麻雀の禁じ手「ぶっこ抜き」イカサマを見破る方法
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麻雀の禁じ手「ぶっこ抜き」イカサマを見破る方法

目次
  1. ぶっこ抜きの基本
    • ぶっこ抜き(通称:左手芸)とは?
    • ぶっこ抜く方法
    • ぶっこ抜きと積み込み
  2. その他の抜き技いろいろ
  3. ぶっこ抜きを映像で見てみるまとめ
  4. まとめ

ぶっこ抜きの技を知ることは、イカサマで負けたりすることを防ぐことができます。麻雀にはいろいろなイカサマ行為が存在し、ぶっこ抜きもそのうちのひとつです。よく積み込みとセットで出てきますね。

漫画や小説の中で出てくる積み込みやぶっこ抜きなどのイカサマはかっこいい技かもしれませんが、実際の対局で他家がイカサマをして負けてしまったらつらい思いになるでしょう。ぶっこ抜きの種類や方法を熟知して、実際の対局で見抜く力を養いましょう。ぶっこ抜きで負けたのでは面白くもなんともありません!漫画や小説によく出てくるので、方法を知らない人なども知って研究してみよう!

ぶっこ抜きの基本

ぶっこ抜き(通称:左手芸)とは?

ぶっこ抜きとは麻雀のイカサマ行為です。麻雀のイカサマにはさまざまな種類がありますが、ぶっこ抜きは自分に有利な牌を牌山から不正に取得する方法です。欲しい牌が取得できればたちまち有利に対局を進めることができますね。
ぶっこ抜き、いわゆる抜き技系のイカサマの最大の条件は手積みであること、と思いがちですが、全自動麻雀卓になった今でもぶっこ抜きをする利点があります。利点があるということは、誰かが実際にぶっこ抜きを行う確率は0%ではないのです。

ぶっこ抜き(左手芸)・・・
牌山から不正に牌を取得する方法。左手芸とも。総称は「抜き技」と言われる。
さまざな抜き技があるが積み込みとセットで行うことが多いため、全自動麻雀卓の現代はあまりみられない。しかし0ではないので注意が必要。

まずは一番基本となるぶっこ抜きをみていきましょう。
ぶっこ抜きの基本は自分の目の前にある牌山の一番左の1トンを自分の不必要な牌2枚と交換することです。

bukko1

上記の例は1トンだけの入れ替えでしたが、2トンでも3トンでも行います。数字が増えればおのずと難易度があがっていきます。
トンという耳慣れない言葉がでてきました。トンは牌山の牌の単位です。

幢(トン)とは
牌山の山と数える単位。上下1枚ずつの組み合わせで1トン。

ton

ぶっこ抜きは牌山の牌と手牌を入れ替えるということをまず覚えましょう。
つづいて、ぶっこ抜きの一般的なやり方について説明します。

ぶっこ抜く方法

ぶっこ抜く方法はいくつかありますが、一般的な方法を以下みていきましょう。

  1. 配牌時にあらかじめ積み込んでおいた牌を取得する
  2. 配牌が終了後、理牌時やその後に牌山の牌と交換する

以上の2つが主な方法です。
①の方法はあらかじめ積み込みをすることが前提ですが、②は積み込んでいなくても少しは効果があります。
つまり、②は積み込みを行わない場合は、どの牌が取得できるかはわかりませんが、いらない牌を交換できるということで利点があります。

左手芸

bukko2

上記の画像のように、牌を取得して不要牌を牌山の向かって左へ戻します。この配置であれば二つの動作をある程度自然に行うことができるからです。
そのとき、牌山が左にずれてしまうので、直すふりをして右にずらします。

画像だけではイメージしづらいので、YouTubeにあがっている動画を見てみましょう。
ちなみに、こちらの動画は①の配牌時のぶっこ抜きです。

麻雀 イカサマ 裏ワザ 爆弾積み&ぶっこ抜き 実戦での成功率100%

いががでしょうか。配牌時はみんな自分の手牌に集中してしまいます。その隙を狙って、あらかじめ積み込んでおいた牌と交換してしまいます。動画をみるときイカサマを前提にみているのでバレバレのような気がしてしまいますが、実際の対局ではもっとわかりづらくなります。手牌をみて理牌しながらかつ、ターチャの動きに気を配るのはなかなか大変なことです。

つづいて、積み込みを前提にしたぶっこ抜きを紹介しましょう。

ぶっこ抜きと積み込み

ぶっこ抜きは牌の交換が主な動作となります。その交換する牌について、あらかじめ有利な牌を仕込んでおく技が積み込みです。そのためぶっこ抜きと積み込みはセットになる場合が多いのです。有利な牌を積み込んでおいてぶっこ抜く!というイメージですね。

積み込みの基本はベタ積みです。早速ベタ積みをみてみましょう。

ベタ積み

牌山を作るとき、自風が東・西ならば上段に、南・北の場合は下段に好牌をあらかじめ仕込んでおく方法

牌山から取得する順番は決まっているのでそれを最大限に活かす技です。
積み込みの中でももっともポピュラーでありばれにくです。

例 ベタ積み(上段に好牌)

上段へ有利な牌を仕込んだ状態です。これはちょっと極端な例ですが、下段には老頭牌などの使いにくい牌を多めに仕込んでおきます。ここまであからさまにやってしまうと東だけでなく西にも有利に働くようになります。

これが積み込みの基本であるベタ積みです。積み込みとはつまり、有利な牌を山に仕込むことです。

六間積み

六間積み

牌山の自分が取得する4トンに有利な牌を仕込んでおきます。サイコロを振るときに好きな数字がでるようにしなければこの積み込みは失敗に終わります。

上記はほんの一例です。積み込みに関してはこちらの記事に詳しく書いていますのでご覧ください。

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つづいて、ぶっこ抜きと積み込みのコンビをみてみましょう

積み込み+ぶっこ抜き

牌山を作る段階で上記のように仕込んでおきます。一番左端へ好牌を仕込みました。この牌と自分の不要牌を入れ替えればぶっこ抜き完了です。

小島武夫のイカサマ 爆弾+すり替え

伝説の雀士「小島武夫」氏が積み込みの解説をしています。この映像では積み込みだけでなく「置きサイ」もみることができます。

その他の抜き技いろいろ

ぶっこ抜きの基本とセットとなる積み込みは理解できたでしょうか。つづいてその他の抜き技をご紹介します。文章と画像だけではわかりづらいのでYouTubeの動画も一緒にご覧ください。

すりかえ

ツモ牌を本来の物とは別の牌に変えてしまう技。元禄が鳴きによってずれてもこれで対応できる技です。また、裏ドラをめくるときに、有利な牌とすり替えることもあります。

握りこみ

麻雀イカサマ ギリ(握り込み)

ツモ牌を2枚同時に持ってきて、かわりに手牌中の不要牌を山に置いてくるイカサマ。また、コンビ打ちならば置いてくる牌は仲間の欲しい牌で送る込むという事もできる。

小島武夫のイカサマ すり替え1

つばめ返し

こちらは抜き技の中でもばつぐんに有名な技です。ぶっこ抜きの最上級といえるでしょう。牌山の下段に好牌を積み込んでおいて、手牌のすべてを一気に入れ替える大技中の大技です。親の場合は天和も可能です。

ツバメ返しをもっと詳しく知りたい方はこちらも一緒にご覧ください。

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積み込み+ぶっこ抜き

例では牌山の下段に国士無双を積み込んでおきました。これを一気に手牌と入れ替えれば「つばめ返し」の完了です。このとき、どんな牌を詰め込んでおいてもOKです。アガった形にしなくても、テンパイ状態で積み込んでおく方法もあります。

小島武夫のイカサマ つばめ返し

ぶっこ抜きを映像で見てみるまとめ

ぶっこ抜き技は実際の動きをみるまではどのような動きになるのかわかりづらいと思います。
YouTubeに上がっている動画をまとめてみたので、一通り見てイメージさせましょう。

まーじゃん女史会(イカサマ麻雀・積み込み天和 平山信之)

麻雀イカサマ

麻雀 イカサマ ドラ表示牌すり替え

麻雀イカサマ キャタピラ(3枚抜き)

まとめ

ぶっこ抜きは手積み麻雀時代にはかなり有効なイカサマでした。全自動卓になった今は少し廃れた感がありますが、「不要牌を取り替える」という事だけでもまだまだ有効な技と言えるでしょう。イカサマを警戒するためにも方法をしっかりと理解しましょう。
一口にぶっこ抜きといってもいろいろな種類があることも同時に覚えておきましょう。
イカサマはイカサマですが、ぶっこ抜きなどの動きは芸術的な部分もすくなからずあることは認めざるを得ません。しかし、イカサマによって負ける麻雀は打ちたくないのも事実です。実際の対局ではしっかりと他家の動きも意識して打てるようになりましょう!

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