麻雀の待ちはアガり直前の構え方!最強の待ち方とは!?
殆どの場合、ロンやツモでアガッた際、「待ち は何?」「リャンメン待ち のウッパーピンだよ(筒子の5・8)」とプレイヤー同士で待ちの形やアガり牌を確認しますね。
なぜ毎回確認するのか?待ちの形やアガり牌を確認することで、和了(ホーラ=アガり)の形が間違っていないかを確認すると同時に、これらは符計算やフリテンにも関わる大切なことだからです!さらに、待ちの形には有利・不利、アガり牌の数の違いなど、様々な種類があり勝率にも深く関わってきます。
正確に待ちの形を判別し、アガり牌を的確に見分ける力を身に着けることで、雀力をガッチリ上昇させて下さい!
麻雀の『待ち』とは
- 『待ち』は待ちの形=テンパイの形 のこと
- 『待ち』はアガり牌も示す
- 『待ち』の種類は複数あり
- 待ちを誤って和了(ホーラ=アガり)すると罰符
麻雀の『待ち』とは、アガり一歩手前の状態で最後の牌が手牌に加わればアガり(和了=ホーラ)が完了する『形』のこと、或いは、最後の牌である『アガり牌』そのもののことを意味します。また、このアガり一歩手前の状態の形を『テンパイ』とも言います。
待ち=待ちの形(テンパイ)
待ち とは、待ちの形のことであり、テンパイとも言います。
待ち=アガり牌
待ち とは、アガり牌そのもののことも意味します。
待ちの形の種類
そして、待ちの形は単純なものから複雑なものまで様々な種類があり、その形によって、タンキ待ち、リャンメン待ちなどと分類されます。待ちの形によってアガり牌の種類も1枚から最大で13枚にもなります。また、その種類によって和了(ホーラ=アガり)するのに有利な形や不利な形などもあります。有利な待ちの形を作ることでより勝率を上げることが出来ます。
待ちの良形を把握し、そのように手牌を整えることで、麻雀の手作りが上手くなる基本技術を身に付けることが出来ます。
和了時に 待ち を確認
和了時に待ちの形やアガり牌を確認する必要があります。これらを確認することで、和了の形が間違っていないか、フリテンとなっていないかを確認します。また、和了が確実であれば、待ちの形の種類によって符を計算します。待ちの種類による加符点(カフテン)については後述します。
このように和了時に 待ち を確認する必要があるので、ロンの場合は他家が打牌(ダハイ)したアガり牌を、他家の捨て牌の位置から移動させず、ツモの場合はツモ牌を自分の手牌には入れずに手牌とは別な場所で晒します。このようにすればどのような待ちの形でアガり牌が何かを明確させることが出来ます。大切なことなので覚えておきましょう!
『 フリテン 』
フリテンとはロンが出来ないロン禁止テンパイのこと
詳細は【麻雀のフリテンの意味とは?「フリテンになる2つの条件」と「2つの回避方法」】をお読み下さい。
待ち を誤った場合
待ちの形を誤って判断し、アガり牌を見逃したり、間違ったアガり牌でロンやツモを宣言してしまった場合、チョンボ(ルール違反や反則行為)となり罰符(バップ)というペナルティーが科せられてしまいます。
これは非常に手痛いミスです。しかし、初心者の方は頻繁にこのミスを犯してしまうので、待ちの形とアガり牌に対しては最大の注意を払って下さい。
基本の待ち方とその種類
麻雀の待ちの形には基本的な種類が6つあります。
- (1)タンキ待ち(単騎待ち)
- (2)ペンチャン待ち(辺張待ち)
- (3)カンチャン待ち(嵌張待ち)
- (4)リャンメン待ち(両面待ち)
- (5)シャンポン待ち(双碰待ち、シャボ待ち)
- (6)ノベタン待ち
それぞれに特徴があり、アガり牌の数や種類が異なります。
(1)タンキ待ち(単騎待ち) アガり牌1種類で最大3枚
テンパイ の際、雀頭(ジャントウ=アタマ) が1枚しかなく、もう1枚手牌に加われば 対子(トイツ) となり和了が完成する1枚待ち。
- アタマの残り1枚を待つ形
- アガり牌は1種類で最大3枚
タンキ待ちは、アタマの残りの1枚を待っている「アタマ待ち」の形です。アガり牌は1種類で最大3枚です(4枚の内1枚は自分で持っています)。
(2)ペンチャン待ち(辺張待ち) アガり牌1種類で最大4枚
テンパイ の際、数牌(シューハイ)の [ 1 2 ]や[ 8 9 ]など、最後の 面子(メンツ) の端の数字がない状態で、アガり牌が手牌に加われば 順子(シュンツ)が完成し和了となる1枚の待ち。
- 端の数字の順子の片方しか待ちが無い形
- アガり牌は1種類で最大4枚
ペンチャン待ちは、の待ちやの待ちなど、端の数字の順子で片側のみの待ちの形です。
(3)カンチャン待ち(嵌張待ち) アガり牌1種類で最大4枚
テンパイ の際、数牌(シューハイ)の [ 1 3 ]や[ 6 8 ]など、最後の 面子(メンツ) の真ん中の数字がない状態で、アガり牌が手牌に加われば 順子(シュンツ)が完成し和了となる1枚の待ち。
- 順子の真ん中の牌を待つ形
- アガり牌は1種類で最大4枚
カンチャン待ちは、の待ちやの待ちなど、順子の真ん中の牌を待つ形です。
(4)リャンメン待ち(両面待ち) アガり牌2種類で最大8枚
テンパイ の際、数牌(シューハイ)の [ 2 3 ]や[ 7 8 ]など、最後の面子(メンツ) が 両面塔子(リャンメンターツ=リャンメン待ちの塔子)の状態で、両端のアガり牌どちらが手牌に加わっても順子(シュンツ)が完成し和了となる2枚の待ち。
- 塔子(ターツ)の両側を待つ形
- アガり牌は2種類で最大8枚
リャンメン待ちは、での待ちなど、塔子の両側の牌が待ちとなる形です。
(5)シャンポン待ち(双碰待ち、シャボ待ち) アガり牌2種類で最大4枚
テンパイ の際、[3・3・中・中]など、待ちの形が対子(トイツ)2組ある状態で、一方が アタマ となり、一方が 刻子(コーツ)となる2枚の待ち。
- 2つの対子の一方を待つ形
- アガり牌2種類で最大4枚
シャンポン待ちは、・など、対子(トイツ)が2組ある状態の待ちの形です。トイツのどちらか一方が来た場合、一方が雀頭(ジャントウ=アタマ)となり、もう一方が刻子(コーツ)となります。
(6)ノベタン待ち アガり牌2種類で最大6枚
テンパイ の際、アタマ が1枚しかなく、[ 2 3 4 5 ]など[ 2 ]か[ 5 ]のアガり牌どちらか一方が手牌に加われば アタマ と メンツ が完成し和了する2枚待ち。
- 4枚の連番で両端のどちらかを待つ形
- アガり牌2種類で最大6枚
ノベタン待ちは、のような4枚の連番がある時に、両端のかを待つ形です。両端のどちらかがアタマとなり、残りの3枚が順子となります。
麻雀ではリャンメン待ちなど複数待ちの形が有利
リャンメン待ち
麻雀では単純にアガり牌が多い方がアガれる可能性が上昇し有利と考えられます。待ちの形の中では比較的作り易く出現する頻度も多い形であるリャンメン待ちが最もアガれる可能性のある待ちの形とされています。また、シャンポン待ちもリャンメン待ちと同じ2種類のアガり牌があり、リャンメン待ちに次ぐ良い形と考えられます。
後述しますが、3種類以上のアガり牌を待ちとする多面待ち(タメン待ち)がありリャンメン待ちより更に有利となりますが、出現する頻度の兼ね合いを考えるとリャンメン待ちの和了(ホーラ=アガり)率の方が上となります。
具体的にアガり牌の枚数を考える
例えば、
のリャンメン待ち はアガり牌が幾つあるでしょうか。この場合、 が4枚と が4枚の2種類で合計8枚です。
や などの単騎待ち(タンキマチ)の場合は、自分の手牌で4枚中1枚使用するので残り合計1種類3枚となります。
などのカンチャン待ちの場合は、アガり牌が で合計1種類4枚です。
などのペンチャン待ちの場合は、アガり牌が で合計1種類4枚です。
などのシャンポン待ちは自分で4枚中2枚使用するので残り 2枚と 2枚で合計2種類4枚です。
などのノベタン待ちは、自分で4枚中1枚使用しているので、残り が3枚と が3枚の合計2種類6枚のアガり牌があります。
- 単騎待ちの待ち牌は 1種類3枚
- ペンチャン待ちの待ち牌は 1種類4枚
- カンチャン待ちの待ち牌は 1種類4枚
- リャンメン待ちの待ち牌は 2種類8枚
- シャンポン待ちの待ち牌は 2種類4枚
- ノベタン待ちの待ち牌は 2種類6枚
このように リャンメン待ち などの複数牌のアガり牌がある 待ち はかなり有利になります。
待ち の種類による 加符点
待ち の種類によって与えられる加符点(カフテン)があります。これは、和了時にアガり役に応じて点数を計算する際、基本点となる符(フ)を計算する場合に加算される点数(=加符点)です。どのような 待ち となっているかで加符点が異なります。
タンキ待ち や ペンチャン待ち など待牌が1種類の場合、或いは1種類と解釈できる場合は2符、シャンポン待ち や リャンメン待ち など2種類以上で待っている場合は0符です。
『 ノベタン 』
ノベタンの場合も、タンキ待ち と同じ扱いで2符付きます。
例えば、[ 3 4 5 6 ]での[ 3・6 ]待ちはノベタンで2符が付きます。
『 多面待ち 』
多面待ちの場合でも、カンチャン待ち や タンキ待ち と見なすことが出来れば2符付きます。リャンメン待ち など複数種類待ち以外の解釈が可能な場合は 符 を付けることが出来ます。例えば[ 3 4 4 4 ]は[ 2-5・3 ]待ちですが、[ 3 ]の場合は タンキ待ち と見なすことが出来るので2符となります。
符計算については「麻雀の符計算を知り尽くせ!覚えるコツから早見表まで網羅」をお読みください。
待ちの種類 | ||
---|---|---|
リャンメン待ち(両面待ち) | ||
[3・4] での [2-5]待ち | 0符 | |
シャンポン(シャボ)待ち(双碰待ち) | ||
[2・2][4・4] での [2-4]待ち | 0符 | |
[西・西][東・東] での [西-東]待ち | 0符 | |
ペンチャン待ち(辺張待ち) | ||
[1・2] での [3]待ち | 2符 | |
カンチャン待ち(嵌張待ち) | ||
[1・3] での [2]待ち | 2符 | |
タンキ待ち(単騎待ち=地獄単騎) | ||
[2]の単騎待ち [東]の単騎待ち | 2符 | |
ノベタン(単騎待ち+面子) | ||
[1・2・3・4] での [1-4]待ち | 2符 |
多面待ち・多面張(タメンチャン)
多面待ちとは
多面待ちは多面張(タメンチャン)とも言い、3種類以上のアガり牌(=待ち牌)がある待ちの形のことです。つまり、聴牌(テンパイ)時のアガり牌が3種類以上ある場合の待ちの形のことです。多面張は、3種類の待ち牌となる3面待ちから通常最大9面待ちまであり、最大で国士無双のみ13面待ちがあります。
待ち牌を見分ける
多面待ちでは複数の待ち牌を見分ける必要があり、4面、5面と待ち牌が多くなると組み合わせが複雑になり、アガり牌を見逃すことがあり得ます。多面待ちの待ち牌を見分けるには、ある程度訓練が必要です。複雑な場合は、多面張の形とアガり牌をすべて暗記するというのも1つの方法です。
コンピューターゲームでの麻雀では、アガり牌を教えてくれるサポート機能があるのでアガり牌を見逃すことはないでしょう。ですが、より有利となる多面張のテンパイを作るには、そのパターンを知っていて、意図して多面待ちの形へ手牌を揃えることが求められます。
手作りが上手くなる
多面待ちの形を覚え多面待ちのテンパイを整えることに慣れてくれば、手牌の手作りが上手になります。
例えば、[ 2 3 3 3 ]と手牌にあるとします。これはどのように見えるでしょうか?これは3面待ちの代表的な形です。 1 が加わると(1 2 3)(3 3)の順子(シュンツ)と雀頭(ジャントウ)となり、4 が加われば(2 3 4)(3 3)の順子と雀頭となり、2 が加われば(2 2)(3 3 3)の雀頭と暗刻(アンコ)となります。つまり、[1-4-2]の3面待ちの状態です。
多面待ちのパターンを知っているのと知らないのとでは、大分手牌の作り方が変わってしまうでしょう。
3面張の例
連続した数牌5枚で構成されています。両サイドが両面塔子(リャンメンターツ=両面待ちとなる2枚1組)となっている必要があります。(×12345 ○23456,34567,45678 ×56789)
・構成: 5枚構成 で 両面搭子 + 順子 を含む
・完成形: 順子×2
・待ち種類: リャンメン待ち×2
(1) 5枚構成 3面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大3種類11枚 -- | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
リャンメン待ち形 | 待ち牌 - |
3面張の完成形 (123 456) | (234 456) | |
リャンメン待ち形 | 待ち牌 - |
3面張の完成形 (234 456) | (234 567) | |
『 補足 』 1-4-7(イー・スー・チー)の1種類のスジを待ちに持つ3面張です。一般的にピアノ待ちとも言います。 |
4面張の例
3面張とタンキ待ちの複合で4面張を構成しています。
・待ち牌の構成: 7枚構成 で 3面張とタンキ待ち含む を含む
・待ち部分の完成形1: 雀頭 + 刻子 + 順子
・待ち部分の完成形2: 雀頭 + 順子×2
・待ち種類: タンキ待ち + 3面待ち
(1) 7枚構成 4面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大4種類14枚待ち -- | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
タンキ待ちの形 | 待ち牌 |
4面張の待ち部分の完成形 (33 444 567) | |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
4面張の待ち部分の完成形 (44 234 567) | (44 345 567) | (44 345 678) | |
『 補足 』 3面待ちとタンキ待ちが複合した形。 |
5面張の例
待ち部分は7枚構成で暗刻+3枚ノベタンが複合している形になります。
・待ち牌の構成: 7枚構成 で 暗刻+3枚ノベタン を含む
・待ち部分の完成形1: 雀頭 + 順子×2
・待ち部分の完成形2: 雀頭 + 刻子 + 順子
・待ち種類: 3面待ち + ノベタン待ち
(1) 7枚構成 5面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大5種類17枚待ち -- - | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
5面張の待ち部分の完成形 (33 234 567) | (33 345 567) | (33 345 678) | |
ノベタン待ちの形 | 待ち牌 - |
5面張の待ち部分の完成形 (333 44 567) | (333 456 77) | |
『 補足 』 暗刻にノベタンが付いた形で、3面張とノベタンの待ちが複合している。 |
6面張の例
待ち部分は10枚構成で4枚同種牌と3枚ノベタンが複合している形になります。
・待ち牌の構成: 10枚構成 で 3枚ノベタン複合 を含む
・待ち部分の完成形1: 雀頭 + 刻子 + 順子×2
・待ち部分の完成形2: 雀頭 + 順子×3
・待ち種類: 3枚ノベタン待ち + 3面待ち
(1) 10枚構成 6面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大6種類19枚待ち - -- | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
3枚ノベタン待ちの形 | 待ち牌 -- |
6面張の待ち部分の完成形 (444 22 345 678) | (444 234 55 678) (444 234 567 88) | |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
6面張の待ち部分の完成形 (234 44 345 678) | (234 44 456 678) (234 44 456 789) | |
『 補足 』 4枚同種牌を含み3枚ノベタンと3面張が複合した形。 |
7面張の例
待ち部分は13枚構成の七連宝燈
・待ち牌の構成: 13枚構成 で 七連宝燈 を含む
(1) 13枚構成 7面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大7種類23枚待ち - -- - | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
両面待ちの形 | 待ち牌 - |
7面張の待ち部分の完成形 (123 33 345 678 777) | (234 33 345 678 777) | |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
7面張の待ち部分の完成形 (22 333 345 678 777) | (234 333 55 678 777) (234 333 567 777 88) | |
両面待ちの形 | 待ち牌 - |
7面張の待ち部分の完成形 (234 333 567 77 678) | (234 333 567 77 789) |
8面張の例
13枚構成の八連宝燈
・待ち牌の構成: 13枚構成 で 八蓮宝燈
・待ち種類: 3面待ち×2 + ペンチャン待ち + カンチャン待ち
13枚構成 8面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大8種類23枚待ち -- -- - | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
3面待ちの形 | 待ち -- |
3面張の待ち部分の完成形 (123 333 44 567 888) | (234 333 44 567 888) (234 333 456 77 888) | |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
3面張の待ち部分の完成形 (234 234 33 567 888) | (234 33 345 567 888) (234 33 345 678 888) | |
カンチャン待ちの形 ペンチャン待ちの形 | 待ち牌 - |
3面張の待ち部分の完成形 (234 333 456 678 88) | (234 456 333 789 88) |
9面張の例
純正九蓮宝燈(ジュンセイチュウレンポウトウ)は国士無双を除く4メンツ+1ジャントウの形として最大の待ち数で9面に待ちなります。
・待ち牌の構成: 13枚構成 で 純正九蓮宝燈
・待ち種類: 3面待ち×3
13枚構成 9面張 待ちの形 = テンパイの形 | |
---|---|
青線は待ちの構成牌 の場合 完成アタマ の場合 完成面子 | |
全ての待ち牌 | |
最大9種類23枚待ち -- -- -- | |
待ち形の種類 | 待ち牌 |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
3面張の待ち部分の完成形 (111 123 456 789 99) | (111 234 456 789 99) (111 234 567 789 99) | |
3面待ちノベタンの形 | 待ち牌 -- |
3面張の待ち部分の完成形 (111 22 345 678 999) | (111 234 55 678 999) (111 234 567 88 999) | |
3面待ちの形 | 待ち牌 -- |
3面張の待ち部分の完成形 (11 123 345 678 999) | (11 123 456 678 999) (11 123 456 789 999) | |
『 補足 』 3面張ノベタンは、[ 2345 ]での[ 2・5 ]待ちノベタンと[ 5678 ]での[ 5・8 ]待ちノベタンが複合した形。[ 2・5・8 ]それぞれのタンキ待ちとも解釈できます。 |
13面張 国士無双
国士無双のみ13面待ちが可能です。
アガり牌は、
の13枚です。
さらにその他のパターンを知りたい方は「多面張のパターン解析。コツを掴んでアガり牌の見分けろ!」をお読み下さい。
色々な待ちの名称
待ちの形は上述した基本の6種類ですが、多面待ちなども含めて良く出現する待ちの形の特徴を表した通称や俗称があります。
しゃぼ | シャンポン待ち(双碰待ち)、或いはジャボ待ちのことです。 |
しゃっぽこ | シャンポン待ち(双碰待ち)、或いはジャボ待ちのことです。 |
バッタ待ち・バッタ | シャンポン待ち(双碰待ち)、或いはジャボ待ちのことです。 |
並びシャボ待ち | [ 4455 ]のように連続した数牌でシャンポン待ちになっている状態のこと。 |
片肺飛行(カタハイヒコウ) | シャンポン待ちで片方の対子(トイツ)の待ち牌がない状態のこと。 |
ピアノ待ち | 連続した5枚の数牌で構成された[ 23456 ]での[ 1・4・7 ]待ちの形での3面待ちのこと。待ち牌がスジとなるのが特長。他には、[ 34567 ]の[ 2・5・8 ]待ち、[ 45678 ]の[ 3・6・9 ]待ち |
多面張(タメンチャン) | 3種類以上の牌をアガり牌とする多面待ちのこと。 |
愚形待ち(グケイマチ) | 通常、ペンチャン待ち、カンチャン待ち、タンキ待ちなど、アガり牌が1種類しかない待ちの形のことを言う。 |
延べ単(ノベタン) | 4枚の連続した数牌で両面単騎待ちのこと。[ 3456 ]の待ちの形で、[ 3・6 ]待ちなど。 |
裸単騎(ハダカタンキ) | 4鳴き(4副露=フーロ)し、手牌残り1枚での単騎待ちのこと。 |
地獄待ち | 場に既に2枚出ている牌でタンキ待ちをしている状態のこと。地獄単騎などとも言います。 |
ストリップ | 裸単騎(ハダカタンキ)のこと。 |
穴待ち | 嵌張待ち(カンチャン待ち)のこと。 |
腹ボテ(ハラボテ) | 順子の真ん中の牌が2枚以上ある状態、[ 3445 ]や[ 34445 ]などのことです。腹ボテタンキ待ちと腹ボテシャンポン待ちの2種類があります。 |
腹ボテタンキ待ち | [ 2334 ]での[ 3 ]のタンキ待ちのことです。 |
腹ボテシャンポン待ち | [ 23334東東 ]での[ 3 ]と[ 東 ]のシャンポン待ちのことです。 |
中膨れ(ナカブクレ) | 順子の真ん中の牌が2枚以上ある状態のことです。=腹ボテ |
端膨れ(ハシブクレ) | [ 1233 ]のようにペンチャン待ちの端牌が2枚あり、「端膨れ辺張待ち」のこと。例えば、[ 1233 ]の形での[ 3 ]単騎待ちのこと。 |
持ち持ち(モチモチ) | 役牌などで、[ 發發 ]などの対子(トイツ)の状態で2人のプレイヤーが相互に2枚ずつ持ち合っている状態のこと。=対死(トイシ) |
対死(トイシ) | 役牌などで、[ 發發 ]などの対子(トイツ)の状態で2人のプレイヤーが相互に2枚ずつ持ち合っている状態のこと。=モチモチ |
多面待ち練習問題ゲーム
多面待ちの状態となる代表格の役である清一色(チンイツ・チンイーソー)のアガり牌を当てるゲームなどをご紹介します。以下のソフトで多面待ちを攻略してみましょう!
『BAMBOO麻雀』 (フラッシュ版) | ⇒索子の牌のみを使った麻雀ゲーム。 |
『門清狂』 (JavaScript版) | ⇒メンゼンでの清一色=メンチンのアガり牌を当てるゲーム。 |
『清一色』 (スマホ版:Android) | ⇒清一色のアガり牌を当てるスマホアプリゲーム。 |
『麻雀多面張判定』 (スマホ版:iPhone) | ⇒麻雀の清一色、混一色の待ち牌を当てるスマホ用アプリ。 |
まとめ
麻雀の待ちの基本は、タンキ待ち、ペンチャン待ち、カンチャン待ち、リャンメン待ち、シャンポン待ち、ノベタン待ちの6種類です。多面待ちはこの基本の待ちが複合する形で3種類以上のアガり牌になります。麻雀ではリャンメン待ちが一番和了率が高いとされています。
まずは基本の待ちの形をしっかり覚えて下さい。その上で多面待ちの形を覚え、手作りに組み込んでいきましょう!
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
待ちの種類による加符点の説明で『ノベタン』の「5 666」の待ちが「4・5・7」では無く「5・7」とされているのは「4」で上がった時は加符点が0になるという事ですか。混乱してます。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>「5 666」の待ちが「4・5・7」では無く「5・7」とされているのは「4」で上がった時は加符点が0になるという事ですか。
申し訳ございません。こちらの牌姿は誤りがございまして、ノベタンではないので該当箇所を削除させていただきました。
ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
今後とも麻雀豆腐をよろしくお願いいたします。
雀歴38年の自称まだまだビギナーのオッサンです。
7面張の例の3面待ちの258はノベタンですよね。
過去に7面張が瞬時にわからずにチョンボしたのが
あまりにもショックで、以後多面張に敏感なんです。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>7面張の例の3面待ちの258はノベタンですよね。
こちらは、待ちの形の種類の一例ですのでノベタンにとっていただいても問題ございません。
私は7面張の例の牌姿であれば2333345と677778に分けて、
前者は1245待ち、後者は5689待ちと判別しております。
お役に立てますと幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
「8面張」の完成形2段目 (23 333 44″4″ 567 888) は(23″4″ 333 44 567 888)ではないでしょうか?
同じく「8面張」完成形3段目(234 333 456 7″7″ 888)は「単騎待ち」になるのではないでしょうか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>「8面張」の完成形2段目 (23 333 44″4″ 567 888) は(23″4″ 333 44 567 888)ではないでしょうか?
>同じく「8面張」完成形3段目(234 333 456 7″7″ 888)は「単騎待ち」になるのではないでしょうか?
大変申し訳ございません。
ユーザー様の仰る通り、2段目に関しては説明文に誤りがあり該当箇所を修正させていただきました。
3段目の方は、1段目で7待ちが出てるので単騎待ちの方には取っていないようです。
ご指摘いただき誠にありがとうございます!
コンテンツに誤りのないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
お疲れ様です。
八面待ちの解釈方ですが、間違ってると思われます。
「3334」に対する「2-5、4待ち」、「7888」に対する「6-9、7待ち」、「23」に対する「1-4待ち(ただし4は前述の三面張との重複)」、「3と8のシャンポン待ち(ただし3は枚数切れでノーテン)」だと思います。
ご確認よろしくお願いします。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>八面待ちの解釈方ですが、間違ってると思われます。
>「3334」に対する「2-5、4待ち」、「7888」に対する「6-9、7待ち」、
>「23」に対する「1-4待ち(ただし4は前述の三面張との重複)」、
「3と8のシャンポン待ち(ただし3は枚数切れでノーテン)」だと思います。
記事でご紹介したものは一例になりますので、シュンツの取り方は様々になります。
例えばですが「2333344」に対して1245待ち、
「4567888」に対して(3)69待ち、「67888」に対して58待ちと解釈することもできます。
お役に立てますと幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
バッタ待ちは普通のシャボ待ちではなくて
147:258:369のように筋同士のシャボのことだと思ったのですが。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>バッタ待ちは普通のシャボ待ちではなくて
>147:258:369のように筋同士のシャボのことだと思ったのですが。
こちら、再度確認しましたがシャボ待ちの別称ということで、
筋同士のシャボ待ちという意味ではないようです。
お役に立てますと幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
最近家族が健康麻雀を始めたのに合わせて自分も再度勉強し直しているところです。
都合、記事を拝見しつつ誤字報告をしておりました。
非常にためになる記事ばかりでチョンボしまくりの家族にもオススメしています(笑
なにしろ待ちの数が多くなると途端に混乱状態に陥るのでフリテン多発事故が(汗
では、いつもの誤字報告です。
>[ 3 ]の場合は タンキ待ち と見なすことが出来るので2符となる。
→[ 3 ]の場合は タンキ待ち と見なすことが出来るので2符とな【ります】。
他の箇所は全部丁寧語でしたので
>最大の待ち数で9面待ちなります。
→最大の待ち数で9面待ち【とorに】なります。
>出現する待ちの形の特長を表した通称
→特【徴】=特別に目立つこと(こちらかなと)
特長=特別に優れたこと
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>都合、記事を拝見しつつ誤字報告をしておりました。
非常にためになる記事ばかりでチョンボしまくりの家族にもオススメしています(笑
ユーザー様のお言葉、編集部一同嬉しい限りです(;_;)誠にありがとうございます!
いくつもの記事に対し修正報告をしていただいて、こちらも意識を改め気を引き締める想いでありますm(__)m
誤字脱字はもちろんですが、漢字の表記など明確にご意見いただきとても参考なります。いつもありがとうございます。
>では、いつもの誤字報告です。
毎度のことながら…大変申し訳ございません。
ご指摘いただいた3箇所を修正致しました。
ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるよう、今後もよりよいコンテンツを作成するように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します!
待ち部分は13枚構成の七連宝燈 の種類と枚数が記載なしです!!
お陰様で、勉強になります。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
ご指摘ありがとうございます。
仰る通り記載漏れがありました。
大変失礼いたしました。
ご指摘の箇所を追記致しました。
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(1) 13枚構成 7面張 待ちの形 = テンパイの形
最大7種類23枚待ち
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今後とも麻雀豆腐をどうぞ宜しくお願い致します!