M.LEAGUE(Mリーグ)でトッププロの熱い戦いを観よう!

2018年、日本の麻雀ナショナルリーグであるMリーグが発足されました。団体の壁を越えて人気と実力を兼ね備えたトッププロの戦いを観られるMリーグが熱い!
- Mリーグとは
- Mリーグ参加チーム
- 優勝チームの決定方法
- Mリーグのルール
- Mリーグのアガリ役一覧
- Mリーグを見るには?
Mリーグとは
Mリーグとは、一般社団法人Mリーグ機構により2018年に発足された日本の麻雀プロリーグです。
麻雀は長く日本で親しまれており、日本の麻雀人口は500万人以上、プロ雀士は数千人にものぼる人気ゲームです。
かつては賭博のイメージが強かった麻雀ですが、2017年に国際マインドスポーツに認定され、オンライン麻雀や「賭けない、飲まない(酒)、吸わない(タバコ)」を標榜した健康麻雀の普及もあり、近年ではその誰もが楽しめる頭脳スポーツとしてイメージが変わりつつあります。
このような時流の中で、Mリーグは麻雀の競技化、健全化を図り、麻雀自体の社会的地位の向上及び認知の拡大、新たなファンの獲得を目指しています。
Mリーグ参加チーム
参加チームは全8チーム、各チームは一般の企業により運営されており、その企業と契約を結んだトッププロ雀士がMリーガー(選手)としてリーグ戦を戦います。
選手は麻雀のプロ団体の「日本プロ麻雀連盟」「最高位戦日本プロ麻雀協会」「日本プロ麻雀協会」「麻将連合」「RMU」に所属するプロ雀士の中からドラフト会議で選ばれます。なお、1チームの選手枠は最大で4選手となっています。


赤坂ドリブンズ(アカサカドリブンズ)
株式会社博報堂DYメディアパートナーズによるチームで初代優勝チーム。チーム名の由来は博報堂DYメディアパートナーズの所在地とデータドリブン。データドリブンとは、膨大な情報を分析し意思決定や課題解決などを行うプロセスのこと。
監督
所属選手


EX風林火山(イーエックスフウリンカザン)
株式会社テレビ朝日によるチーム。チーム名のEXはテレビ朝日のコールサイン(全ての放送局にあてがわれる符号)から、風林火山は孫氏の兵法にある「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の極意。
監督
所属選手


KADOKAWAサクラナイツ(カドカワサクラナイツ)
株式会社KADOKAWAによるチーム。チーム名のサクラはKADOKAWAが運営する「ところざわサクラタウン」から、ナイツは騎士のことで騎士のように信義を持って戦いたいという意味。
監督
所属選手


KONAMI麻雀格闘倶楽部(コナミマージャンファイトクラブ)
株式会社コナミアミューズメントによるチーム。コナミの麻雀ゲームの名称ががそのままチーム名に採用されています。格闘倶楽部の読み方は「かくとうくらぶ」ではなく「ファイトクラブ」。
所属選手


渋谷ABEMAS(シブヤアベマズ)
株式会社サイバーエージェントによるチーム。チーム名はサイバーエージェントの本社がある渋谷と、同社のキャラクターであるabema(アベマ)くんが由来。
監督
所属選手


セガサミーフェニックス
エンタテイメント企業グループ「セガサミーグループ」によるチーム。チーム名は何度でもよみがえるフェニックス(不死鳥)のように不撓不屈の精神で闘うという思いから。
監督
所属選手


TEAM RAIDEN / 雷電(チームライデン)
株式会社電通によるチーム。チーム名の雷電は江戸時代に活躍した伝説的力士「雷電為右衛門(らいでんためえもん)」が由来。また、電光石火の攻撃を目指すという思いも。
所属選手


U-NEXT Pirates(ユーネクストパイレーツ)
株式会社U-NEXTによるチーム。チーム名のパイレーツは海賊と言う意味。麻雀のプロリーグという大海へ漕ぎ出すという想いと、勝負の流れを読み波に乗るイメージから命名。
所属選手
優勝チームの決定方法
Mリーグの開催時期は10月頃から翌年の5月頃まで、レギュラーシーズン、セミファイナルシリーズ、ファイナルシリーズの三段階に分かれています。
レギュラーシーズン
各チームが90試合ずつ戦い、ポイントを多く稼いだ上位の6チームがセミファイナルシリーズに進出します。
レギュラーシーズンでは各選手の規定打数が下記の通り決められています。
・最低10試合
・最高45試合
セミファイナルシリーズ
レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越した状態でスタートします。セミファイナルシリーズに進出した6チームが16試合ずつ行い、上位の4チームがファイナルシリーズに進出します。
ファイナルシリーズ
セミファイナルシリーズのポイントを半分持ち越した状態でスタートします。ファイナルシリーズに進出した4チームが12試合ずつ行い、優勝チームが決定します。
ポイントの計算方法
Mリーグの順位は試合で獲得した点数をポイントに換算することで決まります。
各プレーヤーの持ち点は25,000点とし、これが原点となります。ゲーム終了後、30,000点を超える点数がプラス、下回る点数がマイナスとなります。さらに、順位点として1位は+50,000点 2位は+10,000点、3位は-10,000点 4位-30,000点が加算されます。
持ち点と順位点の合計を、1000点=1ポイントで換算しポイントが確定します。
例えば、41,600点で1位だった場合、持ち点の41,600点から基準点の30,000点を引き、点数は+11,600点となります。そこに順位点の50,000点が加わり、合計が61,600点となります。その61,600点をポイント換算し、61.6ポイントとなります。
順位による賞金とペナルティー
ファイナルシリーズの上位3チームには賞金が出ます。優勝チームに5000万円、準優勝のチームに2000万円、3位のチームに1000万円、となっています。
また、2年連続でファイナル進出できなかったチームには、チーム編成改変(最低1名の入れ替え、または追加)を義務付けるペナルティーが科せられます。
個人タイトル
Mリーグには下記の3つの個人タイトルが定められています。
- MVP(シーズンのポイント合計)
- 最高スコア(1試合の獲得点数)
- 4着回避率
Mリーグのルール
Mリーグで採用されている基本ルールです。
試合形式 | 1試合は4人麻雀の東南戦 |
---|---|
原点 | 25,000点 |
持ち点 | 0,000点基準でプラス/マイナス |
順位点 |
|
赤牌 | あり(萬・5筒・5索) |
縛り | 一翻縛り |
場ゾロ | あり(二翻) |
途中流局 | なし |
連荘 | 親の和了(アガリ)と聴牌(テンパイ)の時 |
喰いタン | あり |
後付け | あり |
ダブロン | なし(頭ハネ) |
トビ | なし |
アガリ放棄 |
|
アガリ放棄 | 副露・リーチの権利を失ったまま局の終了まで競技を続行 |
チョンボ |
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チョンボの罰則 | 20ポイントを減算(故意の場合は60ポイント) |
チョンボの局 | やり直し |
カード | 発声の遅れ、故意でない見せ牌など、チョンボには至らないマナー違反やレギュレーション違反があったと審判が認めた場合に、イエローカードの提示。イエローカードの2枚累積でレッドカードの提示。レッドカードが提示されるとチョンボと同様の罰則(20ポイントの減算)が科せられる。 |
包(パオ) |
積み場は鳴かせた者が負担。 |
Mリーグのアガリ役一覧
Mリーグで採用されているアガリ役の一覧です。※印は喰い下りとなります。
一翻役
- 門前清自摸和
- 立直
- 一発
- 役牌
- 門前平和
- 断么九
- 一盃口
- 海底摸月
- 河底撈魚
- 搶槓
- 嶺上開花
二翻役
- ダブル立直
- 連風牌
- 対々和
- 三暗刻
- 三色同刻
- 三槓子
- 小三元
- 混老頭
- 三色同順※
- 一気通貫※
- 全帯么九※
- 七対子(基本点は、散家1,600 荘家2,400)
三翻役
- 二盃口
- 混一色※
- 純全帯么九※
六翻役
- 清一色※
役満
- 天和
- 地和
- 国士無双
- 四暗刻
- 大三元
- 緑一色(緑發が入っていなくてもよい)
- 字一色
- 小四喜
- 大四喜
- 清老頭
- 四槓子
- 九蓮宝燈
Mリーグを見るには?
AbemaTV
AbemaTV(アベマティーヴィー)とは株式会社AbemaTVが運営する国内最大の無料インターネットテレビ局です。
AbemaTVの麻雀チャンネルにて全試合生中継、Abemaプレミアム(有料)で見逃し配信中。
U-NEXT
U-NEXT(ユーネクスト)とは、映画、ドラマ、アニメ、スポーツなどが観られる有料の動画配信サービスです。
U-NEXTではMリーグの全試合を見逃し配信中です。
YouTube
YouTube(ユーチューブ)のMリーグ公式チャンネルでもインタビューやダイジェスト動画が公開されています。
パブリックビューイング
Mリーグ公式で毎月1~2回の割合(リーグ開催期間中)でパブリックビューイングが開催されます。
会場は主に、東京タワー近くのスターライズタワーかベルサール六本木で、グッズ販売などもあります。
また、各チームごとでもパブリックビューイングを開催しています。
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