【和了(ホーラ)】とは(麻雀用語辞典)

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【和了(ホーラ)】とは(麻雀用語辞典)

【和了(ホーラ)】『アガり系用語』

和了とは決められたルールに従って手牌を一定の形に揃えて公開することです。和了=アガりとなり、和了を動詞化してアガることを和了る・和がる・和ると表現することもあります。麻雀のゲームを進めるにあたり、基本的に各プレイヤーは和了を目指す(他プレイヤーの和了を阻止する)ことで得点を競います。

和了(ホーラ)とは

  • 和了(ホーラ)=アガり
  • 和了するにはロンかツモ
  • 和了するには[ 1.和了形の完成 ] と [ 2.役作り ]が必要

和了(ホーラ)とは

和了はホーラと読み、麻雀のアガりを意味しています。アガりとは自分の手牌を一定のルールに準じて揃え、その局(キョク)で勝利を収めることです。つまり和了(ホーラ)=アガりであり、での勝利を意味しています。麻雀はどのプレイヤーが最初に和了するかを競うゲームなので、和了は最も重要なゲーム要素の1つとなります。

『 局(キョク) 』
麻雀ゲームの最小試合単位。配牌から誰かがアガるまで、又は、誰もアガらないで流局(リュウキョク)するまでが1局となる。

和了の読み

和了はホーラと読むのが正式な読み方なのですが、和了はアガりを意味していることから、「和了る(アガる)」、「和がる(アガる)」、「和がる(アガり)」などと読む場合があります。

和了するにはロンかツモ

麻雀でアガる方法はロンツモの2種類があり、ロンでの和了かツモでの和了がアガりとなります。和了したプレイヤーは和了を宣言して手牌を晒し(さらし)、手牌の揃え方が正しくルール違反がなければ和了確定となります。

『 ロン 』
最後のアガり牌を他家(ターチャ=他のプレイヤー) の捨牌を取得して和了形を完成させ、アガりを宣言し手牌を開く行為。正式には栄和(ロンホー)。

『 ツモ 』
最後のアガり牌を自摸(ツモ)によって取得して和了形を完成させ、アガりを宣言して手牌を開く行為。正式には自摸和(ツモホー)。

和了後

和了が確定した場合、和了したプレイヤーは自分の手役に応じた点数を獲得することが出来ます。和了したプレイヤーが親か子で同局が続行されるか局が流れる流局となるかが決まります。親の和了の場合は同局続行で親が連荘(レンチャン=親の連続)することになります(本場数が増える)。子の和了の場合は親が流れ次の局へ移ります。

和了するためには

ではどうすれば和了できるのでしょうか。和了するには2つの条件が必要です。1つは和了形(ホーラケイ、アガリケイ)を完成させること、もう1つは役を作ることです。この2つの条件を満たした場合に和了することが可能となります。

和了形=完成形

  • 4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)
  • 七対子(チートイツ)
  • 国士無双(コクシムソウ)

和了(ホーラ)するには和了形(ホーラケイ、アガリケイ)を作る必要があります。麻雀の和了形は3種類あります。麻雀基本の和了形である、4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)、さらに特殊形の七対子(チートイツ)と国士無双(コクシムソウ)です。

4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)の形

和了形3つのうちの1つ4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)の形

最も基本的な和了形は4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)と言われる形です。これは、3枚1組の牌の組み合わせが4つと2枚1組の牌の組み合わせが1つの合計14枚から構成される手牌の形です。

これが和了形です!

※役は1・9・字牌なしで作られたタンヤオ

3枚1組の牌の組み合わせを面子(メンツ)と言い、2枚1組の牌の組み合わせは雀頭(ジャントウ=アタマ)と言います。そのため、この和了形を4メンツ1ジャントウと言います。この形が最も基本的な和了形となります。

4メンツ1ジャントウ

シュンツ

シュンツ

シュンツ

シュンツ

アタマ

※役は1・9・字牌絡みで作られたチャンタ

七対子(チートイツ)の形

和了形3つのうちの1つ七対子(チートイツ)の形。和了形の特殊型の1つです。

国士無双(コクシムソウ)の形

和了形3つのうちの1つ国士無双(コクシムソウ)の形。和了形の特殊型の1つです。

和了する条件

すでに触れていますが、和了する条件は、

  • (1) 和了形=アガり形を揃える
    ・4メンツ1ジャントウ
    ・七対子(チートイツ)
    ・国士無双(コクシムソウ)
  • (2) 役を作る(一飜縛り=イーファン縛り)

この2つの条件を満たせば和了を宣言することが出来ます。1点注意すべき点は、ロンの場合フリテンでは和了できません。フリテンとは他家が打牌した和了牌を見逃したり自分の捨て牌の中に和了牌がある場合に、ロンアガりが出来ないテンパイのことです。詳細は『麻雀のフリテンの意味とは?「フリテンになる2つの条件」と「2つの回避方法」』をお読みください。

和了する方法

和了(ホーラ)する基本的な方法はロンとツモです。さらに特殊な場合があり、嶺上開花(リンシャンカイホウ)、槍槓(チャンカン)、天和(テンホー)、地和(チーホー)などがあります。

ロン

ロンは他家(ターチャ=他のプレイヤー)が打牌(ダハイ)した捨て牌で最後のアガり牌=和了牌を揃え和了(ホーラ)を宣言することです。ロンは正式には栄和(ロンホー)と言います。麻雀は4人でプレイするゲームですので、ロンは3人の打牌の中から和了牌を狙うことが出来るのでツモより和了牌が出現する可能性が高い特長があります。
『ロンアガりの例』
gr-mahjong-winning-006

麻雀はロンが決め手!ロンを見逃さないための基本すべて。

ツモ

ツモは自分で牌山から自摸(ツモ)した牌で和了を宣言する行為です。つまり和了牌を自摸(ツモ)で引き当てることです。ツモは正式には自摸和(ツモホー)と言います。
『ツモアガりの例』
gr-mahjong-winning-005

麻雀の基本中の基本、『自摸(ツモ)』で知っておきたい事

和了の詳しい説明はこちら↓
『和了(ホーラ)の意味と和了率を上げる具体的な方法!』

麻雀用語一覧はこちら:

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