秘技・盲牌!知って得するかもしれない盲牌について。
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秘技・盲牌!知って得するかもしれない盲牌について。

牌を触っただけで何の牌かを当てる、それが盲牌です。見ないで牌を触っただけで当てる、そんな特殊能力、出来たら出来たでカッコいいですが、出来なくても麻雀は強くなれます。盲牌を利用した違反行為だったり、マナー違反につながることもあります。そんな知って得する盲牌情報のページです。

目次

1.盲牌とは

盲牌と書いて、モウハイまたはモウパイと読みます。

麻雀牌の柄の凹凸をツモをする際に指でなぞり、触覚のみで何の牌なのかを当てる行為、それが盲牌です。

主に親指を使って盲牌をしますが、人差し指や中指を使って盲牌をすることも可能です。盲牌をする人の指には麻雀ダコが出来ると言われています。

昭和中期の麻雀ブームの時には、盲牌は好んで使われていたテクニックでした。手摘みの時代でもあるので、自分の欲しい牌を積み込んだりすることも出来たので、盲牌は必須のテクニックでもあったようです。しかし、時代も変わり、ネット麻雀も盛んにおこなわれ、麻雀自体もよりクリーンなイメージを作ろうとする流れもあるので、盲牌のようなイカサマに使用できるテクニックは疎まれています。

轟盲牌とは

轟盲牌(ゴウモウパイ)とは盲牌をさらに発展させた架空の必殺技です。「ムダヅモ無き改革」という麻雀漫画に出てくる主人公・小泉ジュンイチローの必殺技が轟盲牌です。

盲牌は指で牌をなぞり何の牌かを当てる技ですが、轟盲牌は指で牌をなぞり牌の凹凸を潰し、白に変えてしまうという技です。

漫画を読んでいない人からしたら意味不明でしょうが、そういう麻雀パロディギャグ漫画、それが「ムダヅモ無き改革」です。

主人公の小泉ジュンイチローが各国の首脳と麻雀で戦う漫画で、国士無双を成立するために轟盲牌で白を作り成立させるという荒業です。挙句の果てには、プーチンとの決戦で、自分の手牌を轟盲牌で全て白にして勝ちました。

実際に轟盲牌は出来るのか、まぁ、無理でしょう。しかし、そんなことを度外視した実に熱い麻雀ギャグ漫画なので、機会があったら是非読んでみてください。

2.盲牌の意味 -メリットとデメリット-

盲牌にはどんなメリットがあるのでしょうか。

実際に盲牌にメリットなどはないという意見も存在します。が、本当にメリットがあるかないかは置いといて、一般的に盲牌のメリットとされていることを紹介しましょう。中にはイカサマになる行為もあるので、くれぐれも自分がされないように気を付けてください。

  • スピードアップ
  • 相手に気を配る時間が増える
  • 盲牌による先ヅモ
  • 盲牌をしての積み込み

スピードアップ

盲牌の最大のメリットとしてスピードアップが挙げられます。

ツモるときに自分で牌を見る前に盲牌で何の牌をツモったのかがわかれば、その牌が必要か不要かどうかの判断する時間が長くなります。つまりは、取った瞬間に不要か不必要かの判断が出来る可能性ができ、そく切ることも可能になるわけです。

また、自分が早く牌を切れば他の三名に考える時間を与える隙を与えない、というメリットがあります。

が、しかし、それは完全に盲牌が出来たら、という事ではないでしょうか。

やはり、世間一般で言われているのは、盲牌するよりも実際に見た方が早い、と言われています。中途半端な盲牌だと逆に何を狙っているのかばれてしまう可能性はありますし、逆にテンポが悪くなってマナー違反に繋がります。

そして、中途半端な盲牌をする人は結局のところ見て確認するので、あまりスピードアップという面では意味がなくなり、スピードダウンする可能性もあります。

相手に気を配る時間が増える

人の視点は一点しか集中することが出来ないため、見ないで牌を理解することによって、自分の手牌に集中することがなく、周りのプレイヤーに気を配ることが出来る、という説があります。

ツモった時に捨て牌を見て状況を読むという事もありますが、麻雀というのは、他の人の些細な動きを見逃さない洞察力が必要である、という考えに基づいていて、心理的メリットが盲牌にはあると主張する一派が存在します。

確かに一理あるような気がしますが、自分の手がおろそかになる可能性もある、という面も否めないと個人的には感じます…。

盲牌による先ヅモ

マナー違反などではなく、チョンボであり、イカサマです。

フリー雀荘などでは頻繁に行われる行為ですが、イカサマです。

先ヅモというのは、本来ならば上家(カミチャ=自分の左側のプレイヤー)が捨ててからツモりますが、上家が捨てる前に事前に牌山からツモる事を言います。もちろん、ポンによってツモ順が変わることがあるので、立派なイカサマ行為です。

そして、盲牌して先ヅモをすればさらに有利になるわけです。この先ヅモ盲牌は昔から行われているもので、それをよしとする場所もあります。

が、それは立派なマナー違反です。そしてイカサマ行為です。あからさまな盲牌もマナー違反とされることもあります。くれぐれもトラブルのない麻雀を心がけましょう。

盲牌をしての積み込み

積み込み、というと、手摘みで牌山を積む際に、自分のツモをする場所に有利な牌を仕込む事です。全自動雀卓全盛の現代と違い、一昔前の手摘みの時代では盲牌が上手く出来れば積み込みをするチャンスも増えるワケです。

積み込みの大技、天和を出すためのイカサマ「燕返し」も盲牌の能力がなければ成立しません。

燕返しの詳しい説明はこちらのページをご覧ください→麻雀における燕返し完全攻略

盲牌のメリットというと、イカサマ絡みの場合が多いです。仮に盲牌を練習して出来るようになっても、悪用しすぎるともう一緒に麻雀をしてくれなくなってしまいます。四人いなければ麻雀は出来ません。周りを不快にさせるような行為はしない方が良いはずです。

3.盲牌のコツ

盲牌のメリット、デメリットはさておき、やっぱり盲牌が出来たらなんかカッコいいです。

盲牌のコツや練習法というのは、やはり繰り返し練習するしかないです。それりゃそうですね、もう指先の感覚を鍛えるしかないでしょう。

しかし、一般的に言われるのは、まず色の種類(萬子、筒子、索子、字牌)を理解できるようになると良いと言われています。

当然ながら、難易度が一番低いのは です。ツルツルしてれば白です。それは誰でもわかりますね。

字牌の中では 2つは画数が多いので若干わかりづらいと言われています。

索子の中でも は比較的わかりやすいです。

筒子では、 は特徴がはっきりしていてわかりやすいです。
しかし、 は形は似ているのでわかりにくいです。

萬子は形が全て似ているため識別が難しいです。特に は難易度が高いです。

雀聖と呼ばれた小説家、阿佐田哲也氏は盲牌で だと思った牌が実は で手痛い放銃をしてしまい、それがきっかけで雀ゴロ生活から足を洗ったという話があります。そう、盲牌とは奥深い世界なのです。

4.まとめ

盲牌とは出来たところでそれが生かせるかは実は定かではありません。それは肯定派、否定派と意見が分かれるところです。が、出来たらやはりカッコいいです。しかし、マナー違反にもつながるので中途半端な盲牌はやめておきましょう。出来たら出来たで少しカッコいいのが盲牌です。ちょっと時間があるときにコツコツ練習して人前で披露してみましょう。

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