七対子(チートイツ) 攻防一体の力を活かす4つのポイント【2翻役】
最終更新:

七対子(チートイツ) 攻防一体の力を活かす4つのポイント【2翻役】

七対子(チートイツ)は、対子(トイツ)を集めるちょっと変わった役です。4面子1雀頭という基本形からから逸脱した形ですが、そこに攻守一体と言われる秘密が隠されており、麻雀が上手い人はチートイツを使いこなすなんて言われたりもするほどです。

門前で対子を7組集めた上に必ず単騎待ちになるチートイツは、積極的に狙う役ではありませんが、まあまあ出現率の高い役なので、その特徴をしっかりつかんで、麻雀が上手い人の仲間入りをしましょう!

一般役から役満まで一覧はこちら!
麻雀の役 一覧・通常役からローカル役まで!麻雀の役 一覧・通常役からローカル役まで!

七対子(チートイツ)とは?

対子(トイツ)を7個そろえるという、特殊な役であるチートイツ。不可思議なアガりの形と解説をみていきましょう。

その前に
対子(トイツ)とは……

このように、まったく同じ牌が2つ揃っている状態を対子(トイツ)と言います。対子(トイツ)が七組なので、七対子です。

七対子(チートイツ)初心者必修!
対子を7種類揃える
2翻 門前役 出現率:2.5%

対子(2枚組)を7種類揃える。一般的には同牌が4枚ある場合(など)は、対子は6種類とカウントされるので、七対子は成立しない。

うーん、なかなか面白いかたちをしています。アガりの基本形とは一線を画す形になっています。先に示した対子(トイツ)が7個ある状態なんですね、簡単です!

注意すべきは、同一牌4枚は対子(トイツ)の2組と認められないと言う所だけです。下記の例ではチートイツは成立しません。

2対子とは認めない

 

 

 

 

 

例えば麻雀の基本であるメンタンピンのうち、ピンフはアタマを役牌にしてはいけなかったりタンヤオはヤオチュー牌を使ってはいけなかったりと、それなりの制約がありました。しかし、チートイツは制約はほとんどありません。あるとすればメンゼンのみの役となることぐらいでしょう。それはそうですよね、鳴いた時点で対子を7個つくることが出来なくなってしまいます。

チートイツの点数計算

チートイツは特殊な点数計算をします。チートイツのみでアガった場合2翻ですが(子の場合)2,000ではなく1,600になります。これは、チートイツは25符で計算するためです。2翻なら1,600(子)/2,400(親)、3翻なら3,200(子)/4,800(親)、4翻なら6,400(子)/9,600(親)と倍々で点数が増えていきます。5翻からは満貫となり、他の役と同じく8,000、12,000と計算していきます。

攻防一体の理由

攻防一体と言われるチートイツは、牌を落としつつもアガりを狙える役です。その他の役であれば、終盤に安全牌を切る事により形が崩れてしまうと、立て直しが難しいのですが、チートイツは対子(トイツ)1組落としても立て直すことが比較的容易です。

手牌

ツモ

例えばこんな対子(トイツ)が5組の手牌でチートイツを狙っている時に他家がリーチまたはテンパイの気配があったとします。安全牌のを2枚持っているので、そこから落としていく事にしました。

当然、チートイツからは一歩後退してしまいます。しかし、ここでのどれかを引く事が出来れば、形としてはを切る前と同じ対子(トイツ)が5組の状態に戻り、再びチートイツを目指すことが出来ます。また、対子(トイツ)だったはもう一枚あるので、再度安全牌を切る事が出来ると言うメリットもあります。これが、七対子が攻防一体と言われる所以です!

配牌がかなり悪い場合などは、序盤から降りを意識しつつチートイツを狙っていくことも良い戦術です。親やリーチ者の安全牌を抱えつつ、運がよければアガることを期待できる役でもあります。

さあ、チートイツの概要が分かったところで、チートイツをアガる為のポイントを見ていきましょう!

チートイツを意識するポイント

チートイツは鳴く事が出来ず、門前で対子(トイツ)を7組集めなければならないので、なかなか狙って揃えるのは難しい役です。気が付くと対子が集まっていて、結果的にチートイツが狙える形になっていたという事が非常に多いです。では、どんな時にチートイツを意識すべきなのでしょうか?

まず、配牌時に対子(トイツ)が5組あったらチートイツを狙っていきましょう!なんて、そんな事なかなか無いですよね(笑)。逆に、対子(トイツ)どころか1面子も揃っていないなんて事の方が多いのではないでしょうか?実は、そんな時こそチートイツを意識して良いのです!

何故なら、面子を揃える上で効率が一番いいのは両面待ちですが、配牌がバラバラで両面待ちの組み合わせが全く無い場合などは、牌がバラバラなゆえにトントン拍子に対子(トイツ)が出来上がっていく事があるからです。

もちろん、バラバラな配牌からチートイツを狙うと言う訳ではありません、あくまで意識してみるという事です。配牌がバラバラだと、なかなか4面子1雀頭を揃えるのは骨が折れます。仕方なく鳴きを重ねて喰いタン狙いと言う手も考えられますが、安い手の上に後々の防御に不安が残ります。その点、チートイツなら攻防一体で手を進められますし、いざという時はベタ降りもしやすいので、ちょっと我慢して対子(トイツ)の揃い具合を見てみましょう!そして、5組の対子(トイツ)が自然と揃ったらGOです!それまでは、決め打ち厳禁です!

また、連続する数牌の2つの対子(トイツ)は、両面が2つになっているとも考えられます。

対子
対子
両面塔子
両面塔子

上記のように連続する対子(トイツ)は、2対子とも2両面塔子ともとれるので、チートイツを意識しつつ、ツモ牌のくっつきによっては途中から順子手に切り替える場面も頻出します。
チートイツと順子手、両方とも見逃さないように注意しましょう。

チートイツのテンパイのポイント

チートイツはその形から、テンパイの待ちは必ず単騎待ちとなります。なので、どの待ちでテンパイをするのかはとても重要にポイントです。

手牌

ツモ

をツモってチートイツのテンパイとなりました!では早速リーチ!と行きたいところですが、の単騎待ちになりますね、これは簡単には出ないかもしれません。さて、どうしましょう?

そんな時は、リーチをかけずにアガり易い牌を待つと言うのも1つの手段です。これもチートイツの特徴ですが、1巡待って新たな牌をツモれば、その牌に待ちを変える事が出来ます。待ちでリーチをかけずに1巡待ってみました。

手牌

ツモ

をツモりました。これならよりもアガれそうな気がします!こんな風に、アガりやすそうな牌が来るまで何巡か待つことも大事です。もちろん、その前にしっかりと河(ホー=捨て牌を置く場所)を見て、残りの枚数や捨て牌の傾向をチェックは必須ですよ!待ちを変えて、まんまと振り込んでくれた時はなかなか気持ちが良いものです(笑)

また、リーチをかけずにダマでアガるという選択肢もあります。先に解説したとおり、チートイツは攻防一体の役で、守備に回れるのも大きな特徴です。リーチをかける事により、その特徴が死んでしまいます。序盤の一人テンパイ時にオタ風で待てるような好条件の場合は良いと思いますが、中盤以降で他にもテンパイをしている人がいるような場合は、リーチをかけずに守備力を維持する事も考えましょう!

チートイツを捨て牌から読むポイント

チートイツを狙っているかどうかは、捨て牌からある程度読むことが可能です。まず一つは、そのプレーヤーが合わせ打ちをしているか否かということです。

合わせ打ちとは・・・
同巡内に捨てられた牌と全く同じものを捨てて、振り込みを回避する方法。100%振り込みを防ぐことが出来ます。

なぜ、合わせ打ちが多くなるのか?その答えは単純です。チートイツは自力でツモる事によって、対子(トイツ)を揃える必要があります。当然、場に1枚も出ていない牌を手元に残しておきたいわけです。もし誰かがを捨てたら、その後にをツモれる期待値が下がるので、は優先的に捨てようという考えになるという事です。それが、合わせ打ちという形で見えてくるんですね。

そしてもう一つ、一九字牌を序盤から捨てていない人は要注意です。テンパイのポイントでも書いたように、最終的にはより出あがりが見込める一九字牌でテンパイをしたいという考えがあります。なので、チートイツを狙っていて、が1枚ずつ手牌にあった場合、先にを捨てる可能性が高いのです。この場合、後々に危険牌になりそうなを先に捨てておきたいという考えもあります。

しかし、これらのポイントで必ずしもチートイツを見抜けるわけではありません。合わせうちも、誰かがテンパイしていれば、単純に振込み回避の為にやっている場合の方が多いでしょう。一九字牌が捨てられないのも、単に手牌になかっただけかもしれません。あくまでも、チートイツを警戒する為の材料の一つとして理解してください!

また、他家の河に一九字牌がまったくない場合は国士無双を狙っている可能性もあるので注意しましょう!

チートイツで点数アップのポイント

チートイツは2翻役です。単独ではあまり美味しい役ではないですよね。できれば他の役を複合させて、点数アップを目指したいところです。一発などの偶然役以外で複合する役を紹介しますので、是非覚えてください!

チートイツ+タンヤオ

こちらは、基本役のタンヤオとチートイツの複合形です。一九字牌を除いた牌で対子(トイツ)を作っていきます。チートイツとの複合では比較的狙いやすい手ですのでしっかり覚えましょう。

関連記事

チートイツ+混老頭

こちらは、一九字牌のみで構成された混老頭とチートイツの複合計です。混老頭は2翻あるので、チートイツと合わせて計4翻となります。難易度の割に6,400(子)/9,600(親)しかありません。

関連記事

チートイツ+ホンイツ

チートイツと混一色(ホンイツ)の複合役です。ホンイツだけで3翻(メンゼンの場合)、この場合リーチもしていればかなりの高得点になります。

チートイ2翻+ホンイツ3翻+リーチ1翻 = 6翻

このとおり6翻でハネ満となります。かなりの攻撃力ですね。

関連記事

チートイツ+チンイツ

チートイツと清一色(チンイツ)の複合役です。こうなると、もはやチンイツがメインですね!この組み合わせはなかなかレアだと思いますが、一応覚えておきましょう(笑)

関連記事

チートイツ+字一色

チートイツと字一色(ツーイーソー)の複合役です。字牌や役牌が対子で揃っていたら鳴いたほうが早いですし、そもそも字一色が役満でわざわざ門前役のチートイツとの複合を狙う必要はないのですが、万が一に備えて覚えておきましょう。(笑)

関連記事

イーペーコーは複合しない!

イーペーコーにならない

                

                

 

イーペーコーとチートイツが複合しているようにみえます。しかし、この場合はチートイツのみの役となります。理由は、イーペーコーやリャンペーコーは同種の牌で同じ順序の順子(シュンツ)を作る順子系の役であり、チートイツとして見ると順子の形にならないからです。よってチートイツとの複合となりません。

関連記事

リャンペーコーとチートイツ、どちらが優先される?

こちらのアガり形はチートイツでもありリャンペーコーでもありますね。リャンペーコーの場合もイーペーコーと同様、チートイツとは複合しません。アガった時はチートイツより翻数の高いリャンペーコー(3翻)がアガり役として優先されます。

関連記事

「トイツ王子」土田浩翔

チートイツと言えば「トイツ王子」で有名な土田浩翔プロがいます。土田浩翔プロはトイツが1つでもあればチートイツを意識すると公言しており、順子手になりそうな配牌を崩してチートイツに向かう事もあります。

こちらの動画は、順子手のイーシャンテンをわざわざ崩してチートイツに切り替えアガりきる、ミラクルな手順を観ることができます。一度観ると土田ワールドにハマりますので、是非観てみてください!

役検索【お役立ちツール】

知りたい役をみてみよう!
下記プルダウンより役を選択してください。
役の詳細が表示されます。

符計算問題【お役立ちツール】

符計算問題にチャレンジしてみよう!
基本ルールと役を覚えたら次は点数計算です!

東場・北家/子
ロン
待ち
順子
順子
明刻(幺九牌)
暗カン
解答を見る!

ざんねん。不正解です…

2翻60符ロン-3,900点
役牌×2(白+中)2翻
副底(フーテイ)20符
明刻(幺九牌)×14符
暗槓(幺九牌)×132符
タンキ待ち2符

まとめ

ここまでチートイツのイロハから複合役まで一通りみてきました。なかなか奥が深い役だと思います。役作りの基本である、4面子1雀頭ではない組み合わせだからでしょう。点数は単独だとそれほど高くありませんが、複合役とあわせたり、ドラが乗れば確実に2つのるのでさらなる高得点をねらえます。しかし、最初から強引に揃えるような役では無いという事はお忘れなく!

関連タグ