【オカルト麻雀】 とは (麻雀用語辞典)
【オカルト麻雀】『その他用語』
オカルト麻雀とは「ツキ」や「運」を基軸とした戦術であるオカルト的手法を基盤とする戦術論のことです。アナログ麻雀などとも言います。オカルト麻雀に対して抽象的思考を排除し牌効率を重視したデジタル麻雀という戦術論も存在します。
オカルト麻雀・アナログ麻雀 とは
オカルト麻雀とは「ツキ」「運」「流れ」などを基軸としたオカルト的手法を基盤とする戦術論です。一般的にオカルトと言えば非科学的なもの、目で見たり触れて感じたりすることのできないもの、超自然的なものと言う意味です。幽霊や魔術など非科学的ものを指す場合が多いでしょう。麻雀においてオカルトとはツキや運の強さ、対局の流れ、配牌やツモの良し悪しなどをを表現したりします。その抽象的な要因を考察し基軸とする戦術論がオカルト麻雀です。
麻雀ブームの立役者となった阿佐田哲也(あさだ てつや)氏や小島武夫(こじま たけお)氏が「運」や「流れ」といった概念を常用していたこともあり、1980年代までの麻雀の戦術論はオカルト的・アナログ的な手法によって語られていました。国内屈指の実力派プロ雀士として名を馳せた安藤満(あんどう みつる)氏の「亜空間殺法」もアナログ的考え方から、ツイていないときや流れが悪い時に、鳴き(チー、ポン、カン)を活用して流れを大きく変えるという戦略です。
基本やセオリーを理解した上でのオカルト麻雀は非常に興味深い戦術論だと思います。
デジタル麻雀 とは
オカルト麻雀の対極の考え方として「ツキ」「運」「流れ」などの抽象的な考えを排除し牌効率を重視したデジタル麻雀という戦術論も存在します。上記で説明した通り1980年代まではオカルトやアナログ的な考え方が主流だったと言えますが、これに対し1990年に天野晴夫(あまの はるお)氏の著書「リーチ麻雀論改革派」によって抽象的な要因の排除を提唱したことから、数理的・統計的な手法を基軸とした新たな麻雀論が広がり始めました。
デジタル麻雀は、鈴木たろう(すずき たろう)プロや小倉孝(おぐら たかし)プロ、小林剛(こばやし ごう)プロや石橋伸洋(いしばし のぶひろ)プロなど、現麻雀界の一線で活躍する若手プロ達も取り入れている戦術論です。
オカルトとデジタルでは対極的な考え方にある為、この麻雀論に対する意見は様々です。牌効率も非常に重要なのも然り、多くの人が麻雀における「運」や「流れ」などを直感的に感じるのは事実であると言えるので、オカルト派、アナログ派、デジタル派、とトッププロにも様々な考え方があるようです。このような麻雀論も麻雀というゲームの奥深さを感じさせられる、そして楽しむひとつの醍醐味だと言えますね。
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