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【一荘（イーチャン）】 とは （麻雀用語辞典）

一荘（イーチャン）『試合単位の用語』

一荘（イーチャン） とは麻雀のゲーム単位のことです。麻雀では１回のゲームは１局で、 配牌（ハイパイ） から アガる（＝和了（ホーラ）） 勝者が出るまで、あるいは、誰も アガら ない 流局（リュウキョク） までが １局となります。それを 東場（トンバ：４局） 、 南場（ナンバ：４局） 、 西場（シャーバ：４局） 、 北場（ペーバ：４局） の巡でプレイする 全１６局 を行うのが 一荘戦（イーチャンセン） です。元々麻雀は中国から由来したものですが、中国では 一荘戦 が基本です。日本で主流の 半荘（ハンチャン＝東場と南場の全８局） の倍の長さになります。

一荘戦 は 東場 と 南場 に加えて 西場 と 北場 もプレイする為、３時間程要する長いゲームとなります。この長さが日本では定着せず、 一荘 の半分の長さの 半荘 が主流になり最も一般的なゲーム単位となりました。中国麻雀や海外では 一荘戦 がスタンダードですが、一荘戦 でも 飛び（＝手持ちの点数が無くなること） が発生する場合も多く最後まで行われることは少ないようです。

一荘 ＝ 東場 ＋ 南場 ＋ 西場 ＋ 北場 と 局

一荘戦 は 東場（トンバ：４局） → 南場（ナンバ：４局） → 西場（シャーバ：４局） → 北場（ペイバ：４局）の巡で回ります。東場 から始まり 東場 が終わると、 南入（ナンニュウ） し 南場 が終わると、 西入（シャーニュウ） し 西場 が終わると、 北入（ペーニュウ） し 北場 が終わると 一荘 は終了です。 東場 、 南場 、 西場 、 北場 はそれぞれ１回１回の勝敗を決する最少ゲーム単位である 局 で成り立ち各４局行われます。つまり、 一荘 戦は 東１局 ～ 東４局 、 南１局 ～ 南４局 、 西１局 ～ 西４局 、 北１局 ～ 北４局 で合計１６局から成り立ちます。１回の勝負は「局」で１回の試合は「一荘」となるのです。

親 と 子　各プレイヤー親４回

麻雀は４人で行うゲームで 親 と 子 に分かれてプレイし、各 局 は必ず親１人子３人の状態で進行します。親 の勝ち分と負け分の点数は子の１.５倍で計算されます。親 が テンパイ ないし 和了（ホーラ＝アガり）すると 親 は交代せず同じ人が何回も 親 を繰り返します。これを 連荘（レンチャン） と言います。親 が連荘した場合、 一荘 は全１６局の１６戦で終わりません。親 が 連荘 すると各局での戦数が増え、１６局以上となります。親 が ノーテン や 子 が アガる と 親 が左回り（時計と逆回り）で順番に各プレイヤーへ移り変わります。 東風戦（トンプウセン） は全員に 親 が回る１周目で、 南風戦（ナンプウセン） は２周目、 西風戦（シャープウセン） は３週目、 北風戦（ペープウセン） は４週目です。４周全部が 一荘 となります。 ４周すると 親 は各プレイヤー最低でも４回は行い、 連荘 すれば４回以上となります。

連荘（レンチャン）

連荘（レンチャン） には テンパイ連荘（＝親 が テンパイ 時に 連荘 となる） と アガり連荘 （＝親 が アガった場合のみ 連荘 となる）があります。一般的には テンパイ連荘 が採用されます。また、九種九牌（キュウシュキュウハイ）、四風連打（スーチャシーフォン）、四開槓（スーカイカン）、四家立直（スーチャリーチ）、三家和（サンチャホー）、沖和（チョンボ） などによる 途中流局 が発生した場合に 連荘 となるか 親 が流れるかのルールはその場の取り決めで変わります。事前にプレイヤー同士で確認しておきましょう。

ハコで終了

プレイヤーの誰かの持ち点がマイナス（ハコ割れ、ハコテン、ドボン、トビ）となった場合、その時点でゲームが終了するルールもある為（その場の取り決めによる）、１局で 一荘 が終わることもあります。

一局戦　～　一荘戦

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