【黙聴(ダマテン)】とは(麻雀用語辞典)
【黙聴(ダマテン)】『立直/テンパイ系用語』
黙聴とは門前(メンゼン)でテンパイしている状態で立直せずに黙っている状態のことです。闇聴(ヤミテン)とも言います。立直とはテンパイ状態で立直と宣言して1,000点棒を場に出すことで付くアガり役で、門前(メンゼン)が条件となります。門前とはポン・チー・カンの鳴きをしていない状態のことです。
黙聴(ダマテン)とは
ダマテンとは黙ってテンパイするという意味で、門前でテンパイしてもリーチをかけずに黙っている事を言います。別名、闇聴(ヤミテン)とも言います。鳴いている場合は、ダマテンとは言いません。
ダマテンのメリット
- アガリ牌が出やすい
- 手を柔軟に変えられる
- 流局の場合手を公開しなくても良い
アガリ牌が出やすい
リーチの1翻を捨ててまで黙ってテンパイするのは、もちろんメリットがあるからです。
ダマテンのメリットは、相手に警戒させないという事です。リーチをかけたら他家は当然アガりを警戒して安牌を切ってきますよね。場合によっては、ベタ降りされるかもしれません。ダマテンであれば、無警戒にアガり牌を捨ててくれる可能性もあります。
手を柔軟に変えられる
もう一つのメリットは、手を変えられる事です。テンパイしているのに手を変える必要は無いと思うかもしれませんが、テンパイ後にもっと良い手に変えられるようなツモがあるかもしれません。また、他家(ターチャ=他のプレーヤー)のテンパイを察知した際に、降りる事も可能です。リーチをかけてしまうとこのような柔軟な対応が出来なくなります。
流局の際に手を公開しなくても良い
リーチかけた状態で流局をすると、そのリーチが間違いでないかを他家に確認させる為に手牌を公開しなければなりません。しかし、ダマテンであればその必要はありません。流局後なんだから手牌を見られても構わないと思うでしょうが、麻雀は情報戦です。打ち筋は隠すに越したことはありません。
ダマテンのデメリット
- リーチでの1翻がない
- 裏ドラのチャンスが無い
- 他家をけん制できない
- 裏ドラのチャンスが無い
- 筋引っかけなどの駆け引きが出来ない
リーチの1翻がない
当然ですが、ダマテンにはデメリットもあります。これは言うまでも無いですが、リーチによる1翻が無くなる事です。門前でテンパイまで持っていく以上、リーチでの1翻は欲しいところですよね。
裏ドラや一発のチャンスが無い
そして、リーチをかけないという事は、当然裏ドラをめくる権利も無いという事です。また、一発(リーチをかけてから一巡以内にアガる)のチャンスもありません。高得点を狙いたい時に裏ドラのチャンスが無いのは結構痛いですよね。
他家をけん制できない
ダマテンのメリットでアガり牌が出やすいと書きましたが、見方を変えると他家は強気に自分の手を伸ばしにいくとも言えます。相手に降りて欲しい場合は、強気な態度でリーチをかけた方が良いかもしれません。
筋引っかけなどの駆け引きが出来ない
また、他家が警戒をしないという事は、筋引っかけなどの駆け引きも出来ません。もちろん、他家が無警戒に振り込んでくる可能性があるので、駆け引きが出来ないのがデメリットとは言い切れませんが、駆け引きが出来そうな場合は、ダマテンが良いのか良く考えましょう。
麻雀の筋(スジ)『振り込まないための7つの読みと実践防御方法』
黙聴の詳しい説明はこちら↓
『ダマテンするのは何の為?~活用法と見破り方~』
立直の詳しい説明はこちら↓
『立直(リーチ)とは』
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