二盃口(リャンペーコー)は超攻撃的 複合で跳満をロックオン!【3翻役】

二盃口(リャンペーコー)は役満並みの出現率の低さで、滅多にお目にかからない役です。しかし、ひとたび現れれば単独でも3翻、複合などで満貫・跳満と爆発的な攻撃力を発揮する超攻撃的な役なので、その成立方法から複合まで、しっかり覚えておきましょう!
リャンペーコーの基本情報
- 二盃口(リャンペーコー)
- 3翻門前のみ出現率:0.05%同じ順子を2組同じ順子を2組雀頭
同種の牌で同じ順序の順子を2面子×2つ作る。一盃口(イーペイコウ)が2つ出来た状態。
とても綺麗な並びの形をしています。これは狙ってみたくもなりますが、これがなかなかどうして難しい。出現率は役満に匹敵します。3翻はなかなかの攻撃力ですが、難易度を考えるとちょっと物足りない気もしますね。
この形を門前(メンゼン)でつくるわけですから、配牌の良さと引きの良さ、運の要素が重要になる役ですね。もちろん、複合や押引きの判断力が必要になってきますが、まずは無理に狙わず流れで揃えるのが基本になると思います。
一盃口(イーペーコー)
リャンペーコーの下位役にあたる基本役が、イーペーコーです。出現率はリャンペーコーの数十倍なので、覚えていない人はまずはこちらをチェック!
- 一盃口(イーペーコー)
- 1翻門前のみ出現率:4.5%同じ順子を2組雀頭と面子
同種(=同じ色の牌)の牌で同じ順序の順子を 2面子を作ると成立。
リャンペーコーと七対子の関係
二盃口が完成すると、対子(トイツ=2個一組の牌)が7組ある事に気付きましたか?分かり易いように、ちょっと並び替えてみましょう。














並び替えました↓














はい、この通りです。使っている牌は勿論同じですよ。これって、七対子(チートイツ)ではありませんか!ちょっと面白いですね!複数の役が同時に成立する事を役の複合と言います!しかし、残念ながら二盃口と七対子は複合しません!
チートイツは、あくまでもトイツが7組という条件です。リャンペーコーでは各面子を順子と捉えるので、トイツは認めらないのです。では、この場合どちらの役が優先になるかと言うと、リャンペーコーが優先になります。この2つに限らず、複合しない2つの役が存在する場合、常に点数の高い方の役を成立とするルールがあるからです。
4枚使いはOKか?
■4枚使い例1














二盃口は面子手なので、一般的には特に4枚使いがあっても構いません。この例では4枚使いの四萬のうち2枚が雀頭、もう2枚は一盃口の順子でとなります。
■4枚使い例2














何だかもの凄い牌姿ですね!これは、同種の牌を4枚ずつ使ったリャンペーコーです。さて、これでリャンペーコーは成立するでしょうか?
こたえ:一般的には成立するが、不成立とする場合もある
まあ、通常は普通に成立します。ただ、一部で(どこだかは知りませんがw)不成立とするルールがあるようなので、念の為その理由を覚えておきましょう。
不成立とする理由、そのヒントはチートイツにあります。4枚使いのチートイツは不成立というのは知っていますか?














一見、チートイツの様に見えますが、を4枚使っているので、この場合はチートイツは成立しません。チートイツはあくまでも7種類のトイツが必要なのですが、この場合トイツは7組ありますが6種類になってしまうからです。
このチートイツの不成立と同じように考えて、リャンペーコーは同一の順子が2ペア×2組が必要なのに、4枚使いのリャンペーコーでは同一の順子が4ペアとなるので認めない!とうのが、不成立の理由の様です。
しかし、リャンペーコーの定義に異なる2種類の順子が必要というのは無いので、問題無く成立するという考え方が一般的です。かなりレアなケースなので意識する事は無いと思いますが、頭の片隅にでも置いておくと安心です(笑)
リャンペーコーとの複合役
チートイツとは複合しない二盃口(リャンペーコー)ですが、当然複合出来る役もあります。ピンフやタンヤオなどの基本役とは比較的簡単に複合するので、是非とも狙っていきたいところです。
また、リャンペーコーは全て順子で構成される役なので、符がほとんどつきません。出来れば2翻の複合させて5翻とし、満貫まで引っ張り上げましょう!
リーチ(1翻)+ピンフ(1翻)+二盃口(3翻)
順子系の基本役であるピンフはリャンペーコーとても相性が良いですね。リーチをかければ、5翻で満貫確定です!














この場合、とでアガる事が出来ます。ですが、でアガるとリャンペーコーは成立せず、ピンフとイーペーコーの複合になりますね。とは言え、欲張ってを見逃すとフリテンになるので、注意してください!
リーチ(1翻)+ピンフ(1翻)+タンヤオ(1翻)+二盃口(3翻)
上記のピンフとの複合に加えタンヤオを複合すると6翻で跳満確定です!ここまでは比較的複合させやすいので、リャンペーコーが狙えそうな時はピンフとタンヤオをしっかりと意識しましょう!














この場合も当然とでアガる事が出来ます。しかし、でアガるとリャンペーコーだけでなくタンヤオも成立しません!しつこいようですが、これも欲張ってを見逃すとフリテンになるので、注意してください!
リーチ(1翻)+ジュンチャン(3翻)+二盃口(3翻)
タンヤオと相反する役であるジュンチャンやチャンタも複合します!ジュンチャンは3翻役(チャンタは2翻)なので、ピンフが複合しなくても7翻になり、これも跳満です!ちなみに、ピンフも複合すると8翻となり、なんと倍満になります!!














こちらは待ちが8ソウなのでリャンペーコーとジュンチャンが確定していますが、もしの両面待ちでテンパイしたらでアガるとリャンペーコーもジュンチャンも成立しません。
混一色(3翻)+二盃口(3翻)
ホンイツとリャンペーコーの組み合わせは何と跳満から!リーチやツモ、ピンフも複合すれば倍満も夢ではありません。とは言え、ホンイツの手を鳴かずに門前で進めるにはかなり手牌が揃っていないと難しそうですね。














こちらは待ちが西なのでリャンペーコーが確定した形です。他のマンズの牌を引けば、リャンペーコーが崩れたとしてもチンイツの多面張待ちになり同じ跳満となります。リャンペーコーにこだわらずチンイツに手替わりしましょう!
清一色(6翻)+二盃口(3翻)
チンイツとリャンペーコーの組み合わせは9翻で倍満からと超大物手に仕上がります。さらにピンフやタンヤオ、リーチなど追加で2翻付けると3倍満に!














因みに、ピンズのチンイツ・タンヤオ・リャンペーコーの形でアガると「大車輪」と言い、ローカルルールでは役満になることがあります。














チンイツは多面待ちになりやすいのでリャンペーコーが崩れてただのチンイツになる可能性がありますが、もしアガれたら気持ちが良いですね!
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ざんねん。不正解です…
ホンイツ+一気通貫 | 3翻 |
副底(フーテイ) | 20符 |
ツモ | 2符 |
カンチャン待ち | 2符 |
暗刻(幺九牌) | 8符 |
編集部から実践アドバイス
ここがポイント!
七対子形になることが多いが、ヤミテンでも5200以上は魅力的。
チャンスがあれば狙いたい。