【バカホン(ばかほん)】とは(麻雀用語辞典)
【バカホン】『役系の用語』
バカホン(ばかほん)とは役に関する用語で、混一色(ホンイツ)をドラや他の役などと組み合わせずホンイツのみで仕掛けたりアガったりすることです。特に門前ではなく副露を多用したホンイツのみのことを指す場合があります。また、バカホンだからと言って翻数が下がるわけではありません。
手役である混一色(ホンイツ)をドラや赤ドラ、風牌、三元牌、その他の役と絡ませずのみ手で仕掛ける(アガる)ことをバカホン(ばかほん)と呼びます。
混一色(ホンイツ)のみの仕掛け:東場-南家
上記手牌は、東場の南家での待ちのホンイツのテンパイ形です。
場風牌は、自風牌はで、ドラはです。
ご覧の通り、テンパイ形ではありますが、ドラや三元牌・自風場風などの役牌、他の役などの複合がまったくありません。この状態がバカホンです。
副露せず門前で進行しているのであれば、テンパイ時にリーチをしたり、門前清自模和+ホンイツでアガれる可能性がありますが、副露した以上ホンイツのみの手となります。
ホンイツは門前でアガると3翻となる大きな役です。
リーチ+ホンイツでアガると最低でも満貫となります。
もちろん、バカホンにもメリット・デメリットがあります。
点数こそ低くなるバカホンですが、アガれるような状態であれば狙っていっても損はないでしょう。
サクッとアガれるならば、かわし手として使い勝手がよいでしょう。
ただし、例えば「3回副露してバカホン」のような進行だと、アガった場合のもらえる点数と手牌が狭まることによる防御力の低下が見合っていないことが多くなります。
状況によって判断できるように場況や点況をよく見るようにしましょう。
混一色(ホンイツ)+ドラドラの仕掛け:東場-南家
一方、ドラがだった場合です。
ホンイツにドラが絡むだけで一気に魅力的にみえてきますね。
バカホン自体はホンイツのことなので、門前では3翻・喰い下がり2翻の役ですが、ホンイツのみ2翻に対して、ホンイツ+ドラドラとなれば満貫確定でやる気がでてきます。
ホンイツの作り方
- 混一色(ホンイーソー/ホンイツ)初心者必修!
- 数牌のどれか1種類と字牌で揃える3翻 喰下り2翻 出現率:7%
萬子、筒子、索子のどれか1種類と字牌で面子と雀頭を作る。
ホンイツ
- 1種類(=一色)の数牌 + 字牌
- 鳴いてもOK
鳴き過ぎ注意!
鳴いても成立するので使い勝手もよく、スピードアップにも最適です。
しかし、ホンイツは特に狙いが他家(ターチャ)にばれやすいので鳴き過ぎには注意しましょう。鳴きのポイント
多くて2回、1回鳴いたらテンパイになるようにするのがポイントです。
また、両面待ちのような良形からではなく、カンチャン待ちやペンチャン待ちのような愚形待ちから鳴いていくように心がけましょう。
両面待ちから鳴いてしまうと、テンパイ時やイーシャンテン時のような待ち牌がどんどん狭まってくるタイミングで愚形待ちが残ってしまいます。
鳴く場合は、まずはいわゆる急所と呼ばれる愚形待ちから鳴くようにしてください。
もちろん、巡目が深い場合や形式テンパイを狙うような状況では、愚形や良形などは考えずに積極的に鳴いていきましょう。関連タグ
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