九蓮宝燈(チューレンポウトウ)・超最難関の役【役満】
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九蓮宝燈(チューレンポウトウ)・超最難関の役【役満】

九蓮宝燈(チューレンポウトウ)は役満の王様とも呼ばれる、そう、キングオブ麻雀とも言える役なのです!みなさんはアガったことはありますか?一生に一度出会えるか出会えないかの貴重な役です、いつかその軌跡を自分の手でアガるためにしっかり覚えておきましょう。

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九蓮宝燈(チューレンポウトウ)・超最難関の役【役満】

九蓮宝燈(チューレンポウトウ)の基本情報

九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
数牌1種類で「1112345678999+X」を作る
X
役満 門前役 出現率:0.0003%

萬子・筒子・索子のどれか一種類で「1112345678999+X」のを揃える。Xは同種の数牌であれば数字は何でも良い。

九蓮宝燈と書いてチューレンポウトウと読みます。チューレンの愛称で呼ばれることが多いです。

役満の中でも最も難く、天和(テンホウ)と同様に出したら死ぬ(それ程運を使ってしまう)とまで言われている役です。映画「麻雀放浪記」の登場人物がチューレンを出して大往生しました。大ヒットした映画なんで、その影響でチューレンで死ぬっていう言い伝えが有名になったのかもしれないですね。

筒子や索子でも成立!

チューレンは萬子(マンズ)のみとよく誤解されますが、筒子(ピンズ)や索子(ソーズ)でも成立します!

九蓮宝燈のここが難しい

本来なら九蓮宝燈をアガるコツや戦略をお伝えしたいのですが、この超難関役をアガる戦略といってもなかなか難しいものがあります(笑)

なので、逆に九蓮宝燈がなぜ難しいのかを考えてみましょう。単純にアガりの形を揃えるのが難しいというだけでなく、こんな理由もあるんです。敵を知り己を知ればなんとかって言いますからね!

1と9の暗刻を揃えるのが難しい

まず、同色の1と9の暗刻(アンコ)を揃えるのが難しいですね。同じ門前の役満に四暗刻と国士無双がありますが、四暗刻は暗刻であれば牌の指定はありません、国士無双は牌の指定はありますが雀頭以外は1枚であれば良いので、もちろん両方とも簡単ではありませんが、九蓮宝燈に比べたらまだマシかと思います。
九蓮宝燈は、同色の1と9を暗刻で揃えるなけらばならないので、どちらか一方でも場に2枚出てしまったら、その時点で九蓮宝燈の可能性が消えてしまいます。

清一色になりやすい

上記のテンパイ、待ち牌はです。しかし、九蓮宝燈になるのはのみで、でアガった場合は清一色になってしまいますね。
このように、九蓮宝燈で多面待ちになった場合は清一色へのテンパイを含んでしまうので、たとえテンパイしても容易にはアガれないのです!

しかし、九蓮宝燈9面待ちだけは話が違います。

このテンパイ筒子であれば何が来ても九蓮宝燈が成立します。これが九蓮宝燈の9面待ちです。ただし、これにも落とし穴はあります。9面待ちということは、このテンパイになるまでに1枚でも筒子を捨てていたらフリテンとなりアガることができないということです。

九蓮宝燈と複合する役満

九蓮宝燈と複合する役満は天和もしくは地和と複合し得ます。

天和は親の配牌時点でテンパイして第一ツモでアガることで成立する役満。地和は子が配牌時点でテンパイして第一ツモでアガることで成立する役満です。

どちらも一生に一度出会えるか出会えないかの確率なので、複合してアガるということはまずないでしょう。それに、こんな珍しい役満を同時にアガるのはちょっと勿体ない気もしますよね笑

九蓮宝燈(役満)+天和/地和(役満)

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九蓮宝燈を和了!奇跡の瞬間

岡田紗佳プロの九蓮宝燈

プロ雀士の九蓮宝燈と言えば、Mリーガーの岡田紗佳プロがわれめDEポン史上初の九蓮宝燈をアガった局が有名です。

「ミスター麻雀」小島武夫プロの九蓮宝燈

こちらはMONDO TVの第3回名人戦で故・小島武夫プロがアガった九蓮宝燈です。1段目でテンパイ、7巡目にあっさりツモった九蓮宝燈を見ると何だか簡単にアガれそうな役に見えてしまうから不思議です笑

九蓮宝燈のローカルルール

ここでは、九蓮宝燈に関するローカルルールを2つご紹介します。

純正九蓮宝燈(ジュンセイチューレンポウトウ)

純正の名を冠する九蓮宝燈があります。なんだかカッコいいネーミングですが、実はこの記事内で既に紹介されています。

ズバリ、この9面待ちの九蓮宝燈こそが純正九蓮宝燈なのです!なぜ純正かというと、元々はこの9面待ちの形だけが九蓮宝燈として認められていたからです。

現在では、9面待ち以外のテンパイでも九蓮宝燈と認められますが、その難易度の高さ故か9面待ちは純正九蓮宝燈として区別をし、ダブル役満とするルールがあります。

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鳴き九蓮宝燈

鳴き九蓮宝燈とは、その名の通り鳴いて作った九蓮宝燈を役として認めるというローカルルールです。

ローカルルールの中でも更にマイナーなルールなので、あまり聞いたことがないかもしれません。鳴けるなら一気に難易度が下がりますが、それもそのはず鳴き九蓮宝燈は役満にはなりません。

鳴き九蓮宝燈は3翻、そして必然的に清一色との複合があり計8翻になります。役満にはならないとはいえ、清一色のみよりはだいぶお得ですね!

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東場・東家/親
ツモ
待ち
順子
アタマ
暗刻(幺九牌)
暗槓(幺九牌)
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ざんねん。不正解です…

2翻70符ツモ-2,300点×3(2300オール)
ツモ(門前清自模和)+役牌(中)2翻
副底(フーテイ)20符
ツモ2符
暗刻(幺九牌)8符
暗槓(幺九牌)32符

編集部から実践アドバイス

ここがポイント!

萬子限定でもなければ、9面待ちでなくてもOK。
チンイツが気付けば高めチューレンなんてこともあります。

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