【筋(スジ)】とは(麻雀用語辞典)
【筋(スジ)】『スジ系用語』
筋とはあと1枚揃えば順子(シュンツ)が完成する2枚組を塔子(ターツ)と言い、この塔子の両面待ち(リャンメンマチ)となる両端の待ち牌のことです。筋を知ることで他家への放銃を回避する振り込まないための打ち方の基本を知ることができます。
筋(スジ)とは
- スジ は スジそのもの と スジ読み戦術 を分けて考える
- スジ は両面待ち(リャンメンマチ) のこと
- スジ は同色の数牌(シュウハイ)で考える
- スジ は基本の6スジから成り立つ
- スジ は 両面待ち 対策に活用可能=スジを追う
スジ とは
スジ は、スジそのもの と スジ を活用した スジ読み戦術(スジを追う) の大きく2つのことが考えられます。本記事ではスジそのものを説明します。
スジ そのもの
スジ とは、後1枚揃えば順子(シュンツ)が完成する場合の両側の待ち牌のことを言います。つまり スジ は、両面待ち(リャンメンマチ) のことです。
順子は、3枚1組の面子(メンツ) の最も多い形であり、 や など連続した数牌(シュウパイ)で揃える面子のことです。
例えば、手牌に索子 と持っている場合、順子を完成させるために待っている - のことがスジです。また、スジ は同色の数牌においてのこととして考えて下さい。筒子(ピンズ)なら筒子、萬子(マンズ)なら萬子、索子(ソーズ)なら索子です。
両側の待ち牌である萬子の 1-4 が スジ(イー・スーのスジ)
両側の待ち牌である索子の 2-5 が スジ(リャン・ウーのスジ)
スジ は順子の両面のみ
順子 を作る際に、順子 になる1つ手前の状態で、その待ち牌が両側にある 両面待ち の牌が スジ になります。スジ は、数牌の順子 両面待ち の場合のみに出現するものです。刻子(コーツ=同じ種類の牌3枚の面子)や槓子(カンツ=同じ種類の牌4枚の面子)に スジ はありません。また、 や のようなペンチャンの状態や、 や のようなカンチャンの状態も スジ はありません。
基本の 6スジ
順子 になる1つ手前の2枚組を 搭子(ターツ)と言いますが、両面待ち となっている 塔子 のことを 両面塔子(リャンメンターツ)といいます。
この 両面塔子(リャンメンターツ) を作るには、1 と 9 が含まれてはなりません(リャンメン待ち にならなくなってしまうため)。従って、数牌の[ 2 ]~[ 8 ]で両面塔子を作ると、スジ は全部で 1-4(イー・スー) 、 2-5(リャン・ウー) 、 3-6(サブ・ロー) 、 4-7(スー・チー) 、 5-8(ウー・パー) 、 6-9(ロー・キュー) の6種類あります。
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これが、基本となる 6スジ です。
繋げて3スジ
6スジの並びを変更すると以下のようになります。上記の6スジの表と同じ内容ですが、並び替え後、真ん中に位置する 4 5 6 の スジ は、2つのスジに絡んでいますね。その重なる真ん中の スジ を中心にして、[ 1-4 ]イー・スー と [ 4-7 ]スー・チー と分けずに、[ 1-4-7 ]イー・スー・チー と一気に繋げてしまいます。
- 1 23 4 56 7 | 1-4-7(イー・スー・チー)
- 2 34 5 67 8 | 2-5-8(リャン・ウー・パー)
- 3 45 6 78 9 | 3-6-9(サブ・ロー・キュー)
表に纏めると以下のようになります。
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一般的に スジ はこのように覚えます。これが、1 から 9 までの数牌(シュウパイ)で作れるすべての スジ です。
基本の6スジと統合して3スジ、これはしっかり覚えて下さい。単に スジ という場合はこれらのことを指しています。
筋(スジ)の種類
- 表スジ(オモテスジ)安全牌読み
- 中スジ(ナカスジ)安全牌読み
- 片スジ(カタスジ)安全牌読み
- 裏スジ(ウラスジ)危険牌読み
- 間4軒(アイダヨンケン)危険牌読み
- 跨ぎスジ(マタギスジ)危険牌読み
- 壁(カベ)=ノーチャンス 安全牌読み
スジの種類、スジ読みの戦術は下記の記事をご覧ください!
スジの詳しい説明はこちら↓
『麻雀のスジ『振り込まないための7つの読みと実践防御方法』』
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