鈴木優 東海からやってきた、ちょっと天然な戦闘民族
鈴木優プロは、"戦闘民族"の通り名からわかるように、攻撃的な雀風が持ち味で、爽やかなイケメンの最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する麻雀プロです。麻雀最強戦での活躍や、所属団体の最高峰タイトル"最高位"を獲得するといった確かな実績を持ち、2022年よりMリーグ・U-NEXT Piratesからドラフト指名を受け、Mリーガーとなり、更に多くの麻雀ファンから知られる存在となった、鈴木優プロについてご紹介します。
戦闘民族・鈴木優プロについて
プロフィール
- 名前:鈴木 優(すずき ゆう)
- 生年月日:1981年9月13日
- 出身:愛知県豊橋市
- 学歴:地元大学中退
- 血液型:O型
- 好きな物:カラオケ
- 所属団体:最高位戦日本プロ麻雀協会
- Mリーグチーム:U-NEXT Pirates
- X(旧Twitter)本人アカウント:@yu_suzuki_ABC
- X(旧Twitter)鈴木優プロ公式応援アカウント:@yu_no_tuma_desu
- YouTube:鈴木優の戦闘優ちゅ〜ぶちゃんねる
鈴木優プロは、"戦闘民族"という通り名で知られており、攻撃型の雀風で、いっぱいラスを引いてもそれ以上にトップを取ればいいという麻雀を打ち、サイン色紙にも「放銃は友達」と書くほどであり、リスクを背負わないとアガれる局面も多くないという考えを持っています。
最高位戦日本プロ麻雀協会の東海支部の立ち上げに事務局長として携わり、現在は支部長となりました。地方在籍者としては初となる団体最高峰タイトル・最高位を獲得しました。
一時期、地元豊橋市で雀荘を経営するため一時最高位戦を脱退し選手としては一線を離れていましたが、アマチュアも出場が出来る麻雀最強戦には出場し、第19期麻雀最強戦では、2000人の参加者から勝ち上がり決勝に駒を進め、あと少しで優勝というところまで進んだこともあり、「最強戦の申し子」と呼ばれていたこともありました。
結婚しており、奥さんと二人の娘さんは豊橋市に住んでいるため、鈴木優プロは東京に単身赴任生活を送っています。家族の存在は、鈴木優プロの大きなモチベーションとなっていて、奥さんは「鈴木優プロ公式応援アカウント」という名前のXアカウントの運営をしており、また近代麻雀のnoteでいくつかコラムを書くなど、麻雀に詳しくはないそうですが、鈴木優プロをサポートしています。Mリーグの試合後一人で帰る時は、最寄り駅まで奥さんと電話で話すこともあるそうです。
同期入団のチームメイト・仲林圭プロとはUKコンビと呼ばれています。チームメイトとなってから行動を共にすることが多くなり、仲林プロは奥様からの公認現地妻となりました。
偏食家で知られており、食べれない野菜が多く、こんにゃくは嫌いだけど白滝は食べれたり、食べ物の見た目が嫌いで食べられないといったものも多いそうです。好きな物はハンバーグ、特に静岡県の有名なハンバーグチェーン店「さわやか」のハンバーグが好き。牛タンも好きですが、仲林プロ曰く、食べれるものと食べれないものがあるらしいです。お酒が好きで、一杯目はビールを飲みますが、二杯目以降は甘いお酒を好んで飲むそうです。
自身のYouTubeチャンネルでは、Mリーグの牌譜検討や麻雀ゲームの実況などを中心に配信しています。
雀荘「麻雀ばとるふぃ~るど」経営
鈴木優プロは、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属し麻雀プロになった後に上京し、東京の雀荘で働きながら、パチスロで資金を貯め、2006年9月、24歳の時に地元豊橋市に帰り雀荘「麻雀ばとるふぃ~るど」を開業しました。
地元に戻り雀荘を開いたのは、当時豊橋市にはマナーの良い店がなかったので、マナーの良い誰でも安心して通える店を作りたいという夢があったからでした。
Mリーガーとなってからは、運営を別の方に譲り、2023年11月1日にお店はリニューアルオープン、鈴木優プロ&パイレーツを応援する、誰でも安心して通える雀荘として営業しています。
お店の住所は愛知県豊橋市入船町101-1 2F、柳生橋駅から徒歩7分、年中無休・営業時間12:00〜LASTです。公式X(@M_battle_field)
弟子・魚谷侑未
日本プロ麻雀連盟所属でMリーグではセガサミーフェニックスに所属している魚谷侑未プロは、鈴木優プロの事を師匠と呼んでいます。
魚谷プロが麻雀プロになって1年目ぐらいの時に、当時流行っていたmixiを通して知り合いました。当時、鈴木優プロは地元愛知県で雀荘「麻雀ばとるふぃ~るど」の経営に専念していた時期で、魚谷プロから「麻雀を教えてください」というメッセージを受けたことをきっかけに、ばとるふぃ~るどで働くことになります。しかし、魚谷プロ側の視点では、鈴木優プロから「麻雀教えてやるから豊橋に来い!」というメッセージを受け、ばとるふぃ~るどで働くことになったと証言しています。
私のことが載ってるので(いいよーって言ってます)一つだけ訂正させて下さい。
メッセージの内容は「麻雀教えて下さい」じゃなくて「麻雀教えてやるから豊橋に来い!」ですからね https://t.co/l8rDc2E4io— 魚谷侑未 (@yuumi1102) December 1, 2020
魚谷プロが主人公の漫画「泣き虫マーメード」では、バーのような場所で鈴木優プロが魚谷プロに対し「俺がお前を日本一の女流プロにしてやるよ」というセリフで誘うシーンになっています。「泣き虫マーメード」では鈴木優プロと魚谷プロの交流についても描かれています。
魚谷プロは新潟県出身で愛知県に縁があったわけではなく、麻雀への熱意は人一倍あった魚谷プロは、鈴木優プロの熱意に影響を受け、愛知県へ行き師弟関係が生まれました。魚谷プロは、鈴木優プロが打つ時は後ろで見ながらメモを取り、週6日間店で働き、休みの日も麻雀を打ち、思うようにいかなくて泣いたりもあったそうですが、ものすごく努力をしていたと鈴木優プロは語ります。(【FACES / Vol.05】鈴木優 ~元・一匹狼は現・東海の雄~より)
麻雀面だけでなく、接客やファンとの接し方についても鈴木優プロから大きな影響を受けたそうです。鈴木優プロは"外面十段"と言われるほど、人当たりの良い性格で、もちろん弟子である魚谷プロも麻雀ファンや関係者から丁寧な接客や人当たりの良さには定評のある人物です。
麻雀プロとして多くの事を勉強し影響を受けた魚谷プロは、ばとるふぃ~るどを辞め上京すると、日本プロ麻雀連盟の女流リーグ戦に参加し、初出場ながら2011年第六期女流桜花に優勝、翌年の第七期女流桜花でも優勝し連覇、その後も多数のタイトルを獲得し、Mリーグは初年度から参加、2019-20シーズンではMVPを獲得するなど、麻雀プロを代表するプロの一人となりました。
鈴木優プロも魚谷プロの麻雀に対する姿勢や熱意から大きな影響を受け、再び最高位戦日本プロ麻雀協会に入会、プレイヤーとして復帰します。Mリーグの舞台では、所属団体も違うためあまり実現する機会がなかった、鈴木優プロと魚谷プロの師弟対決も実現、二人の対決はMリーグの見どころの一つとなっています。
天然エピソード
鈴木優プロは天然キャラで知られており、その不思議キャラクターは多くの麻雀ファンから愛されています。
そのエピソードをいくつかご紹介すると、
食べれる野菜はないの?の聞かれると、ホイコーローに入っている緑のやつは好きと答え、その"緑のやつ"はキャベツではなくレタスだと思っていた。
エビは食べられないけど、カニは好き。エビの見た目が嫌い。
「え!短くても長芋なの!?」と発言。
なで肩という言葉を知らない、その上に他に何型があるの?と発言。
料理の"さしすせそ"の"せ"は背油だと思っていた。
LiSAの歌う「紅蓮華」をゲレンデと言っていた。
などなど、多くの天然エピソードを仲林圭プロや瑞原明奈プロのXやYouTubeチャンネル「麻雀遊戯王」で取り上げられています。不思議なことに、Mリーグ・TEAM RAIDEN/雷電所属で、地方の支部に在籍し、雀荘を経営をしていたといった共通点が多く、鈴木優プロに負けず劣らずイケメン雀士の本田朋広プロも、天然キャラで知られています。
著書
- 「1秒で見抜くヤバい麻雀心理術」(2017年3月22日、竹書房)
- 「フルカラー改訂版 1秒で見抜く麻雀心理術」(2022年12月14日、竹書房)
- 「海賊の麻雀 勝率を上げる技術と思考」※小林剛プロ、瑞原明奈プロ、仲林圭プロとの共著、(2023年6月13日、池田書店)
鈴木優プロは2017年に戦術本「1秒で見抜くヤバい麻雀心理術」を出版しています。そしてMリーガーとなった後、フルカラー改訂版として、イラストがカラーになり、Mリーグについての書下ろしのコラムが追加されました。この本は、相手の動作から当たり牌を見抜く、といった他の戦術本にはない着眼点の内容となっています。
そして、パイレーツのチームメイトと共著で「海賊の麻雀 勝率を上げる技術と思考」という本も出版しています。この本は、Mリーグ2022-23シーズンの実戦譜を元に、その当事者の解説はもちろん、他のチームメイトの意見も掲載しています。また、麻雀の戦術的な部分以外にも、4人の座談会や監督、マネージャーのインタビューといった麻雀以外の部分にも触れる一冊となっています。
波乱万丈な鈴木優プロの経歴
負けず嫌いの性格が麻雀にはまるきっかけに
麻雀と出会う前までの鈴木優プロは、小学校1年生の時から始めたサッカー一筋でサッカー選手になるのが夢でした。運動神経も良く、外で遊ぶのが好きな少年だったそうです。父親が遊びやギャンブルなどにお金をつぎ込み問題となっていたため、父親を反面教師に麻雀を避けていましたが、高校生の時に麻雀と出会うことになります。
高校生の時に鈴木優プロと友人4人で旅行に行った時の夜、麻雀をやることになり、鈴木優プロは一人麻雀をやらずにゲームをしていましたが、麻雀をしているうちの一人が眠ってしまったので入ってくれとなり、鈴木優プロはその場に会った井出洋介プロの東大式麻雀の本を10分で読んで始めますが、役は七対子と国士無双だけを理解しているぐらいで、ルールも完全に理解していないので、当然大敗することになります。
一週間後に同じメンツで再戦することが決まり、負けず嫌いの鈴木優プロは再戦に向けて麻雀の猛特訓をします。まず、麻雀の本を買って2日間でルールを覚えます。そして2日間ファミコンのゲームで実際にプレイします。さらに2日間、仲の良くない父親に麻雀の戦術を教わり、実際に父親が打っているのを後ろから見させてもらい勉強しました。一週間、みっちり麻雀の猛特訓の末、友達たちの再戦に臨みリベンジ成功。そして、それをきっかけに麻雀にはまることになります。
この時、鈴木優プロはマクドナルドでアルバイトをしており、そこで出会った家に麻雀卓がある先輩と、仕事の前後に麻雀を打つようなります。次第に強くなっていき周りには敵なしという状態になり、さらに強い人と戦うために、高校卒業後にフリー雀荘デビューをします。当時、あまり初心者が気軽に打てるようなお店が豊橋市にはなく、ちょっと怖い雰囲気のお店に飛び込んだ鈴木優プロは全く勝てることが出来ず、悔しい思いをします。それでも麻雀のとりこになっていた鈴木優プロは雀荘通いが続きます。
大学には進学していたのですが、一日だけ行っただけで、それ以降大学に行く事はなく雀荘に入り浸る日々。半年間、初めて行った少し怖い雰囲気の店に通っていましたが、その店が新しい系列店を作るということになり、そこでアルバイトをするようになります。そこで、月に400半荘打つ生活を3、4カ月続けるうちに、豊橋では敵なしというほど強くなります。
ある日、近代麻雀で最高位戦のプロテスト募集の広告を見て、初めて麻雀プロの存在を知り、2002年に最高位戦日本プロ麻雀協会のテストを受け合格、第27期入会、豊橋市初の麻雀プロとなりました。
雀荘経営を始め最高位戦を退会
麻雀プロとなった鈴木優プロは上京し、最高位戦所属の沖野立矢プロが運営していた高田馬場にあった「もでるず」という店で働くようになります。豊橋では敵なしという状態だった鈴木優プロですが、東京に来ると全く勝てなくなり壁にぶつかります。しかし、負けず嫌いの鈴木優プロはめげずに、努力し続けます。「もでるず」では、同じ最高位戦に所属する根本佳織プロや茅森早香プロといったプロと共に働いていました。
東京に来た鈴木優プロは、明るくてマナーの悪い人をそのままにしない「もでるず」の雰囲気に影響を受け、豊橋でもマナーの良い店を作りたいという夢を持った鈴木優プロは、沖野立矢プロが店を辞めたタイミングで鈴木優プロも店を辞め、パチスロで資金を貯め、2006年9月に雀荘「麻雀ばとるふぃ~るど」を開業しました。
このタイミングでプレイヤーとして活動することは断念し、雀荘の経営に専念するため最高位戦を脱会します。この時期は、経営の事しか考えることができず、プライベートで麻雀を打つ余裕もなく、寝る間もなくフラフラになるまで毎日働いたそうです。
鈴木優プロが最高位戦を退会し雀荘経営に専念にしている間、アマチュアも参加することが出来る麻雀最強戦には出場していました。2007年度の第18回麻雀最強戦、2008年度の第19回麻雀最強戦では、2000名の予選参加者の中から鈴木優プロは勝ち残り本選に進出、特に第19回麻雀最強戦では決勝卓まで勝ち進み、オーラスをトップ目で迎えましたが、惜しくも、現在Mリーグ公式公式員を務めている張敏賢プロに捲られ敗れてしまいますが、大きな実績を作りました。
麻雀プロになったばかりの魚谷侑未プロが、麻雀を教わるために、ばとるふぃ~るどで働くようになり、魚谷プロの麻雀への強い熱意に影響を受けた鈴木優プロは、店も人に任せる余裕もできたこともあり、麻雀プロに復帰する事を考えるようになります。
当時、最高位戦には東海支部はなかったため、東海支部があり魚谷プロも所属している日本プロ麻雀連盟に入会することを考えますが、張敏賢プロから、サポートするので最高位戦に戻ってきてくれないかと声を掛けられ、2011年に退会後6年の年月を得て、第36期に最高位戦に再入会、麻雀プロとして復帰しました。
麻雀プロに復帰、最高位を獲得しMリーガーに
最高位戦に再入会した鈴木優プロは、豊橋市から通いリーグ戦などの東京での対局に出場するようになります。
2012年の麻雀最強戦2012では、200人以上の麻雀プロが参加する全日本プロ選手権で優勝、ファイナルへ進出しますがベスト16で敗退しますが、プロに復帰しても最強戦の申し子の名にふさわしい活躍をします。
選手としてでなく、2016年には最高位戦日本プロ麻雀協会東海支部の立ち上げに助力し、東海支部の事務局長となります。現在では支部長となり、地元である東海地方のプロたちにとって頼れるリーダー的な存在であり、後進の育成にも力を入れています。
そして、最高位戦に復帰してから9年目となる2020年にA1リーグ昇格を決めます。そして、A1リーグ昇格初年度となる2021年に、上位成績を残した三名と前年度の優勝者が出場する最高位決定戦に進出し、見事優勝。自身初となる最高位のタイトルを獲得し、"第46期最高位"に輝きました。また地方所属の選手では初となる最高位となりました。
優勝インタビューでは、「赤アリ、オカあり麻雀得意です」とMリーグ入りをアピールする発言を残し、麻雀ファンや関係者をざわつかせます。最高位戦のリーグ戦は赤なしオカなしルールですが、Mリーグは赤ありオカありルール、違った特色がありますが、鈴木優プロは長年フリー雀荘を経営しているため、当然赤ありオカありルールにも慣れています。
2022年7月11日に開催されたドラフトで、U-NEXT Piratesが1巡目に指名、目標としていたMリーガーとなりました。ドラフトは家族と一緒に祈るようにして見ていたそうです。Mリーガーになったことによって、約16年続けていたお店を手放し、家族と離れ、東京で単身赴任生活が始まります。
また、Mリーグ入りが決まった2022年には、日本プロ麻雀連盟が主催する、各プロ団体のタイトルフォルダーや連盟会長推薦枠として各団体のトッププロが参加する、麻雀日本シリーズに初出場、決勝戦へ勝ち進み、日本プロ麻雀協会所属の渋川難波プロ、日本プロ麻雀連盟所属の佐々木寿人プロ、前田直哉プロといった他団体の看板プロを破り、見事優勝。「愛知県・関西方面から応援してくださる方にこれからも良い報告が出来るように頑張ります。」と鈴木優プロらしいコメントを残しました。
Mリーグ1年目となる2022-23シーズンは開幕戦に登板、最初の数試合こそ緊張はあったが、監督がたくさん登板させてくれたすぐに慣れることが出来たとコメントを残しています。レギュラーシーズンでは、苦しい結果になることが多かったがですが、セミファイナルでチームは敗退してしまうものの、トップ1回、2着3回、ラス2回で、60.8ポイントと調子を取り戻しました。
Mリーグに参加して二年目となる2023-24には、Mリーグ新記録となる5連勝を記録するなど絶好調、現時点ではまだレギュラーシーズン終盤ですが、パイレーツは首位を走り続け、その勢いのままセミファイナルへ進みそうです。悔しい思いをした昨年のリベンジなるか目が離せません。
シーズン | 個人 スコア | 平均 打点 | 4着 回避率 | 最高 スコア | 半荘数 |
---|---|---|---|---|---|
2022シーズン | -92.8pt | 5,671 | 0.8750 | 46600 | 24 |
獲得タイトル
- 第46期最高位
- 麻雀日本シリーズ2022 優勝
鈴木優プロの動画
最高位獲得の瞬間
鈴木優プロが最高位を獲得した第46期最高位決定戦最終節のオーラス。最高位が決まった瞬間、少し笑みが見え、その喜びが伝わってきます。
鈴木優プロらしい攻めの姿勢
現最高位として迎えた第47期最高位決定戦の9回戦。鈴木優プロらしいしかけで、ドラの裸単騎でテンパイとなります。滅多にない状況に解説席もざわめきます。
やみくもに攻めるわけではない戦闘民族・鈴木優
麻雀最強戦2018の一局、攻めの麻雀が持ち味の鈴木優プロですが、リーチの新谷翔平プロの当り牌を掴みますが、それをビタ止め。そしてそこから守りに入るわけでなく、アガりを目指します。鈴木優プロの読みが冴えわたった一局です。
僅差の戦いを制し、シーズン初勝利
Mリーグ2023-24レギュラーシーズン、10月9日に開催された第1試合、僅差で迎えたオーラス、全員がテンパイする熱い展開を鈴木優プロが制します。
ぶれない戦闘民族
Mリーグ2023-24レギュラーシーズン、12月11日開催された第2試合、トップ目の親で迎えた鈴木優プロは、菅原千瑛プロがリーチを掛けますが、ビシビシとノータイムで危険牌を切っていきます。その姿はまさに戦闘民族。
おまけ・鈴木優プロの攻めについて
UKコンビの相方・仲林圭プロが、とある試合での鈴木優プロの攻めの姿勢について、パイレーツの控室がどんなリアクションだったかを自身のYouTubeチャンネルで語っています。あの冷静な小林剛プロも動揺する鈴木優プロの攻め…
まとめ
戦闘民族サイヤ人が瀕死の状態から回復すると強くなるのと同じように、戦闘民族・鈴木優プロは、壁にぶつかればぶつかるほど、そのたびにリベンジしたい一心で麻雀がどんどん強くなり、最終的には最高位を獲得し、麻雀日本シリーズでも優勝、Mリーガーとなり、更に連勝記録を作るなど、トップクラスの実力を持つ麻雀プロと言える存在となりました。雀荘経営のため最高位戦退会、弟子となる魚谷侑未プロとの出会いを経て麻雀プロに復帰、紆余曲折あり、今の地位へ上り詰めました。家族思いでイケメンだけど天然キャラで愛嬌があって礼儀正しい、それが鈴木優プロの魅力化もしれません。
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