赤ドラはボーナス牌! 最大限いかす方法
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赤ドラはボーナス牌! 最大限いかす方法

目次
  1. 赤ドラの基本
    • 赤ドラとは
    • そもそもドラって?
  2. 赤ドラの戦略
    • ①軽い打ち回しをこころがけよう!
    • ②シャンテン数をみる
    • ③4と6は危険な牌!
  3. 赤ドラの翻数計算
  4. まとめ

赤ドラは、1枚でも持ってアガれば1翻さらに追加されるお得なドラ牌のことです。手作りを進める上で、持っているととてもうれしい気分にさせてくれます。さらに、通常のドラと組み合わせると、なかなかの破壊力となります。

しかし、自分にとってうれしい牌ということは、他のプレイヤーにとってもうれしい牌になるので、扱いを間違えると、ひとたび危険な牌ともなります。やはり、人生と同じく表があれば裏もある、光があれば影があるものです。

扱いは通常のドラと一緒で、どちらかと言うと運要素が多い赤ドラですが、是非この機会に認識を深めて、攻撃力アップを目指しましょう!!

赤ドラの基本

赤ドラは、正式には赤牌(アカハイ)と呼ばれる牌のことを差します。ドラと言われるぐらいですから、働きとしては通常のドラとまったく同じです。つまり、ボーナス牌といえるでしょう。

赤ドラとは

赤牌とは(通称:赤ドラ)・・・
手牌 にあるだけで ドラ 扱いとなる特別な牌。一般的には 5萬・5筒・5索 が赤い図柄で描かれている。

実際の牌でみてみましょう。

■赤ドラ
赤五萬 赤五索 赤五筒

上記の3種類が赤ドラです。まさに、赤い牌ですね。この赤ドラを持ってアガると、枚数に応じて得点をゲットできます。

赤ドラ1枚・・・・ + 1翻
赤ドラ2枚・・・・ + 2翻
赤ドラ3枚・・・・ + 3翻

一般的には索子の5・萬子の5・筒子の5の各1枚の計3枚を赤ドラとする場合が多いです。
麻雀は通常、1種類の牌につき4枚を使用します。
例えば筒子の1であれば、

一筒一筒一筒一筒赤ドラなし五萬五萬五萬赤五萬赤ドラあり

このように、筒子の1を4枚使用します。赤ドラがある場合は、4枚あるうちの1枚を赤ドラと変えて使用することが多いです。しかし、これは決まりはありません。どれか1種類だけ赤ドラを2枚使用する場合や、1枚だけを使用する場合などさまざまあります。対局前にしっかりと確認しておきましょう。

赤ドラ牌

赤ドラは、通常の牌と違うのは刻まれた文字の色が違うだけです。その他はまったく同じ牌なので、色弱の方や色覚障害者の方は識別に苦労します。そこで、ちょっと特別な赤ドラもあるのでご紹介します。

牌に丸ポチをほどこしてあります。これで、色弱の方や色覚障害者の方でも無理なく赤ドラを識別できますね。とても良い牌だと思います。すべての雀荘においてあるわけではありませんが、もっと広がっていくといいですね。

とここいらで、実際に赤ドラを持ってアガった形でみてみましょう。

断幺九(タンヤオ)+赤ドラ

メン・タン・ピンは初心者が最初に覚えるべき役です。その中の麻雀で核となるタンヤオを例に、赤ドラを絡ませてアガった場合をみていきます。

■タンヤオ

タンヤオは1翻役です。1翻だけだとちょっと物足りない気がします。そこで赤ドラの登場です。もちろん、通常のドラを重ねるのも大きな戦略ですが、今回は赤ドラにフォーカスしていきます。

■タンヤオ+赤ドラ1枚
3萬4萬赤五萬5索5索5索3筒3筒3筒6筒7筒8筒7索7索
タンヤオ 1翻 + 赤ドラ 1翻 = 2翻

上記の例から、萬子の5の赤ドラを1枚重ねてタンヤオでアガりました。
1翻プラスされました。通常ドラと同じ計算になります。つづいて2枚です。

■タンヤオ+赤ドラ2枚
3萬4萬赤五萬5索5索赤五索3筒3筒3筒6筒7筒8筒7索7索
タンヤオ 1翻 + 赤ドラ2枚 2翻 = 3翻

3翻まで翻数が上がりました。これにリーチや通常のドラを乗せればけっこう高い攻撃力になりますね。以降、枚数に応じて翻数が上昇します。これはうれしい!!たまたまもっているだけで1翻加点されるのです。

そもそもドラって?

ひとまず、赤ドラの基本をざーっとみてきました。特に難しいところもなかったと思います。つづいては、そもそもドラって何?という観点から解説していきます。ドラは麻雀の基本の基本なので、すでに知っているよ!という方は飛ばして次の章へ進んでください。

ドラ

ドラというルールは得点にインフレを起こす目的で、日本で生まれたルールです。ドラは赤ドラと同じく、アガった時点でドラを持っているだけで、枚数に応じて得点を取得できる、いわばボーナス的な牌のことを差します。

gr_a004_uradora

ドラとは・・・
アガった場合に、ドラを持っていれば1枚で1翻(イーファン)つく特別な牌。一般的に 懸賞牌 とも言う。ただし、役は付かない。

ドラ表示牌
ドラ がどの種類の牌であるか示す牌。ドラ表示牌 の次の牌が ドラ となる。

上記画像の表ドラが通常のドラに当たります。ドラ表示牌の次の牌がドラになるので注意が必要です。例えば上記のように萬子の3が表示牌であれば、ドラ自体は萬子の4になります。
また、裏ドラとうルールもあります。裏ドラは条件があり、リーチしてアガった場合のみ、牌をめくってドラの確認ができます。つまり、リーチしないでアガった場合は裏ドラを取得する権利はありません。

上記ドラ画像を例にみてみます。

■タンヤオ+通常ドラ1枚+赤ドラ2枚 
3萬4萬赤五萬5索5索赤五索3筒3筒3筒6筒7筒8筒7索7索
タンヤオ 1翻 + 通常ドラ 1翻 + 赤ドラ2 2翻 = 4翻

表示牌は萬子の3なので、ドラ牌は萬子の4になります。
子でも親でも満貫までみえてきます。ドラを絡ませてアガることがとても重要なことがわかります。逆に相手がドラを持ってアガった場合は大きな損害となります。初心者はドラを見過ごしがちですので気をつけましょう。

通常ドラと赤ドラの違い

上でみたように通常ドラは対局が終わるごとに変わっていきます。萬子の3のときもあれば索子の4、筒子の9、その他すべての牌がドラになる可能性があります。しかし、赤ドラは変わることなく、ずーっと決められた牌がドラになるので、数字の5を赤ドラにした場合や3だった場合などの戦略が少し変わってきます。つまり、4人すべてのプレイヤーが赤ドラを重要な牌として毎局うつことになります。
そこで、つづいては、赤ドラがある場合の打ち回しを解説していきます。

赤ドラの戦略

赤ドラも通常ドラも裏ドラも持っているだけ1翻付加されるのでとてもおいしい牌です。赤ドラが手元に来るかどうかは運まかせですが、来た場合の打ちまわしなどの戦略を解説していきます。

① アガり優先で打つべし!
② シャンテン数を気にせず積極的に鳴いてアガりへ一直線!
③ チャンタ系を狙うのを避けるべし!

①軽い打ち回しをこころがけよう!

赤ドラを採用している場合は、とにかく、最短のアガりルートを考えてスピード重視で打とう。通常ならば、少しでも大きな点数を狙っていくような場面でも、役を落としてでもアガり優先で打つべし!

アガり優先で打つべし!

■三色?
1筒1筒3筒5筒赤五筒1索3索5索6索2萬3萬5萬6萬1萬ツモ

このような場合、三色同順がみえています。しかし、赤ドラを持っているので、無理に三色を狙わずとも、索子の1と3のカンチャンを落として、アガるスピードを上げていきましょう。

②シャンテン数をみる

赤ドラがない対局の場合は、副露するときにシャンテン数が下がったり変わらないのであれば副露しないほうがいいとされています。しかし、赤ドラをもっている場合は、シャンテン数が変わらないということはあまり気にせずに、積極的に鳴いてアガりへ一直線で進もう!

■シャンテン数が変わらない鳴きもOK
1筒7筒7筒5索6索1萬2萬2萬3萬4萬赤五萬6萬7萬

この場合はどの牌を鳴いてもかまいません。喰いタンを狙っていきましょう。

■トイトイ
1筒1筒1筒5索5索赤五索2萬2萬7筒7筒7筒南南南

また、トイトイは食い下がりなしの2翻です。揃えづらいわりには翻数が低いので、赤ドラなどを絡めて、スピード重視でアガってしまいましょう。さらに通常ドラなども合わされば攻撃力アップ!

③4と6は危険な牌!

5が赤ドラだった場合はとくに4と6が危険な牌となります。赤ドラを絡ませた順子は4か6を必ず使うためです。

■タンヤオ+赤ドラ2枚
3筒3筒2萬3萬4萬2索2索2索赤五萬6萬7萬3索4索赤五索

このような状況で、対局の終盤に中張牌(チュンチャンパイ)の特に4や6などの牌を捨てることになるチャンタ系の役を狙うのは得策とはいえません。配牌がかなり良い場合を除いて、チャンタ系は狙うのを避けましょう。

赤ドラの翻数計算

赤ドラと通常ドラがかぶった場合の翻数計算をみていきます。

萬子の4がドラ表示牌で、ドラは萬子の5となりました。

■タンヤオ+赤ドラ1枚
3筒3筒2萬3萬4萬2索2索2索赤五萬6萬7萬3索4索5索

この場合のドラは何翻でしょうか。

タンヤオ 1翻 + 赤ドラ 1翻 + 通常ドラ 1翻 = 3翻

となります。さらに裏ドラも萬子の4だった場合もみてみましょう。

タンヤオ 1翻 + 赤ドラ 1翻 + 通常ドラ 1翻 + 裏ドラ 1翻 = 4翻

となります。少々ややこしいですが、一見、赤ドラが表ドラと裏ドラ両方にかかっている感じがしますが、それは間違いです。赤ドラは赤ドラ、通常ドラは通常ドラ、裏ドラは裏ドラと分けて考えましょう。

まとめ

赤ドラはボーナスであり、また、勝負の分け目ともなります。最後にもう一度赤ドラの気をつける点をまとめます。

① 軽い打ちまわしをこころがける!(アガり優先で打つべし!)
② シャンテン数を気にせず積極的に鳴いてアガりへ一直線!
③ チャンタ系を狙うのを避けるべし!

以上のことを忘れないで攻撃力アップを目指しましょう!

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皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!

  1. 誤字などの報告です。
    >持っているとともてうれしい気分にさせてくれます
    →持っているとと【ても】うれしい

    >色弱の方や色覚障害者は識別に苦労します。
    →色弱の方や色覚障害者【の方】は
    片方だけについているのもなんなので両方につけてみました

    >色弱の方や色覚障害者方でも無理なく赤ドラを識別できますね。
    →色弱の方や色覚障害者【の】方でも

    >1翻付加されるのでとておおいしい牌です
    →とて【も】おいしい牌です

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >誤字などの報告です。
      申し訳ありません、該当箇所を修正致しました。
      いつも誠にありがとうございます!m(__)m

      コンテンツに間違いないようより一層の注意を払い、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

  2. >タンヤオ+赤ドラ1枚

    これ、タンヤオじゃないですよね?
    細かい事言ってすみません(^^;

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
      ご指摘の以下の箇所ですが、確かに一番右の順子(シュンツ)が索子の 789 であり、
      9 のヤオチューハイが入っており、タンヤオの条件を満たしておりませんでした。
      —–
      ・・・・
      ちろん、通常のドラを重ねるのも大きな戦略ですが、今回は赤ドラにフォーカスしていきます。
      ■タンヤオ+赤ドラ1枚
      牌姿画像
      上記の例から、萬子の5の赤ドラを1枚重ねてタンヤオでアガりました。
      —–
      大変失礼致しました。
      例題の牌姿を修正致しました。
      ご利用して頂けるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。

  3. 数パイの5に赤ドラをつけました。
    リーチしたときにはなかった赤ドラを後につもったのですが、手パイの5と赤ドラを交換しても良いですか?

    • 福島 様
      麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
      リーチ後は基本的に手牌を変更することは出来ません。
      唯一、暗槓(アンカン=自分がツモした牌のみで槓子を行う)だけは、待ち牌やアガり形が変更されない場合に限り許されます。

      今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。

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