辺塔子(ペンターツ)とは
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辺塔子(ペンターツ)とは

辺塔子(ペンターツ)は、塔子の中ではちょっと不利な形をしています。その基本からさばき方までを理解して、素早く面子を揃えられるようにしよう!!その先には和了率(ホーラ率)アップが待っている!

目次


1. 辺塔子(ペンターツ)とは

辺塔子(辺張塔子とも)は、塔子の中では数が一番少なく、受け入れ牌も少ないので不利な形です。

辺張塔子(ペンチャンターツ)別名:辺塔子(ペンターツ)

1・2または8・9の塔子のこと。辺張塔子はこの2種類のみ。

■例 萬子(マンズ)の1と2の辺張塔子

辺張塔子の受け入れ牌 ⇒ 辺張待ち 【枚数:1種4牌】

そもそも、両塔子や嵌塔子とくらべて数が多くありません。また、すべての形において、尖張牌(センチャンパイ)がからんでくるので、より不利な形といえます。

捨てるのは外側から!

一萬二萬と辺塔子があった場合、チャンタ系などの役を狙っていなければ、外側の数字から捨てていくのがセオリーです。この場合は萬子の1から捨てていきましょう。


2. 辺塔子と尖張牌(センチャンパイ)

まずはすべての辺塔子をみてみましょう!

この、6組しかありません。他の塔子の数にくらべて圧倒的に少ないですね!そしてさらに、この辺塔子から順子をそろえるためには、尖張牌と呼ばれる牌が必ず必要になります。

3と7は尖張牌

辺塔子を順子にする牌、つまり、3と7が尖張牌と呼ばれる牌です。

しかも尖張牌は多くの順子にも絡んできます。萬子の順子すべてをみてみましょう。

いかがでしょうか。多くの順子に絡んでいると言うことは、他家(ターチャ)も欲しがる牌ということです。終盤のテンパイ時に辺塔子で待っていると、なかなか捨てられにくいということも考えられます。特に不利な形といえます。


3. その他の塔子

両面塔子(リャンメンターツ)

順子にするための待ち牌が2枚ある塔子。すなわち、1か9が入らない塔子。

両面塔子の有効牌 ⇒ 両面待ち 【枚数:2種8牌】

塔子の中で一番優秀な形です!受け入れ牌が多い!!

嵌張塔子(カンチャンターツ)別名:嵌塔子(カンターツ)

[3と5]や[6と8]のように真ん中の牌がくれば順子になる塔子。

嵌張塔子の有効牌 ⇒ カンチャン待ち【枚数:1種4牌】

つづいて、嵌塔子です。受け入れ牌は4枚と少なめですが、1回のツモで両塔子に変化できる、こちらもすぐれもの!


4. ローカルルール

七塔子(チーターツ)

1飜25符門前のみ待ち指定なし
7組すべてを塔子で揃える。さらに「嵌張塔子」があってはならないというルールもある。

塔子でこの役を紹介しないわけにはいきません!七対子(チートイツ)の兄弟のような親子のような役ですね!七対子はきれいに揃っている感じですが、この七塔子は揃っているのか!?でもちゃんとしたローカル役ですよ!


5. まとめ

塔子の中でもあまり良い形とはいえない辺塔子です。なるべく序盤にさばくなりしてしまいましょう。尖張牌は他家から捨てられづらいですが、終盤にぽろっと出てくることももちろんありますが、まずはセオリーにしたがって、さばいて受け入れを広く保つようにこころがけましょう!

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