【スッタン(すったん)】とは(麻雀用語辞典)
【スッタン(すったん)】『役に関する用語』
スッタン(すったん)とは四暗刻(スーアンコウ)単騎(タンキ)待ちで和了することです。
四暗刻は役の中でも難易度が高い役満です。そのそもそも難しい四暗刻をより難易度が上がる単騎待ちで和了することを指しています。
四暗刻単騎待ち
暗刻4つはすでに完成しており、雀頭を待っている形です。
この状態からで和了すれば四暗刻単騎待ち=スッタンです!
は雀頭となるのでロンでもツモでも四暗刻確定です。
シャンポン待ちで待っている場合はロンアガりすると三暗刻(サンアンコウ)のアガりとなります。
ダブル役満
- 四暗刻(スーアンコウ) + 大三元(ダイサンゲン)【ダブル役満】
- 大三元+暗刻雀頭
- ダブル役満 門前 待ち指定なし
大三元 : 「白」「發」「中」を刻子で揃える 四暗刻 : 暗刻を4組とアタマを揃える
スッタン(四暗刻単騎待ち)で和了するとダブル役満とするルールが存在しています。
上記例では、大三元(ダイサンゲン)と四暗刻(スーアンコウ)の2つの役満が複合しています。
もちろんダブル役満というだけあって、点数の授受はかなり大きくなります。
- 親 :96000点
- 子:64000点
また、スッタンは四暗刻(スーアンコウ) + 大三元(ダイサンゲン)のように純粋な役の複合ではありませんが、ダブル役満とするローカルルールも存在しています。
いくつかの麻雀団体の公式ルールにダブル役満の記載があります。
- 最高位戦日本プロ麻雀協会 :ダブル役満は純粋な複合のみ
- 日本プロ麻雀協会 :記載なし
- 日本プロ麻雀連盟 :ダブル役満は純粋な複合のみ
- RMU :ダブル役満は純粋な複合のみ
- 麻将連合 :役満の複合は認めない
このように、メジャー団体の公式ルールでは、スッタンのダブル役満は採用されていません。
単騎待ち
単騎待ちとは、雀頭が確定していない状態でテンパイし、アガり牌として対子(トイツ)を待っている待ちの形です。
単騎待ち例:三色同順単騎待ち
四暗刻とは
- 四暗刻(スーアンコウ)
- 暗刻のみで4面子を揃える雀頭役満 門前役 出現率:0.04%
4つの面子を全て暗刻で揃える。シャボ待ちでロンをした場合はアガり牌で作られる面子は明刻として扱われるので、四暗刻は成立しません。
- 4つの暗刻を揃える
- 門前役
- 雀頭(ジャントウ=アタマ)の指定なし
暗刻(アンコウ)と明刻(ミンコウ)
最後に、初心者の方はなかなか覚えずらい暗刻と明刻を確認しましょう!
全く同じ3枚の牌を揃えた形を刻子(コーツ)と呼びますが、その揃え方によって暗刻と明刻に分かれます。暗刻(アンコウ)
ツモをツモりました。もともと2枚持っていたので、合わせて3枚です。このように、配牌時やツモで刻子をそろえた場合、暗刻と呼びます。「暗刻=自力」ということです。
じゃあ、明刻はどうなのか?疑問がわいてきますね。
明刻(ミンコウ)
暗刻ポン次に、 をポンしました。もともと持っていた と合わせて刻子が完成です。この場合は自力ではなく副露しているので明刻となります。また、ポンだけでなく、ロンして刻子にした場合も自力ではないので明刻扱いになります。ここは注意です!
暗刻明刻- 配牌時やツモで刻子を揃える=暗刻
- ポンで刻子を揃える=明刻
- ロンで刻子を揃える=明刻
以上の3点をしっかりと覚えましょう!
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