門前清自摸和(メンゼンツモ) 【1翻役】麻雀役徹底解説!

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門前清自摸和(メンゼンツモ) 【1翻役】麻雀役徹底解説!
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門前清自摸和(メンゼンツモ)とは?

門前清自摸和(メンゼンチンツモ)初心者必修
1翻門前のみ出現率:18%
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門前で1雀頭4面子の上がりの形

門前の状態(一回も鳴いていない)で、ツモによってアガった場合に付く役。通称「メンゼンツモ」。

メンゼンツモとは、文字通り門前(メンゼン)でツモアガりをすると成立するやくです。使用する牌などは一切関係しないとてもシンプルな役です。

狙って成立させるような役ではありませんが、逆転するのにどうしたもあと1翻が必要な状況などではロンを見逃してでもメンゼンツモを狙うこともあるかもしれません。

混乱しやすいメンゼンツモの注意点

メンゼンツモだけでアガれる

メンゼンツモだけでアガれるっけ?と思う初心者の方が意外と多いですが、手役(タンヤオやピンフなど牌の組み合わせで成立する役)がなくとも、一般的なルールではメンゼンツモだけでアガることができます。

完全先付けルールに注意

麻雀には「完全先付け」と呼ばれるルールがあります。

完全先付けとは、第一副露(一番最初の鳴き)の時点、またはアガりの前までに役が確定していないといけないルールです。

例えば、最初の鳴きでをポンし、2回目の鳴きでをポンして役牌が揃ったとします。

通常のルールでは何の問題も無いのですが、完全先付けルールの場合は最初の鳴きの時点で役が揃っていないので、2回目の鳴きで揃えた役牌は無効とされてしまいます。

メンゼンツモのみのアガりの場合、役の成立はアガりと同時であり「アガりの前」では無いのでメンゼンツモは認められません。その場合、他に役が無いので無役ということになりアガり自体が無効となります。

完全先付けの採用することは非常に稀なのであまり考える必要はありあませんが、そのようなルールがあることだけは覚えておきましょう。

下記は後付け紹介記事ですが完全先付けについても解説しています。

麻雀「後付け」「先付け」の 違いと具体的例麻雀「後付け」「先付け」の 違いと具体的例

「メン・タン・ピン・ツモ」の「メン」はメンゼンツモではない

役を数える時に「メン・タン・ピン・ツモ」と言っているのを聞いたことはありませんか?この、最初の「メン」はメンゼンツモではなくリーチのことです。

  • メン・・・リーチ
  • タン・・・タンヤオ
  • ピン・・・ピンフ
  • ツモ・・・メンゼンツモ

最後の「ツモ」がメンゼンツモのことですね。

暗槓は門前を維持するのでメンゼンツモは成立

暗槓(アンカン)とは手牌に同じ牌が4枚ある場合に行えるカンのことです。

暗槓は鳴きの一種ではありますが、門前を維持するというルールがあるので、暗槓をしていてもメンゼンツモは成立します。

もちろん、同時に暗槓以外の鳴きをしている場合は門前にはなりません。

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暗槓(アンカン)とは暗槓(アンカン)とは

まとめ

たかが1翻ですが、「麻雀はツモ」と言われるくらい奥が深い役。狙うのは難しいですが捨て牌だけでなく、ドラ表示牌、自分の手牌、相手の手牌にある可能性、全ての状況を加味し、牌山にある可能性を計算して、鳴かないでツモでアガれる可能性を狙うのが一つのポイントになります。

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