【空カン(クウカン)】とは(麻雀用語辞典)
【空カン(クウカン)】『鳴き系の用語』
空カンとは1度宣言したカンを取りやめることことです。カンとは刻子(コーツ=同種3枚)の状態で、他家の捨て牌や自分のツモ牌を利用して槓子(カンツ=同種4枚)を作る行為です。カンを宣言したのにも関わらず、カンの行為を行わないことを空カンと言います。空カンは反則行為となり、ペナルティとして1000点棒を供託に出す場合やアガリ放棄となるのが一般的ですが、罰則はその場の取り決めによって異なります。
カンとは
槓(カン)とは、 槓子(カンツ) を作る行為です。ポンやチーと同じ副露(フーロ)・鳴きと呼ばれる行為の一つです。ポンやチーと大きく異なるのは、カンをすることによりカンドラと呼ばれるドラが増えてしまいます!
カンの基本
- 手牌(自分の持っている牌)の中に刻子(同じ牌3枚の組み)がある
- 手牌の刻子と同じ牌を 他家(ターチャ) が捨てる、または自分でツモる
- カンと発声する
- カンをした牌を公開する
- カンが出来るのは1局につき4回まで(全員で)
この場合、「中」が刻子なっているので、他家が捨てた「中」を拾うか、自分で「中」をツモをすることで、カンを成立させる事が出来ます。
↓
カンが成立するとこのようになります。
カンをした牌は、他の手牌と切り離して場に晒します(他家に見えるように表にする)。
カンできる4つの条件
1. 同じ種類の牌
2. 手牌に刻子(コーツ)がある
3. 他家の最新の捨て牌のみ
4. カンが出来るのは1局につき4回まで(全員で)
カンの種類
カンを複雑にしている理由にこの種類があります。ポンやチーと違ってカンの中に3つ種類があるのです!
- ①暗槓(アンカン)
- 明槓(ミンカン)
- ②大明槓(ダイミンカン)
- ③加槓(カカン) ※小明槓(ショウミンカン)とも言います
① 暗槓(アンカン)
配牌または自分がツモをした牌のみで完成させます!
このように手牌に槓子(カンツ)がある場合、自分の順番が来た時にカンを宣言することが出来ます。
②大明槓(ダイミンカン)
手牌にある暗刻と他家が捨てた牌で完成させます!
このように手牌に暗刻(場に晒していない刻子)がある場合、他家の捨てた牌を拾ってカンを宣言出来ますよ!
③加槓(カカン) / 小明槓(ショウミンカン)
手牌にある明刻と、自分がツモをした牌で完成させます!
暗槓と異なり、門前(メンゼン)ではなくなってしまいます!
このように手牌に明刻(ポンで揃えた刻子)と、残りの同種牌がある場合、自分の順番が来た時にカンを宣言することが出来ます。
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