三色同刻(サンショクドウコウ) [ 2翻 鳴きOK ]
3つの色の刻子を揃えることによって成立する、三色同刻。一言で言えば地味な存在ですが、地味だからといって忘れてはいけません。しっかり役を覚えることから麻雀は始まります。自分の戦略を広げるためにも、三色同刻、しっかりと覚えておきましょう。
1. 役の作り方
出現率:0.04%-0.05%
中級者~上級者向け
2翻 | 鳴きOK | 待ち指定無し |
3種類「萬子(マンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)」の全てで同じ数字の刻子(コーツ)を作る。 |
三色同刻とは、同じ並びの三色(三種類の数牌)を刻子(三枚一組の面子)で揃える役です。
そして、刻子(コーツ)というのは のように、同じ数字で三枚一組になっている面子のことを指します。
その刻子の数字を三色で同じ数字で揃える、それが三色同刻なのです。
食い下がりがないので、ポン、チー、カンをしても翻数は下がりません。
刻子系の方が難しい!
同じ三色使いの役、三色同順は三色同刻の順子バージョンなので、同じ2翻役でも、食い下がり1翻です。が、三色同刻はいくらないても2翻です。それにはちゃんと理由があって、順子系の役は食い下がりがあって、刻子系の役は食い下がりがありません。世の中上手くできていますね。
そう、裏を返せば同じ三色絡みでも、三色同順の方が難易度が低くて、三色同刻の方が難易度が高いのです!。不条理極まりないですが、紛れもない事実です。なので、三色同順のニックネームはサンショクです。三色同刻は、三色同ポンや、三同ポンと呼ばれます。それはもちろん、ポンをして作ることが多いから。
食い下がりがないからポンで作る!これが三色同刻のキーポイントになります。
2. アガるポイント
三色同刻、結構難しい役なんです。しかし、狙いどころというのであれば、
- 食い下がりがないからと言って鳴き過ぎない。
- 1や9といった端の数で三色をそろえる。
三色同刻の欠点というと、鳴いてしまうと、同じ数の刻子を揃えるので2つ鳴いたらもう怪しいです。なので、あまり鳴き過ぎない、それが一番大事です。三色同刻部分を1つ鳴いて、制限のない面子部分を鳴く、などの工夫が必要です。
そして、真ん中の方の数は使い勝手が良いので周りはあまり捨てません。なので、1や9の端っこ牌を活用するのがベストです。5で三色同刻を狙っても不可能に近いです。
三色同刻を成立させるには鳴くのが一番ですが、鳴くとすぐばれてしまうんですよ。それがネック。だから鳴きすぎにはとにかく注意です。
3. 役の複合を狙う
三色同刻+三暗刻
三色同刻をメンゼンで作ると必然的に三暗刻も複合します。まぁ、やはり鳴かないといいことがある、ってことです。
三色同刻(2翻)+三暗刻(2翻)=4翻
三色同刻+対々和
三色同刻の制限のないもう一つの面子を刻子で作れば対々和が複合します。
三色同刻(2翻)+対々和(2翻)=4翻
ちなみに、これがメンゼンならば三暗刻も複合されて6翻です。
4. ローカルルール
特になし!
5. まとめ
まぁ、2翻役のくせに難しいのが三色同刻です。鳴いて作れば作りやすいですが、上手くやらないとすぐばれてしまう、それが三色同刻です。意識して狙いすぎると痛い目にあいますが、三色の刻子が偶然集まってきたら、試しに狙ってみましょう。
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