【立直棒(リーチボウ)】とは(麻雀用語辞典)
【立直棒(リーチボウ)】『点数系の用語』
立直棒とは立直(リーチ)を掛ける際に卓上に出す供託用の1000点棒の事です。点棒はプレイヤー同士での点数の受け渡しやリーチ時の供託、そして本場数を示す積み棒に使用します。点棒は主に100点棒、500点棒、1000点棒、5000点棒、10000点棒と5種類あり、その中の1000点棒をリーチ時に立直棒として使用します。
リーチとは
リーチは、麻雀で最も基本的な役と言えます。門前(メンゼン=副露していない状態)でテンパイになっていればリーチを宣言する事が出来ます。4面子1雀頭の形になっていれば、どのような牌姿でも構いません。
リーチの手順
- 1 自分の番になる
- 2 ツモをする
- 3 「リーチ」と声に出して宣言
- 4 1,000点棒を場に出す
- 5 打牌をし、その牌を横にする
リーチ棒の扱い
リーチの際に場に出す1000点棒を「リーチ棒」と言います。リーチ棒は供託と言い、その局でアガった人のものになります。あなたがリーチをして出した1000点棒も、他のプレーヤーがアガった場合、そのプレーヤーが獲得することになります。
誰もアガらずに流局した場合、リーチ棒は次の局に持ち越されます。次の局でも流局したら、またその次の局に持ち越されます。誰かが上るまでリーチ棒は場に溜まっていくわけです。オーラス(一番最後のゲーム)で流局した場合は、総合でトップのプレーヤーが総取りとするルールが一般的です。
なお、持ち点が1000点以下の場合は聴牌したとしてもリーチをする事は出来ません。
リーチが出来ないケース
下記のケースでは、リーチをする事が出来ません。
- テンパイしていない
- 副露している
- 点数が1000点以下しかない
- 牌山の残りが3枚以下しかない
点棒の種類
手積み卓の点棒↓
一般的な点棒は白色で、10,000点、5,000点、1,000点、100点の4種類です。全自動卓でよくある500点棒はありません。
全自動卓の点棒↓
全自動卓の点棒には色がついています。10,000点、5,000点、1,000点、500点、100点の5種類あり、センサーで点数を計算する為に、金属が巻き付けれらています。
多くの全自動用点棒はカラー点棒となっていて、金属があるものとそうでないものにわかれます。金属が付いている点棒は、その金属部分が磁石と反応して点数を自動で計算します。
リーチ棒以外の点棒の使い方は「点数の授受」と「積み棒」があります。
点数の授受
スタート時の点棒配分(手積み卓の点棒の場合)↓
スタート時の点棒配分(全自動卓の点棒の場合)↓
麻雀の開始時は合計25000点持っています。ただし、ルールによって持ち点は違っていて、26000点持ちスタートや27000点、28000点、10万点スタートなんていう場合もあります!
積み棒(ツミボウ)とは
積み棒とは本場数を表す場棒のことで、芝棒(シバボウ)と呼ばれることもあります。本場数は0本場から始まり、親の連荘もしくは誰も和了らない流局の場合に「〇場〇局1本場、2本場、、」と増えていきます。親以外(子)が和了るまで本場数(積み棒)は増え続け、子が和了ると0本場となります。積み棒が積んである時に和了ると、1本につき300点が和了点に加えられます。1本場は300点、2本場は600点、3本場は900点といったように和了点に加算されます。積み棒はその時の親が出しますが、積み棒は供託ではありませんので親が流れた場合などでも戻って来ます。
まとめ
点棒は点数の授受だけでなく、リーチ時の供託や連荘や流局時の積み棒の有無で和了時の得点が変わってきます。得点が僅差の接戦のような場合、供託や積み棒の点棒で勝敗が分かれる事もあるので、しっかりと意識することが重要です。
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