Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀【初心者向け/おすすめ麻雀本】

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Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀【初心者向け/おすすめ麻雀本】

Mリーグ「EX風林火山」に所属し、あの「二階堂姉妹」で有名な女流雀士二階堂瑠美プロが書いた戦術書!瑠美プロが実際にMリーグで打った局面からセオリーを守る打ち方、その殻を破る打ち方、常識から離れる打ち方について紹介されています!

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Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀

「守破離」の考え方をベースに、瑠美プロの思考を取り入れ技術を身につけよう!

麻雀豆腐編集部
おすすめ麻雀本!

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タイトル

Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀

内容紹介

セオリーを知ったうえで、その常識を超えてゆけ!
本書はMリーグ「EX風林火山」チームで活躍する二階堂瑠美プロの戦術書です。
「守破離」とは茶道や武道における修業過程を示す言葉で、「守」は師匠から受け継いだ型を表し、「破」はその型を自分に合った形に進化させること。そして「離」は、その型にとらわれることなく、自由自在になる段階のことです。
本書では麻雀における二階堂瑠美プロの思考を、この守破離になぞらえて紹介しました。セオリーを学び、その一歩先を考え、ときには発想を飛躍させる。表情豊かな対局スタイルでファンを魅了する二階堂瑠美プロが、どんな考えで麻雀を打っているのかがわかる一冊です。
出典:Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀

著者について

二階堂瑠美プロ

2021年度からMリーグ「EX風林火山」に所属で、日本プロ麻雀連盟の16期生。妹の二階堂亜樹とともに女流雀士ブームの火付け役となり、現在でもその人気は衰えることなく続いている。

プロ最強位(第17期)、プロクイーン決定戦2期(第11期・第19期)、夕刊フジ杯1期(第1回)など、数多くのタイトルを獲得。

キャッチフレーズは「天衣無縫」で、手役好き。特に三色系の役を得意とする。

「Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀」を読もう!

「デジタル」なんてワードも最早古いかもしれないくらい、近年において麻雀は効率と確率を考慮して打つことが主流となっています。

そんな中、二階堂瑠美プロのようにあえて三色同順などの役を狙いに行くような効率を無視した打ち方は、Mリーグで視聴者から批判の的となりやすいものでした。しかし、20年以上プロ雀士として活躍している瑠美プロが、牌効率を知らないはずがないのです。

皆がみな、効率と確率で麻雀を打ってしまっては味気ないものです。基本に忠実に、たまには皆が驚くような一打を目指し個性を磨きたい人に参考となる戦術書です。

本書では瑠美プロがMリーグで実際に会った局面の「基本に忠実な一打」、「少しひねった一打」、「常識から離れた一打」を「守破離」の観点から紹介されています。

第一章 瑠美の麻雀観

第一章は瑠美プロの麻雀観について書かれています。

瑠美プロが何故今のようなスタイルで麻雀を打っているのか、見られる側としての勝ち負けの価値などが語られています。

読者の皆さんは、所謂「プロ」ではないため、見られる立場でどのような麻雀を打つべきか考えることはないでしょう。

戦術として参考にするというより、プロとしての姿勢を垣間見ることでMリーグの視聴がより楽しめる章です。

第二章 序盤の守破離

本章では、東場での局の目標や構想に基づいて、どのような考えでキーとなる牌を打ったか、「守破離」それぞれの考えに基づくとどういう一打が最適かがまとめられています。

例えば、いきなり第一打で雀頭として使える牌を切るという局があったそうですが、これは「離」、マンズの混一色が見えている状況であえてソーズを残しマンズを切った「破」など、「何故?」が解説されていると共に「なるほど!」と理解できます。もちろん、マンズの混一色が見えている状況で、「守」の一打を選択するならソーズを切る選択となるでしょう。

このように、「守」なら●、「破」なら▲、「離」なら■とそれぞれの局で3通りの候補とその解説が掲載されていますので、読者なりの「守破離」の一打とその理由を考えることでオリジナリティを出す練習につながるでしょう。

ここがイイね!

実際の対局でその時に選んだ打牌と理由が述べられています。解説を読みながらMリーグを見直すと、対局をより一層楽しめます♪

第三章 中盤の守破離

この章も基本は二章と同じで、Mリーグの対局での思考や、「守破離」の一打が述べられています。

序盤は自分の手牌構成を考えながら打牌の選択をしていきますが、中盤では他家からのリーチ対応、押し引きの判断を踏まえた打牌が増えていきます。

そして、節タイトルには「見るべきは打点よりもアガり」「テンパイ取らずの判断」といった、中盤で必要となる戦術が書かれているので、これらは読者が実戦に取り入れられるポイントとなります。

ここがイイね!

節タイトルを参考に自分はどういう思考で中盤の打牌選択をしているか、天鳳や雀魂の牌譜を見ながら書き出していくといった勉強にも使えそうです。

第四章 終盤の守破離

終盤といえば「オーラスでの打牌選択」という切り口があると思われますが、本章では「局の終盤」がテーマとして扱われています。

局の終盤はテンパイ料を取りに行くか、他家もテンパイしている可能性がある中粘ってアガりを取りに行くかなど難しい判断が迫られますので、「単なる牌効率でなく、こういう局面の場合自分なら何を切るか?」を考えながら読むと勉強になります。

ここがちょっとね

トップ目・ラス目など点棒状況でも打牌選択は変わるので、それらについても解説があればより満足度の高い一冊となるのですが…。

第五章 瑠美の人生観

本章では、瑠美プロが麻雀界での自分の立場や、思い描いている事、麻雀感について語られています。

まだ麻雀がそれほど人気のなかった時代からプロとして活躍している瑠美プロの「麻雀界を盛り上げたい」「自分ができることは何か」を真剣に考え、麻雀と向き合っている姿が本章を通して垣間見えます。

まとめ

本書は二階堂瑠美プロがMリーグでの牌譜に基づき、「基本に忠実な一打」、「少しひねった一打」、「常識から離れた一打」を「守破離」の観点から紹介されています。

章は局の「序盤」「中盤」「終盤」の3章に分かれており、序盤は手牌構成、中盤〜終盤では押し引きをメインに打牌紹介がされています。

「見るべきは打点よりもアガり」「テンパイ取らずの判断」といった局中での重要な戦術が節タイトルに書かれているため、読者自身が実戦でどういった事を考えながら打てば良いか、打牌選択において非常に勉強になります。

章の合間にはコラムが掲載されており、妹に二階堂亜樹プロやレジェンド小島武雄プロとの思い出話が読めます!

瑠美プロファンだけでなく、麻雀を勉強中の初中級者や瑠美プロの打牌意図を知りたいMリーガーファンの方にも楽しんで読んでいただける、オススメの一冊です。

著作紹介

  1. タイトル:Mリーガー二階堂瑠美 守破離の麻雀
  2. 二階堂瑠美(著)
  3. 出版社:マイナビ出版
  4. 発売日:2024/1/17
  5. ページ数:192ページ
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