【堀慎吾】ビッグマウスだけど多くの人に愛される小さな天才

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【堀慎吾】ビッグマウスだけど多くの人に愛される小さな天才

堀慎吾プロは、日本プロ麻雀協会に所属しており、最高峰のタイトル「雀王」を獲得した経験もある、協会を代表する実力者として知られています。2020年にはMリーグ・KADOKAWAサクラナイツに加入、Mリーガーとなり更に知名度を上げました。小柄な体格とその実力から"小さな天才"という二つ名を持ち、多くの麻雀プロが強いと認める実力と、歯に衣着せぬ強気な発言もするキャラクターで、今話題の麻雀プロの一人となった、堀慎吾プロについてご紹介します。

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小さな天才、堀慎吾プロについて

プロフィール

  • 名前:堀 慎吾(ほり しんご)
  • 生年月日:1984年3月23日
  • 出身:新潟県新発田市
  • 血液型:A型
  • 好きな物:ゲーム、競馬、将棋
  • 所属団体:日本プロ麻雀協会
  • Mリーグチーム:KADOKAWAサクラナイツ
  • X(旧Twitter):@elis0323

堀慎吾プロは「小さな天才」という二つ名で知られており、その名の通り、背はあまり高くなく身長164cm。そして、"ほりぽよ"や"ぽよ"といった愛称で親しまれています。

既婚者で奥さんは元麻雀プロ、出会ったきっかけは、麻雀プロが入っているグループLINEで、ある日、麻雀を打ちたくなってメンバーを募集したところ、それまで面識がなかった後に奥さんになる方が行けますと連絡があり、一緒に麻雀をしたのが初めての出会いだったと、堀プロは語ります。

堀プロは、自分で麻雀しか出来ない人間だと思っているが、奥さんは運転免許証を持っており、自分は持っていないので、奥さんの事を相当しっかりしていると思ったそうです。二児の父で、上の子は男の子で"ふみと"くん、下の子は女の子で"きみか"ちゃんという名前で、自身で親ばかと語るように、お子さんたちを溺愛しています。テレビ番組「熱闘!Mリーグ」で、堀プロが特集された際、妻の由希子さんによると「子どもに自分の職業としての麻雀を見せたい」と堀プロはずっと語っていたと話しています。なので、堀プロはMリーグ入りについて、「堂々と自分は麻雀プロなんだよと、子どもに言えたらいいと思っていた。だから今回、Mリーグに選ばれたのはすごくうれしく思っています」と語っています。

麻雀以外にはゲームが好きで、最近では麻雀の対局で対戦する日々なので、対戦ゲームなどは避けるようになり、農場を育てるようなゲームをしているそうです。また、競馬も好きで、麻雀が下手な人を駄馬と呼んだり、競馬用語を日常会話に入れることもあるようです。競馬専門のYouTubeチャンネルを持っているほどの競馬好きです。(堀慎吾 競馬チャンネル)

サインには「麻雀は料理」と書くことが多い。いろいろな調味料や食材を持っていても、それを正しい順番や量を使わないと美味しい料理にならないように、麻雀も色々な知識を持っていても、選択を間違っていたら上手くいかないところが似ていると考えから、麻雀を料理に例えていますが、堀プロは一切料理が出来ない。一人暮らしの時はカップラーメンをよく食べていたそうで、カップヌードルのシーフード味は戦友。

ビッグマウス

堀プロと言えば、自身の麻雀の実力に絶対の自信を持っており、ビッグマウスと呼ばれています。それはプロになる前からであり、生意気だと思われることも多々あり、悪役キャラだったそうです。Mリーグに入った時には、自分より強いMリーガーはいない、とも語っています。仲の良い白鳥翔プロ曰く、本人は本心を喋っていると語り、堀プロもよく"事実ですから"、と話しています。

松ヶ瀬隆弥プロは、RMUに入会したばかりの時に、堀プロと同じ麻雀店で働いており、お店では先輩だけども年齢は4つ下の堀プロについて「小さくて態度がでかい奴」という印象を持っていたそうです。また、松ヶ瀬プロがRMU代表である多井隆晴プロをリスペクトしているという話をすると、「そいつを連れてこい、世の中広いという事を教えてやる」と堀プロはよく話していたそうです。ちなみに、堀プロは松ヶ瀬プロを"お松"と独特なニックネームで呼んでいます。ややこしいことに、渋谷ABEMAS所属で日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロは"まつ"と呼びます。

堀プロと同じ日本プロ麻雀協会に所属する渋川難波プロは、堀プロはタイトルを取る前から、C2リーグにいるのに、まるで雀王のような大きな態度だったと証言したり、

最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する園田賢プロは、一発、裏ドラ、ノーテン罰符無しのルールで行われる"最高位戦Classic"で堀プロが優勝した時、スピーチでルールを知る強い物同士が戦ったら運要素が強い、といった趣旨の発言を他団体の選手であるのにした事にびっくりしたと語っており、

堀プロのビッグマウスは麻雀ファンや他の麻雀プロからもお馴染みとなっています。

しかし、最近では少し考え方も変わってきており、Mリーグ2021-22シーズンで初優勝を経験した後、プロ将棋棋士に影響を受け、ビッグマウスは卒業したとインタビューで答えています。棋士の方は、どんなに強くても驕ることはなく、例えば藤井聡太さんが自分が一番強いと話したりすることは絶対なく、他にも羽生善治さんや一世を風靡した棋士も大きな発言をすることを聞いたことない。将棋は麻雀と違って実力がはっきりと出るのに、運が左右する麻雀でビッグマウス的な発言をするのは違うと思った、と堀プロは語っています。

ビッグマウス卒業を宣言した堀プロですが、やはり、麻雀については本心を語り、事実をズバズバと言っている印象はありますが、少し控えめになったかもしれません。

堀ガールズ

堀慎吾プロには、"堀ガールズ"と呼ばれる私設ファンクラブがあります。

「熱闘!Mリーグ」に取り上げられた際には、「堀さんを応援する、愛が溢れている女の子たち」「麻雀がすごくかっこいいし、おもしろい。優しくてファン思いで、見た目もかっこいい」といったメンバーの声が紹介されました。

尚、堀ガールズ会員番号No.6は白鳥翔プロ

ライバル・白鳥翔プロ

Mリーグ・渋谷ABEMAS所属で日本プロ麻雀連盟所属の白鳥翔プロと堀慎吾プロは、初めて会ったのは、堀プロが18歳、白鳥プロが16歳の時と長い付き合いで、お互いライバルと公言している仲です。

堀プロが多井プロのYouTubeチャンネルに出演した際に、白鳥プロは「堀は運だけはある」と語っていたと多井プロが話すと、堀プロは白鳥プロについて「自分は麻雀の実力でMリーグに入ったが、白鳥はエンタメ一本で入った、自分と真逆」とユーモアを交え語ります。

松ヶ瀬プロと堀プロが若い時に一緒に働いていた雀荘に、当時既にプロになっていた白鳥プロも客としてよく来ていて、その当時から弱かった、と堀プロらしい表現で語っています。

お互い辛辣な事を言い合い、意識している堀プロと白鳥プロですが、それだけ仲の良二人の掛け合いを楽しみにしている麻雀ファンも少なくありません。

岡田様に参拝して二連勝

Mリーグ・KADOKAWAサクラナイツのチームメイトで日本プロ麻雀連盟所属、ライバル白鳥翔プロの元カノである岡田紗佳プロは、Mリーグ2023-24シーズンは好調で、いつしか"岡田様"と呼ばれる活躍を残しています。モデル・タレントとしても活躍している岡田プロは、2023年に10年ぶりとなるカレンダーを発売。Mリーグ2023-24の11月24日第一試合前、控室に飾ってあったそのカレンダーを堀プロは、二礼二拍手一礼で岡田様のカレンダーを参拝、勝利したら次の試合も連投すると宣言して試合に臨みました。

堀プロは見事その試合に勝利し、控室に戻ると再びカレンダーを参拝。そして第二試合の連投も決まると、第二試合も勝利し、見事一日で二連勝します。試合後のインタビューも岡田様のカレンダーを持って出演し、岡田様のカレンダーの効果を宣伝しました。

12月1日の第二試合も堀プロは、岡田様のカレンダーを参拝し、勝利を挙げました。この参拝は、控室内に本人がいても、カレンダーに参拝するのが決まりとなっています。

まだこの記事を書いている時点ではシーズン中ですが、2023シーズン、サクラナイツは好成績を残しており、岡田様のカレンダー効果もあるのかもしれません。


堀渋コンビ

Mリーグ・KADOKAWAサクラナイツのチームメイトで同じく日本プロ麻雀協会に所属している、渋川難波プロは、お互いに"親友"と呼ぶ仲であり、最近では"堀渋コンビ"と呼ばれています。堀プロは渋川難波プロを難波ちゃんと呼んでいます。

堀プロは1984年生まれで2010年にプロ入り、渋川プロは1986年生まれで2011年にプロ入りし、協会最高峰のタイトルである雀王を堀プロは2019年に獲得、渋川プロは2021年に獲得するなど、同世代で同時期に麻雀プロになり、共通点も多く切磋琢磨してきた仲です。

KONAMI麻雀格闘倶楽部の"タキヒサ(滝沢和典プロ、佐々木寿人プロ)"やEX風林火山の"るみあき(二階堂瑠美プロ、二階堂亜樹プロ)"といったように売り込むためにコンビが作られましたが、2022-23シーズンは堀渋コンビで第一試合・第二試合に臨むが結果が出ない事が多く、封印されました。しかし、2023-24シーズンの2月1日の第一試合に堀プロが勝利を挙げ、第二試合で渋川プロが勝利し、結果を出しました。

2023年に渋川プロは日本プロ麻雀連盟所属の早川林香プロと結婚、3月に多くの麻雀関係者が招かれ結婚式が開かれました。が、堀プロは一時間半遅刻、遅れて披露宴に出席するが、式の最中はスマホゲーム「将棋ウォーズ」をプレイするなど、実にマイペースな堀プロの行動が各所で暴露さ、麻雀ファンの間では有名なエピソードとなっています。しかし、二次会では「同じチームになったので、難波ちゃんがクビにならないように僕が頑張らないと」というスピーチを披露し、その模様は仲林圭プロのXでも投稿され話題となりました。

著書

  • 「麻雀 だから君は負けるんです」(2018年 竹書房)
  • 「麻雀 至極の戦略」(2022年 KADOKAWA)
  • 「麻雀 天才の思考 魔神の選択 堀慎吾×渋川難波」(2023年 KADOKAWA)

堀慎吾プロは、今までに三冊の麻雀戦略本を出版しています。「だから君は負けるんです」は、たとえば、"供託のリーチ棒があるときは鳴いて早アガリを目指す"といった教えを妄信して早上がりを目指す、だから君は負けるんです!、といったように、堀プロらしい視点で、"知識として一見間違ってない、しかし妄信してしまうと勉強したのに、(実はすればするほど)負けてしまう知識"を正していくという一冊になっています。

最初の著書を出版した後に、もう二度と本は書かないと固く決意したが、サクラナイツの森井巧監督の強権に抗うことができず二冊目の著書を出すことになった、と出版に至る経緯を「至極の戦略」の序文で明かしています。本のタイトルは、Mリーグの試合後の堀プロの勝利インタビュー中で、松本圭世さんと振り返る"至極の一局"から取られています。本の内容は、サクラナイツが優勝したMリーグ2021-22シーズンの実戦譜を元に、堀プロが自身の思考や戦略を解説している一冊となっています。

最新の本「天才の思考 魔神の選択」は難波プロとの共著となっており、この本について、前作「至極の戦略」を発売した時に、「もう次はないと森井監督に伝えたのですが、渋と一緒にするんで!と強引にねじこまれました。閉店する気のない閉店セールみたいですみません」とご自身のXで明かしています。この本は、10のテーマに沿って、Mリーグでのお二人の牌譜についてホリシブコンビが議論するという一冊です。

経歴

日本プロ麻雀協会屈指の実力者として麻雀界では有名だった堀プロが、Mリーガーとなり人気麻雀プロの一人となった経歴をご紹介します。

堀プロが麻雀プロになるまで

堀慎吾プロが麻雀と出会ったのは、小学校5年生頃で、スーパーファミコンの麻雀ゲームのソフトを買ってもらい、ルールもよくわからず遊んでいたのが始まりでした。

中学生になった13歳、14歳ごろ、漫画「哲也-雀聖と呼ばれた男」を読んで麻雀に興味を持ち、麻雀にはまっていきます。ちなみに、日本プロ麻雀連盟所属でMリーグ・TEAM RAIDEN/雷電所属の本田朋広プロは、堀プロと同学年で、同じように「哲也」を読んだのが、麻雀を好きになるきっかけでした。この世代に大きな影響を与えた麻雀漫画です。

堀プロは高校を卒業して、大学には進学せず、都内の麻雀店で働き始めます。19歳の時に、最高位戦日本プロ麻雀協会所属でMリーグ・赤坂ドリブンズ所属の鈴木たろうプロと出会います。堀プロはこの出会いがカルチャーショックだったと語ります。鈴木たろうプロと出会った2003年頃は、まだ麻雀に"オカルト"的な要素を持ち込む風潮は強く、鈴木たろうプロのように理で考えてちゃんと強い人物に会ったことに影響を受け、また、こんな強い人がいるんだから、まだまだ自分も強くなれる、という気持ちになったそうです。

その後、松ヶ瀬プロ、白鳥プロ、仲林プロなど後にMリーガーとなる麻雀プロたちと出会っていき、切磋琢磨していきます。アマチュア時代から、プロを凌ぐ腕前と麻雀店界隈では名の知れた存在になっていきますが、とあることをきっかけにプロになります。

小さな天才、怒りのプロ入り

堀プロはあまり他の麻雀プロとは違う、変わった動機で麻雀プロとなります。

同じ麻雀店で働いている当時好きだった女性が、「麻雀プロは持っていてカッコいい」という言葉を聞き、堀プロは怒りを感じます。"自分の方が麻雀プロより強いのに、許せない"という怒りと憎しみの気持ちに燃え、"じゃあ、自分も麻雀プロになったらかっこいいのか"という、好きな人に好かれたいという気持ちを持った、2010年、26歳の時に、日本プロ麻雀協会のプロテストを受け合格、麻雀プロとなります。

もちろん、面接では動機を聞かれると、麻雀界の発展のためと答えたそうです。そして、その女性とはうまくいかなかったそうです。

現在は最高位戦に移籍しましたが、当時日本プロ麻雀協会に所属していた鈴木たろうプロは、「今度強い奴が協会に入る」と語り、不純な動機でプロになった堀プロですが、徐々に競技麻雀の世界でも頭角を現していきます。

30歳ぐらいの時、2015年大阪で開催された大会「WEST ON CUP」でベスト16で負け、決勝に行けなかった時の帰りの新幹線の車内で、今まで感じた事のない、とても悔しい気持ちとなります。そこで、大阪から来て、東京の大会に出ている人たちの気持ちがわかり、遠征してきている人たちが良い結果を出すのは、並々ならぬ決意があるからだという事を感じ、それまで麻雀の結果に気持ちは関係ないと思っていたが、精神論の大切さに気付き、考え方が変わり、好成績を残していくようになります。

プライベートでは、2016年に結婚。奥さんとは授かり婚で、王位戦のベスト16で敗退した日に、妊娠したことを報告され、すごく嬉しくて、負けて悔しかった気持ちも吹き飛んだと語っています。負けた時にはすぐ次に戦いたいと思うと語るほど、麻雀については負けづ嫌いの堀プロですが、麻雀より大切に思っているのはご家族のことなんだという事がよくわかるエピソードだと思います。

2017年には、最高位戦日本プロ麻雀協会が実施するプロタイトル戦"第12期最高位戦Classic"で優勝。2018年には、所属する日本プロ麻雀協会の最上位リーグであるAリーグに昇格。

プロになって10年目となる2019年には、Aリーグ成績上位3名と前年度優勝者で争われる雀王戦に初進出し優勝。最高峰タイトルである"雀王"を獲得します。そして、雀王となった2019年末には、各予選を勝ち残ったプロ、アマ、著名人が参加する注目度の高い大会"麻雀最強位2019"に出場、決勝まで勝ち残り、惜しくも優勝を逃し三着という結果で終わりますが、この年の活躍により、多くの人に知られ、多くのファンから応援されるようになり、それまで麻雀が強ければいいという考えだったのが、ファンの存在を意識するようになったそうです。

鳴り物入りでMリーガーに

そして、2020年7月27日に開催されたMリーグドラフトで、KADOKAWAサクラナイツから指名され、Mリーガーとなります。当時の堀プロは、実績は確かですがモンド杯などのテレビ対局に出演していたわけではなく、知る人ぞ知る実力者ですが、知名度という点では決して高くはありませんでした。堀プロ本人も、自分が指名されるとは思わなかったと語り、周りからMリーグ入りの可能性があるんじゃないかという話をされると、わかってないな素人が、と思うほどだったそうです。

しかし、YouTubeチャンネル「麻雀遊戯王」の中の"Mリーグチームをつくろう!"という麻雀プロが架空のMリーグチームを作るというコーナーでは、二階堂亜樹プロ、白鳥翔プロ、松本吉弘プロといったMリーガーたちが1位指名していたこともあり、堀プロを知る多くの人は、Mリーグ入りを期待していました。サクラナイツの森井監督も、この"Mつく"の情報を参考にしたと語っています。

Mリーグ参戦1年目の2020-21シーズンから、堀プロはMリーグに順応し、レギュラーシーズン個人スコア4位と絶好調で、チームも2位でセミファイナルへ進出。セミファイナルを勝ち残り、ファイナルへと進出しますが堀プロは▲25.1と調子を落とし、惜しくも2位敗退となりますが、1年目から大活躍します。

そして2年目も堀プロは好調でチームの中心となり、ファイナルまで進出します。しかし、当時所属していた大ベテラン沢崎誠プロが体調不良でファイナル出場を辞退することになります。

そして、このファイナルの最中、あと2日間4試合残した日の夜、松本吉弘プロと本田朋広プロとご飯を食べに行った堀プロは雨が降って濡れて滑りやすくなっている鉄板で足を滑らせ、骨折してしまいます。松本吉弘プロは、べちゃとした音が聞こえて振り返ると、道の真ん中で女の子座りをしている堀プロがいて、慌てて救急車を呼ぶ、そして、天然で知られている本田朋広プロは、救急隊員の方が堀プロが見てショックを受けないように患部を隠しているのに「堀君、エグいで」と本人に伝える、といったエピソードが麻雀ファンの間では広まっています。とにかく、足首があらぬ方向に曲がり、目の前が真っ白になって意識が飛びそうになるほどの大ケガでした。

すぐに入院する必要があったのですが、診察をしたお医者さんが大切な試合だから行きなさい、と応急処置をして堀プロは試合に臨みます。足の痛みはあったそうですが、試合中は集中しているせいか、不思議と痛みはなかったそうです。サクラナイツにとって不運が続く中、堀プロはポストシーズンもチームを引っ張り、骨折後も4試合中3試合に出場、3着▲15.8pt、1着67.0pt、2着12.2ptと、大活躍、見事初優勝へと導きました。

Mリーグレギュラーシーズン成績

Mリーグ成績
シーズン個人
スコア
平均
打点
4着
回避率
最高
スコア
半荘数
2022-124.2pt6,5800.62966020027
2021178.8pt6,2530.86676180030
2020275.6pt7,3350.82149290028

獲得タイトル

  • 第12期最高位戦Classic 優勝
  • 第18期雀王

堀慎吾プロの対局動画

Mリーグの舞台で役満

Mリーグ2020シーズン1月2日の第1試合、Mリーグ加入1年目の堀プロに役満・四暗刻のチャンスが巡ります。その時の対局映像と控室の様子が同時に見られる動画です。役満の雰囲気に盛り上がるチームメイトたちと、アガった形の美しさに注目です。

Mリーグ優勝を引き寄せる執念のツモ

サクラナイツが優勝したMリーグ2021-22シーズン、4月26日に開催された最終試合となるファイナルステージ第二試合。ラス目で窮地に追いやられた堀プロですが、逆転のチャンスをつかみます。多井プロとせめぎ合いに目が離せません。

ファイナルのオーラス

更にMリーグ2021-22シーズン、ファイナルステージ最終試合のオーラス、各選手に優勝の可能性が残された一局。トッププロ4人のハイレベルな読み合い、張り詰めた雰囲気にドキドキします。堀プロは骨折の影響か、顔に脂汗を浮かべながらも優勝に向け奮闘します。

神回避

Mリーグ2022-23シーズン、11月14日第一試合の一局。解説の石橋伸洋プロも驚いた神回避。試合後のマツカヨさんのインタビューでその思考について語ります。

ラス目から大逆転

第22期雀王戦A1リーグの一戦。ラス目だった堀プロが南4局から恐ろしい爆発力を見せます。流石堀プロ、簡単には終わらせません。

第18期雀王決定戦

第18期雀王決定戦のオーラス、堀プロが雀王となった瞬間の動画です。大きくリードしており、ほぼ優勝は確実といった場面、最後は渋川プロに差し込んで優勝を決めるというのも何だかカッコいい。

まとめ

堀慎吾プロは、小さな天才というキャッチフレーズを持ち、その名の通り、多くの麻雀プロが強いと認める実力を持っています。最近は控えめにしているようですが、麻雀に関してはビッグマウスで知られていますが、それでも嫌味な感じがしないのは、堀プロの人柄が良いのだと思います。Mリーガーになってからは、好成績を残し、また独特のキャラクターで人気も更に上がり、今までは知る人ぞ知る協会の実力者といった麻雀プロでしたが、今や麻雀プロを代表する一人といっても過言ではない活躍です。

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