七対子(チートイツ)【2翻役】麻雀役徹底解説!


七対子(チートイツ)とは?
- 七対子(チートイツ)
- 2翻25符門前のみ出現率:2.5%対子を7種類集める
対子(トイツ:2枚組)を7組揃える。七対子の符は一律で25符と決まっています。※一般的には同牌が4枚ある場合はトイツの2組とは認められず、チートイツは成立しない
七対子(チートイツ)はその名の通り、七つの対子(トイツ=同一牌2枚)を集めることで成立する役です。4面子1雀頭のアガりの形を無視した、全てが対子で構成される特殊な役です。
七対子(チートイツ)は25符
チートイツは例外的に25符で計算します。
チートイツのみの2翻でアガった場合(子)、2,000点ではなく1,600点になります。
- 2翻・・・1,600(子)/2,400(親)
- 3翻・・・3,200(子)/4,800(親)
- 4翻・・・6,400(子)/9,600(親)
- 5翻以上・・・ 満貫:8,000(子)/12,000(親)
同一牌4枚は対子にならない
同一牌が4枚ある場合は2組の対子とは認められず、チートイツは成立しません。














イーペーコーは複合しない














イーペーコーとチートイツが複合しているようにみえます。しかし、イーペーコーは順子(シュンツ)で作る役であり、対子で作るチートイツとは複合しません。
七対子(チートイツ)は攻防一体の役
全てが対子で構成される七対子は攻撃と防御のバランスが良い攻防一体の役と言われています。
例えば、下記のような七対子を目指している手牌があったとします。既に対子が5組揃っていますね。














誰かがリーチをしているようなケースではなるべく安全そうな牌を切りたいですよね。
本来であれば対子部分は切りたくないのですが、例えばが安全牌であれば対子を崩してでもを切ってしまいます。













対子を崩すことになるので当然チートイツからは一歩後退してしまいます。しかし、のいずれかをツモることができれば、形としてはを切る前と同じく対子が5組ある状態に戻ります。
更に、次の手番でも安全牌のを切ることができます。また、など、対子になっていない1枚だけの牌は状況に応じていくらでも入れ替えることができます。
このように、チートイツは防御をしつつも完全に降りることなくアガりを目指せる攻防に長ける役なのです。
チートイツを意識する配牌
配牌時に対子が多くあれば、当然チートイツを意識しますよね。もちろん、流れ次第でトイトイや三暗刻などの刻子系の役に移行するかを考えることになります。
それ以外にもチートイツを意識してほしいのが、面子が全く揃っていないようなバラバラの配牌の時です。
何故なら、面子を揃える上で効率が一番いいのは両面待ちですが、配牌がバラバラで両面待ちの組み合わせが全く無い場合などは、牌がバラバラなゆえにトントン拍子に対子(トイツ)が出来上がっていく事があるからです。
ただし、バラバラな配牌からチートイツを狙うべしと言う訳ではありません、あくまで意識してみるという事です。
配牌がバラバラだと、なかなか4面子1雀頭を揃えるのは骨が折れます。仕方なく鳴きを重ねて喰いタン狙いと言う手も考えられますが、安い手の上に後々の防御に不安が残ります。その点、チートイツなら攻防一体で手を進められますし、いざという時はベタ降りもしやすいので、ちょっと我慢して対子の揃い具合を見てみましょう。
チートイツでのリーチ
チートイツはその形の特徴から、テンパイ時の待ちは必ず単騎待ちになります。
テンパイした瞬間、すぐにリーチをかけたくなるかもしれません。しかし、待ちの牌が数牌の真ん中(4・5・6など)だと、ロンでアガるのは難しいケースが多いです。













そんなときは、リーチをせずに一や九の牌、あるいはオタ風など、場に出やすい単騎待ちの牌を引くのを待ち、手牌の待ちを変更するのもひとつの戦略です。














このように出やすい牌をツモれたら、待ちを切り替えてみましょう。
そのタイミングでリーチをかけるのも良いですが、他のプレイヤーもテンパイしていそうな場合は、リーチを控えて守備を重視しつつアガりを狙う選択もあります。
チートイツを捨て牌から読む
序盤からバラバラな牌を捨てている
チートイツは対子を7組集める手役なので、順子や刻子を作る通常の手よりも形がバラバラになりやすい。
特に序盤に両面ターツ(例えば4-5や6-7など)を含むような並びの牌を捨てている場合は、面子手ではなくチートイツの可能性があります。
合わせ打ちをしている
合わせ打ちとは、同巡内に捨てられた牌と全く同じものを捨てて、振り込みを回避する手法です。
合わせ打ちをしているということは、降りを意識している可能性が高いのですが、降りを意識しつつチートイツを狙っている可能性があります。
終盤での対子落とし
「北→北」のように、2枚続けて同じ牌を捨てることを対子落としと言います。
対子を落としているのでチートイツとは真逆のような気もしますが、終盤での対子落としはチートイツを狙いつつも守備的な観点からあえて安牌になるような対子を落としている可能性があります。
まとめ
チートイツは基本である4面子1雀頭にならない特殊な役です。役の複合もしにくく、点数が伸びづらい役でもあります。ですが、攻防の長けトイトイへの移行も可能な柔軟な形なので、チートイツと決め打ちせずに柔軟な思考で対応しましょう。
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
7対子の点数を25符2ハンで計算してありますが、点数計算の原則から言えば、
基本符が20符でロン上がりは10符加符で30符、ツモ上がりはツモの2符を加えて30符と
計算して、30符2ハンで計算すべきと思いますが、如何でしょうか?
麻雀は、囲碁や将棋と違いローカルルールが多過ぎますが、統一ルールは出来ないものでしょうか?
麻雀の団体が多過ぎて、無理なのでしょうか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>7対子の点数を25符2ハンで計算してありますが、点数計算の原則から言えば、
>基本符が20符でロン上がりは10符加符で30符、ツモ上がりはツモの2符を加えて30符と
>計算して、30符2ハンで計算すべきと思いますが、如何でしょうか?
>麻雀は、囲碁や将棋と違いローカルルールが多過ぎますが、統一ルールは出来ないものでしょうか?
>麻雀の団体が多過ぎて、無理なのでしょうか?
難しい問題ですね。麻雀の団体が多いとなかなかルールも統一できないものだと思われます。
お役に立てますと幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
7対子は自摸、振り込みでも25符で計算計算。計算上は2ハン、50符。
16.32.64.とする。
7対子は原則が 2ハン50符 聞くところによるとアメリカから逆輸入したルールと聞いてる。
はじめまして。麻雀初心者です。七対子の役の複合について質問です。
記事で一盃口は複合しないとありましたが、例えば、
一一ニニ三三六六七七八八北北
となったときは
二盃口+七対子(+混一色)として扱うことはできるのでしょうか。二盃口と七対子どちらかのみのカウントになりますか。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>七対子の役の複合について質問です。
一盃口と同様に、二盃口と七対子は複合しません。
二盃口は3翻、七対子は2翻ですので、高い翻数の二盃口として点数計算をします。
ご質問の例ですと二盃口(+混一色)となります!
二盃口に関しまして、こちらの記事で詳しく説明させていただいておりますm(__)m
→https://majandofu.com/double-runs
お役に立てれば幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
ご丁寧にありがとうございます。
二盃口の記事で言及されていたのですね(^^;;
私の勉強不足でした。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>ご丁寧にありがとうございます。
二盃口の記事で言及されていたのですね(^^;;
私の勉強不足でした。
ご返信ありがとうございます(^^)
こちらの記事は「イーペーコーは複合しない!」の項目での説明が不十分でした。
申し訳ございません。
一盃口だけでなく二盃口の説明と記事リンクを付け足しました。
ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるよう、今後もよりよいコンテンツを作成するように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します!
チートイは形がとても好きです。染めるのは難しいけど決まると大分気持ちいい。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>チートイは形がとても好きです。染めるのは難しいけど決まると大分気持ちいい。
仰る通り、七対子+ホンイツやチンイツが出来た時はとても気持ちが良いですね(^^)
七対子は柔軟性があり、染め手やドラ、リーチなどが合わさると攻撃力もあると思います。
貴重なご意見、コメントをいただきありがとうございます!!
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。