【ダブル面子(だぶるめんつ)】とは(麻雀用語辞典)
【ダブル面子(ダブルメンツ)】『牌の組み合わせに関する用語』
ダブル面子とは連続する2つの対子(トイツ)が組み合わさった状態のこと。塔子(ターツ)が2つとも取れる状態です。面子とは和了(ホーラ=アガり)の形を整える際に揃える牌の組み合わせのことですが、ダブル面子は面子ではなく対子(トイツ)が2つある状態のことです。
ダブル面子とは
ダブル面子(だぶるめんつ)とは、2つの連続した対子(トイツ)がある状態のことを指しています。
実際の形を確認しましょう。
ダブル面子
上記のように、2つの連続する対子のことをダブル面子と言います。
ダブル面子は2つの塔子とみることもできますね。
初心者の方はダブル面子を2つの対子としてのみ扱ってしまいがちですが、2つの塔子としてもみることが大切です。
2つの重なっている塔子
並び方を少し変えるだけで対子が塔子に変化しました。
面子を作る上で重要な塔子ですが、その塔子が2つもあると効率よく揃えられるような気がしますが皆さんはいかがでしょうか。
実はそう簡単ではありません。
2つの重なっている塔子ということは受け被りの状態となってしまいます。受け被りとは待ち牌が被っているということです。
上記のダブル面子の場合、受けとなる牌はととなります。
受けとなる牌はととなります。
受け被りは同じ待ち牌を2回も持ってこなくてはいけないので効率が下がります。
場合によってはどちらかの牌を捨ててダブル面子をほぐすなどの方法が有利に働きます。
例えばをツモった形は、
の順子が完成しました。残る塔子をみると、また同じくとの受けが残ります。
もちろん、やをさらにツモってきて暗刻にすることもできます。
その場合は、ダブル面子とは言わずに並びシャンポンと言います。
並びシャンポン
ダブル面子と同じ形でも、待ち牌が違う(揃える面子が違う)と呼び方が変わります。
ダブル面子は2つの連続する対子を2つの塔子としてみましたが、並びシャンポンは2つの対子としてみなします。
その為、形はダブル面子と同じでもシャンポン待ちとなります。
待ちの部分がダブル面子と同じ形になっていますが、並びシャンポンの形です。
どちらかの牌がくれば1つは面子として、もう一つの対子は雀頭として扱うことができます。
このような場合は2つの対子とみなしてシャンポン待ちに受けるようにします。
ダブル面子と並びシャンポンのバランス
上記手牌からがくればアガりの状態だということはわかりました。
しかし、上記の場合はシャンポン待ちだけが正解でしょうか。
並びシャンポンから順子を作ってしまうと雀頭がなくなってしまいます。をツモって来た場合の形をみてみましょう。
をツモってきた形です。
ここからかを打牌すればどちらかの雀頭単騎待ちのテンパイとなりますが、愚形待ちが残ってしまいます。
しかし、もう少し手牌をみてください。
とを打牌せずに残したままかを捨てると……
見事に良形両面待ちのテンパイ形となりました!
このように、並んだ対子の形をダブル面子として扱うのかシャンポンに受けるのか、他の牌との組み合わせも考えつつ柔軟に選択できるよにしましょう。
塔子の種類をみてみよう
塔子には、両面塔子・嵌張塔子・辺張塔子の3種類があります。
両面塔子(リャンメンターツ)
嵌張塔子(カンチャンターツ)
辺張塔子(ペンチャンターツ)
面子(メンツ)
メンツは全く同じ種類の牌を3枚揃えるか数字の牌を連続した状態で揃えるか、この2種類があります。
刻子(コーツ)
『全く同じ種類の牌を3枚揃える』これを刻子(コーツ)と言います。
順子(シュンツ)
『数字の牌を連続した形で揃える』これを順子(シュンツ)と言います。
※順子の場合[ 8 9 1 ]や[ 9 1 2 ]という形は出来ません。
槓子(カンツ)
『全く同じ種類の牌を4枚揃える』これを槓子(カンツ)と言います。
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