辺張待ち(ペンチャン待ち)

- 辺張待ち(ペンチャン待ち)
- ペンチャン待ちは不利!
- 変化からみる待ちの形
- その他の待ち
- まとめ
辺張待ち(ペンチャン待ち)は待ちの形ではあまり良い形ではないと言われています。変化しづらいのも大きな特徴です。有利な待ち、不利な待ちいろいろありますが、待ちを知って受け入れ牌を理解すれば何を切るか迷ったときなどにもとても役立ちます!
辺張待ち(ペンチャン待ち)
ペンチャン待ちとはどのような待ちの形なのでしょうか。
ペンチャン待ち
辺張待ち(ペンチャンマチ)
テンパイ の際、[1・2]など1つの 面子(メンツ) の端の数字がない状態で、1枚来れば 順子(シュンツ)となる1枚の待ち。
ペンチャン待ちは1・2と8・9の萬子・筒子・索子いずれも2種類しかありません。この2種類以外はペンチャン待ちではありません。
実際の牌姿でみてみよう!
テンパイ時のペンチャン待ち
萬子の7が来ればアガりです!萬子の8・9があるのでペンチャン待ちになっています!
さらに、ペンチャン待ちはその形上、チャンタを狙う場合によく出現する形でもあります。
チャンタ テンパイ時
1・2と8・9がペンチャン待ちということを覚えましょう!
すべてのペンチャン待ち
上記がペンチャン待ちのすべての形です。これ以外はありません!
ペンチャン待ちは不利!
ペンチャン待ちはその特性上、尖張牌(センチャンパイ)を待つ状態となります。麻雀では尖張牌はみんなが欲しがる牌なので、場に捨てられる可能性が少ない牌となります。その尖張牌を待っている状態なので、必然的に不利な形となります。
尖張牌(センチャンパイ)
3と7は尖張牌(センチャンパイ)
1~9で順子が作れる数は7組です。この7組ある順子のうち尖張牌は6組に絡んできます。
他家(ターチャ)も順子を作る上で尖張牌を使っている可能性が高くなってきます。つまり、他家がすでに3や7に絡んだ順子を完成させている可能性が高くなります。そうなると3や7が捨てられることは少なくなりますね。これは困った!
チャンタを狙う場合などは仕方ありませんが、なるべくペンチャンを捨てていく戦略が有利となります!
変化からみる待ちの形
待ちの形は受け入れ牌が多いほど有利な形となります。各待ちの形を比較してみましょう!
両面待ち【受け入れ牌:2種類×4=8枚】
■嵌張待ち【受け入れ牌:1種類×4=4枚】(1回のツモで両面待ちへ変化)
■シャンポン待ち【受け入れ牌:2種類×2=4枚】(1回のツモで両面待ちへ変化)
■ペンチャン待ち【受け入れ牌:1種類×4=4枚】(2回のツモで両面待ちへ変化)
待ちの形として両面待ちが一番有利です!この両面待ちへの変化を軸にして考えると上記のようになります。
待ちの有利・不利の基本を押さえ、場の状況と相談しながらアガりを目指そう!
その他の待ち
その他の待ちの形もしっかり覚えよう!
待ちの形は合計6種類あります。
待ちの種類 | ||
---|---|---|
リャンメン待ち(両面待ち) | ||
例 ![]() ![]() ![]() ![]() | [3・4] での [2-5]待ち | 0符 |
例 ![]() ![]() ![]() ![]() | [2・3] での [1-4]待ち | 0符 |
シャンポン(シャボ)待ち(双碰待ち) | ||
例 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | [2・2][4・4] での [2-4]待ち | 0符 |
例 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | [西・西][東・東] での [西-東]待ち | 0符 |
ペンチャン待ち(辺張待ち) | ||
例 ![]() ![]() ![]() | [1・2] での [3]待ち | 2符 |
例 ![]() ![]() ![]() | [8・9] での [7]待ち | 2符 |
カンチャン待ち(嵌張待ち) | ||
例 ![]() ![]() ![]() | [1・3] での [2]待ち | 2符 |
例 ![]() ![]() ![]() | [5・7] での [6]待ち | 2符 |
タンキ待ち(単騎待ち=地獄単騎) | ||
例 ![]() ![]() | [2]の単騎待ち | 2符 |
例 ![]() ![]() | [東]の単騎待ち | 2符 |
ノベタン(単騎待ち+面子) | ||
例 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | [1・2・3・4] での [1-4]待ち | 2符 |
例 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | [3・4・5・6] での [3-6]待ち | 2符 |
まとめ
ペンチャン待ちは、尖張牌を待っていたり両面待ちへも変化しづらかったりとなにかと不利な形といえます。チャンタを狙っている場合以外は、シャンテン数が下がっても序盤でペンチャンを捨ててしまうということも念頭におきましょう。
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