【麻雀無敗の手筋】多井隆晴プロ「初中級者向け/おすすめ麻雀本」
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【麻雀無敗の手筋】多井隆晴プロ「初中級者向け/おすすめ麻雀本」

渋谷ABEMASで活躍するMリーガー多井隆晴プロによる、守備を極めるための戦術書です。無敗の手筋を22項目に分けてMリーグの実戦譜を用いて紹介されています。

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麻雀無敗の手筋 (近代麻雀戦術シリーズ)

守備も極めて勝率をもっと上げたい!という方に向けた戦術書

麻雀豆腐編集部
おすすめ麻雀本!

初級中級戦術

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タイトル

麻雀無敗の手筋 (近代麻雀戦術シリーズ)

内容紹介

Mリーガーに学ぶ、まったく新しいスタイルの麻雀入門書!
配牌オリだけで最強位になった男が明かす守備の極意。

MリーグMVP、麻雀最強位など華々しい活躍を見せるトッププロ多井隆晴の無敗の手筋を22に項目に分けて実戦譜を使って紹介。

さらに8本の書き下ろしコラムで多井が描く麻雀の楽しみ方を披露。読んで強くなって麻雀がさらに好きになる至高の一冊。
出典:麻雀無敗の手筋 (近代麻雀戦術シリーズ)

著者について

多井隆晴プロ

渋谷ABEMAS、RMU所属。麻雀界において人気・実力共にトップ中のトップクラスで、YouTuberとしても人気を誇る。1995年日本プロ麻雀連盟に入会するも2006年に退会。2007年にRMUを創設し代表に就任。自団体では最高ランクのSSS級ライセンスを保持している。

獲得タイトルは第31期王位、第1回・第9回日本オープン、2020年最強位など多数。

トーク力を磨くためにアナウンス学校のテキストで勉強したり、いつも化粧道具を持ち歩いて外見に気を使うなど、プロ意識が非常に高いことで知られている。

麻雀無敗の手筋 (近代麻雀戦術シリーズ)

「麻雀無敗の手筋」は、守備の極意が記された戦術書です。

多井プロの考える「守備」とは、放銃しないことだけではなく、実際に守る局面になる前の備えを指しています。

本書では多井プロの無敗の手筋を22に項目に分けてMリーグの実戦譜を使って紹介しています。中には攻撃に関する話も出てきますが、守備の話が多く取り上げられています。

ペンチャン待ちでリーチをするべきか
早いリーチへの対処法
配牌からオリるときの心構え
フリテンターツの処理法
シャンポン読みができるとき
敵のリーチの利用法
役牌ドラの切りどき
ツモ切りリーチの読み方
地獄単騎の使い方
見逃し、山越しについて

各手筋についてQ&A方式で多井プロの答えが記されており、例えば「ペンチャン待ちでリーチをするべきか」という問いには「リーチしない」と答えています。

その理由を実戦譜を用いて、「無敗の手筋」「結果」「もっと深く」という項目に分けて解説されています。

「無敗の手筋」の項目ではどういった状況でその選択をしたか、その顛末を「結果」の項目で記されています。

「結果」は必ずしも成功したものばかりではありません。麻雀ですから、時には他家がアガったりリーチのめくり合いに負けて放銃することもあります。思い通りの結果にならなかった局も紹介することで、目先の結果ではなく考え方を理解することが大切なのだと心得られるでしょう。

「もっと深く」ではどういう状況であればAを選択するか、BやCの選択肢を取る場合はどういう状況かといった多井プロの思考が深堀りされています。

ここがイイね!

22の手筋は「役牌ドラの切りどき」「オーラスアガりトップ時の鳴き」など、誰もが迷うような局面での考え方が掲載されています。

Q&A方式で答えは掲載されていますが、「もっと深く」の項目では「もし上家が●●したらAの選択をします」「ただし他家が●●したらBを選択します」といった考え方が記されています。

「役牌ドラの切りどき」についても、どんな局面でも同じように対応すれば良いということではないので、状況判断としてどんな事を考えるべきなのか「もっと深く」を参考に鍛錬できます!

ここがちょっとね

アガりトップの場面、ペンチャン待ちで「リーチしない」と答えている項目がありますが、別のページで同じアガりトップ・ペンチャン待ちを「リーチする」と回答しています。同じような状況に見えますが、点棒状況や他家との点差、巡目が異なるので答えも変わります。初心者レベルの方が読むと差を理解するには難しい可能性があります。

同じような場面で異なる回答を見つけた場合は、局数や巡目、点棒状況を比較したり、待ちの枚数や他家の仕掛けなどの差を確認してみましょう!

初心者脱出のポイント
数項目ごとにある「練習問題」を解いて、多井プロの考え方を理解できたか確認することができます!

細かい解説付きなので、練習問題を解く時は多井プロになりきって「理由」も自分で考えてみてください。普段の対局でも思考が深くなり初心者脱出への近道となるでしょう!

まとめ

“麻雀無敗の手筋” は守備も極めて勝率をもっと上げたい!という方に向けた戦術書です。

多井プロの「無敗の手筋」が22項目挙げらており、Mリーグの実戦譜を使って解説されています。

各項目はQ&A方式で「この場合どうするか」に対して多井プロの答えが記されています。

答えの深堀りとして、Mリーグの実戦譜を使って「実戦でどうしたか」「結果どうだったか」「もっと深くどんな事が考えられるか」、といった項目に分けて解説されています。練習問題がついており、多井プロの考え方が理解できたか確認できるような構成となっています。

点棒状況や巡目など、手牌以外の情報も含めて総合的にリーチ判断や押し引きを判断しているため初心者にはやや難しい内容となるでしょう。

項目の合間にはコラムが8本掲載されています。「シルバーコレクター」の称号に対する自身の考えや、字牌の切り方に関する考えなど、多井プロがどのように麻雀に向き合っているかが垣間見える内容となっています!

著作紹介

  1. タイトル:麻雀無敗の手筋 (近代麻雀戦術シリーズ)
  2. 多井隆晴(著)
  3. 出版社:竹書房
  4. 発売日:2021/6/3
  5. ページ数:176ページ
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