場所(席順)を決める
麻雀の対局を始める最初のステップ、それは席順を決めることです。その日の運は席に着いた時に決まると言っても過言ではありません!意外と知らない正式な場所決めの手順をご紹介します。
サイコロで対象者を決める方法
場所決めの手順を説明する前に、サイコロの使い方を説明します。
場所決めの時以外に親を決める際にもサイコロを使いますので、まずはこの方法を覚えてください。
- サイコロを2つ同時に振る
- サイコロの出目を合計する
- サイコロを振った人を起点(1)として、出目の合計数を反時計回りにカウントする
- カウントが終わった席の人が対象者となる
上図は、Aさんがサイコロを振った例です。数字はサイコロの出目の合計数です。
図のように、サイコロを振った人を起点(1)として、反時計回りにカウントします。
合計数が 2、6、10 の場合・・・Bさん
合計数が 3、7、11 の場合・・・Cさん
合計数が 4、8、12 の場合・・・Dさん
合計数が 5、9 の場合・・・・・・Aさん
このように対象者が決まります。
何の対象者なのか、誰がサイコロを振るのか、これらは場所決めか親決めかで変わってくるので、まずはこの方法だけ覚えてください。
数字と場所の関係は、下記の語呂で覚えよう!サイコロを振った人から見て、右、対面、左、自分という事です。毎回声にだして確認すると意外とすんなり覚えられますよ!
- 右2(ウニ)
- 対3(トイサン)
- 左4(サシ)
- 自5(ジゴ)
- 右6(ウロク)
- 対7(トイシチ)
- 左8(サハ)
- 自9(ジク)
- 右10(ウジュウ)
- 対11(トイジュウイチ)
- 左12(ヒダリジュウニ)
正式な場所決めの方法
サイコロの使い方が分かったところで、場所決めの手順を紹介します。
Step.1 仮の席に座る
まず、適当に4人が席に着きます。仮の席なので考えずに座りましょう。
Step.2 東南西北と1筒・2筒の牌を並べる
誰か一人が の6枚を取り出し、全て裏にしてよく混ぜてから1列に並べます。誰が行うかは適当に決めてOKです。
Step.3 仮東(カリトン)を決める
Step.2で牌を並べた人の対面の人がサイコロを振って、出目の席に起家マークを置きます。
この場所が仮東(カリトン)となります。
Step.4 仮東(起家マークのある席)の人がサイコロを振る
仮東の人がサイコロを振ったら、触らずにそのまま置いておきます。
Step.5 卓上に並べた牌を開く
Step2で並べた牌を開きます。牌を開いたら、下記の例のように筒子2枚両端に移動します。
この時、 と の左右を入れ替えてはいけません。
Step.6 各プレーヤーが東南西北の牌を取る
step.4で振ったサイコロの出目が奇数なら側から、偶数なら側から、step.4で出た目に該当する人から反時計回り牌を取ります。この例では、Dさんがサイコロを振って、出目は11です。奇数なので側から牌を取ります。また、牌を取る順番は、出目が11なので、対面のBさんから反時計回りになります。
Step.7 それぞれの席に移動
を持つ人が仮東(起家マークの席)に座り、そこから反時計回りでの順に座ります。以上で、場所決め終了です。
- Point
- ここで説明したのは正式な手順で、ちょっと面倒なやり方です。実際にはもっと簡易的な方法で場所決めをしている人の方が多いと思いますが、この方法を知ってたらちょっと通ぶれるかもしれません(笑)
簡易的な場所決めの方法
簡易的な方法その1
Step.1 仮の席に座る
まず、適当に4人が席に着きます。仮の席なので考えずに座りましょう。
Step.2 東南西北と白の牌を混ぜる
誰か一人が の5枚を取り出し、全て裏にしてよく混ぜます。
誰が行うかは適当に決めてOKです。
Step.3 混ぜた牌を取る
牌を混ぜた人以外が、1枚ずつ牌を取って自分の前に表にして置きます。この際、を引いた人はもう1枚牌を取ります。最後に1枚余った牌を、牌を混ぜた人が取ります。
Step.4 それぞれの席に移動
が置いてる席が仮東(カリトン)になるのでそこに起家マークを置き、を引いた人がそこに移動し、そこから反時計回りでの順で座ります。以上で、簡易的な場所決め終了です。
簡易的な方法その2
Step.1 仮の席に座る
まず、適当に4人が席に着きます。仮の席なので考えずに座りましょう。
Step.2 東南西北の牌を混ぜる
誰か一人が の4枚を取り出し、全て裏にしてよく混ぜます。
誰が行うかは適当に決めてOKです。
Step.3 混ぜた牌を取る
牌を混ぜた人以外が、1枚ずつ牌を取って自分の前に表にして置きます。最後に1枚余った牌を、牌を混ぜた人が取ります。
Step.4 それぞれの席に移動
を引いた人はそのままそこに座り、そこが仮東(カリトン)になるので起家マークを置きます。
そこから反時計回りでの順で座ります。以上で、更に簡易的な場所決めが終了です。
仮東とは?
随所に仮東(カリトン)というワードが出てきましたが、これは次のステップ親を決めるで、起点となる場所なので覚えておきましょう!
- Point
- 普段は適当に座ったり、簡易的な方法で場所決めをする人が多いと思いますが、正式な方法で場所決めをして、1位になったら完全勝利って感じでいつもより嬉しいかも!是非一度チャレンジしてみてください!
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
ぱいをとりはじめるときのじゅんじょ
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>ぱいをとりはじめるときのじゅんじょ
席決めのことでしょうか?誰が行うかは適当に決めてOKです。
今後とも麻雀豆腐をよろしくお願いいたします。
北海道ではつかみどりといって
東西南北をとって東をとった人が好きな場所決めて座るってのがフリーでは一般的です。
参考までに
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>北海道ではつかみどりといって
東西南北をとって東をとった人が好きな場所決めて座るってのがフリーでは一般的です。
参考までに
貴重なご意見ありがとうございます!
つかみどりの席順の決め方はとても分かりやすくシンプルで良いですね。
参考にさせていただきますm(__)m☆
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します!
誤字報告です。
>下記の例ように筒子2枚両端に移動します
→下記の例【の】ように
>仮東(カリトン)になるのでそこに起家マークを起き
→起家マークを【置】き
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>誤字報告です。
申し訳ありません、該当箇所を修正致しました。
いつも誠にありがとうございます!m(__)m
コンテンツに間違いないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
場所の決め方についてです。
反時計回りで東南西北と座ると、方位磁針にある四方と別物になっています。
時計回りのほうが方位磁針と同じになるのでこちらのほうが理にかなっていると思うのですが、どううしてこのような反時計回りにするのでしょうか。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>どううしてこのような反時計回りにするのでしょうか。
「反時計回りはなぜなのか」については「風が吹く方角に関係している」説や「人間が地上から空を見上げた時の方角が関係している」説など、様々な諸説があるようですが、明確な理由は判明されていないようです。
お力になれず申し訳ございません。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
簡易的な方法その1で質問なんですが
誰も白を引かなかった場合はどうなるんでしょうか?
その場合は、東を引いた人がいる席が仮東になるんでしょうか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>誰も白を引かなかった場合はどうなるんでしょうか?
説明が不足しておりました、もし『白』を誰もひかなかった場合は、取得した牌を戻し、再度裏返して混ぜてやり直しになります。
基本的に『白』を入れて席順を決めるのはローカルルールとなるのが一般的で、通常は「簡易的な方法その2」の「東南西北の牌を混ぜる」で席を決めます!
なぜ白を入れるのか?それは席決めの不確定要素を増やすことで意図的なイカサマを防ぐのが目的となります。
全自動雀卓が普及した今ではそこまで意識せずとも良いでしょう。
手積みの時代では、席順は勝負上非常に重要な要素になります。
コンビ打ちなどのイカサマの効力を下げるには席順を意図させたものにさせないことが大切な要素になります。
そこで席順からのイカサマを防ぐために、不確定要素を導入する意図で白を入れることが一つの解決策ということになりました。
(完全に防げるかどうかは別として、要素が増えることによってイカサマがし難くなることにはつながります!)
今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。