大明槓(ダイミンカン)とは

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大明槓(ダイミンカン)とは

目次
  1. 大明槓(ダイミンカン)とは
  2. 手順と特徴
    • 大明槓の手順
    • 大明槓の特徴
  3. その他のカン
  4. 槓(カン)が絡むルール
    • 嶺上開花(リンシャンカイホウ)
    • 四開槓(スーカイカン)
    • 四槓子(スーカンツ)
  5. まとめ

カンは他の副露であるポンやチーとは違い種類があります。暗槓明槓にわかれます。さらに、明槓は大明槓小明槓にわかれます。また手順も少々複雑なので敬遠してしまいがちですが、種類や方法は1回覚えれば大丈夫!ぜひこの機会に覚えよう!

大明槓(ダイミンカン)とは

カンとは、手牌の刻子(コーツ)を槓子(カンツ)にする際、他家の捨て牌を貰って面子を作ることです。手牌にある暗刻と他家がそ捨てた牌で完成させます。暗槓と異なり門前が崩れます

このように手牌に暗刻(場に晒していない刻子)がある場合、他家の捨てた牌を拾ってカンを宣言することが出来ます。

刻子が自分の手牌にある際、他家が自分の刻子と同じ種類の牌を打牌した場合、その牌を貰って槓子を作ることが出来ます。上記の場合は中の刻子でカンすることができます。

カンをしたら、ポンやチーと同じくその4枚の牌をみんなが見えるように場に晒します。晒した牌は自分から見て右端に置きます。

大明槓の晒し方

上家(カミチャ = 左手の人)の捨てた牌でカンした場合
中中中中
下家(シモチャ = 右手の人)の捨てた牌でカンした場合
中中中中
対面(トイメン = 正面の人)の捨てた牌でカンした場合
中中中中
または
中中中中

どのプレイヤーからカンをしたのかはっきりわかるように場に晒します。

手順と特徴

大明槓の手順

カンはポンやチーと違って手順が少々複雑です!
カンをした後に 嶺上牌(リンシャンハイ) からツモったり、ドラが増えたりと、複雑な手順があるので、しっかりと覚えよう。

Step1 「カン」と発声
暗槓、明槓にかかわらず、まずは「カン」と発声をして他家にカンの意思を伝えます。

Step2  槓子を晒す
揃った槓子を表を上にして場に晒します。
暗槓の場合、裏にする牌も一度は表にして他のプレーヤーが全ての牌を確認してから裏にするのがマナーです。

Step3 嶺上牌からツモをする
4枚組の槓子を作るカンの場合、ここでツモを忘れると牌が1枚足りなくなり、アガれなくなるので注意しましょう。

【ここで注意!】
暗槓と明槓ではこの後のステップが逆になります。

◆暗槓の場合 ※カンドラ即めくりルールの場合は明槓でもこちら
Step4 カンドラをめくる

既に開かれているドラ表示牌の隣の牌をめくります。

Step5 打牌する

これで大明槓の手順は終了!!

嶺上牌からツモる事と、暗槓と明槓でカンドラをめくるタイミングが異なるのがポイントです。また、牌の晒し方もフリテンの確認にかかわるので間違えないように注意!!

大明槓の特徴

・他家が捨てた牌でカンをする
・リンシャン牌をツモした後、打牌するまではカンドラを見ることが出来ない
※『カンドラ即めくり』という、明槓でもカンが成立した瞬間にカンドラをめくって良いルールもあるので対局前に確認しましょう。

大明槓が成立するタイミング
他家が対象となる牌を捨てた直後、つまり、次のプレーヤーがツモをする前にカンをする事が出来ます。
また、同時にチーを宣言したプレーヤーがいてもカンが優先となります!

その他のカン

カンには大明槓以外に2つ種類があります。

  • ①暗槓(アンカン)
  • ②加槓(カカン)  ※小明槓(ショウミンカン)とも言います

①暗槓(アンカン)
配牌または自分がツモをした牌のみでカンを成立させます。つまり、他家の捨牌からではなく、自力でカンしてしまう方法です。
暗槓では門前が崩れないので、リーチ可能門全のみの役でもアガれる役の喰い下がりなし等の利点があります。また、門前は崩れませんが、相手の一発を消すことが出来るのです!

②加槓(カカン) / 小明槓(ショウミンカン)
手牌にある明刻と、自分がツモをした牌で完成させます!
暗槓と異なり、門前(メンゼン)ではなくなってしまいます!

このように手牌に明刻(ポンで揃えた刻子)と、残りの同種牌がある場合、自分の順番が来た時にカンを宣言することが出来ます。

槓(カン)が絡むルール

嶺上開花(リンシャンカイホウ)


槓をした際に、嶺上牌でツモアガりをするとつく役。槓は明槓でも暗槓でも構いません。槍槓(チャンカン)でロンをされた場合は、嶺上開花は成立しません。また、4回の槓で場が流れる、四槓流れは槓の成立後に発生するので、嶺上開花が優先されます。

四開槓(スーカイカン)

四開槓とは、4回槓をした場合流局!というルールです!合計4回カンが成立すると、その局は流局してしまいます。
四開槓(スーカイカン)という呼び方の他にも、四槓散了(スーカンサンラ)、四槓算了(スーカンサンラ)、四槓流れ(スーカンながれ)という言い方もします。

一人の人物が4回槓することは可能です。でないと、四槓子(スーカンツ)という役満が成立しません。4回槓というのは、その場で複数人のプレイヤーが4度槓することによって流局になるルールです。

四槓子(スーカンツ)

四槓子とは、槓子(カンツ)を4組集める役です。もっと正確に言うと、カンを4回行う事で成立する役です。

この四槓子は、きわめて出現率が低いです!!
ある統計によると、四槓子の出現率は0.000234%です!

まとめ

以上が大明槓の全てです!

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    • 麻雀豆腐編集部です。
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      >他家が捨てた牌を明槓して嶺上開花でロンの場合、支払いは捨てた他家か

      他家が捨てた牌で明槓した後、嶺上牌をツモりその牌でアガった場合は「嶺上開花」となります。
      嶺上開花という役は槓をした際のツモ上がりで成立する役となり、支払いは和了したプレイヤー以外の3人となります。

      またルールによっては「大明槓の責任払い(包(パオ))」というルールも存在します。
      このルールは他家が捨てた牌に対し、大明槓を行い嶺上開花でアガった場合、大明槓をさせたプレイヤーに責任払いが発生し、支払いはその牌を捨てた(カンをさせた)プレイヤーの放銃扱いとなります。

      大明槓の場合は、ツモ上がり扱いにするか、カンをさせたプレイヤーの放銃扱いとするかはその場の取り決めによって異なります。

      その他、槓に関連する役で「槍槓」という役があります。
      ポンをした明刻がある状態で手牌にその明刻の牌の4枚目をツモった際、4枚目の牌を明刻に加える事で槓子に出来る小明槓(加槓)という動作があります。
      小明槓の際、加えた4枚目の牌が他家の当たり牌だった場合、その他家がロンを宣言できる「槍槓」という役があります。
      槍槓の場合の支払いは小明槓をしたプレイヤーの支払いとなります。

      また一般的には採用される事の少ない「槓振り」というローカル役も存在します。
      槓振りは槓した後、嶺上牌をツモ→打牌した際、その打牌した牌が他家の当たり牌だった場合、その他家がロンを宣言出来る役です。
      槓振りの場合の支払いは槓をしたプレイヤーの支払いとなります。

      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

  1. 2.手順と特徴 step3 のあとに◆アンカンがあるのに、「◆ミンカン」の場合が抜けているような。

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