【空切り(カラギリ)】とは(麻雀用語辞典)
【空切り(カラギリ)】『切り方に関する用語』
空切り(カラギリ)とはツモってきた牌が自分の手牌にある牌と全く同じだったときに、ツモ切りするのではなく手牌から同じ牌を打牌することです。他家からみていろいろな効果を期待できます。
空切り(カラギリ)とは
空切り(カラギリ)とは、麻雀切り方に関する用語で、ツモった牌と同じ牌を手牌から捨てる行為です。
他家からは何をツモったのかわからない上、手牌から牌を捨てるのでいろいろな効果を期待することができます。プロや上級者の対局ではよく目にすることがあります。
効果とは、手牌が進んだようにみせたり、スライドしたようにみせたり、または降りたと思わせるような効果です。
序盤で空切りをするメリットはほとんどありませんが、中盤以降はよくみることができます。
空切りを実際の牌でみてみましょう。
自分の手牌
をツモってきました。そのツモってきたをそのまま捨てずに、手牌にあるを打牌します。
自分の手牌
待ちに関係ある空切りは注意
自分の手牌
待ちの形からをツモってきました。
ここでを空切りしてしまうと他家からの周りを警戒されてしまいます。
例えば中盤以降やテンパイ気配があるような状況では空切りは要注意です。
中盤以降でを持っていたということは、つまりに絡む搭子や面子があると知らせてしまうことになります。
完全安全牌を打牌したそれ以降の巡目で手牌から危険牌などが捨てられるということは関係する牌とみることが自然です。
このような場面では空切りせずツモ切りするようにしましょう。
自分の手牌
同じ手牌からをツモった場合であれば空切りも有効なことがあります。
の待ち牌をぼかす効果が期待できます。
降りたようにみせる効果
また、他家からのリーチがかかった場合、リーチ者の現物を空切りする場合も有効なことがあります。
リーチ者の捨て牌
自分の手牌
このような場合であれば、空切りの打はリーチ者の安全牌を捨てたようにもみえます。
まわったかもしくは降りたかのよにみせることが期待できます。
しかしながら、巡目や捨て牌によって効果は変わってきます。
場の状況や手牌などをしっかりと確認してから空切りしてください。
初心者の方は無理に空切りせずにツモ切りする方が無難な選択と言えるでしょう。
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