【鈴木たろう】デジタル派の先駆者で神と呼ばれる最強雀士

鈴木たろうプロは、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属し、Mリーグでは赤坂ドリブンズに所属する麻雀プロで、前所属団体である日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル雀王を史上最多の4度獲得するなど、華々しい実績を残しており、最強雀士の呼び声も高い、"ゼウスの選択"鈴木たろうプロについてご紹介します。
ゼウスの選択・鈴木たろうプロについて
プロフィール
- 名前:鈴木 たろう
- 生年月日:1973年10月4日
- 出身:茨城県水海道市(現常総市)
- 学歴:高千穂大学
- 血液型:B型
- 好きな物:ポーカー、将棋
- 所属団体:最高位戦日本プロ麻雀協会
- Mリーグチーム:赤坂ドリブンズ
- X(旧Twitter):@SuzukiTaro_npm
- YouTube:鈴木たろうちゃんねる
鈴木たろうプロはいわゆる雀ネームであり、本名は非公表です。
鈴木姓の麻雀プロは多く、同時代に雀王を取り合っていた日本プロ麻雀協会の鈴木達也プロがいたことから、"たろう"、"たろうさん"、"たろうちゃん"と呼ばれることが多いです。
"どんな場況や状態でも最も優れた一打を見出す"ことから、ゼウスの選択という通り名を持っています。
VTuberの天開司が主催し、VTuberと麻雀プロがオンライン麻雀ゲーム「雀魂」で戦う"神域リーグ"に参加しており、チームゼウスの監督を務めています。
TBSチャンネル1で放送されていた麻雀番組「NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル! りりぽんのトップ目とったんで!」(2015年8月8日~2017年9月17日)、「NMB48村瀬紗英の麻雀ガチバトル!さえぴぃのトップ目とったんで!」(2017年11月19日~2019年10月20日)、「元乃木坂46中田花奈の麻雀ガチバトル!かなりんのトップ目とれるカナ?」(2020年1月26日~2024年1月28日)で解説を務めていました。
日本プロ麻雀協会所属でMリーグではKADOKAWAサクラナイツに所属する堀慎吾プロとは、堀プロが19歳の時からの仲で、鈴木たろうプロが経営していた雀荘で当時アマチュアだった堀プロが働き始めたのが出会ったきっかけで、堀プロは鈴木たろうプロの麻雀に影響を受け、また鈴木たろうプロも堀プロについて"一番本音で話した相手"と語っています。
数々のタイトルを獲得している鈴木たろうプロですが、2015年12月8日、マカオで行われた麻雀の世界大会"ワールドシリーズオブ麻雀(WSOM)"で準優勝しています。この大会は、約300人が参加し、日本のリーチ麻雀にも近い部分がありますが、中国麻雀がベースとなったルールで行われました。また、この2015年に行われた第4回大会が最後となっています。
日本プロ麻雀協会から最高位戦日本プロ麻雀協会へ移籍
鈴木たろうプロは1997年に日本プロ麻雀棋士会に入会し麻雀プロになりました。その後、2005年に日本プロ麻雀協会に移籍しました。
日本プロ麻雀協会に所属すると、2010年に協会最高峰タイトル"雀王"を獲得、そして2012年から2014年には史上初の3連覇を果たしました。雀王4度獲得は、2024年現在過去最多記録となっています。
日本プロ麻雀協会の絶対王者だった鈴木たろうプロですが、2020年11月、最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍が発表されました。移籍について、鈴木たろうプロは自身のYouTubeチャンネルにて、その理由を説明しています。
日本プロ麻雀協会を離れようと思ったのは、その年のリーグ戦でA1からA2に落ちたことがきっかけでした。昇級も目指していたそうですが、降級したことで、移籍することを考えるようになったそうです。
そして、"最高位"を獲得したいという野心もあり、自分がもう一度雀王を獲得するよりも、最高位を獲得した方が世間の評価は高いだろう、という理由が強かったようです。
協会と確執があったり、批判的な考えがあるわけではなく、鈴木たろうプロは、選手としてのわがままを通して移籍を決めたようです。
移籍については、赤坂ドリブンズのチームメイトである園田賢プロに相談しており、園田プロの推薦があって2020年11月11日、理事会の承認を経て最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍が決まります。11月14日に協会と最高位戦から退会と入会が発表されました。
日本プロ麻雀連盟への移籍も考えたそうですが、受け入れてくれない可能性があると思ったと、鈴木たろうプロは語っています。そして、もし最高位戦の理事会の承認が得られなかった場合、多井隆晴プロに相談してRMUに入るという考えもあったそうです。
最高位戦のリーグ戦については、鈴木たろうプロはA2リーグからの参加となり、初年度となる2021年度、翌年2022年度はA2リーグに残留し、2023年度にA1リーグに昇級、大きなプレッシャーがかかる中、念願の最高位獲得のために活躍しています。
オカルトバスターズ
かつて、小林剛プロ、村上淳プロ、そして鈴木たろうプロの三人で結成された、アンチオカルトユニット「オカルトバスターズ」という集団がありました。「オカルトバスターズ」は今は廃刊になってしまった、「月刊プロ麻雀」の誌上で結成されたユニットで、101競技連盟所属の山内啓介プロによって、三人は選ばれました。
三人の共著『デジタル麻雀の達人』という本で、オカルトバスターズについて、「麻雀という知的ゲームのあらゆる場面からオカルト的要素を徹底的に取り除き、正しい考え方・取り組み方をともに考え、伝えていきたい ― オカルトバスターズは、同じ方向の思想を持ち、それぞれが互いにその技術や力量を認め合う3人の実力派プロによって、この単純な動機でのみ結成された誌上ユニットである。」と説明しています。
オカルトバスターズが結成された当時は、鈴木たろうプロは日本プロ麻雀棋士会所属で「麻雀最強戦」で優勝する前、村上淳プロは最高位戦Aリーガーになったばかり、小林剛プロはμツアー選手(麻将連合-μ-にはツアー選手の上に認定プロといった格付けがある)といったように、3人とも頭角をあらわしてきたばかりの若手プロでした。
当時は無名に近かった三人ですが、ベテランの先輩プロに意見をぶつけ、「流れ」のような都合の良い言葉で批判されたり、論理的じゃない理由で責められたりで、不快な思いをすることも多かったそうですが、誌上でその鬱憤を晴らす場ができ、"麻雀界に蔓延るオカルトを叩きつぶしてやろうと、自分たちの主張を始めた"と、鈴木たろうプロは語っています。麻雀最強戦ブロマガ"オカルトバスターズ(鈴木たろう特別寄稿)"
村上淳プロは2023年に赤坂ドリブンズを退団となりましたが、鈴木たろうプロ、村上淳プロ、小林剛プロの三人は、Mリーガーとなり、麻雀界を代表するトッププロになりました。昔は主流だった流れを中心としたオカルト的な理論を真っ向から反対した三人の若手プロは、現在に至るまで実績を残し続け、Mリーグをはじめとする大舞台で活躍しています。
四暗刻
鈴木たろうプロは、四暗刻と縁があり、好きな役として四暗刻を挙げることもあります。
2003年、"第15期麻雀最強戦"の決勝戦のオーラス、トップとの差は16,000点差、鈴木たろうプロの優勝条件はハネ満直撃か倍満以上をツモらないといけないという高いハードルの中、鈴木たろうプロはなんと、四暗刻をツモり、見事逆転優勝を飾りました。
このオーラス四暗刻での大逆転優勝は多くの麻雀ファンの感動を呼び、そして、鈴木たろうプロにとっても印象に残っている一戦となりました。麻雀最強戦の優勝は鈴木たろうプロにとってのターニングポイントの一つとなり、「優勝そのものもうれしっかったが、観戦しいていたギャラリーが感動してくれていたことが、それ以上の感動を僕にもたらしてくれた。」というように語っています。
鈴木たろうプロは、好きな牌として八筒を挙げることがりますが、それは、この時の四暗刻をツモった時の牌だからです。
また、"麻雀最強戦2023 骨肉の争い"の決勝戦のオーラスでも、四暗刻をツモり優勝、ファイナルへ進出を決めました。
トップが村上淳プロで、松ヶ瀬隆弥プロは国士無双のテンパイ、勝又健志プロが四暗刻のイーシャンテンとなり、誰が勝ってもおかしくない熱い展開の中、鈴木たろうプロは20年ぶりに麻雀最強戦の舞台で四暗刻での大逆転劇を果たしました。
Mリーグ2020-21セミファイナル6日目となる、4月20日の第2試合でも鈴木たろうプロは四暗刻をアガっており、四暗刻と縁がある印象があります。
Mリーグ最高スコア・11万2800点
Mリーグ2023-24レギュラーシーズン、2024年2月26日に行われた第2試合、鈴木たろうプロは112,800点を記録し、それまで最高得点だったチーム雷電・黒沢咲プロが2022-23シーズンに記録した112,700点を100点上回り、Mリーグ史上最高得点を記録しました。
鈴木たろうプロは、親番の南2局、面白いように大物手が決まり、勢いが止まらず7本場までいくと、この時点で127,100点に到達。7本場で東城りおプロがアガり、親を止め、南3局では多井隆晴プロが鈴木たろうプロから満貫を直撃しますが、最終的に112,800点でトップを取りました。
対局後のインタビューでは、Mリーグ最高スコア記録を更新したことは気づいていなかったと話し、オーラスでリーチをかけようと思っていたので、リー棒を出していたら危なかったと、振り返りました。
麻雀の流れについて否定的な鈴木たろうプロですが、この日は関東地方で強風が吹き荒れた1日でもあったこともあり、この時ばかりは「僕も風を感じました」と語りました。
著書
- デジタル麻雀の達人(2008年2月5日、毎日コミュニケーションズ)※小林剛プロ、村上淳プロと共著
- ゼウスの選択 デジタル麻雀最終形(2015年10月27日、マイナビ出版)
- 迷わず強くなる麻雀(2017年3月15日、講談社ビーシー)※鈴木聡一郎プロ編集
「デジタル麻雀の達人」は、今や麻雀界を代表するプロとなった鈴木たろうプロ、小林剛プロ、村上淳プロの3人が、まだ若手プロだったころに共著で出版した本で、麻雀というゲームの性質を解説し、昔からある流れや運といったオカルト的考えを否定する、といった内容になっています。
「ゼウスの選択 デジタル麻雀最終形」は、雀王3連覇を果たし、史上最多4度の雀王に輝いた鈴木たろうプロが、自身の戦術を解説し、雀力アップのための一冊となっています。
「迷わず強くなる麻雀」は、鈴木たろうプロと女性キャラクターとの会話形式で構成しており、初心者でもわかるように、麻雀の戦術を解説した本となっています。最高位戦日本プロ麻雀協会に所属し、赤坂ドリブンズの広報を務め、園田賢プロのYouTubeチャンネル「その研 -園田賢の麻雀研究所-」の助手役としてお馴染みの鈴木総一郎プロが編集として参加しています。
史上最多の雀王4度獲得・鈴木たろうプロの経歴
勉強よりも麻雀に打ち込み続け麻雀プロに
鈴木たろうプロが麻雀と出会ったのは小学校3年生頃の事で、お父さんが友達を相手に自宅でよく麻雀を打っており、それを後ろで見ているうちに自然に覚えたそうです。麻雀のルールを解説した本などを読んだわけでなく、見て覚え、そして、時々自分も打たせてもらったりするうちに、麻雀を覚えていきます。
中学校、高校の時はハンドボール部に所属し、あまりスポーツのイメージはないですが、6年間、ハンドボールをプレイし、なかなか運動神経も良かったそうです。勉強の方は、中学校までは成績が良かったそうですが、高校になると成績が落ちていき、志望大学に合格することが出来ず、高校卒業後、浪人生活が始まります。
浪人中は河合塾に通っていましたが、あまり授業には行かず、麻雀やスロットをしたりといった日々を送ります。この時に、2カ月ほど雀荘で働き、これが初めての雀荘勤務だったそうです。
高千穂大学に入学すると一人暮らしを始めます。隣町で麻雀プロが雀荘を開くという話を聞き、オープンの日に行くと、その店が後に日本プロ麻雀棋士会プロの会長となる、高橋純子プロの店だということがわかります。1日中打っていると、高橋純子プロに気に入られ、次の日からバイトとして働くことになり、大学在学中、高橋純子プロの店で働きます。
麻雀に打ち込み授業にはあまり出席せず、4年間通いましたが単位が足りず大学を中退。一度実家に戻りますが、なんとなく東京に出てくると、「高橋純子プロから女性の麻雀団体を作るから、彼女たちに麻雀を教えてほしい」と連絡があり、この話を引き受けます。1997年、日本麻雀愛好クラブが設立され、鈴木たろうプロは、講師役として入会し、麻雀界と関りを持つようになります。
今まで麻雀を教えたこともなく、勉強をしたこともなかったので、麻将連合-μ-の育成会に入ります。この時、現会長である忍田幸夫プロの講義を受け、麻雀を数字で考えることが出来るのかと感銘を受け、それまで感覚だけで打っていましたが、"理で打つ麻雀"に変わり、今の鈴木たろうプロのスタイルが確立されます。(【FACES / Vol.07】鈴木たろう ~鈴木たろうは人間だから負けるのが普通に怖い~より)
男性プロも徐々に入り、2000年に日本麻雀愛好クラブは、日本プロ麻雀棋士会と名前が変わります。鈴木たろうプロは、2000年に、日本プロ麻雀棋士会主催のプロアマ参加のオープン戦"第2期ダービー優駿杯"優勝、2004年には日本プロ麻雀棋士会のリーグ戦"第4期愛翔位"で優勝と、棋士会のタイトルを獲得していきます。
また、所属団体の外でも、2000年頃にはオカルトバスターズを結成し話題となり、2003年の第15期麻雀最強戦ではオーラスで四暗刻をアガり大逆転で優勝するなど、頭角を現していきます。
3連覇を含む4度の雀王獲得、協会最強のプロに
日本プロ麻雀棋士会に所属していた鈴木たろうプロですが、更に大きな団体の移籍を目指します。この時に、最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍を考えますが、まだこの頃の最高位戦には上位リーグからの編入制度がなかったので、最高位戦への移籍は断念し、B2リーグからの編入を提案された日本プロ麻雀協会へ移籍します。
2005年、32歳の時に日本プロ麻雀協会の第5期に入会、その年のB2リーグを首位で昇級し、翌年のB1リーグも昇級し、ストレートでAリーグまで昇級します。移籍3年目となる2007年、この時は惜しくも小倉孝プロに敗れてしまいますが、初のAリーグ参加ながらも雀王決定戦に進出を果たします。
2007年には麻将連合-μ-主催のプロアマ混合の大会"第10期BIG-1カップ"で優勝、2009年に"第8回野口恭一郎賞"を受賞します。
そして、2010年に初となる第9期雀王を獲得、翌年は鈴木達也プロに敗れますが、2013年、2014年、2015年には、前人未到の第11期、12期、13期雀王3連覇を達成、通算4度の雀王獲得は、鈴木達也プロと並ぶ最多獲得となり、圧倒的な実績を残します。
サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋が主催していたRTDリーグにも初年度から参加しており、2016年から2019年まで開催されていた大会に全て出場しました。
Mリーグ初のドラフトで3チームから指名
2018年8月7日、この年から始まるMリーグのドラフト会議が行われました。鈴木たろうプロは赤坂ドリブンズ、渋谷ABEMAS、U-NEXT Piratesの3チームから3巡目指名を受け、抽選の結果、赤坂ドリブンズが交渉権を獲得しました。2024年現在、ドラフトで重複指名を受けたのは鈴木たろうプロのみとなっています。
鈴木たろうプロの指名は確実と思われていましたが、3巡目まで指名がなく、また7チーム全ての2巡目指名が終わった時点で日本プロ麻雀協会の指名はなく、「協会で誰も指名をされていなかったので、そこまでは意気消沈というか、悔しいというかそんな気持ちでいましたよ。指名された後は、同じ協会の後輩の松本に叩かれましたよ。松本が指名された時はバチーンと叩き返しましたけどね」と、ドラフト時の心境について語っています。(3位なのに唯一の競合 実はドラフトでみんなが欲しがった剛腕・鈴木たろう/麻雀Mリーグより)
赤坂ドリブンズは初年度、レギュラーシーズンを4位に入りファイナルシーズン出場。鈴木たろうプロは、ファイナルシーズン339.2ポイントの大活躍でチームを牽引し、赤坂ドリブンズは初代優勝チームに輝きます。
鈴木たろうプロと同じく、麻雀界では理論派として知られる園田賢プロと出会ったのは、Mリーグで同じチームとなったことがきっかけで、それまで他団体ということもあり、あまり交流はなかったそうです。園田プロとの出会いは大きかったと、鈴木たろうプロは語り、最高位戦でのインタビューでも『こんなに麻雀の競技性や公平性などの話ができる人がいると思わなかった。自分は根本的に小めんどくさい話が好きなんだけど、好きじゃない人も多いからある程度で控えちゃうんだよね。でも、賢ちゃんと会って、初めて「自分より小めんどくさい話する人がいた!』って思った、と語っています。(【FACES / Vol.07】鈴木たろう ~鈴木たろうは人間だから負けるのが普通に怖い~)
2020年11月に、園田プロの推薦で最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍。赤坂ドリブンズは、初年度から参加している園田賢プロ、村上淳プロ、2019-20シーズンに加入した丸山奏子プロ、そして、オーナー会社の博報堂の社員でもある監督の越山剛氏も最高位戦に所属しているため、最高位戦色の強いチームとなりました。
その後、赤坂ドリブンズは2021-22シーズン、2022-23シーズンと最下位になり、村上淳プロと丸山奏子プロが退団。鈴木たろうプロも2021-22シーズンは132.0と好調でしたが、2022-23シーズンは-327.3と大不振に陥りました。
2023-24シーズンは、最高位戦日本プロ麻雀協会所属の浅見真紀プロ、渡辺太プロが加入し新体制となり、鈴木たろうプロは史上最高得点となる112,800点を記録し大活躍で、レギュラーシーズン211.2ポイントで36人中7位と好成績を残します。チームも優勝を逃しますが、準優勝でシーズンを終えました。
B2リーグから編入した最高位戦のリーグ戦は、2024年度からはA1リーグに昇格し、悲願の最高位獲得を目指しています。
シーズン | 個人 スコア | 平均 打点 | 4着 回避率 | 最高 スコア | 半荘数 |
---|---|---|---|---|---|
2023 | 211.2pt | 7,239 | 0.7500 | 112800 | 24 |
2022 | -327.3pt | 6,743 | 0.7083 | 51600 | 24 |
2021 | 132pt | 6,538 | 0.7500 | 56400 | 28 |
2020 | 6.5pt | 7,010 | 0.7692 | 62900 | 26 |
2019 | -125.6pt | 6,690 | 0.7308 | 56600 | 26 |
2018 | 30.1pt | 7,638 | 0.6207 | 61000 | 29 |
獲得タイトル
- 第9期、11期、12期、13期雀王
- 第15期麻雀最強戦
- 第8回野口恭一郎賞
- 第10期BIG-1カップ
鈴木たろうプロの対局動画
若き日の鈴木たろうプロ
2004年にモンドTVで放送された"第2回未来戦士21杯"の一戦。まだ日本麻雀棋士会に所属で、デビューして7年目、30歳頃の若手プロだった時の鈴木たろうプロが見ることが出来ます。
麻雀スリアロチャンネル名場面集
YouTubeyやニコニコ動画で対局を放送している"麻雀スリアロチャンネル"の中で放送された、"四神降臨2018クライマックスSP四団体対抗戦"、"第18期雀王戦A1リーグ第8節(2019年)"、"第15期雀王決定戦3日目(2016年)"の中から、鈴木たろうプロの名シーンを集めた動画です。
麻雀最強戦2015、歴史に残る名オーラス
麻雀最強戦2015ファイナルトーナメントB卓、僅差でトップを争う瀬戸熊直樹プロと鈴木たろうプロ、どっちが勝つか目が離せない、麻雀の魅力が詰まったようなオーラスです。
役満の中でも滅多に見られない清老頭
RTDリーグ2018準決勝3日目、1と9の数牌のみを使って完成する清老頭、役満の中でも難易度の高いこの役を鈴木たろうプロがアガります。
恐るべしゼウスの選択
Mリーグ2020-21レギュラーシーズン、11月23日に行われた第1試合の東3局1本場、終盤、もうここは降りるかという場面で、実況の日吉プロ、解説の渋川プロも驚く、強気の選択を鈴木たろうプロは選びます。それが功を奏し、この局をアガることができ、"ゼウスの選択"の凄さを体感できる一局となりました。
強欲なリーチで倍満
Mリーグ2021-22レギュラーシーズン、11月29日に行われた第2試合の東3局、テンパイをとった鈴木たろうプロ、ヤミテンで構えてもおかしくないところですが、更なる高打点を目指しリーチ、見事アガって倍満、他三名を蹴散らすリーチとなりました。
まとめ
3連覇を含む史上最多4度の雀王獲得や最強位の獲得など、これまで輝かしい実績を残しており、麻雀界最強の呼び声も強い鈴木たろうプロですが、更なる高みを目指し、最高位戦日本プロ麻雀協会へ移籍、そして移籍後も、雀王の強さを証明するかのように活躍しています。Mリーグでも初年度から参加し、2023-24シーズンには最高得点を記録するなど、安定した成績を残しています。見ていて驚く仕掛けや、強欲に高打点を目指す選択など、ゼウスと称されるその打ち筋は、更に磨きがかかっており、これからも、予想できないような活躍が期待できる麻雀プロと言えるでしょう。
皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
鈴木たろうプロのその後について追記です
2020年11月、雀王戦A1リーグからA2リーグに降級し、日本プロ麻雀協会から最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍、最高位戦A2リーグからスタート。その後2023年10月、第48期最高位戦A2リーグで1位となり、A1リーグに昇級。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>鈴木たろうプロのその後について追記です
詳細に記していただきありがとうございます。プロ雀士のプロフィールなどについては現在更新しておりますので、その際追記させていただきます。
今後とも麻雀豆腐をよろしくお願いいたします。