元天鳳8段がロン2をやってみた![レビュー/登録/料金/ルール]
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ロン2とは
ロン2は、有限会社麻雀ネットワークスサービスが運営、日本プロ麻雀連盟が公認し2004年にサービス開始した麻雀オンラインゲームサイトです。
日本プロ麻雀連盟は1981年に設立された競技麻雀のプロ団体であり、会長の森山茂和プロ、Mリーガーである二階堂姉妹、佐々木寿人プロ、高宮まりプロ、萩原聖人プロなど多数の有名プロが在籍しています。
ロン2ではそのような有名プロと対局できることが一番の特徴であり、その他にイベント特典でグッズやサイン色紙を獲得できること、段位次第で日本プロ麻雀連盟発行の免状を申請することもできます。
雀荘のゲストを除いて、一般人が麻雀プロと対局する機会は貴重なので、自分の麻雀がプロに通用するのかどうか腕試ししたい人にとって大変魅力的なゲームとなります。
また2022年の正月プレゼント大会では、たくさんのサイン入り賞品が用意されていたので、そうしたイベントを楽しみたいという人にもオススメのゲームとなります。
プラットフォーム
ロン2推奨動作環境
OS | Microsofr Windows Vista以降 |
ブラウザ | Internet Explorer9以降 |
CPU | 1GHz 32bit(x86)以上 |
メモリ | 1GB以上 |
Java | バージョン6以上 |
ハードディスク空き容量 | 500MB以上 |
ロン2はWindowsが搭載されたパソコンのみ動作保証されています。
一部Macでも遊ぶことができた報告がありますが、基本的にはMac、iPhone、Android、他タブレットは動作保証対象外で遊ぶことができないので注意してください。
- 公式麻雀サイト:https://www.ron2.jp/
- Twitter:https://twitter.com/ron2jp
操作性・操作感
①対局ロビーではプレイモードを選択して、参加申込を押すとプレイすることができます。
②打牌は1クリック、鳴き、立直については対局画面下のボタンを1クリックで操作可能です。対局画面下にオート、スルー、アガリ、リーチ等とボタンがありますが、明るい時がOFF、暗い時がONを意味します。上級者向けですが、スルーボタンを押すことで鳴きのときの一時停止を回避することができます。またどうしてもパソコンの前から席をはずす必要があるときは、『おまかせ』ボタンを押すことでAIが代わりに打ってくれます。
③打牌の待ち時間は対局画面右下にある赤いゲージで表示され、10秒与えられています。
④設定ではダブルクリック→ツモ切り、残り枚数の表示、卓サイズ、音楽の有無、マット色といった細かい設定をすることもできます。他にも、ドラを切り出し時に強打音が鳴ることや、捨て牌判別でツモ切り牌が暗転するような工夫がされています。麻雀初心者からすると、そういった情報をもとに押し引き判断をすることができるので、とても親切な機能かなと思います。私からすると、そうした機能に頼らず、自分自身で手出しツモ切りの確認、相手の押し引き判断をしたいと考えるので、不要な機能であると思う人もいるかもしれません。
⑤アガリ役や点数については画面の右に表示されるのですが、正直見づらいです。あまり有効なアップデートがされていないようなので、操作性や画面の見やすさについて少し改善してほしいと個人的には思います。
料金・コスパ
無料会員としてプレイすることができますが、月額1,008円の有料プレミア会員になれば、サービスや対局回数の制限なく自由にロン2を楽しむことができます。(下記表参照)
ロン2 有料・無料会員の比較
有料 | 無料 | |
ロン2道場 | ○ | 1日1回対戦可 |
立直バトル | ○ | 1日1回対戦可 |
スペシャルフロア | ○ | × |
ロン2リーグ | ○ | × |
イベント | ○ | × |
自由対局・観戦 | ○ | × |
牌譜再生 | ○ | 直近1回のみ |
何切る問題 | ○ | 解答閲覧のみ |
成績の保存 | ○ | ○ |
成績のグラフ | 5種類 | 1種類 |
カレンダー&壁紙 | すべて | × |
ユーザーイメージ | 多種類 | 1種類 |
プロ特別対戦 | 〇 | × |
ゲスト通知メール | ○ | × |
イベント参加 | ○ | × |
ロン2ネットTV | ○ | 一部視聴のみ |
プロブログ | ○ | × |
battleと商品交換 | ○ | × |
ポイントと商品交換 | ○ | × |
レーティング表示 | ○ | ○ |
免状の発行 | ○ | × |
参加プロ雀士
基本的には、日本プロ麻雀連盟のプロが参加しています。昔から活躍している森山茂和プロ、荒正義プロ、伊藤優孝プロ、Mリーガーの二階堂姉妹、佐々木寿人プロ、滝沢和典プロ、内川幸太郎プロなどが参戦しています。こんな有名プロと打つことができるのは、麻雀ファンにとっては非常に嬉しいですよね。
またロン2カレンダーでプロのスケジュールまで確認することができます。4人麻雀で参加するプロが多いですが、たまに3人麻雀を打ってくれる日もあります。あまりプロが3人麻雀を打つ対局を見かけないので、とても価値があると思います。
段位システム・称号
「ロン2道場」での対戦により、下記表「対戦数、順位率、レーティング」の3項目すべてが同時に認定条件を満たしているかどうかで判定されます。
段位を取得された方は、ロン2ログイン後のマイページより、免状申請をすることができます。また免状の種類により申請料金が異なります。お金はかかりますが、段位免状があれば、履歴書の資格欄に書くことができるし、周囲に自慢することができますね!
ロン2段位/級位認定条件
段位/級位 | 東風対戦数 | 東南対戦数 | 順位率 | レーティング |
5級 | 16 | 12 | 2.7以下 | ---- |
4級 | 16 | 12 | 2.6以下 | ---- |
3級 | 20 | 16 | 2.5以下 | ---- |
2級 | 20 | 16 | 2.4以下 | 1400以上 |
1級 | 24 | 20 | 2.3以下 | 1500以上 |
初段 | 24 | 20 | 2.2以下 | 1600以上 |
二段 | 32 | 28 | 2.1以下 | 1800以上 |
三段 | 32 | 28 | 2.0以下 | 2000以上 |
四段 | 64 | 56 | 2.0以下 | 2100以上 |
五段 | 80 | 64 | 1.95以下 | 2200以上 |
会員について
無料会員は通常のオンライン対局が可能であり、ロン2道場、立直バトルが1日1回だけ対戦できます。ただフリー対局で十分な方は無料会員で十分と思います。
有料会員になるとロン2道場、立直バトルが無制限に対戦できるだけでなく、プロとの特別対局戦やイベントの参加、人気タイトル戦の牌譜を再生することができます。月額は1,008円であり、他の麻雀アプリに比べると高い印象があります。まずは無料会員から始めてから有料会員になるか検討してみるのが良いでしょう。
ゲームモード
ロン2道場
レーティングシステムにより、同等レベルの会員と対局することができるとともに、自身の雀力判定により日本プロ麻雀連盟認定の段位免状も取得できます。段位を獲得することができれば、自分の自信になって、もっと麻雀が好きになるだけでなく、麻雀以外の挑戦にも積極的になれると思います。私の場合、段位にとらわれて、寝食惜しまずのめり込んでしまう性格なので、そうならないように皆さんは麻雀を楽しみながら強くなっていただきたいと思います。
立直バトル
フリー雀荘の緊張感を味わえる仮想マネー「Battle」の争奪戦を楽しむことができるゲームモードです。登録時に20,000Battleあり、東風戦の成績により獲得Battleが増減して、貯まったBattleは、ロン2グッズやプロのサイン色紙などと交換することができます。一ヶ月に数度、獲得Battleの倍率がアップするサービスタイムもあるようです。
※赤枠は所持Battle、バトラーlevel、獲得Battle倍率を表しています。
スペシャルフロア
様々な参加条件が設定されるフロアです。プレイミアム会員対象で、プロが参加することが多いイベントとなっています。
※2022年4月3日のスペシャルフロア
イベント
特別対戦や公開プロ対戦、大会予選トーナメント&決勝卓がこのフロアで行われます。
ロン2リーグ
日本プロ麻雀連盟プロリーグを原型にしたリーグ戦です。下からBronze、Silver、Goldの3つのリーグが存在しており、Goldクラスで上位入賞することができれば様々な特典を獲得できるようです。
自由対局室
自分で卓を作成して、他のプレイヤーが対局に参加をするのを待ちます。
一人で遊びたいときはCPU対戦もすることが可能です。
ルールや機能
ロン2 基本ルール
あり | クイタン、後付け |
一発、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラ | |
ラス親のアガリ止め(トップのみ) | |
トビ終了(0点は続行) | |
責任払い(役満を確定させた場合、大明カンからの嶺上開花) | |
九種九牌、四風連打、四人立直、四槓算了、三家和による流局 | |
形式聴牌、空聴牌 | |
なし | 二翻縛り(常に一翻シバリです) |
ダブロン(頭ハネになります) | |
流し満貫 |
※1 三人麻雀の場合は、チーがないので注意してください。
※2 上記ルールがロン2道場、立直バトルなどすべての対局に適用されます。
ゲームの始め方
- インターネットでロン2と検索して、『会員登録はこちら』を選択。
- 会員登録画面でニックネーム、メールアドレス、パスワード等を入力して送信。
- これで登録完了!右上ログインを押してプレイすることができます!
『勝つ』よりも『負けない』という心構え
まず皆さんは麻雀を打っていて、感情が高まるときはないでしょうか?私はオンライン麻雀で、ひとつひとつのアガリや放銃に対して狂喜乱舞して、大声をあげることや、イライラして机をたたきくことをしていました。『よっしゃ!一発ツモ裏で満貫!』や『なんで3面張が単騎待ちに負けるねん!』みたいなことをよく言っていました。今振り返ると麻雀だけでなく、人間としても格好悪い姿だったと思います。
そもそも麻雀で全てアガって勝とうとすること、全く放銃しないで勝とうとすることがとても傲慢な考え方だと思います。4人麻雀の場合、アガれるのは4人のうち1人だけで、確率でいうとだいたい25%です。そうするとアガれない局が75%で、麻雀を打つ時間のほとんどがこのアガれない局の立ち振る舞いがとても大事になってくると思います。
また10年以上前に読んだ本で、『麻雀だけ強くなろうと思ってはいけません。それに付随したものも一緒に強くなるような麻雀を打ってほしい。これが麻雀の手順よりも大事な気持ちの手順である。』と書いてありました。その気持ちの手順というのは日常の『常』を大事にすることであり、生活の中で起きる些細なことも丁寧に大事に扱うこと、そして
『勝つ』よりも『負けない』という心構えをもつことです。
私はこのことを思い出してから、麻雀以外の行動や言葉遣いについて気をつけて生活をするとともに、麻雀は相手に勝とうとする欲はできるだけ持たないように、自分自身が納得できるように打つように心がけました。それから麻雀がもっと楽しくなって、成績も良くなっていきました。もう一度自分自身の麻雀のとらえ方を考えてみると、もっと自分の麻雀に深みで出てきて面白く感じることができると思うので、是非参考にしてみてください。
プレイしてみて(良い点と悪い点)
ここがイイね!
月額課金であること、プロと対戦したいと思っているプレイヤーが多いことから、麻雀を打つレベルは少し高めに感じました。そのため麻雀の質が高いので、自分自身の麻雀のレベルアップにとって良い環境であるといえます。またイベントなどでプロのサイン色紙やグッズを貰うことができること、プロの対局を観戦することができること、申請すれば段位免状を獲得できること、そういった点がロン2の良い所と感じました。
ここがチョットね
最近の麻雀アプリと比べると、グラフィック、サウンド、システムが古くて、使い勝手があまり良くありません。まず対局画面がPC画面の最大まで使えないことで最初戸惑い、対局の操作はカクカクしており、利便性に欠けているように思いました。しかし、何度かプレイしていると慣れてしまったので、最初は無料会員から操作に慣れることをおススメします。
総合評価
ロン2の強みは麻雀プロと対戦すること、観戦できること、グッズや段位免状を獲得できることです。操作面で少し不便を感じることもありますが、そうした強みが他の麻雀アプリにはないのでプレイする価値はあると思います。他にもプレイした後に牌譜再生という機能を使って対局の振り返りをすること、何切る問題があることから雀力アップにつなげることができます。
おすすめはまず無料会員で登録してみて、もっと打ってみたいと思うタイミングで有料会員(月額1,008円)に移り変われば良いと思います。月額1,000円を超えることを高いと思うか安いと思うかは利用者次第です。
麻雀を楽しみたい、強くなりたい人にとって、自分の心構え次第でどんな麻雀であっても有意義にすることができます。今回の記事でロン2の内容とともに、途中述べた心構えの話を少しでも気に留めてくれれば、とても嬉しく思います。最後までご覧いただきありがとうございました。
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