【不聴(ノーテン)】とは(麻雀用語辞典)
【不聴(ノーテン)】『立直/テンパイ系用語』
不聴とは面子(メンツ)やアタマ が揃っていない、聴牌(テンパイ)していない状態のことです。聴牌とは和了(ホーラ=アガり)まであと1枚の状態で、アガりの直前の形です。反対に聴牌でない状態のことを不聴と言います。不聴の場合、流局時に聴牌しているプレイヤーがいた場合は不聴罰符(ノーテンバップ)を支払わなければなりません。
聴牌(テンパイ)とは
聴牌(テンパイ)とは、あと1枚必要な牌が揃えばアガり(和了=ホーラ)の形が完成する状態のことです。つまり、アガり超直前ですね!反対にテンパイでない状態のことを「不聴(ノーテン)」と言います。
- あと1枚でアガり形が完成する状態
- テンパイでない状態は不聴(ノーテン)と言う
[ 手牌の13枚 ]
『聴牌(テンパイ) → あと1枚でアガれる状態)』
上記のように、あと1枚必要な牌、つまりこの場合は雀頭(ジャントウ=アタマ)である筒子の9が来ればアガりとなる状態のことです。
面子は順子で揃える!
素早くテンパイにもっていくために、なるべく順子で面子を揃えるようにしましょう!刻子にくらべて順子は受け入れ牌が多いため、より早く面子になりやすいです。そのため、テンパイになる速度があがります。
4と5の塔子(ターツ)です。3が来ても6が来ても順子になります。受け入れ牌は最大8枚あるので刻子に比べて格段に揃う確率が上がります。
ポン・チー・カンの副露を活用しよう!
他家の捨牌をもらっちゃう副露は、テンパイへの近道となります!ただし、鳴くことで自由に出来る牌の数が減ってしまうので注意も必要です。
まずは聴牌(テンパイ)を目指そう!
アガることが最終目標なので、めでたくアガりを迎えればおのずとテンパイもしていることになります。ではなぜテンパイを目指すのか。その大きな理由の1つにノーテン罰符というルールがあります。
不聴罰符(ノーテンバップ)とは、誰もアガらずにその局が終了(流局)した場合、テンパイしているプレイヤーにノーテンだったプレイヤーが点数を支払うルールです。最大で3000点支払うのでこれがなかなか痛いんです。
聴牌(テンパイ)者:○ 不聴(ノーテン)者:● | ●1人の支払い | ○1人の受け取り |
●●●●全員ノーテン | - | 0点 |
●○○○3人テンパイ | 3,000点 | 1,000点 |
●●○○2人テンパイ | 1,500点 | 1,500点 |
●●●○1人テンパイ | 1,000点 | 3,000点 |
○○○○全員人テンパイ | 0点 | - |
上記のように動く点数の合計がかならず3000点になるように割り振ります。
聴牌(テンパイ)の種類
次はテンパイの種類です!通常のテンパイ以外に種類があるのでみてみましょう!
形式テンパイ・役なしテンパイ
形式テンパイ(役なしテンパイも同じ)とは、形式上のテンパイつまりアガれないテンパイのことです。
形式テンパイはノーテン罰符や親流れを防ぐために作る
上記は役がありません。南でツモやロンすることができません。しかし、このままその局が流局した場合、テンパイ扱いとなり、ノーテン罰符を支払わなくてすむのです。局の終盤になっても役が無いときなどは、ノーテン罰符回避や親流れを防ぐために形式テンパイを揃えることも考慮しましょう!
※ただし、上記の形でリーチをしてしまうとノーテンリーチという反則になり、罰符になります。!リーチはしないように!
黙聴(ダマテン)・闇聴(ヤミテン)
黙聴(ダマテン)とは、門前(メンゼン=自力)でテンパイしてそのままリーチせずにいる状態の事です。闇聴(ヤミテン)とも言います。リーチしたほうが得じゃないか!とも思えますが、ちゃんと理由があるのです。
- ダマテンのメリット
- 他のプレイヤーを警戒させないのでロンの可能性が高い
- 流局の場合手を公開する必要がない
- 何時でも手を変更できる
- ダマテンのデメリット
- リーチや一発による得点UPを図れない
- 裏ドラを乗せることが出来ない
- 他のプレイヤーを牽制出来ない
- スジ引っ掛けなどの駆け引きが出来ない
黙聴の最大のメリットは、「他家が警戒せずに打牌する」ことにあります。ロンする可能性大!反対に最大のデメリットはそのまま「警戒させることができない」ことでしょう。警戒は場のロックとも言われたりしますが、警戒させることもまた戦略となる場合があります。リーチするかダマでいくか、メリット・デメリットをしっかりと考慮して決めましょう。
聴牌の詳しい説明はこちら↓
『聴牌(テンパイ)とは』
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