九種九牌(キュウシュキュウハイ)
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九種九牌(キュウシュキュウハイ)

目次
  1. 九種九牌とは?
  2. 流局を選ばない場合……?
  3. 九種九牌の由来とは?
  4. まとめ

九種九牌、何だか読みにくい漢字のその言葉、それはキュウシュキュウハイと呼ばれる、麻雀の途中流局のルールの一つなのです。知ってるようで知らない、途中流局について学びましょう!

九種九牌とは?

九種么九牌倒牌(キューシュヤオチューハイトウハイ)と呼ぶのが正式名称ですが、一般的に九種九牌(キュウシュキュウハイ)と呼びます。

九種么九牌倒牌(キューシュヤオチューハイトウハイ)という呼び名、ちゃんと意味があるんです。

「九種」 ・・・ 九種類
「么九牌」 ・・・ 一九字牌の事 (ヤオチューハイと言います)
「倒牌」・・・ 手牌を倒して公開する

「九種」「么九牌」「倒牌」と言葉を分けて考えると、この九種九牌のルールもさっと頭に入るのです。

九種九牌とは、『親なら配牌時、子なら第一ツモの時に一九字牌が九種類以上あれば流局を宣言できる』というルールです。

配牌時の手牌を見てみましょう。

1筒6筒9筒1萬4萬5萬7萬1索8索9索東南發中

上記のように一九字牌が九種類以上あったら流局を宣言できるのです。九種類見つけれれましたか?まだわからない人のためにわかりやすくすると・・・・・、

1筒16筒9筒21萬34萬5萬7萬1索48索9索5東6南7發8中9

最初にツモって、いきなりこんなバラバラの手牌だったら、九種九牌って言って流局にしちゃってもいいんです!

ですが、注意点として、自分のツモの前にポン、チー、カンの鳴きがあった場合は九種九牌は出来ないので、十分気を付けてください。その場合はチョンボになってしまいます。

ちなみに、九種九牌で親も流れるか連荘になるかは特に決まりがないので、九種九牌を取り入れる、また九種九牌ありの場合は、ちゃんと四人が納得できるように話し合うか、事前に決めておきましょう。

流局を選ばない場合……?

九種九牌は流局を宣言することができる、という権利であって、流局しなくてもよいのです。

というと、流局しないメリットに何があるのか、というのを考えると、一九字牌が九種類九牌以上ある、ということは、裏を返せば、役満である国士無双を狙えるチャンスなのです!

では、国士無双についておさらいしましょう。

国士無双は四面子一雀頭というアガりの法則から外れた、一九字牌を一枚ずつ集めて成立する役なのです。そう、つまり九種九牌で流局するチャンスは同時に、国士無双を狙うチャンスでもあるのです!

役満狙うか、流しちゃうか、それは自分の点棒と順位に相談しましょう。

九種九牌の由来とは?

九種九牌は中国伝来のルールです。そして、中国から麻雀が日本に伝わってきた時代には、親の時のみに一九字牌が適用されていましたが、それが次第にルールが変わり、子の第一ツモも一九字牌を認めるようになりました。

一九字牌は悪い配牌の救済、といった理由から流局になるのがその理由ですが、国士無双を狙うことも出来るし、そもそも、一人の配牌の都合でその局が流れるってどういうことやねん、なんて意見もあるので、嫌う人もいます。

まとめ

九種九牌は一九字牌がいきなり多かった場合、途中流局することが出来る、という話です。もちろんしなくてもいいんですよ、国士無双狙ってもいいんです。ただ九種九牌で流しちゃおう、って思っても自分の前に鳴きが入ったら成立しないので気を付けてください。

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