盟の名で呼ばれることが多いです。小島武夫、二階堂姉妹、荒正義などの有名プロも所属し、相談役としてムツゴロウさんでおなじみの畑正憲も所属しています。タレントぞろいの団体です。2014年現在、森山茂和が会長です。小島武夫は創立者であり、現在は最高顧問という肩書であり、いまだ雀士としても現役で活躍中です。

公式ホームページ→http://www.ma-jan.or.jp/

団体の特徴
メジャー団体
そう、一番大きい団体です。小島武夫、二階堂姉妹なんて麻雀を知らないと知らないですが、麻雀界の大スターを抱えているのが、連盟です。
近年では、youtubeやニコニコ動画にチャンネルを持ったり、オンラインゲームの「ロン2」やアーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部」を公認していたり、近代化の波にもうまく乗っている、老舗の団体です。野球でいえば、読売ジャイアンツ的な存在だと思っていただければ大丈夫かと思います。

日本プロ麻雀連盟のお問い合わせ先はこちら↓
住所:〒160-0004東京都新宿区四谷1-3 三陽ビル3F
TEL:03-3351-0810  受付時間 13:00~22:00
FAX:03-3351-1158

最高位戦日本プロ麻雀協会


【画像は最高位戦日本プロ麻雀協会公式HP

とてもややこしいことではあるが、まず理解しておかないといけないことは、最高位戦日本プロ麻雀協会と日本プロ麻雀協会は全くの別物であるということである。ああ、ややこしい。

最高位戦日本プロ麻雀協会、通称・最高位戦は1976年に設立された最も古い団体です。団体名として不思議な理由としては、1976年に最高位日本プロ麻雀協会という名の一年を通して一番強い人を決める大会が設立され、その大会に所属するための団体だった歴史があるため、少し不思議な名前の団体名になっています。もともとは「近代麻雀」の企画・主催だったけれども、1985年に撤退し自主運営という形になり、それが現在の組織母体になっています。

公式ホームページ→http://saikouisen.com/

団体の特徴
麻雀団体の始祖
連盟、協会、そして麻将連合-μ-という団体は、この最高位戦日本プロ協会に所属していたプロが袂を分かち、そして独立して出来た団体なのです。そう、そもそものオリジナルがこの団体。そして分裂して、連盟ができて、協会やμという団体が出来ていった歴史があるわけです。一番メジャーな連盟よりも古い歴史がある団体です。

最高位戦日本プロ麻雀協会のお問い合わせ先はこちら↓
住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-30-15 天翔代々木ビル 6階 S608号室
TEL:03-3377-2207 (平日10時から17時)
mail:info@saikouisen.com

麻将連合-μ-


【画像は麻将連合-μ-公式HP

麻将連合-μ-、通称・μ(ミュー)と呼ばれています。麻雀ではなく、あえて麻将という漢字を使っているのには理由があって、麻雀をギャンブルとしてではなく、最高の室内ゲーム、競技、文化として扱う理念があり、金銭を賭けない麻雀として「麻将」という言葉を使っています。ちなみに、中国の麻雀も麻将と表記しますが、それは関係ありません。
この団体の発起人は井出洋介(いで ようすけ)氏で、ギャンブルではなく、競技としての麻雀、その理念のもと設立された団体です。

公式ホームページ→http://www.mu-mahjong.jp/

団体の特徴
健全な麻雀
麻雀というと、やはり賭け事のイメージが強く、実際賭け麻雀のほうが一般的だと思います。賭けなきゃおもしろくない、という麻雀好きも多いです。が、そのイメージの脱却、そして健康的な、競技としての麻雀の普及というテーマのもと井出洋介氏が設立したのがμです。なので、他の団体と比べると、少し趣の違う団体だといえるでしょう。

麻将連合-μ-のお問い合わせはこちら↓
〒182-0002東京都調布市仙川町2-21-13 3F
TEL:03-3309-1008 (平日午後3時~9時まで)
FAX:03‐3307‐1028

101競技連盟


【画像は101競技連盟公式HP

101競技連盟の101はイチマルイチと読みます。麻雀エンターテイメント集団・麻雀新撰組に所属していた、古川凱章が1982年に主催した「順位戦101」が母体になった団体です。なので歴史のある団体と言えるでしょう。飯田正人や金子正輝などの最高位戦の実力者を輩出し、最高位戦の代表・新津潔、麻将連合の代表・忍田幸夫、プロ協会の代表・五十嵐毅も101競技連盟の出身です。連盟とは別の道をたどった独自の路線を貫く団体です。

公式ホームページ→http://www.101fed.com/

団体の特徴
独自の101ルール
101競技連盟のルールは少しだけ普通の麻雀と違います。競技としての麻雀をモットーにしており、点数でなく順位を重視する、ルールが特徴的です。101という意味も、一位は1勝、最下位は1敗、その中間は0、といった意味で101という名前になっています。

点数の計算も異なり、最高点も倍満までとなっています。詳しくは公式ページへ→http://www.101fed.com/rule.html

そして公式ページには通常のルールと比べてないもの、あるものがわけられているので抜粋させていただきます。

〈一般のル-ルに比べた場合の“ないもの”〉
流局連荘・ノ-テン罰・裏ドラ・カンドラ・積み場・途中流局・リ-チ一発役・リ-チ後の暗カン・ダブルリ-チ・流しマンガン・二家和・放銃以外の包・天和・地和・人和・ハイテイ役・ホウテイ役・三倍満・数え役満・役満貫の複合・振りテンの特例・コクシの暗カンチャンカン・ノ-テンリ-チに対する罰・オ-プンリ-チ。

〈一般のル-ルに比べたばあいの“あるもの”〉
現物の喰い替え(=打牌に一切の制限はない)・ポンカン(加カン)した牌に対するフリテンの発生(=捨て牌に準ずる性質があるとみなし、フリテンの対象となる)。

そして、使用する役と翻数にも違いがあります

《アガリ役》(飜数はメンゼンを基準とする)
【1飜役】
※メンツモ・リ-チ・タンヤオ・※ピンフ・※イ-ペイコ-・チャンカン・リンシャンカイホ-
【2飜役】
ホンイチ・トイトイ・ホンロ-ト-・サンアンコ・サンカンツ・ショ-サンゲン・※サンショク・※イッキツ-カン・※ホンチャン・サンショクド-コ-(リャンペイコ-はイ-ペイコ-2つとし、2飜役相当)
【3飜役】
※ジュンチャン
【5飜役】
チンイチ
【役満貫】
コクシ・ダイサンゲン・ス-アンコ・チンロ-ト-・チュ-レンポ-トン・リュ-イ-ソ-( の有無は問わない)・ス-シ-ホ-・ス-カンツ・ツ-イ-ソ-。
(※は喰い下がり1飜。三元牌・風牌のコ-ツ役は省略)

偶然性を極力抑え、競技性を高め、点数のインフレ化を抑えたことに特化したルールと言えるでしょう。

RMU


【画像はRMU公式HP

RMUとは、「Real Mahjang Unit」の略であり、「真の麻雀プロを作る」という理念のもと、土田浩翔を始め、阿部孝則、多井隆晴、河野高志、古久根英孝といったトッププロによって2007年に設立された団体。しかし、中心メンバーだった土田浩翔と古久根英孝は2010年に脱退。

ちなみに、土田浩翔は対子に注目した独自の「土田システム」を持ち、「トイツ王国の王子」や「トイツマスター」といった通り名を持ち、Maru-Janの麻雀講座やネット中継の解説などで人気の雀士である。その土田浩翔がかつて日本麻雀機構という団体を主宰していて、RMU設立時には提携団体としてルール改正やプロテストの条件に関与していた。が、土田浩翔がRMUを脱退し、自身の体調不良を理由に日本麻雀機構も解散したため、結成当時とは若干運営方針が変化している。かつては、「女性麻雀タレントコース」というものがあったが、2010年に廃止された。

公式ホームページ→http://rmu.jp/web/index.php

団体の特徴
志高き集団
発足からゴタゴタしてしまい、軸がぶれがちではありますが、「真の麻雀プロを作る」という理念は常に持っているのが特徴です。RMUのプロになるには、「アスリートコース」というものに入会します。他の団体とは違い、入会しただけではプロとしては認められません。「ファクトリー」という所属プロが開催する講座を何度か受け、それと並行し、アスリートコース所属の選手が参加する公式リーグに参加します。それらの結果から、「選手ポイント」という点数が加算され、規定の値になり、一定の技量とプロに値するマナーが身についたと認められたら、プロライセンスが発行されます。
そう、プロとしての技量、マナーといったものを団体が育てていき、認められた時点でプロという肩書を与える、という育成型のシステムを採用しているのです。ストイックにプロの麻雀道を究めるための団体と言えるでしょう。

RMUのお問い合わせ先はこちら↓
住所 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目42-15-305 RMU事務局
TEL 050-5899-9601
E-MAIL info@rmu.jp

特殊ルール団体

麻雀のルールといったものは多種多様で、我々の普段使っている麻雀のルールとはまた別のルールの麻雀というのが存在します。そういった特殊なルールの普及、大会の開催の主催を行っている団体を紹介したいと思います。

純麻雀会

麻雀研究家の浅見了氏によって考案された競技麻雀の一種で、純麻雀というものが存在します。純麻雀は偶然性を排除し、技術的側面に特化した麻雀のルールです。なので、もちろんノーレートです。

例えば、一般のルールと大きく違う点を挙げると、

  • 王牌、ドラがない
  • カンがない。そのため三槓子、四槓子もない
  • 偶然役(海底摸月・河底撈魚・嶺上開花・一発)がない、天和も地和もない
  • 1翻縛りがない
  • 親と子の点数の違いがない。符計算もなし
  • 罰符がない

このように、極限まで麻雀のギャンブル性を排除したものが純麻雀なのです。もし興味のある方は純麻雀の公式ページをご覧になってください。使用する役など違う点があり興味深い内容です。→http://www9.plala.or.jp/majan/pur3.html

この純麻雀を楽しむ例会、純麻雀会が関西と名古屋で行われていて、関西では月2、名古屋では月1で行われ、純麻雀の大会が開催されています。

雀鬼会

1960年代に代打ちになり、20年間無敗のまま引退したという伝説を持つのが、桜井章一(さくらい しょういち)さんです。雀鬼というあだ名を持っていて、「雀鬼会」という組織を結成し、「雀鬼流」という特殊な麻雀を通して自己啓発的活動をしています。

雀鬼会は1991年に設立され、東京町田にある雀鬼流道場「牌の音」と 大阪支部道場の「高槻塾」が拠点になっています。東京や大阪以外にも、名古屋、福岡、山形、沖縄、長野といったように、日本各地に支部があります。

桜井氏の独自の考え方、生き方に基づいた麻雀の決まりごとがあり、その有名なものを紹介したいと思います。

  • 第一打の字牌、ドラ切り禁止。
  • テンパイ前のドラ切り禁止
  • 明槓の禁止
  • 打牌は2秒以内
  • 即引っかけ立直の禁止

「雀鬼流」のルール、というよりも、「雀鬼流」の考え方、といった表現が正しいかもしれません。ドラは恋人のように思え、と教えられるらしく、容易にドラを切ることはできません。字牌も重視するので、簡単には切れません。周りに迷惑をかけない、という考え方から、打牌は2秒以内だそうです。そして、自分がトップを目指すわけでなく、理想的には全員が±ゼロになるように心がけると言われている、らしい。
雀鬼流というは麻雀を通しての人間哲学的な面が強いので賛否両論が強いですが、日本各地にある雀鬼会の道場の門をたたいてみれば、雀鬼流とは何かがわかる、かもしれません。

公式ページはこちら→http://www.jankiryu.com/

日本麻雀連盟

日本麻雀連盟というのは、我々の知っている日本式麻雀であるリーチ麻雀のもとになった、アルシーアル麻雀という、全く別のルールを採用している団体です。日本プロ麻雀連盟と名前は似ていますが、全く関係ない違う団体です。

アルシーアルというのは、中国語で22の意味。最低点のアガリ点の元が22符からなるためアルシーアルと名付けられているそうです。

リーチ麻雀と大きく違う点は、

  • 当然リーチがない
  • ドラがない
  • 使用する役が少ない。天和や地和は存在するが、偶然役はない。
  • 一壮戦で途中流局なし。
  • 点数が小さい。役満でも満貫止まり

以上の点が、リーチ麻雀との大きな違いです。中国麻雀とリーチ麻雀の中間と言えるルールです。

団体の本部は東京にあり、日本各地に約40支部あります。そして、全国総会員数は、約2,000名。思ったよりも多いと思いませんか?私はそう思いました。

公式ページから団体としての、強いポリシーを感じる部分を抜粋させていただくと・・・、

現理事長 石本 洋一氏は「日本麻雀連盟の麻雀は麻雀道である。」と 主張しております。

古来よりある華道、茶道、書道、剣道、柔道すべてに共通するのは、 礼儀です。

アルシーアル麻雀も「礼に始まり、礼に終る」ことから麻雀道と言えます。

賭けない、飲まない、吸わないも麻雀道と言えます。

といったように、礼儀を重んじる、健全でな、アルシーアル麻雀をする団体、だということがおわかりいただけますでしょうか。

頻繁に大会も主催されており、団体内の段位も存在します。とてもマイナーな競技ながらも、唯一のアルシーアル麻雀団体として、しっかりと活動を続けています。

公式ホームページはこちら→http://www.nihon-majan.org/index.html

日本麻将体育協会

日本麻将体育協会は国際ルールである中国麻雀ルールを普及推進する麻将競技団体です。
1998年10月の「北京国際都市健康麻将交流大会」で東京チームが優勝したのを機に、同チームメンバーの張建民が1999年6月に「国際公式麻将協会」として設立したのがきっかけで、2002年に現在の日本麻将体育協会に変更されました。麻雀でなく、麻将と表記しているのは、麻将というは中国麻雀のことを指すからです。
英語名はJapan Mahjong Sports Associationといい、略称はJMSAです。

活動としては、春に「春節競技会」、夏に「日本選手権」を開催し、各地の本部・支部では、それぞれ、週例会、月例会、年に一度の大会などを開催しています。日本各地にある本部、支部で初心者向けのルールを教えたりしています。世界的にはメジャーな中国麻雀ですが、日本では当たり前ですがあまり一般的ではない中国麻雀の普及に努めている団体です。

中国麻雀は役が81種類あり、点数計算も日本の麻雀と異なります。もし気になった方は公式ホームページをご覧になtってみてください→http://www.jmsa.jp/

海外機構

海外でも麻雀というのは親しまれています。一般的に国際ルールと言われるのは中国麻雀をベースにしたもので、日本式麻雀のリーチ麻雀というのは一般的ではありません。なので、麻雀と言っても、我々の知っている麻雀とは若干違うのが現状です。漫画などの影響もあり、リーチ麻雀も少しずつですが普及してきてはいますが、やはり国際ルールである中国麻雀のほうが世界ではメジャーなのです。

欧州麻雀協会

本部をデンマークに置く、ヨーロッパ各国の麻雀団体総括する組織です。英語では「European Mahjong Association」といい、略称はEMAです。加盟国は17か国あり、団体としての活動は、加盟団体主催の大会の認定、雀士の登録受付、ランキングの制定、欧州選手権の開催をしている。

オープン欧州麻雀選手権(Open European Mahjong Championship、通称・OEMC)という中国麻雀ルールの国際大会を二年に一度開催していて、その大会には団体戦と個人戦の二種類あり、2014年の第5回大会では、「中国チームが個人最高30位、団体37位」という本場中国チームが不名誉な結果を残し、話題になった。しかし、ニュースになるぐらいなので、徐々に麻雀の世界大会としての認知度が高くなっているのかもしれません。ちなみに、その時の団体優勝チームは日本とヨーロッパ混合チームで、個人戦は日本人が1位、ドイツ人が2位でした。

2008年には日本式麻雀である、リーチ麻雀のルールを採用した「欧州リーチ麻雀選手権」が開催されてはいるが、残念ながらその一回限りで終わってしまった様子。しかし、2014年に別の団体によって、フランスにてリーチ麻雀の世界大会が開催されました。

世界麻雀組織

本部は中国の北京にある、2006年に発足した団体。英語ではWorld Mahjong Organizationといい、略称はWMO。麻雀を総括する国際麻雀競技団体で、日本プロ麻雀連盟ともつながりがある。

世界麻雀選手権という「麻雀世界大会」を過去四度(2002年、2007年、2010年、2012年)に主催していて、一番最初の個人戦は日本人が優勝しているが、その後は団体、個人ともに中国が制覇し、面目を保っている。2007年にマカオでWorld Mahjong ltd.という営利会社が麻雀世界大会を開いているが、全くの別物。ややこしい。
ちなみに、世界麻雀組織主催の「麻雀世界大会」はWorld Mahjong Championship、通称・WMC。もちろん、中国麻雀のルールの大会です。

公式ホームページ→http://www.mindmahjong.com/J.html

日本健康麻雀協会

「賭けない、飲まない、吸わない、健康マージャン」をスローガンに掲げている麻雀団体、それが日本健康麻雀協会です。

活動内容としては、麻雀大会の他にも、麻雀教室や点牌教室・視覚障害者麻将大会の開催や、日中文化交流、ボランティア活動など、麻雀を通した健全かつ文化的な交流につとめたり、健康麻雀の普及、そして「脳トレ」として健康にいい麻雀という新たな麻雀の一面にフォーカスを当てている団体なのです。

健康麻雀の第一人者、井出洋介氏は元代表であり、今は名誉会員になっています。そして、東宝映画の往年のスター、宝田明氏も名誉会員を務めています。

高齢化社会のこのご時世、ギャンブルとしての麻雀もいいですが、お金をかけずに健康のための麻雀、というものもあっても良いのではないでしょうか?

まとめ

以前、別の記事でプロ麻雀団体を取り上げましたが、今回は、プロ団体だけでなく、別の種類の麻雀の普及に努めている団体もご紹介しました。もしかしたら、までこのページで取り上げられなかった、ユニークなアマチュア団体や海外の組織もあるかもしれません。人生いろいろ、麻雀もいろいろなのです。賭けて、飲んで、打ってだけが麻雀だけではないと思うので、もし興味があったら別の切り口で麻雀という世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。

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皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!

  1. 日本健康麻雀協会について知りたいのですが。検索したら日本健康麻将協会と出ていたのですが同じ組織なのですか?
    それと、沖縄県にも支部はあるのでしょうか?

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >日本健康麻雀協会について知りたいのですが。
      >検索したら日本健康麻将協会と出ていたのですが同じ組織なのですか?
      >それと、沖縄県にも支部はあるのでしょうか?

      健康マージャンは、麻雀ではなく麻将という漢字を使いますので
      「同じ組織」という認識で問題ございません。

      お調べしましたが支部はなさそうです。

      お役に立てますと幸いです。

      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

  2. 妻が貴会の教室について知りたいと申しております。よろしくお願いします。

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >妻が貴会の教室について知りたいと申しております。よろしくお願いします。

      コメントありがとうございます!
      どちらの教室についてでしょうか?(^-^)
      こちらで分かる事があればお答え出来たらと思います!宜しくお願い致します。

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