【罰符(バップ)】とは(麻雀用語辞典)

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【罰符(バップ)】とは(麻雀用語辞典)

【罰符(バップ)】『ペナルティー用語』

罰符とはルール違反やミスによる麻雀の反則行為をした場合や、ノーテンの場合に支払う点数 又は、点棒のことです。罰符にはチョンボに対する罰符とノーテン罰符があります。

罰符(バップ)とは

罰符(バップ)とは、チョンボをしたプレイヤーに対する罰則です。その局の進行に大きな影響を与える反則に対する罰則なので、それ相応の代償を払うことになります。罰符にはチョンボに対する罰符とノーテン罰符があります。

狭い意味でのチョンボは、誤ったアガりの事を言います。広義のチョンボでは、それ以外にもノーテンリーチ、少牌、多牌、喰い替えなど、様々なチョンボがあります。イカサマとは異なりあくまで故意でない反則やミスなどが対象です。

チョンボは軽いものからイカサマと捉えられる重いチョンボまであります。通常、軽いチョンボには罰符は発生しません。誤ツモやノーテンリーチなどの進行を妨げるチョンボや、イカサマを匂わせる行為に対して罰符が発生します。

※下記の説明にある各罰則が適用されるチョンボは、場によって異なる場合があるので必ず確認してください。

チョンボの種類

  • ①誤ロン・誤ツモ
  • ②ノーテンリーチ
  • ③誤副露/空ポン・空チー
  • ④喰い替え
  • ⑤多牌・少牌
  • ⑥牌山を崩す
  • ⑦全自動卓の操作ミス
  • ⑧先ヅモ
  • ⑨見せ牌・腰

罰符の支払い
一般的によく採用されるのが、満貫に相当する点を支払う満貫罰符(マンガンバップ)です。満貫払いなどとも言われます。

子がチョンボした場合 ⇒ 親に4000点・子2人に2000点
親がチョンボした場合 ⇒ 子3人に4000点

満貫罰符の他に、親と子に点数の差をつけずにチョンボをしたプレーヤーが全員に3000点を払う3000点オールなどがあります。

罰符が発生した時点で支払うことが一般的ですが、競技麻雀などの場合は減産方式を採用している場合があります。
減産方式とは対局終了後にチョンボ者のトータルポイントからチョンボした分をマイナスする方法です。

なかなか大きな打撃となりますね。チョンボにならないように気をつけましょう!

チョンボの詳しい説明はこちら↓
『チョンボ(反則)の様々なケースと罰則』

罰符(満貫払い)

おもな罰符を見てみましょう!満貫分の支払いにするのが一般的で、満貫罰符(マンガンバップ)とも言います。

①誤ロン・誤ツモ[罰則:罰符]

アガれない牌でロンやツモを宣言すると、誤ロン・誤ツモとしてチョンボとなります。他家を含めその局を台無しにする重大な反則なので、重い罰則となります。二人同時のロンでどっちかのロンが誤ロンだった場合、正しいロンは認められ誤ロンの方はチョンボ扱いにはなりません!

②ノーテンリーチ[罰則:罰符]

聴牌(テンパイ)していないのにリーチを宣言し流局した場合、手牌公開で発覚するとノーテンリーチとしてチョンボとなります。他家がアガって流局せず発覚しなかった場合は罰則はありません!

③フリテンロン[罰則:罰符]

フリテンの状態でロンを宣言することです。ツモであればアガれるので、リーチする場合は捨牌をよく確認しましょう。

④役無し和了(ホーラ=アガり)[罰則:罰符]

役が無いのにツモやロンを宣言すること。牌を倒さなければアガり放棄となる場合もあります。

⑤多牌(ターハイ)[罰則:罰符]

通常手牌は13枚となります。牌山からツモした時点で14枚となり、打牌して13枚に戻ります。手牌が13枚以上(ツモした時点では14枚以上)ある場合に多牌でチョンボとなります。イカサマが出来る状態にあるので重い罰則となります。

ノーテン罰符

不聴罰符(ノーテンバップ)とは、誰もアガらずに局が終了(流局)した場合、テンパイしているプレイヤーにノーテンのプレイヤーが罰符を支払うルールです。軽く見てはいけません!

上記のようにテンパイにならないまま流局してテンパイのプレイヤーがいた場合、不聴罰符となります!最高3000点の支払いとなるので痛いですね。

聴牌(テンパイ)者:○
不聴(ノーテン)者:●
●1人の支払い○1人の受け取り
●●●●全員ノーテン-0点
●○○○3人テンパイ3,000点1,000点
●●○○2人テンパイ1,500点1,500点
●●●○1人テンパイ1,000点3,000点
○○○○全員人テンパイ0点-

上記のように動く点数の合計がかならず3000点になるように割り振ります。

形式テンパイでノーテン罰符回避!
毎回毎回テンパイに出来るわけではありません。通常のテンパイが難しそうな場合、形式テンパイにしてノーテン罰符を回避できます!

上記は役がない状態です。仮に南をツモしたとしてもアガることは出来ません。これを形式テンパイと言います。アガることはできませんが、ノーテン罰符を払うことだけは回避可能です。

しかし、あくまで形式上のテンパイなので、積極的に狙うことは避けましょう。積極的に狙ってもアガれません!

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