搶槓(チャンカン) [ 1翻 鳴きOK ]
槍槓というのは、実にマニアックな役です。そして、滅多に出現することもないのが、槍槓です。しかし、うっかり槍槓を見逃してしまって、それがあだとなり、敗因になり、後悔し、なんてことはもちろん考えられるのです!忘れがちだけど、忘れちゃいけない、槍槓、ちゃんと覚えておきましょう!
1. 役の作り方
槍槓と書いて、チャンカン。その名の通り、槓(カン)にかかわる役です。
槍槓の条件とは、誰かが加槓をした場合、それが自分の当たり牌だったらロンできる、という役です。1翻の役です。
さて、カンについて理解していないとその条件も意味不明ですね~。まず、肝心な3つのカンの種類を復習しましょう。
カンというのは四枚一組の組み合わせで、鳴きの一つです。カンには三種類あります。
●暗槓(アンカン)
配牌時、または自分がツモをして手牌の中で四枚一組の組み合わせが出来てカンと宣言すると成立するカン。要は自力でカンをするもの、と覚えておけばオッケー。
●大明槓(ダイミンカン)
自分の手牌の中に事前に三枚の同種の牌がある状態で、誰かが同じものを捨て、カンと宣言して成立するカン。要するに、三枚持っている状態で、4枚目を誰かが捨てたときに宣言するカンと覚えておけば大丈夫。
●加槓(カカン) / 小明槓(ショウミンカン)
既に鳴いて(=ポンをして)いる状態で、同じ牌をツモってきたときに、カンを宣言して成立するカン。つまり、ポンをしている状態からツモって加えるカン。
さて、槍槓の対象になるのは加槓です!
例えば、自分がこんな手牌でテンパイ(=アガりの一歩手前)しているとします。
そして、だれかがポンをしています。そして、その方が新たにツモってきてカン!と宣言します。
そしたら索子の5はあなたの当たり牌なので、ロン!と宣言してアガることが出来ます。そう、これが槍槓!
2. アガるポイント
とにかく、忘れがちになってしまうのが槍槓です。槍槓の見逃しというのは、麻雀慣れしてる人でも見逃してしまうことはあります。ただ、やっかいなのは、槍槓を見逃してもフリテンになってしまうのです。自分の当たり牌をしっかりと把握して、見逃さない、それが大切です。
3. 役の複合を狙う
どの役とも複合します、役の複合というよりも、槍槓を重ねて1翻得点を上げるチャンスを見逃さないように心がけましょう!
4. ローカルルール
二索槍槓(リャンゾーチャンカン)
他家が加槓をした時に、それが自分の当たり牌の場合ロンアガりできるという槍槓でアガる際に、 が当たり牌だった場合に満貫になる役です。
の絵柄を槍に見立てているローカル役で、槍槓の上位役扱いになるため複合はありません。
5. まとめ
とにかく、槍槓というのは忘れがちな役です。ついつい、自分の当たり牌が場に出ているのに見逃してしまうことになったら、とっても悲しいですよね?それに、それが唯一の当たり牌なら手を変えない限りアガれなくなってしまいます。ついつい忘れがちになってしまいますが、忘れてはいけないのが槍槓です。見逃さないようにくれぐれも気を付けましょう!
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