ダブルリーチ【2翻役】麻雀役徹底解説!

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ダブルリーチ【2翻役】麻雀役徹底解説!
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ダブルリーチとは?

ダブル立直(ダブルリーチ)
2翻門前のみ出現率:0.15%
リーチ棒
リーチ棒(1,000点)を供託として卓の中央に置く
牌
牌
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牌
牌
門前で1雀頭4面子の上がりの形

一巡目の捨牌でリーチをかけると成立。ただし、それまでに副露(フーロ:鳴き=ポン、チー、カン)があった場合はダブルリーチは成立せず、通常のリーチとなる。

ダブルリーチの成立条件

  • 一度の鳴きも入らずに第一ツモを迎える
  • 第一ツモの時点でテンパイとなっている
  • 最初の捨て牌でダブルリーチを宣言し、リーチ棒を置く

親の場合は配牌時に第一ツモが済んでいるので、配牌時にテンパイとなっている必要があります。

子の場合は第一ツモでテンパイを迎えれば良いのですが、第一ツモの前に誰かが鳴いた場合はダブルリーチとはならずに、通常のリーチとなります。

暗槓は鳴きの扱い

暗槓(アンカン)は門前を維持できるというルールがありますが、鳴きであることに変わりはありません。

なので、第一ツモの前に暗槓が発生した場合、ダブルリーチは成立しないことになります。

暗槓(アンカン)とは暗槓(アンカン)とは

ダブルリーチの由来とリーチ麻雀の成り立ち

日本の麻雀は「リーチ麻雀」とも呼ばれます。
これは、「リーチ」というルールが日本独自の特徴として定着しているためです。

ただし、リーチのルール自体が完全に日本で生まれたわけではありません。
もともと麻雀の発祥地である中国にはリーチという役はありませんが、昔の一部地域では「最初の捨て牌(第一打)のときにテンパイを宣言できる」というローカルルールが存在していたそうです。
このルールは、現在の「ダブルリーチ」に近いものです。

そのルールが日本に伝わり、「リーチ」として定着しました。
ただし当時は「第一打のときにしかリーチできない」という制限があったため、今のダブルリーチと同じ意味合いでした。
今でいう「普通のリーチ(途中でかけるリーチ)」は、まだ存在していなかったのです。

その後、この制限をなくして「いつでもテンパイすればリーチできる」というルールが考案され、当時はそれを**「途中リーチ」と呼んで区別していました。
戦後、この「途中リーチ」が主流になり、それを単に「リーチ」と呼ぶようになり、
逆に元の「第一打の時点でのリーチ」は「ダブルリーチ」**と呼ばれるようになったのです。

つまり、リーチよりも先にダブルリーチが存在していたという、ちょっとした麻雀トリビアです。
リーチというルールのユニークさが、日本麻雀の大きな特徴となり、
そこから「リーチ麻雀」という呼び名も生まれたというわけです。

ダブルリーチと途中流局

麻雀には途中流局(とちゅうりゅうきょく)というルールがあります。

これは、特定の条件がそろったときに、局の途中でもゲームを打ち切って流局になるルールです。

たとえダブルリーチをかけた後でも、途中流局の条件を満たせば、その局は流局になります。

その場合、リーチをかけたときに出したリーチ棒は返却されずに、次の局に持ち越されます。

途中流局のルール

九種九牌(キュウシュキュウハイ)

配牌後の第一ツモで手牌に九種類以上の么九牌(一九字牌)が存在した場合、九種九牌を宣言し流局とする事ができる。ただし、第一ツモの前に誰かしらが鳴いた場合(ポン・チー・カンのどれかをした場合)は九種九牌を宣言する事はできない。

1萬
1

2萬
 

5萬
 

8萬
 

1筒
2

7筒
 

1索
3

8索
 

9索
4

白
5

中
6

南
7

西
8

北
9

九種九牌の基本ルールと流局のタイミング九種九牌の基本ルールと流局のタイミング

四風連打(スーフーレンダ)

プレイヤー4人全員が、第一巡目で同じ風牌(東南西北)を捨てると途中流局とする。

四風連打は全てを吹き飛ばす!意図しない流局に注意!四風連打は全てを吹き飛ばす!意図しない流局に注意!

ダブルリーチは本当に得か?よく考えて使おう

ダブルリーチ(第一打でリーチをかけること)は、出現率が低いため、チャンスがあるとつい宣言したくなるかもしれません。ですが、なんでもかんでもダブリーをかけるのが正解とは限りません。

リーチと同じように、ダブルリーチにも「メリット」と「デメリット」があります。それをしっかり理解した上で使うことが大切です。

ダブルリーチのメリット

捨て牌が1枚もないため、待ちが読まれにくい

相手にとっては何を警戒すればいいか分からず、守りにくくなります。

2翻が確定+裏ドラも乗る可能性あり

これだけで十分な打点になることもあります。

先制リーチの形になる

現代麻雀のセオリーでは、「早いリーチで主導権を握る」ことが重要視されています。早アガリできれば、安くても勝率は高くなります。

ダブルリーチのデメリット

手を変えることができない

リーチ後は手を変えられないため、点数の低い手でもそのまま勝負することになります。

悪形のまま固定されることもある

たとえばペンチャン(2・3待ちや7・8待ち)やカンチャン(真ん中待ち)のような形でダブリーをかけると、アガるのが難しくなります。

もっと高い手を目指すチャンスを逃すことも

序盤にリーチしてしまうことで、高得点の手に育てる可能性を自分で潰してしまうことがあります。

まとめ

ダブルリーチは強力な武器ですが、使いどころを間違えると損をしてしまいます。

  • 「安くても早くアガりたい」なら、積極的にダブリーもアリ。
  • 「高打点を狙いたい」なら、あえてダブリーを見送って手を育てる選択も必要です。

状況や手牌のバランスを見て、「本当に今ダブリーをかけるべきか?」をしっかり考えましょう!

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皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!

  1. リンクがおかしいのですが。。麻雀の役一覧からのリンクですが、例えば三暗刻のところの詳細からリンクされる先がダブルリーチになってます。他にもいくつか同じような状態です。

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >リンクがおかしいのですが。。麻雀の役一覧からのリンクですが、例えば三暗刻のところの詳細からリンクされる先がダブルリーチになってます。他にもいくつか同じような状態です。

      「麻雀の役 一覧表 シンプル見やすい!」https://majandofu.com/mahjong-hands-simple
      こちらの記事で宜しかったでしょうか?
      大変申し訳ございません。
      確認したところ、数か所リンクの誤りがありました。
      早急に修正させていただきますのでもう暫くお待ちくださいませ。
      ご指摘ありがとうございます。

      コンテンツに間違いないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

      • ダブリータンピンツモ上がる人なかなかいないでしょうねダブリータンピン一発ツモドラ2(以上)で倍満

        • 麻雀豆腐編集部です。
          麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

          >ダブリータンピンツモ上がる人なかなかいないでしょうね
          >ダブリータンピン一発ツモドラ2(以上)で倍満

          そうですね!なかなかないと思いますが、あがれたら嬉しいですね♪

          今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

  2. 誤字などの報告です。
    >役がダブルリーチのみのでカンチャン待ち
    →役がダブルリーチのみ【】でカンチャン待ち

    >ダブルリーチを掛けているので勝負をオリることは出来きないので
    →ダブルリーチを掛けている【ため】勝負をオリること【がで】きないので
    「~ので」が連続しているので避けてみました

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >誤字などの報告です。
      申し訳ありません、該当箇所を修正致しました。
      いつも誠にありがとうございます!m(__)m

      コンテンツに間違いないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

  3. ダブリーのダークサイドのとこ
    1m切りリーチかければ三色ついて普通に4翻あるんですが…。
    せっかくだから4m切り。の意味がわかりません。
    配牌例ミスってますよ!

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
      ご指摘ありがとうございます。
      該当箇所「4. 正しく使うダブルリーチ」例の牌姿図と説明文の整合性がとれていませんでした。
      大変申し訳ございません。
      説明文と牌姿図を修正致しました。

      今後、極力誤りがないよう細心の注意でコンテンツの作成に邁進致し、
      ご利用して頂けるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。

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