西入 突入条件と延長戦攻略法!
- 西入(シャーニュウ)
- 1-1. 西入とは
- 1-2. 西入の条件
- 1-3. 帰り東場と圏風牌
- 延長戦開始!西入の攻略法
- 2-1. まずは点数確認
- 2-2. 基本は即リー
- 2-3. なによりも精神的戦い!
- ネット麻雀での延長戦まとめ
- まとめ
西入(シャーニュウ)はまだまだ勝つチャンスがめぐってくる延長戦のことをいいます。麻雀では、全プレイヤーがある一定の点数を満たしていない場合、延長戦に突入するルールが存在しています。点数の差はあれど、決まった点数以上を得ていなければいけないということです。また、延長戦に入っていきなりサドンデスとするルールも存在しています。
サッカーでも野球でも勝負をつける場合、延長戦で決着をつけることがあります。ドラマティックな展開になることが多いですね。麻雀も同じです。とてもドラスティックな終わり方になることも多々あります!
延長戦に入る条件や、延長戦になった場合の戦い方などを学んで、勝ちを引き寄せてください!
西入(シャーニュウ)
西入は延長戦のことを言います。野球であれば、9回裏まで終わって同点であれば10回の表から延長戦にはいりますね。サッカーでも同じく、前後半15分ずつの延長戦に入ります。まずはその仕組みと条件から詳しくみていきましょう。
1-1. 西入とは
冒頭でもふれた通り、麻雀では延長戦のことを西入といいます。なぜ、延長戦が西入となるのか。それはとても簡単です。一般的に麻雀は東場・南場の半荘(ハンチャン)で一勝負となります。野球で言うところの9回裏までのことです。その東場・南場戦で決着が付かないときに西場(シャーバ)へ突入します。このことから、延長戦=西入となりました。
ただし、東場のみで行う東風戦の場合は、延長に入ることを南入(ナンニュウ)といいます。すべての対戦において西入=延長ではないということも覚えておきましょう。
半荘(ハンチャン)
麻雀ゲームの試合単位。前半戦の東場(トンバ) と 後半戦の南場(ナンバ) で東4局、南4局の全8局。
一荘(イーチャン)
麻雀ゲームの試合単位。東場(トンバ)・南場(ナンバ)・西場(シャーバ)・北場(ペーバ)で各4局の全16局。
ただし、麻雀は野球やサッカーとは違い、4人すべて同点で終わるということはほぼありません。では、どのような場合に延長戦に突入するのでしょうか。
1-2. 西入の条件
半荘(ハンチャン)戦で南4局が終了した時点
●30000点以上持っているプレイヤーがいない
●33000点以上持っているプレイヤーがいない
上記の場合に西入の延長戦へ突入します。このとき、場風は西となります。このほかにも、31000点以上や31600点以上など、点数設定はいろいろあるので、事前に確認しておきましょう。
西入した場合、通常通り親番を1周して終局です。しかし、西4局が終わった時点でまだ上記のように決められた点数に達していない場合、追加延長として北入(ペーニュウ)する場合もあります。
●30000点以上のプレイヤーがいない場合延長する
延長戦を行い西場が終局してもなお30000点以上のプレイヤーがいない
↓
北場(ペーバ)の再延長戦へ
また、西入のみで強制終了とするルールもあります。この場合は南4局終了時に一定の点数に達していないと西場へ進みますが、西4局が終了した時点で、だれも一定の点数に達していなくても強制終了です。
西入サドンデス
通常、西入したら親番が1周するまで続けますが、まれにサドンデス方式で決着をつけることがあります。
●西入して1人でも一定の点数に達した時点で終了
例えば、30000点以下の場合に西入とする場合、西入して2局目に、あるプレイヤーが30000点を超えました。その時点で終了となるルールです。実際の麻雀では少ないルールですが、昨今増えてきているオンライン麻雀では、このルールを採用しているゲームもあります。サドンデス方式です。しっかりと他家(ターチャ)の点数を把握していないと勝ち抜けされてしまいます。他家の点数もしっかりと把握する必要がありますね。
1-3. 帰り東場と圏風牌
西入は一般的な延長戦ですが、その他、帰り東場や圏風牌を変える場合があります。
帰り東場
帰り東場とはその名の通り、延長戦に入ったらまた東場に戻ること
ハンチャンで南4局を終えて延長戦だ!となったら西にいかずにまた東場に戻るルールです。
また、西入して勝負がつかず北でもダメだった場合、多くは東に戻りますが「白・発・中」の三元牌を場としたり、1萬などを場とすることもあります。
・白場、発場、中場、1萬場など、東南西北以外を場とするルール
これはちょっとめずらしいですね。ここまで延長することはほとんどないので知っている人のほうが少ないでしょう。上記の場合、場風は白場なら白、1萬場なら1萬となります。
場風(バカゼ)
現在の 局 における場と同じ 風牌(フォンパイ) のこと。東場なら東、南場なら南のこと。役牌の1種。
当然、白場の場合は白が場風牌となり、南場の南と同様に1翻となります。
圏風牌(チャンフォンパイ)
現在の 局 における場と同じ 風牌(フォンパイ) のこと。東場なら東、南場なら南のこと。役牌の1種。
白場になった場合、ダブ白となり、3枚揃えてアガると2翻つけることが可能になります。(役牌+場風)しかし、1萬の場合などはダブ萬とはなりませんね。場風のみの1翻となります。
以上が西入の条件とその他の延長戦ルールです。
次はその延長戦へ突入した場合の戦略をみていきましょう。
延長戦開始!西入の攻略法
2-1. まずは点数確認
西入する場合(その他延長戦も含む)、他家も含めた持ち点をしっかりと確認する必要があります。これはとても重要な作業となります。さらに、サドンデス方式での決着であれば、点数確認は絶対不可欠となります。
30000点以上で終局のサドンデス
↓
他家があと1000点で30000点を超えてしまうような場合、リーチのみでアガられても終局です。反対に、自分があと何点で30000点に達するのかを見極めて、わざわざ難しい手でアガるよりも、より簡単な手でアガれば勝ちとなることもあるのです。
●まずは規定の点数まで自分があと何点以上で達するかをしっかりと把握すること
あと1000点で達するのであれば、リーチのみでかまいません。しかし、あと5000点以上必要となると、マンガンぐらい取らなくてはいけないな、などと戦い方が変わってきます。
他家の持ち点も要確認!
これもとても重要なことです。30000点サドンデスルールで29000点持ちのプレイヤーが役牌を鳴いたり、リーチをした場合、なんとしてもそのプレイヤーのアガりを防がなくては終わってしまいます。
このような場合は、その他のプレイヤーにアガりやすいようにお膳立てしてあげることも考慮にいれる必要がありますね。
2-2. 基本は即リー
延長戦に入った場合、縛り点数以下の手であっても即リーが命です。細かい点数を重ねていくことも重要になります。むしろ、縛り点数以上を狙って重い手を狙うより、即リーでアガることを考えましょう。自分の手をよくすることを考えるよりも、「1位のプレイヤーにアガらせない」ことに重きをおきましょう!
2-3. なによりも精神的戦い!
これはなにもオカルティーなことを言っているのではありません。実際にサドンデスで西入したりすると、他家がアガるごとに「あー終わった、、、お?まだ続けられる」などの繰り返しになります。延長戦でなければ「はい!次!!」と気持ちを切り替えることができますが、延長戦では1回のアガりごとに気持ちを整えなければなりません。集中力も持続しなくなってきます。
しかし、それは他家にとっても同じことです。そのため、相手の動揺を誘うためにも「即リー即アガり」が重要になってきます。もちろん、高い手が狙いやすい配牌の場合は素直に高い手を狙いましょう。
ネット麻雀での延長戦まとめ
天鳳(テンホウ) 無料 有料 初心者 中級~上級者 対戦型 PC |
東風戦の南入、東南戦の西入あり。ただし、東風戦の西入、東南戦の北入以降の再延長はなし |
セガNET麻雀 MJ 無料 有料 初心者 中級~上級者 対戦型 1人プレイ PC スマホ |
西入なし トップの場合、アガり止めあり。 |
哲也@東風荘 無料 有料 初心者 中級~上級者 対戦型 PC |
東風戦ではあるが、30000点縛りで南入あり。 |
東風荘(トンプウソウ) 無料 有料 初心者 中級~上級者 対戦型 1人プレイ PC スマホ |
30000点縛りの延長サドンデス戦 |
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南入・西入なし |
雀賢荘(ジャンケンソウ) |
西入(東風戦の場合、南入)なし。 |
まとめ
西入は一般的に延長戦のことを差しますが、東風戦や一荘戦の場合は西入=延長ではないこともしっかりと覚えておきましょう。また、延長戦に入ったらとにかく持ち点との相談になります。それまであまり気にしていなかった他家の持ち点にもより気を配らなくてはいけなくなります。そして、なにより大切なことは精神力と集中力です。上がったり下がったりを繰り返す西入に負けない強い精神力を養いましょう。いや、強い精神力はなくとも、1回のアガりに一喜一憂せずに場の状況を冷静に見ることがなによりも一番大切なこととなります。
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