【塔子(ターツ)】とは(麻雀用語辞典)
- 塔子(ターツ)とは
- 塔子の種類
- 塔子の変化
【塔子(ターツ)】『牌の組み合わせに関する用語』
塔子とは[1・2] [5・6] [7・9]などの2枚の数牌(シュウパイ)の組み合わせで、後1枚で順子(シュンツ)になる状態のことです。塔子には両面塔子(リャンメンターツ)・辺張塔子(ペンチャンターツ)・嵌張塔子(カンチャンターツ)の3種類あります。
塔子(ターツ)とは
面子を揃えるための下ごしらえ!塔子を知っていると、面子を揃える手助けになります。
では、塔子とはなんでしょうか。まずは牌でみてみましょう。
このようにあと1枚で面子になる組み合わせが塔子です。
あと1枚で順子
このことは、面子を効率よく揃えるためにとても重要です!
順子は面子の中でも良形です。その順子を揃える1歩手前が塔子なのでおのずと重要な牌となってきます。
面子(メンツ)・順子(シュンツ)と刻子(コーツ)
麻雀は4面子(メンツ)+1雀頭(ジャントウ=アタマ)を揃えることによってアガりになります。
実際の牌で見てみましょう。
4面子+1雀頭でアガった形です。
面子をよくみると「東・東・東」や、「1・2・3」「1・1・1」「7・8・9」となっています。これら面子は順子と刻子があることがわかります。
・同じ柄で数字の連番3枚を集める ⇒ 順子(シュンツ)
上記の例を当てはめてみると、
となります。
塔子の種類
塔子には3つの種類があります。それぞれの仕組みをみてみましょう!
両面塔子(リャンメンターツ)
順子にするための待ち牌が2枚ある塔子。すなわち、1か9が入らない塔子。
辺張塔子(ペンチャンターツ)別名:辺塔子(ペンターツ)
1・2または8・9の塔子のこと。辺張塔子はこの2種類のみ。
嵌張塔子(カンチャンターツ)別名:嵌塔子(カンターツ)
[3と5]や[6と8]のように真ん中の牌がくれば順子になる塔子。
塔子の変化
塔子の1番良い形である両面塔子へどのように変化していくかをみていきましょう。このことを理解していると、面子を揃えるとき、効率の良い選択が可能となってきます!
嵌張塔子から両面塔子への変化
このように、嵌張塔子は有利な両面塔子へと1回のツモで変化することができます。
辺張塔子から嵌張塔子へて両面塔子への変化
こちらの場合は2回のツモで両面塔子へと変化しました。嵌張塔子をへている分すこし動きが重たくなります。しかし、単純に辺張塔子で牌を待つよりも有利な局面は多いです。
以上のことを踏まえて塔子の強さを考えると、
となります。
塔子(ターツ)の詳しい説明はこちら↓
『手作りの道しるべ!塔子(ターツ)はアガりへの下ごしらえ』
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